マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」が、フェーズ4からフェーズ6のマルチバース・サーガのクライマックスとなるであろう「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に深く関連していると、スクーパーのHeavySpoiler氏がYoutubeで興味深い仮説を立てています。
※これより先は今後のMCUのネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
氏はカマラ・カーンが所持しているバングルがインフィニティ・サーガにおけるインフィニティ・ストーンのように重要な可能性を指摘しています。
カマラのバングルはコミックに登場するいくつかのリング状アーティファクトをミックスしたような力を宿しており、ドラマ「ミズ・マーベル」で見せた別の次元からエネルギーを引き出す能力の他、キャラクターを呼び出すような事も出来るようだといいます。また、どこからかエネルギーを引き出してくるアイテムとして、シャン・チーもテン・リングスを所持しており、キャプテン・マーベルとハルクがこれについて調査していました。
そして、「ミズ・マーベル」のポストクレジットシーンではキャプテン・マーベルとミズ・マーベルの位置が入れ替わってしまうという力の一端も見せています。
「クアントマニア」の予告にはリング状のものが多数登場しており早くから関連性をにおわせていましたが、これらのアイテムはやはりカーンに関係するものだと氏も睨んでいるようです。
また、「アベンジャーズ」5作目の「ザ・カーン・ダイナスティ」と6作目の「シークレット・ウォーズ」は、「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」のような前後編の構成になっているとも言われています。
「ザ・カーン・ダイナスティ」ではカーンが勝利しマルチバースを支配する事で、タイトル通りカーン王朝が誕生すると見られ、「シークレット・ウォーズ」でヒーロー達の反撃が描かれるというのがざっくりとした流れになっているようです。
カマラのバングルが「ザ・カーン・ダイナスティ」でカーンに利用されてしまうのか、あるいは「シークレット・ウォーズ」で反撃の要となるのかは不明ですが、重要な要素になってくると指摘しています。
しかしながらフェーズ4ではこのバングル以外にもダークホールドやアメリカ・チャベス、クレア(・ストレンジ)などマルチバースに影響する力を持つアイテムやキャラクターが登場しており、これらもまたアベンジャーズ最新作で重要なカギを握っているかもしれません。その前に、まずは「ザ・マーベルズ」にてカマラの成長を見届ける必要がありそうです。
映画「ザ・マーベルズ」は 2023年7月28日 米国公開予定です。