マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」にグースが再登場する事とブリー・ラーソンさんの猫アレルギー問題について、動物調教師のジョー・ヴォーンさんが、海外メディア Total Film Magazine のインタビューでその舞台裏を明かしました。
ヴォーンさんはアレルギーを持つブリー・ラーソンさんの代役を用意したと、撮影準備について次のように説明しました。
「私たちのチームのうちの一人が(緑か青の)スーツを着て、猫と一緒にアクションをします。私たちには3ヶ月のトレーニング期間がありました。私は脚本を読み、猫がすべき行動をすべて書き留めました。この猫たちは、自分がやることをすべてわかって撮影に臨んでいます。撮影に入ったら、1日1日を細かく分けていく。前日に次の日にやることを予習しておくから、彼らの頭の中は新鮮なんです。」
そしてニモとタンゴ、グースを演じた2匹のトラ猫について、「ニモは走ったりジャンプしたりするのが得意でした。タンゴはヒーロー顔です。可能な限りクローズアップするときはいつもタンゴでした。」と撮影内容にあわせて猫たちが交代で担当した事を明かしました。
また、「一番やんちゃだったのは、あるセットで地面が砂利だらけだったときのこと。準備万端だったのに、そこは巨大な猫トイレのようでした。彼は撮影中にトイレをする事はありませんでしたが、出てきてすぐにその中で転がり始めたんです。」とトラブルについても言及。
最後に「猫のしつけで最も難しい点は、セットの巨大さ、大勢のスタッフ、そして時間の制約です。猫にとっては大変なことです。でも、彼らは私たちを誇りに思ってくれた。そう、この映画にはフラーケンの赤ちゃんも登場するんです。」と、予告にも登場していたように、グース以外のフラーケンも劇中で紹介されると述べました。
本作に登場するフラーケンたちは俳優猫による演技の他、アニマトロニクスによる撮影が行われている事も目撃されていました。
また、プロデューサーのメアリー・リバノスさんはグースになんらかのサプライズがある事を予告しています。いくらかの海外ファンは何でも飲み込んでしまうフラーケンの内部にあるポケットディメンジョンを探索する事になるのではと予想しています。
映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。