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「デッドプール&ウルヴァリン」2ndトレーラーのチェックポイント

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マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の第2弾予告が公開されました。約2分のこのトレーラーからチェックしておくべき気になるポイントをピックアップして、予想や考察、噂話、イースターエッグなどをお届けします。

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バー

予告はバーのシーンからスタートします。

バーはコミックでも映画でもローガンの出現ポイントであり、彼はそこかしこのバーに登場します。今回のバーが過去作に登場した場所であるかは現時点でわかっておらず、もう少し全体像を見たい所です。

なお、(少なくともコミックの)ウルヴァリンはヒーリングファクターの効果によってアルコールは瞬時に分解され、酔う事はありません。

20世紀FOX

「X-MEN」の映画シリーズは20世紀FOXによって制作され、そのスピンオフである「デッドプール」の映画も当然そうでした。

©MARVEL,Disney

ディズニーに買収された20世紀FOXは現在20世紀スタジオと名称を変更し存続していますが、ここの看板は買収されずに倒産してしまった時間軸からヴォイドに捨てられてしまったものなのでしょうか。

この看板の存在は撮影現場の目撃情報でも報告されていました。

謎の世界

ウルヴァリンの回想シーンでは過去の映画で登場していないような謎の景色が描かれています。

©MARVEL,Disney

このあと、パラドックスのセリフで「この男は世界を救えなかった」とされており、このウルヴァリンは過去のFOX映画で見てきたウルヴァリンの変異体である事をほのめかしています。

コミック「オールドマン・ローガン」のウルヴァリンはミステリオの幻覚に騙されてX-MEN全員を殺害、その後レッドスカルがアベンジャーズを殺した事で世界が荒廃する物語が描かれましたが、この映画がそれにどの程度影響されているかは不明です。

デッドプールとウルヴァリン

「悩みを聞こうか?」と切り出すデッドプールと「勝手にしてろ」と返すウルヴァリン。二人が会話する店の内装は2010年公開の映画「アイアンマン2」でアイアンマン/トニー・スタークとフューリーが会話していたドーナツ店に似ていますが、このあとのシーンに出てくる壊れた店舗はドーナツ店ではない様子が伺えます。

©MARVEL,Disney

会話中の店と壊れた店が同一とは限りませんが、壊れた店のほうは上部看板にライフェルド・ジャスト・フィートと書かれており、デッドプールのコミック原作者ロブ・ライフェルド氏へのリスペクトと見せかけて、彼がよく「足が描けない」と言われる事への皮肉を込めたジョークにもなっています。

なお、「アイアンマン2」のドーナツ店はランディーズ・ドーナツで、昨年秋には何故かミス・ミニッツに占領されている様子が目撃されていました。結局これと「ロキ」シーズン2には特に関係がなかったようですが、TVAが関与する「デッドプール&ウルヴァリン」とその時の出来事は関係があるのでしょうか。

なお、予告内の右端に見える蛇のマークの「カッパーヘッズ」はデアデビルやキャプテン・アメリカのコミックのヴィランとして登場するキャラクターの名前です。

カサンドラ・ノヴァ

最初の予告でもちらっと登場していたカサンドラはコミックにおけるプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアの邪悪な双子の妹にあたる存在。アニメ「X-MEN’97」で描かれたジェノーシャでのミュータント大虐殺はコミックではカサンドラが引き起こしていました。

©MARVEL,Disney

衣装は事前の噂どおりコミックに準拠しているようですが、見た目は演者であるエマ・コリンさんを活かす形で、老人メイクとはなっていないようです。

今回の予告内で念動力を見せている他、噂ではポータルを開く事ができるとも報告されており、予告ラストのポータルと関連が考えられます。

アライオス

ドラマ「ロキ」シリーズのアライオスが再登場。

©MARVEL,Disney

アライオスは「ロキ」シーズン2でヴォイドに送られたラヴォーナ・レンスレイヤーと対面するようなシーンが描かれていましたが、本作にラヴォーナは登場するのでしょうか。

ジャイアントマンの死骸

巨大化したアントマンのヘルメットがカサンドラの基地として再利用されているような描写があります。マスクの下には巨大な頭蓋骨があり、アントマンの変身者のいずれかの変異体が死んで朽ちたものだと考えられます。

