MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の最終話で主人公サム・ウィルソンが着用していたスーツがヴィブラニウム製ではない事が明かされました。この事は本作のVFXスーパーバイザーを担当したエリック・リーヴンさんがTwitter上で認めました。
正確には翼の部分はヴィブラニウム製で、残りの部分、頭部から胴体、足元にかけてのいわゆるスーツ部分は何の素材で作られたか明確にされていないとの事。翼の部分に関しては以前にサムを演じたアンソニー・マッキーさんと海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で語られています。
Take this with a grain of salt…but while working on the show, no, the suit was not considered made of vibranium (hence Sam being scared when Karli pulled a gun on him). Wakandans made it, but they wanted to keep some fancy tech for themselves…
— Eric Leven (@ericleven) May 5, 2021
リーヴンさんは「番組に携わっていた頃は、スーツがヴィブラニウム製だとは考えられていませんでした(だからこそ、カーリが銃を突きつけた時にサムは怖がったのです)。ワカンダ人が作ったのですが、彼らは自分たちのために素晴らしい技術を残しておきたかったのです。」とファンからの質問に回答しています。
確かにサムはカーリにレンガを投げつけられた時でさえ、盾による防御を試みていました。全身ヴィブラニウムのスーツのブラックパンサー/ティ・チャラが銃弾が飛び交う中、平然と立っていた姿と比べると、その姿勢の違いからも明白なようです。
このスーツはバッキーがアヨにお願いしたもので、シュリが制作したものかは明らかになっていませんが、ワカンダで作られたものであることは間違いありません。制作時間の不足で翼のみヴィブラニウムになったのか、あるいはバッキーの義手にフェールセーフ機能があったように、サムに全身ヴィブラニウムのスーツを渡すわけにはいかないというワカンダの考えがあったのかもしれません。
理由はともあれ、全身ヴィブラニウムのヒーローが量産されるとバトルの面白みも低下するため、サムのスーツが「普通」だったことは良かったのかもしれません。
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