アラクア・コックスさんがドラマ「エコー」の撮影開始を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」の主演を務めるアラクア・コックスが、現地時間の4月21日から撮影が始まることを自身のInstagramで報告しました。エコーはドラマ「ホークアイ」でMCUに初登場し、ディズニープラスシリーズ初のスピンオフ作品となります。

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アラクア・コックスさんはInstagramのストーリーにて次のような写真を公開。

from Instagram/@alaquacox

「@kdeveryjacobs は明日の撮影初日を前に、この美しい花で私を驚かせることにしました。」とデヴァリー・ジェイコブスさんから花をプレゼントされた事と共に、明日から撮影である事を明かしました。

今のところ、公式には「エコー」の配信日は明らかにされていません。しかしこれまでのディズニープラスシリーズが撮影開始から概ね1年で配信されて来た事を考慮すると、2023年の前半に配信が始まる事は充分に考えられそうです。

また、内容についても明らかになっていませんが、「ホークアイ」の最終話でエコーとキングピンの結末について詳細には描かれなかったため、そのあたりの詳細が語られると見られています。

ドラマ「エコー」はディズニープラスで配信予定です。

米ディズニープラスでドラマ「エージェント・カーター」などのエピソードのいくつかが行方不明になるトラブルが発生

米国で展開中のディズニープラスで、ABC制作のマーベルドラマ「エージェント・カーター」やアニメ「X-MEN」から一部のエピソードが無くなっていることがRedditユーザーのu/reddotcapital氏によって報告されました。

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報告によると「エージェント・カーター」シーズン1の1話、5~7話にアクセス出来ないとの事で、マーベル作品に限らず、その他いくつかの番組でこのような現象が起きているようです。

©MARVEL,Disney

海外メディア Deadline が米ディズニーに問い合わせた所によると、技術的な問題のためにエピソードのパージがエラーが発生したとの事。同社はグリッチの解決に取り組んでおり、欠落しているエピソードへのアクセスは1時間以内に回復するとの事でしたが対応に時間がかかっており、いくつかは今日中には回復しないとの事。

「一部のDisney+加入者のシリーズエピソードのサブセットへのアクセスに影響を与える問題の解決に積極的に取り組んでいます。ご不便をおかけして申し訳ございません。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。」とコメントを出しています。

今のところ、日本のディズニープラスで「エージェント・カーター」に異変は見られていません。

先日は、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の表現規制が問題になりましたが、こちらもソフトウェアの不具合と発表されていました。

ソース:Disney+ Working To Restore Access After Episodes Of Original Series Including ‘Agent Carter’ Went Missing

ドラマ「ムーンナイト」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年4月13日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード3「The Friendly Type.(邦題:エネアドの決断)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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レイラの偽造パスポート

偽造パスポートの制作シーンから始まる3話ですが、名前がレイラ・アブダラ・エル・ファウリーとなっており、クレジットに表記されているレイラ・エル・ファウリーにアブダラを足しただけとなっています。他人になりすますためのパスポートではなく、正式な手段では発行不可の状況下にあるために自力で制作したパターンも考えられるかもしれません。誕生日は西暦が違うものの、演者であるメイ・キャラマウィさんと同じ10月28日に設定されています。

なお、発行年が2021年に設定されており、これはサノスの指パッチンで世界の半分が消えていた時期になりますが、そもそもが偽造データであるため、これだけではレイラが生き延びていたかどうかを判断する事は出来ません。

ここではレイラが闇市場に流れた盗品を盗み返して元の持ち主に返すビジネスをしていたことも判明します。ただの考古学者ではない、2話での格闘シーンでの強さとつながるような背景となっています。

©MARVEL,Disney

このシーンで語られた過去は2話の記事でも紹介したコミックのマリーン・アルラウネに非常によく似ており、やはりコミックのマリーンを名前を変えて登場させているようです。

ラガロ

パスポートの偽造を手伝う女性はクレジットではFoger(偽造者)と表記されていますが、英語字幕をオンにするとLagaroと名付けられている事がわかります。コミックのラガロはダイナマンと呼ばれるヒーローでしたが、ムーンナイトとは特に関係がないキャラクターになっています。このドラマのラガロについては前職などの背景も描かれていないため、コミックから再構築されたキャラなのか偶然同じ名前になったのかは今のところ不明です。

©MARVEL,Disney

第3の人格

アメミットの行方を追う中で相変わらず息が合わないマークとスティーヴン。気づくと追っていたアメミットの信徒は死んでおり、どちらも覚えがない殺人に第3の人格がほのめかされます。

