マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」のキャスティングコールが報じられ、ライアン・レイノルズさん演じる主人公デッドプールとヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンと戦うことになるヴィランのヒントが明らかになってきました。
スクーパーのダニエル・リヒトマン氏のPatreonによると、ヴィランとして30代~50代の女性キャストの募集が行われているとの事。そしてこのキャラクターがデッドプールとウルヴァリンのメインの敵となると報じています。
同時にスタジオは、BIPOC(黒人先住民有色人種)で、「メインキャラだけどスーツは着ない」男性リードも募集しているそうです。「強くてコメディもできる」事が条件で、ライアン&ヒューとの共演シーンがあるキャラクターとの事です。
海外スクーパーの Murphy’s Multiverse はこのヒントと映画「デッドプール」の最初のティザー映像から、デンジャーが登場するのではないかと指摘しています。デンジャーとはX-MENが使用するトレーニングルーム「デンジャールーム」が自我を持ち、女性型アンドロイドの姿をしたキャラクターでX-MENと敵対する事になりました。ティザーではライアン・レイノルズさんがこのデンジャーが登場するコミックを読んでいる姿が映されており、関連があるかもしれないとの事です。
SNS上で他に目立つ予想としては、本作がマルチバースものになるという噂から、レディ・デッドプールやレディ・デスストライクの登場が考えられています。どちらも女性版のデッドプールとウルヴァリンといったキャラクターで、本作でのTVA関与の噂もあいまって、ドラマ「ロキ」でロキが自分の女性版であるシルヴィと対峙したように、デッドプールとウルヴァリンが別のユニバースの自分と戦う可能性はゼロではないようです。
レディ・デッドプールまたはレディプールと呼ばれる別ユニバースのデッドプールであるワンダ・ウィルソンはマスクから飛び出している金髪ポニーテールとセクシーなボディが特徴的なキャラクター。本家ウェイド・ウィルソンと同じく顔面大火傷のケロイド姿でデビューしましたが、美女にそんな要素を求めるファンがいなかったのか、いつの間にか綺麗な顔に戻りました。
レディ・デスストライクは別ユニバースではありませんが、女性版ウルヴァリンの一人としてよく敵対しているキャラクター。レディ・デスストライクは大阪出身のユリコ・オーヤマ(Yuriko Oyama 邦訳本によっては小山:オヤマ表記に)というキャラクター。ユリコの父がウルヴァリン誕生のきっかけになったアダマンチウムと骨の合成方法を発見した人物で、ユリコはウルヴァリンがそれを盗んだと考え敵対しました。なお、ユリコは実写映画「X-MEN2」にも登場していますがバックボーンはほとんど描かれず、演じているのも日本人ではなく中国系女優のケリー・フーさんでした。
「デッドプール3」は現在、無題の「デッドプール&ウルヴァリン」映画として開発されているとも報じられており、当初よりもウルヴァリンの存在が大きくなっている様子。撮影開始が近い様子は何度か報じられてきましたが、今のところはまだプリプロダクションであり、今回のキャスティングコールも今後の脚本の手直し等で無意味になる可能性は残されています。
映画「デッドプール3」は 2024年11月8日 米国で劇場公開予定です。