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ドラマ「ロキ」、監督と脚本家がロキのロマンスについて説明

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の第4話「分岐イベント」の中で示唆されたロキとシルヴィのロマンスについて、ケイト・ヘロン監督と脚本家のマイケル・ウォルドロンさんが Marvel.com とのインタビューの中で説明しました。

ロキとシルヴィの想いによって分岐イベントが発生したことでTVAに見つかった二人はTVAに逮捕されることで終末を回避しました。インタビューの中でウォルドロンさんは次のように説明しました。

それは、私が(このシリーズに)応募したときの核心の一つで、ラブストーリーがあるということでした。私たちは、ロキが別のバージョンの自分と恋に落ちることが本当に必要なのか、それはあまりにもクレイジーなことなのか、といったことを少しの間繰り返し議論しました。それはクレイジーすぎるのではないか?しかし、私にとって、このシリーズは最終的に自己愛、自己反省、自分を許すことをテーマにしているので、それがロキの最初の本当のラブストーリーになるのは当然だと思いました。
2人が視線を合わせている時、それは友情が開花しつつある瞬間でした。そして初めて、二人は “ああ、これは何か他のものかもしれない 。この感覚は何だろう?”と感じます。純粋な混沌とした2つの存在が、同じ人間として互いに恋に落ちるのです。それはまっすぐ繋がっている事であり、まさにTVAを恐怖に陥れるようなものと言えるでしょう。

また、ヘロン監督は以下のようにコメントしました。

ショー全体がアイデンティティに関わるものです。それはロキについてであり、彼は非常に異なった道を歩んでいますし、異なった旅をしています。彼はシルヴィの中にあるものを見て、「ああ、私はそこにいたことがある。君の気持ちはわかるよ」と。でも、彼女は「私はそんな風には感じないわ」と言うんです。そこが面白いところだと思います。彼女は彼に似ていますが、彼ではありません。2人の人生経験はとても異なっています。アイデンティティの観点から、それを掘り下げていくのが面白かったですね。ロキとの相性がいいのは結局自分自身ではないでしょうか。

さらに監督は「息をするスペースを与えて、価値があると感じられる方法で掘り下げることができました」と付け加えました。

ロキとシルヴィはお似合いのカップルでSNS上でも歓迎の声が大きいように感じますが、ロキがシルヴィに好意を抱き始めたという事は、つまり自身を愛する事を覚え始めたという事。4話でメビウスがナルシシストと揶揄したように、ヴィジュアル的には男女のカップルに見えますが、本質的には同じ人物です。

ロキは映画「マイティ・ソー」の時に氷の巨人ラウフェイの息子である事を知らされ、自分はオーディンやフリッガから愛されていないと思いこむようになり、痛みを抱え、歪み始めたのが原因でした。

今作で氷の巨人が端々に登場するのもロキのコンプレックスの一因となっているからであり、ロキが自身を認め、愛するようになる事で新たな一歩を踏み出していく事になるかもしれません。

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ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月7日 配信です。

ソース:‘Loki’: Inside the Decision to Have Him ‘Fall In Love With Another Version of Himself’

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。