ちなみにコミックではミスター・ナイトも別人格でしたが、MCU版ではムーンナイト/マーク・スペクター、ミスター・ナイト/スティーヴン・グラントと切り分けているようで、次の人格が3つ目となります。

マークも認知していない人格が出てきた事で物語のさらなるミステリアスな展開に期待がかかります。コミックではタクシー運転手のジェイク・ロックリーという人格も有名で、ジェイクもなかなか攻撃的な性格ですが、信徒を殺している所からみてかなり物騒な人格が隠れているようです。

第3の人格がアメミットの信徒だったら面白いかもしれません。そうであればチンピラ信徒を殺して口封じしたのも納得行くものですし、2話でマークがスカラべをうっかり落としてしまったのではなく、第3の人格がアーサー・ハロウのほうへ投げてよこしたとも受け取れそうです。

エネアド

マークは他の神々に協力を頼めないのか発案しますが、コンスはまずい作戦だとしつつも他に手がなく、エネアドを招集する事になります。

1話でもエネアドに言及するシーンがありましたが、やはりコミックどおりに彼らは実在する神々であり、エネアドのアバターが世界中に散らばっている事、ポータルで移動できる事も明かされました。

ハトホル

ポータルの先はギザの大ピラミッドに通じており、マーク達はそこでハトホルのアバターであるヤツィルに出会います。愛と音楽の女神と自己紹介するハトホルはマーベル・コミックではコンスやバーストの異母兄弟として描かれています。エジプト神話的にはテーベ(こちらがコミックの原型)とコム・オンボでは少し差異があり、コム・オンボではハトホルはコンスの母とされています。どちらにしても家系図的にはかなり近い関係にある二人であり、今後の鍵をにぎるキャラクターになるかもしれません。

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集会

出席者はホルス、イシス、テフヌト、オシリス、ハトホルたちのアバター5人。ワカンダで何か忙しいことがあるのかバースト(バステト)は参加しませんでした。ここではコンスがエネアドを危険に晒したことが原因で追放された事が判ります。

人を見捨てなかったと主張するコンスに対してエネアドたちは「人が神を見捨てた」と反論し、人々の注目を集めないようにアバターを通して人間界での任務にあたっている事を説明します。

なお、イシス、オシリス、ホルスは彼らが初登場したコミック「Thor #239」(1975年)にてソーと出会っています。映画「ソー:ラブ&サンダー」にて神殺しのゴアに狙われないことを祈るばかりです。

オーバーヴォイド

エネアドたちの住む世界は1975年のコミック「Thor #240」で登場し、セレスティアル・ヘリオポリスとして紹介されました。また、2016年のコミック「Moon Knight #10」ではオーバーヴォイドという名で紹介されています。

©MARVEL

エターナルズたちが地球の危機に介入しなかった理由については映画内で説明がありましたが、エネアドが介入しなかった具体的な理由については今のところ不明です。このポイントも今後の課題になるのでしょうか。

告発

コンスはアーサー・ハロウがアメミットの復活を目論んでいると説明し、エネアドはアーサーをその場に召喚しました。アーサーは「アメミットの墓を探していたのはコンスのほうだ」と反論し、嘘つきの神とその病んだ下僕に耳を貸さないよう忠告します。

最終的にコンスの告発は受け入れられず、アーサー・ハロウは無罪を告げられるのでした。

コンスはソーやロキと同じく神と呼ばれているものの非常に感情的であり、アーサー・ハロウのほうが明らかに口が上手いというのが印象的なシーンです。元仲間である月神の言葉よりも元アバターの人間の言葉を信用してしまうエネアドとコンスの間に何があったのか、具体的には説明されませんでした。今後のムーンナイトのエピソードや他の作品で明かされていくのかもしれません。

なお、このシーンではオシリスのアバターであるセリムが白いエフェクトのパワーを操っており、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の最新予告でディフェンダー・ストレンジのエフェクトがオレンジから白に変更されている事を気に留めておく必要があるかもしれません。

センフー

コンスの落胆を気にかけたハトホルのアバター、ヤツィルはマークにセンフーのサルコファガスを探すよう助言します。センフーはアメミットの墓の場所を知る唯一の人物で、神々がアメミットを赦した時のためにその場所を秘匿していたとの事。

センフーとはエジプト神話でSenfu、またはSneferu、またはSnefruと表記される人物で「美の担い手」であり、紀元前2613年から2589年頃まで統治していたことが知られており、ギザ台地の大ピラミッドを含む、今日もエジプトに残っている3つのピラミッドの建設を担当したとされている人物です。この歴史上の人物がアメミットの墓の場所を知っているというのは理に適っていると言えるようです。