©MARVEL,Disney

ジャイアントマンの白骨死体というアイデアが2016年のコミック「オールドマン・ローガン」で描かれており、その脚本家マーク・ミラーさんは今回の予告を受けて、本編で何が起こるのか楽しみだと投稿しています。

なお、「ロキ」シーズン1で描かれたヴォイドではアントマンのヴィランだったイエロージャケットの巨大なヘルメットも捨てられていました。

レディ・デスストライクとアザゼルたち

アントマンのヘルメットのシーンではこっそりと過去のキャラクターが再登場しています。

©MARVEL,Disney

中央のタラップを降りてすぐ左に立っているアダマンチウムの爪を持つ女性がレディ・デスストライク/ユリコ・オーヤマ。

映画「X-MEN2」のヴィランのひとりで、中国系女優のケリー・フーさんが演じていました。残念ながら今回のショットではフーさんが再演しているかどうかは不明です。

タラップの右にいるのが「X-MEN:ファーストジェネレーション」に登場していたアザゼル。赤い肌と尻尾が特徴的です。こちらも当時の演者であるジェイソン・フレミングさんであるかどうかはわかっていません。

彼らは身体的特徴によりほぼそうだと断定されていますが、その他衣装や立ち振舞から「X-MEN」1作目のトードと「X-MEN3」のカリストらしきキャラクターもここに含まれています。

レッドスカルと見せかけて

ヴォイドを颯爽と走り抜けるクラシックカーは、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でレッドスカルが乗っていたものと同様のもの。ただしエンブレム部分はH.Y.D.R.A.ではなくアイアンマンになっています。

©MARVEL,Disney

ドッグプールの公式映像初登場

ドッグプールも予告初登場。とはいえ彼は公式Instagramを開設するなど、23週間も前からプロモーションを既に始めており、今回特筆すべき事は特にありません。

 
 
 
 
 
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ハルクのベッド

最初のトレーラーでもそれとなく表示されていましたが、ウルヴァリンの近くには「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で登場したハルクのベッドのようなもの(巨大な顎の骨)が少し見えやすくなっています。

©MARVEL,Disney

ヴォイドはイースターエッグの山であり、映画本編ではより多くの物が隠されていると考えられます。

ポータル

予告のラストでデッドプールとウルヴァリンが飛び込もうとしているポータル。

ポータルは通常、繋がっている先の映像が映るはずですが予告内では青白くなっており、どこに繋がっているのかは判断出来ないようになっています。

先に見えているのは空で、どこかの上空である可能性もありますが、おそらくはネタバレを避けるために差し替えられた映像だと考えるのが無難なようです。

MCUでポータルといえばやはりドクター・ストレンジが印象ぶかく、ついでウォンや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume.3」ではラヴェジャーズのクルーガーも使用していました。(コミックではクルーガーはストレンジに弟子入り)

ベネディクト・カンバーバッチさんが本作に関与しているといった噂は耳にする事はほとんどなく、このポータルがドクター・ストレンジによるものだとは考えにくいようです。

カサンドラ・ノヴァがポータルを使えるという話もあり、そちらの可能性が高いと考えられる一方で、カサンドラほどの強力な能力者がTVAのエージェントの一撃を食らってヴォイドに送られてしまった事や、ポータルを使えるという噂にも関わらずヴォイドに居城を構えて留まっている事は少し不思議なポイントです。

Like A Prayer とマーベル神

予告で使用されているマドンナさんの楽曲「Like A Prayer」

この曲は1989年の4月22日にリリースされていると、今回の予告と同日リリースである事がファンによって指摘されました。

これに対してライアン・レイノルズさんは「マーベル神に誓って、これは計画ではありません!」と同日となったのは偶然であるとしました。


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「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に劇場公開予定です。

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◆2024年11月1日 SSU「ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス」(米10月25日予定)
◆2024年12月13日 SSU「クレイヴン・ザ・ハンター」(日米同時公開)
◆2025年2月14日「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」
◆2025年5月5日「サンダーボルツ*」(日本はGW)





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。