マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」でヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じるエマ・コリンさんが、海外メディア GQ とのインタビューで役作りに関するエピソードを明かしました。
ファンからの「デッドプール&ウルヴァリンはエマ・コリンの初めてのアクション映画ですか?どのようなフィジカルトレーニングを受けましたか?」との質問に対して、コリンさんは「面白い話ですが、パーソナルトレーナーをお願いした所、断られました。」と回答。
「彼らはトレーニングは必要ないと言いました。私は大きな変化をする準備ができていましたが、彼らは『それは絶対に必要ありません。やめてください』と言いました。やる気だったのに。」と述べました。
スタジオの主張はコミックのカサンドラ・ノヴァに基づいて正しいものであり、映画の予告でも彼女がサイコキネシスのようなパワーの使い手であり、筋力等を駆使するヴィランではない事を示していました。
Entertainment Weekly とのインタビューでは、このキャラクターを演じるにあたって「ライアンとショーン(監督)がこのアイデアを提案してくれました。私は完全に賛成でした。『この悪役を、あなたが期待するような意味での悪役にはしたくありません。我々は彼女を非常に愛らしく魅力的にしたいのです。そして、彼女があなたの心の奥深くを見透かしていて、あなたが彼女と一生の親友になれると思った瞬間に、あなたは死んでいるのです。』」と説明を受けたと述べました。
また、マーベルコミックに詳しくないというエマ・コリンさんは、「スパイダーマン」と「ブラックパンサー」の映画は見たとしつつも世界の全てを理解するには至らなかったとし、監督にMCUに関する短期集中講座が必要だと提案したとも語りました。
コリンさんは「この作品が多くの人にこれほど大きな意味を持つ理由がよく分かります。これは現象であり、私はその一部になれて本当に幸運に思います。特に『デッドプール』は、この作品が自己認識を持ち、自らの内面を批判しているところが気に入っています。」と付け加えました。
「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。
中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。
「デッドプール&ウルヴァリン」はショーン・レヴィ監督のもと、脚本をライアン・レイノルズさん、レット・リースさん、ポール・ワーニックさん、ゼブ・ウェルズさんらが手掛けました。
主演のライアン・レイノルズさん(デッドプール)とヒュー・ジャックマンさん(ウルヴァリン)に加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)の再登場が確認されています。公開されている公式予告では他にも多数の再登場キャラクターが確認されています。
そしてエマ・コリンさんがヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じています。
映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 に世界最速公開です。