なお、アメミットは何らかの事情で封印されているようで、ここのやり取りから察するにコンスよりも重い罰を与えられていると推測されます。しかしコミックのアメミットは取り立てて悪者というわけではなく、紀元前11世紀にタイムスリップしたニューミュータンツのマジックが発見した伝説の剣ソード・オブ・ボーンの守護を託されました。

ベックとレイラの過去

レイラと合流したマークは、彼女の情報を基にサルコファガスを持っているというアントン・モガートのもとへ向かいます。邸宅の前ではベックというリーダー格のボディガードも登場し、ベックとレイラが既に顔見知りである事も判明します。

この時、ベックはレイラに「久々の再会」である事を語りますが吹替版ではこの再会が「マドリプール以来」であるという大事な部分がカットされています。マドリプールと言えばドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で描かれた都市。パワーブローカーことシャロン・カーターのその後が気になる所で、「ムーンナイト」にシャロンが再登場すると2021年夏に報じられた事があります。残る3話で登場するのか、単なる噂で終わるのか注目です。

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アントン・モガート

ギャスパー・ウリエルさん演じるアントン・モガートはなかなか派手な生活をしている様子で、歴史的価値のあるものを保護のためにコレクションしていると説明します。しかし彼がマドリプールと関わっている事を考慮するとまっとうな人間とは思えず、コミックで同名のキャラクターは「ムーンナイト」誌に登場し、別名ミッドナイトマンと呼ばれる盗賊でした。そしてコミックの彼もその盗品をお金に変えるわけではなく、コレクションしていました。

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レイラの父の死

首尾よくサルコファガスを調べていた所にアーサー・ハロウも到着。ハロウはレイラの父のことも知っているようで、その語り様からは彼女の父の死はマークに責任があるようにも聞こえます。2話ではマーク達傭兵一味が考古学者たちを処刑したと説明されましたが、これにはマークの3番めの謎の人格が関与している可能性が考えられるのではないでしょうか。

ムーンナイトのスーツ

ムーンナイトのスーツに関して今回のエピソードでは「治癒力のあるアーマー」とコンスが説明していました。そして戦闘シーンではその説明通り、槍を何本も突き刺されても流血する様子もなくわりと平気なようでした。

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銃弾を防ぐわりに槍は突き刺さるなんとも説明が難しいスーツですが、あれを着用しているとある程度の傷は回復すると考えて良いようです。

協力関係

ひと悶着あったものの、サルコファガスを持ち帰ったマークとレイラはパズルに取り組みますが、なかなか完成しません。マークはアメミット復活の阻止のためにスティーヴンにコントロールを渡し、星図が完成。しかし、2000年前の夜空とは変わりすぎていて正確な墓の位置がわからないという事態に。

すると今度はコンスがスティーヴンに協力し、エネアドに「今度空をいじったら封印する」と警告されたにも関わらず、当時の夜空の再現に取り組みます。この事態にエネアドはコンスを封印するための儀式を開始、封印される寸前にレイラは墓の位置を突き止める事に成功しました。

3話のラストに来てようやくマークとコンスとスティーヴンが協力し、アメミット復活を食い止めるために行動することになりました。しかしコンスが封印された事でスーツの力も失われ、ムーンナイトに変身することは出来ません。アメミットもそうですが、コンスの開放のためにレイラとマーク、スティーヴン、そして謎の人格の協力が必要になりそうです。

ハロウの告白

ラストではセリム(オシリスのアバター)がハロウに対して「君の言ってたとおり」「こうするしかなかった」と告げて去っていきました。ハロウはコンスが封印された小さな石人形にたいして「制裁の拳を楽しんでいた」事が自らの罪である事を認め、コンスがもたらした痛みが苦痛を癒す重要性に気づかせてくれたと語っています。そしてコンスが出来なかった事を自分が成し遂げると言うのでした。

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ハロウがコンスのアバターであった事は2話で明かされていましたが、過去には何か重要な因縁が隠されているようです。マーク、レイラ、コンス、ハロウの過去が絡み合って物語は後半戦へと続きます。

おまけ

エンドクレジットでは1話から3話にかけて月が少しずつ満ちてきています。コミックのムーンナイトは満月の時にフルパワーになりますが、ドラマでも徐々に強力になっていくのでしょうか?

