マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」でインビジブル・ウーマン/スー・ストームを演じたヴァネッサ・カービーさんがポッドキャストに出演し、今後のMCUでスーの闇の側面について探求したいと語りました。
コミックでは基本的に献身的、利他的、そして英雄的に描かれるスーは良妻良母としてのアイデンティティを確立していますが、時折、愛を憎しみに転換し、破壊的な存在となる事がありました。
ヴァネッサ・カービーさんはスーのダークサイドの顕現であるマリスについて、機会があれば飛びつきたいと語っています。
私はいつもマリスが大好きです。なぜなら、まるで彼女の一部が表に出て表現される必要があるように感じるからです。彼女は利他的でリーダーであり、世界に良いことをしようと尽力していますが、私たち皆と同じように、影の部分も持っています。コミックの中で、彼女はインビジブル・ウーマンになるために、その影の部分が現れなければなりませんでした。彼女はインビジブル・ガールから改名しますが、暗い時期を乗り越えて少女から女性へと成長するのです。私はその道のりがずっと好きでした。とても真実味があると思いました。
また、「ファーストステップ」では弟のジョニーに対してシルバーサーファーを殺すよう、ヒーローらしからぬ発言をする部分がありましたが、そういったシーンはもっと撮影していたとも明かしました。
映画の最終版にはなかったと思いますが、モールマンに『気をつけないと、一瞬で脳動脈瘤を起こさせてやるわ』って言うセリフがありました。あれは私にとってすごく役に立ちました。まさに試金石でした。だって、それが彼女の真実だから。彼女はフォースフィールドを張ることができて、コミックではドゥームにフォースフィールドを張ったり、他の敵にフォースフィールドを張って脅したりするシーンがたくさんあります。だって、彼女にはできるのに、そうしないことを選んでいるから。そうしないことを選んでいるけど、それでもできるって思うのは、彼女自身なんです。
スーの能力は悪用すれば人間の体内の血流を遮断し、死に至らしめる事が可能です。
また、ドラマ「ロキ」シーズン2ではレンスレイヤーがTVAの職員を見えない壁に閉じ込めて押しつぶす拷問のようなシーンが存在していましたが、フォースフィールドを自在に操るスーは同様のことが可能だという事をカービーさんは示しています。
共演者で夫役のペドロ・パスカルさんはスーが不倫する可能性もほのめかしていましたが、スーの悪女の部分が実写でも登場する事になるのでしょうか。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 より劇場公開中です。