MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」にミカエラ・コールさんがキャスティングされていると、海外メディア Variety が報じました。Variety に続いて複数のメディアが立て続けに報じており、情報の確度としてはかなり高いようです。
記事によると、コールさんの役割はふせられており、マーベル・スタジオはこの事についてノーコメントとの事。
また、関係者によると、コールさんはライアン・クーグラー監督と一緒にアトランタのパインウッド・スタジオに入り、先月末から「ワカンダ・フォーエバー」の撮影を開始していると伝えています。
The Direct では彼女の役割について、X-MENのストームである可能性を指摘しています。
ストームことオロロ・マンローとブラックパンサー/ティ・チャラはコミック上で結婚していた時期があり、MCUへのX-MEN導入の一歩として、ブラックパンサー最新作に登場するという噂は以前からありました。しかしティ・チャラを演じるチャドウィック・ボーズマンさんの死去によりティ・チャラの登場がなくなった最新作で、ストームがどのような役割を果たすのかは不明です。
一方 TMZ では、コールさんはシュリの役割のリキャストである可能性を指摘しています。
これまでシュリを演じてきたレティーシャ・ライトさんですが、昨年に新型コロナウイルスのワクチン反対の趣旨の動画をSNSで拡散するなどして炎上し自身のTwitterアカウントを削除、その他LGBTに対し否定的な発言をしたり、過激かつ根拠がない主張を繰り返していた結果、YouTubeも「利用規約違反」として削除されるなど問題が続いています。
シュリはティ・チャラの妹であり、新たなブラックパンサーとなる第一候補のキャラクターです。実際にシュリがヒーローとして主役になるのであれば、俳優さんが抱える現実的な問題を懸念してディズニーが敬遠する可能性は否定できないようです。
もちろんストームでもシュリでもない可能性もあり、今後の情報には要注目です。
すでに撮影が始まっている「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」ですが、CIA捜査官のエヴェレット・ロスを演じるマーティン・フリーマンさんや、ジャバリ族のリーダー、エムバク役のウィンストン・デュークさんが撮影に入る事を最近のインタビューで明かしています。
また、ティ・チャラの元恋人ナキア役のルピタ・ニョンゴさんも撮影に向けたワークアウトを自身のSNSで公開しました。
その他、ラモンダ王妃役アンジェラ・パセットさん、ドーラミラージュ隊長オコエ役のダナイ・グリラさんが続投する事が明かされている他、新キャストとしてテノッチ・ウエルタさんがヴィランのひとりとして参加すると報じられています。
映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年7月8日 に米国公開予定です。