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なお、3話にしてようやく気づいたのですが、砂丘がコンスの顔に見えるトリックアートが含まれていました。

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ちなみに今回はQRコードが発見されていませんが、無料コミックは新しいものに更新されています。


今回登場したアントン・モガートを演じたギャスパー・ウリエルさんは、フランスの現地時間2022年1月18日にスキー事故に遭い、翌日亡くなられた事が報道されていました。フランス映画を中心に活躍してきたウリエルさんでしたが、本格的にハリウッドで活動しようというタイミングでの出来事で、「ムーンナイト」が遺作となりました。

今回のエピソードでアントン・モガートは砂埃の中に消えていった為、当初はその後の展開も用意されていたのではないかと考えられます。


ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年4月20日16時 より配信予定です。

【噂話】アンドリュー・リンカーンさんがマーベル・スタジオと交渉中

マーベル・スタジオと俳優のアンドリュー・リンカーンさんが現在MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品出演に向けて交渉中であると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じ、Forbesなども取り上げています。リンカーンさんは人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」で長らく主人公のリック・グライムズを演じ、今春から劇場版の撮影に入るとも伝えられています。

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GFRの記事によるとリンカーンさんの出演作品やキャラクターについてはまったく分からないとしつつも、MCUに参加するための交渉の高度な段階に来ているとの事。Forbesは「ウォーキング・デッド」のプロジェクトの進みが遅くうんざりしているのではないかと指摘し、MCUに署名する可能性が高いとしています。

これまでのマーベル作品にはウォーキング・デッドに出演していた俳優さんが多く登場しています。

リックの娘ジュディス・グライムズ役のケイシー・フレミングさんは「ロキ」で幼シルヴィに、ミショーン役のダナイ・グリラさんは「ブラックパンサー」シリーズでオコエに、メルル・ディクソン役マイケル・ルーカーさんは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでヨンドゥに、アーロン役ロス・マーカンドさんは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のレッドスカルや「ホワット・イフ」のウルトロン声優に、コニー役ローレン・リドロフさんは「エターナルズ」でマッカリに、シェーン役ジョン・バーンサルさんはNetflixでパニッシャーに、といった所が有名で、その他マイナーな役割を含めると20名以上のキャストが両フランチャイズに出演しています(外部記事)。

また、最近ではダリル・ディクソン役のノーマン・リーダスさんがMCUでゴーストライダーを演じるのではないかとも報じられています。

アンドリュー・リンカーンさんがMCUに関わるとなれば、ミスター・ファンタスティックなども似合いそうですが、実現すればいったいどんな役柄になるのでしょうか。

ソース:Exclusive: Andrew Lincoln In Talks To Join Marvel

ドラマ「ミズ・マーベル」、カマラのパワーソースが判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の主人公カマラ・カーンのスーパーパワーの源について、Empire Magazineが紹介しました(The Direct経由)。その説明によると、以前から指摘されていたように原作コミックとは大きく異る設定になっているようです。

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記事によると、「カマラ・カーンが一対の腕輪を介して宇宙のスーパパワーを紫色のクリスタルに実体化させる能力を獲得した時、彼女はピーター・パーカーやマイルズ・モラレスのように二重のアイデンティティを持つことが大変であることを学ぶ。」との事。

予告にも登場した腕輪がドラマ版の重要なアイテムであるようで、ミズ・マーベルはこの腕輪を利用して能力を発揮するようです。

©MARVEL,Disney

ミズ・マーベル/カマラ・カーンはマーベルの中では比較的新しいキャラクターですが、2013年にデビューして以降すでに10年近く彼女はインヒューマンズとして遺伝子レベルで彼女自身のパワーとしてコミックで活躍してきました。この大きな変更がコミックファンに受け入れられるかどうかは気になる所です。

なお、詳細についてはまだ不明であり、この腕輪を装着すれば誰でも同じパワーを扱えるのかといった疑問や、腕輪自体の起源も気になるとことであり、それらはこれから作品内で明かされていくのかもしれません。腕輪といえば映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のテン・リングスも宇宙由来である事が示唆されていましたが、それと何か関係があるのでしょうか?

本作の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:MCU Report Confirms Major Change for Ms. Marvel’s Superpowers

ドラマ「ムーンナイト」第3話でカメラマンが写り込んでいる事が発見される

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1のエピソード3「エネアドの決断」で、とあるシーンに撮影クルーが写り込んでしまっている事が発見されました。件のシーンは8分27秒あたりで、エジプトのストリートでマークがアメミットの信徒を追いかけるシーンになっています。

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©MARVEL,Disney

画面の奥から手前にキャスト二人が駆け抜けてくる中、画面右にはカメラとカメラマンの手が写り込んでいます。

マーベル・スタジオと言えどこの手のエラーはたびたび発生し、映画「ドクター・ストレンジ」(2017年)で撮影クルーが写り込んでいたり、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)では終わり際のハッピーとモーガン・スタークのシーンでマイク(の毛先)が写り込んでいるエラーも発見されています。

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こちらに関してはシネスコサイズでは黒帯で隠れる部分であり、劇場公開時には発見されませんでしたが、ディズニープラスでIMAX版が配信された事で見つかりました。

なお、スターウォーズのドラマ「マンダロリアン」でクルーが写り込んだ時は発見報告の後にしれっと修正された事もありますので、実際に自分の目で確認したい方は早めにチェックしておくほうがいいかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年4月20日16時 より配信予定です。

ドラマ「シーハルク」、ティム・ロスさんが主演タチアナ・マスラニーさんを褒め称える

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」に出演するティム・ロスさんが海外メディア ET Canada のインタビューに応じ、主演のタチアナ・マスラニーさんを絶賛しました。

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ロスさんは「彼女は素晴らしい。本当に顎が外れるぐらい驚きました。彼女の吸収力、そして演技力は非常に注目に値しますよ。それに、彼女は面白いんです。良い俳優の証の一つは、そのコメディタッチであり、彼女はそれを持っています。」と語りました。

以前には本作で共演しているジンジャー・ゴンザーガさんもタチアナ・マスラニーさんを称賛しており、「シーハルク」でのマスラニーさんの演技に注目が集まっています。

「シーハルク」は8月から配信の噂が報じられていますが、公式にはまだアナウンスがありません。

「シーハルク」は1話30分のリーガル・コメディになると発表されており、ハルク/ブルース・バナーのいとこである主人公、弁護士のシーハルク/ジェニファー・ウォルターズをタチアナ・マズラニーさんが演じ、親友役にジンジャー・ゴンザーガさんがキャスティングされています。その他、MCUからブルース・バナー役のマーク・ラファロさんの登場と、アボミネーションとしてティム・ロスさんも再登場する他、ウォンジェシカ・ジョーンズの再登場が噂されています。シリーズのヴィランとしてジャミーラ・ジャミルさんがキャスティングされており、ティターニアを演じるのではないかと報じられています。脚本はジェシカ・ガオさんが担当し、アヌ・ヴァリア監督とカット・コイロ監督が制作を担当しています。

ドラマ「シーハルク」は2022年 ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「アイアンハート」は映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」と関係の深い作品に

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の監督が明らかになりました。海外メディア The Wrap の報告によると、サム・ベイリー監督がエピソード1~3を、アンジェラ・バーンズ監督がエピソード4~6を担当するとのことです。また、「ブラックパンサー」シリーズのライアン・クーグラー監督の制作会社が共同で「アイアンハート」の制作にあたっています。

※これより先は「アイアンハート」及び「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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ライアン・クーグラー監督のプロキシミティ・メディアは、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの総合的な独占テレビ契約を結んでいると以前に報じられていました

また、アイアンハート/リリ・ウィリアムズの実写デビューが映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」になることはマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が明らかにしており、以前から両作品の関係性が取り沙汰されていました。

さらに Murphy’s Multiverse によると、この作品の中でのリリの発明のひとつがワカンダとネイモア率いるアトランティスとの間に戦争を引き起こすとの事。

「アイアンハート」に「ブラックパンサー」監督が関与する事は、「ワカンダフォーエバー」の後も両作品が密接に絡み合う事を証明しているようでもあります。

サム・ベイリー監督は2018年公開の映画「ブラインドスポッティング」やドラマ「アトランタ」のエピソードを担当した人物。アンジェラ・バーンズ監督の日本でも視聴可能な代表作としてはNetflixで配信中の「親愛なる白人様」が挙げられます。

「アイアンハート」では主演のドミニク・ソーンさん、ヴィランを演じるといわれているアンソニー・ラモスさんに続いて、9歳の俳優ハーパー・アンソニーくんが非公開の役割にサインしたと報じられています。

本作では、天才発明家リリ・ウィリアムズがかつてのトニー・スタークのように自作のアーマーを身にまとい、ヒーローとなる物語を描きます。脚本家のチナカ・ホッジさんがヘッドライターを務めます。

「アイアンハート」の配信時期は未定ですが、まずは 2022年11月11日 米国公開予定の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に注目となります。

ソース:‘Ironheart’: Sam Bailey and Angela Barnes Attached to Direct Series at Disney+

ドラマ「ムーンナイト」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年4月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード2「Summon the Suits.(邦題:スーツ召喚)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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バスカヴィル家の犬

でかい犬に追いかけられたというスティーヴンに対して、J.Bは「バスカヴィル家の犬か?」と冷ややかな反応。この「バスカヴィル家の犬(The hound of the Baskervilles)」とは、アーサー・コナン・ドイル氏によるシャーロック・ホームズシリーズの長編小説のひとつで、口から炎を吐く、という魔犬の伝説が伝わる富豪のバスカヴィル家を舞台とした物語です。

過去に何度も映像化されたこの小説ですが、2012年のドラマ「シャーロック」シーズン2ではMCUでドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさん主演でこのエピソードが描かれています。

なお、例のモンスターを当ブログでも犬頭と表現したりしていましたが、スティーヴンの説明によるとエジプトジャッカルとの事です。

博物館はクビに

防犯カメラ映像からトイレの破壊がスティーヴンの仕業である事が判明してしまい、博物館の仕事を失ってしまいます。この時、上司のシャツからここが「ナショナル・アート・ギャラリー」という名称の博物館である事が分かります。

©MARVEL,Disney

「エターナルズ」のセルシやデインが実在する自然史博物館に勤務していたのとは違って、1話の記事でも指摘していたようにスティーヴンが勤務しているのは架空の博物館でした。

クローリー再登場

ストリートパフォーマーのクローリーが1話に続いて再登場し、クビになったスティーヴンの話の聞き手になっています。コミックでは情報屋であることを考えるとある意味真逆の立場になっていますが、今後も聞き手として登場するのでしょうか。

貸倉庫

マークが借りていた貸倉庫43番に貼ってあるQRコードをスマホで読み取ると、先週と同じくマーベルの無料コミックページにリダイレクトされます。先週よりハッキリとしているため読み取りやすく、続きが読めるようになっています。

©MARVEL,Disney

倉庫の中にはマークの荷物が保管されていました。

パスポート

鞄の中には銃やお金の他、身元を知るのにちょうどいいパスポートが入っていました。

©MARVEL,Disney

パスポートからはマーク・スペクターが1987年3月9日生まれ、アメリカのイリノイ州シカゴ出身である事がわかります。ムーンナイトの時系列が「ホークアイ」よりも後である事から2025年初頭の物語と過程すると、37か38歳ぐらいといった所でしょうか。出身地はコミック設定に準拠しています。

月神コンス

1話でも度々登場しましたが、2話では更に見やすく表示される事が増えたコンス。日本語字幕版によるとコンスという表記で行くようです。邦訳コミックやゲームではコンシュ、コンシューなどの表記が多くなっています。

レイラの登場

メイ・キャラマウィさん演じるレイラが登場し、マーク・スペクターと結婚していた事が明かされます。マークの妻としてレイラというキャラクターはコミックにはいませんが、コミックのマリーン・アルラウネをもとにしている可能性が高そうです。

マリーンはエジプトの遺跡発掘調査に加わり、マークが殺されてムーンナイトとしてコンスと契約した現場にもいました。その後マークと共にアメリカに帰り、彼の精神分裂に悩まされながらもサポートをし一緒に暮らしていましたが、結局の所彼がムーンナイトである事がマリーンの身を危険に晒している一番の原因として別れることに。マークは後に知ることになりますが、二人の間には娘のディアトリスも設けられていました。

マークとレイラが共に生活していた事、そしてマークがレイラの安全のために離婚を考えている事から、レイラとマリーン・アルラウネの設定はかなり似ているようです。

氷の中の男

スティーヴンのアパートの本棚には「The Man in the Ice」というタイトルの本が確認できますが、これはインスブルック大学の考古学者コンラッド・スピンドラー氏による実在の考古学の本です。アルプスで見つかった氷のミイラについて記されたものですが、マーベル的には氷の中で長い時を過ごしたキャプテン・アメリカやX-MENのアイスマンを連想させるタイトルです。

©MARVEL,Disney

マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール

レイラが好きだというマルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールは19世紀のフランスで活躍したロマン主義の詩人です。

二人が暗証したのは「Les Séparés」という詩で、「書かないで。私は悲しいので、私の光を消してほしいのです。あなたがいない夏は、部屋のように暗いのです。」と歌っています。

スカラベ

スカラベを見たレイラは「アメミットのウシャブティを指し示すスカラベ」と説明しました。ウシャブティとは古代エジプトで死者とともに埋葬したミイラ形の小像の事で、冥界で死者の従僕として働く者と信じられていました。なお、シャワブティを呼ばれることもあります。

倉庫でドローンのように浮上したスカラベはたしかに何らかの方角を指し示していました。

二人の刑事

フィッツジェラルドとケネディがスティーヴンのもとを訪れます。彼らはエンドクレジットからこれらが偽名であり、本名はボビーとビリーである事が分かります。

©MARVEL,Disney

二人はコミック「Moon Knight (2016) #1」に登場し、マーク・スペクターを収容した精神病院のスタッフであり、アメミットの信徒でした。

ここで提示した警察手帳の詳細はハッキリとみることは出来ず、偽物警官なのか、警官が信徒となったのかは不明です。マーク・スペクターのパスポートが見つかってしまい、スティーヴンはパスポート偽造という事で手錠を掛けられます。

ロンドンブリッジ

連行シーンで一瞬映されるのは夜のロンドンブリッジ。ここは「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でスパイダーマンとミステリオが戦った場所ですが、時系列上で約半年が経過し、元通り修復されたようです。

©MARVEL,Sony,Disney

半年で修復出来る被害だったかは難しい所ですが、ヒーローの誰かが力を貸したり、なんらかの超技術によって修復されたのかもしれません。

マークの事件簿

車の中でボビーとビリーが参照しているマークの事件ファイルのナンバーは1975となっており、ムーンナイトがコミックデビューした「ワーウルフ・バイ・ナイト」#32の発行年になっています。

©MARVEL,Disney

なお、担当エージェントになっているニック・ペパンさんは「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」以降MCU作品の開発に携わっているプロデューサーの一人で、「ワンダヴィジョン」から「ムーンナイト」までの全てのディズニープラスシリーズにも関わっています。

ここでマーク・スペクターの傭兵一味がエジプトで考古学者たちを処刑したと報告されていますが、これはコミックのムーンナイトの起源に沿ったものになっています。

コミックではマーク・スペクターの所属する傭兵隊のラウル・ブッシュマンが考古学者たちを殺し始め、マークはそれを止めようとする中で命を落とし、コンスと契約を交わし、ムーンナイトとして蘇り復讐を遂げました。

MCU版ではアーサー・ハロウの部下のテロリストとしてのラウル・ブッシュマン役にロイック・マバンザさんがキャスティングされています。今後のエピソードで登場すると考えられますが、彼がムーンナイトの起源に関わっているのかどうかはまだ不明です。

マンダリン

マンダリンは北京語の意で、「アイアンマン3」や「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場したキャラクターとしてのマンダリンとは関係がありません。

なお、シャン・チーを演じたシム・リウさんは「アーサー・ハロウは北京語の先生を解雇する必要があるね」とあまり上手ではない事を指摘しています。

ユカタン出身のヴィクター

アーサー・ハロウのもとへ連れて行かれたスティーヴン。自分もヴィーガンだというハロウはレンズ豆のスープを勧めますが、その際にユカタン出身のヴィクターから教わったレシピだと紹介します。マーベル公式ではレンズ豆スープのレシピも公開されています。

ユカタンはコミックのハロウと関係の深いロケーションであり、ハロウはその地で数々の人体実験を繰り返していました。

コンスのアバター

ハロウは自身が以前にコンスのアバターであった事を明かします。コミックでもマークの前に何人かのアバターが描かれていますが、ハロウはその一人でありません。ここはMCUオリジナルとなっています。

なお、コンス以外のアバターはMCUにも既に登場しており、女神バースト(バステト女神)のアバターとしてブラックパンサーが活躍しています。バステトは映画「ソー/ラブ&サンダー」に登場するとも報じられています。

復讐の拳

ハロウは自らを「Fist of vengeance(復讐の拳)」だったと表現しました。

コンスのアバターであるムーンナイトはコミックでは「Fist of Khonshu(コンスの拳)」と表現される事が多く、一方で復讐の名を冠するスピリット・オブ・ヴェンジェンスことゴーストライダーがマーベルにはいます。これら2つの名を合体させると「Fist of vengeance(復讐の拳)」となります。

コミックの「アベンジャーズ:エイジ・オブ・コンシュ」ではムーンナイトがゴーストライダーの車を駆り、「Fist of vengeance」を体現するようなシーンもありました。今後のMCUでも再現されるのでしょうか?

©MARVEL

なお、「エイジ・オブ・コンシュ」ではメフィストによる世界の終わりを預言する悪夢を見たムーンナイトとコンシュがアベンジャーズ達の力を奪い、メフィストと対決する物語。メフィスト殺害後、まだ危機が去っていないと判断したコンシュはマンハッタンを作り変え、コンシュが支配する世界へと変貌。ムーンナイトは終末を防ぐために仲間を犠牲にする事に悩んだ結果、コンシュへの信仰を捨て、新たな信仰と力としてフェニックス・フォースを受け入れてコンシュを退けました。

ハロウの妖術

スカラベを持って逃げるスティーヴンとレイラを後目に、1話で登場したモンスターを再び召喚しました。ハロウはコプト語で呪文を詠唱している事が英語字幕よりわかりますが、呪文の内容については

MCUではこれまでにインフィニティ・ストーンに代表されるようなエネルギーの色はこだわって描写しており、同じパワーソースを持つエネルギーは同じ色で表現する事がほとんどでした。

ハロウの術は「ワンダヴィジョン」のアガサ・ハークネスの魔術と同じく紫色で表現されていますが、何らかの関連性があるのでしょうか?

©MARVEL,Disney

コントロール

「悪い魔法使いの隠れ家」に追い詰められたスティーヴンに対してマークはコントロールを渡すように話しかけます。しかしスティーヴンは応じません。

多重人格について最近判明したスティーヴンにとってコントロールを渡すことは恐怖であり、自分に戻れる保障がない事には死と同義でもあります。そのため、このような窮地に陥っても前回のようにコントロールを渡してしまうことに強い抵抗を覚えています。

視聴者的には「はやく交代すればいいのに」と思ってしまいますが、当事者にとってはそう簡単ではないのかもしれません。

ミスター・ナイト

モンスターに飛びかかられ、落下する最中にスティーヴンはスーツを召喚し、ミスター・ナイトの姿へと変身しました。

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コミックのミスター・ナイトをそのまま実写化したようなデザインですが、その中身はかなり変更されています。コミックのミスター・ナイトは夜にしか活動出来ないムーンナイトをサポートするようにして生まれた別の人格であり、昼間に活動する知的なキャラクターとして描かれていますが、MCU版は単にスティーヴンのパワーアップスーツとして機能しています。

ばっちりとヒーロー着地を決めたかのように思われたスティーヴンでしたが、耐えきれずに転んでしまいました。

世界再定住評議会

モンスターとの戦いで登場するバスにはGRC(世界再定住評議会)の広告が貼られていますが、この事はトレーラーの段階で判明していました。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンに公開説教されてから、組織に変化はあったのか気になる所です。

更にバスの天井部分には「WBN 0032」と書かれており、ムーンナイトがデビューしたコミック「ワーウルフ・バイ・ナイト」#32を指しています。

©MARVEL,Disney

クレセントダーツ

ムーンナイトの使用する武器、クレセントダーツが胸のシンボル部分から取り出されています。コミックではベルトにぶら下げている武器ですが、コスチュームデザインにフィットした変更と言えそうです。

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コンスとの契約

マークがコンスと契約しムーンナイトとなったのはコミック通りですが、任務が失敗した時、次のアバターとしてレイラを狙っているというのは興味深いポイントです。レイラはコミックにはいませんでしたが、コミックにはムーンナイトの女性版が何人か登場した事があります。

ムーンメイドことマーメイドのムーンナイトや、ムーンナイト2099、別アースのマークの娘ジェシカ・スペクターなどです。

©MARVEL

マークはレイラが次のアバターにされないよう、永遠にコンスのアバターとして働くしかないようです。今のところは。


コンスとの契約を履行すべく、舞台はエジプトへと変わり2話が終了。スティーヴンとマークはハロウの野望を阻止できるのでしょうか。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年4月13日16時 より配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、ジャック・デュケイン役トニー・ダルトンさんが再演に意欲を見せる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でジャック・デュケインを演じたトニー・ダルトンさんが、海外メディア Inverse とのインタビューで、今後のMCUで同役を再演することに意欲を示しました。

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ダルトンさんは作品を振り返り、「それは俳優として求め得る最高のものの一つです。観客と何らかのつながりがあると信じる事ができ、観客が感情移入できるようなキャラクターを演じたいものです。」と述べました。

また、この役に戻ることはあるかと聞かれたダルトンさんは、「はい、もちろんです、素晴らしいことです!」と興奮気味に答えました。

さらにジャック・デュケインというキャラクターについて「僕は他のキャラクターよりも少しミステリアスで、少しメロドラマ的でした。結局のところ、僕は番組でみんなが思っているような人物ではなかった事が判明しました。」と語りました。

最後にダルトンさんは「ホークアイ」でも秘密主義があったことについて、「彼らはエピソードや何が起こるかについてとても秘密主義で、基本的には脚本を受け取ったエピソード(その1つか2つのエピソード)で自分のキャラクターが何をするのかだけ知っていて、他のことは次のエピソードに自分が登場すると知らされるまで秘密にされているんです。」と明かしました。

ジャック・デュケインはコミックでのホークアイの師匠と同名である事からコミック同様にヴィランになると考えられていましたが、実際には悪党ではありませんでした。ヤングヒーローに負けないイケオジ枠として今後の再登場はあるのでしょうか?

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:HAWKEYE STAR TONY DALTON IS READY TO BRING THE SWORDSMAN BACK TO THE MCU