映画「F4:ファースト・ステップ」メディア向け上映、驚異的な映像と素晴らしい演技で「マーベル史上最高の作品」の一つだと評価

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」が米国でメディア向けに上映され、映画の第一印象として「軽快で自信に満ちたストーリーテリング」による「視覚的な饗宴」と称賛されています。

以下は Variety がまとめた海外メディアのレビュー報告です。

NBP のマット・ネグリア編集長は、本作が「ファンタスティック(素晴らしい)」というタイトルにふさわしい作品だと評し、素晴らしい主演4人組と楽しいレトロフューチャリスティックな美学を称賛しました。

「マット・シャックマン(監督)の機敏で自信に満ちたストーリーテリングと相まって、これはマーベルの新チームにとって興味深く満足のいく第一歩だ(これまでのスクリーン上でのこの4人組の描写としては間違いなく最高だ)。MCUは船の制御を取り戻し、『ドゥームズデイ』へとさらに近づけようとしている。」

ジャーナリストのブランドン・デイビス氏もXに感想を投稿

「ファーストステップは、ビジュアル的にマーベルがこれまでに作った最高の作品の一つです。一部は『インターステラー』を思わせ、IMAXでの鑑賞が必須です。 ギャラクタスは素晴らしい。シルバーファイターは本当に、本当に良く見えます。VFXはほぼ完璧でした。 宇宙的にも地球上でも、マット・シャックマンは視覚的な饗宴を提供しました。」

ピープル誌のシャラレ・ドゥルーリー記者もXに投稿

「驚異的な映像、感動的なストーリー、ウィットに富んだ掛け合い、そして壮大なアクション。マーベルのファースト・ファミリーが最高の冒険をお届けします。ペドロ・パスカルはミスター・ファンタスティックを完璧に演じています。ヴァネッサ・カービーはスー・ストーム役で際立っています。まさに流れ星です。」

他、いくつかの感想をかいつまんでご紹介。

アンドリュー・J・サラザール (@AndrewJ62 6)さん:「ファンタスティック・フォーは、何よりも家族の物語であり、チームの各メンバーが平等に大切にされています。誰もが平等に扱われるべきです。ペドロ、ヴァネッサ、エボン、ジョセフの様々な絆を肉付けすることで、この映画は傑出しています。60年代のレトロな美学があらゆる面で活かされています。」

Deo (@frickyuu)さん:「ファンタスティック・フォー は傑作です。視覚効果と音楽が本当に素晴らしい。ギャラクタスはIMAXで大迫力。感動的で希望を与えてくれる。観る者を圧倒し、止まりません。エンドクレジットまで見届けてください。」

クリス・キリアン(@chriskillian)さん:「ファンタスティック・フォーは最高だ!これまでのどのマーベル作品よりも、ジャック・カービーの想像力が大画面で生き生きと表現されているように感じる。この作品と『スーパーマン』のおかげで、2025年は映画がついにコミックの持つ素晴らしい奇妙さを受け入れる年になるかもしれない。」

ジョシュ・ワイルディング (@Josh_Wilding)さん:「ファンタスティック・フォー:ファーストステップは、どんな準備も必要ありません。ペドロ・パスカルは完璧なリード役ですが、キャスト全員が輝いていて、それぞれのキャラクターを完璧に演じています。面白くて、感動的で、見ていて美しく、そして止まることなく素晴らしい。これこそ@MarvelStudiosの真骨頂です。」

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に 日米同時公開予定です。

ソース:‘Fantastic Four’ First Reactions Say Film Is One of the ‘Best Things Marvel Has Ever Made’ With ‘Stunning Visuals’ and ‘Excellent’ Performances From Leading Cast

【噂話】映画「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」、クリス・エヴァンスさんが登場するポストクレジットシーンが没になったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のボツになったポストクレジットシーンの内容とされるものが報告されています。それによると、当初はそこにクリス・エヴァンスさんが登場する計画があったようです。

MTTSH 氏は「クリス・エヴァンス演じるノマドが警告に来るポストクレジットシーンを最初に計画していました。その後、それをドゥームが登場するシーンに変更しました。そして最終バージョンでは、ポストクレジットシーンが2つあります。それらが何か、想像してみてください。」と報告。

ノマド(ノーマッド)はコミックで何人かのキャラクターが名乗ったペルソナですが、その初代はスティーブ・ロジャースでした。1974年のコミックでスティーブ・ロジャースは当時のアメリカ大統領がテロ組織のリーダーである事しり政府に幻滅、キャプテン・アメリカの称号を捨て、どこにも所属しないノマドとして活動を始めました。

かつてMCUでは「エンドゲーム」のエンディング後、スティーブ・ロジャースがノマドとしてインフィニティ・ストーンを返却する旅路をルッソ兄弟がドラマ化するとも報じられていました。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」もそのルッソ兄弟監督が撮るという事で、ノマドをどうにかして導入することを検討し、「ファーストステップ」のポストクレジットシーンに登場させるプランを検討していたのかもしれません。

ノマドがキャンセルされた理由については現状不明ですが、有力とされる最新の噂にあるようなドクター・ドゥームのシーンに落ち着いたようです。

仮に「ドゥームズデイ」にノマドが登場するとなれば、それは「エンドゲーム」でファンとお別れしたスティーブ・ロジャースよりも、単にマルチバースからのロジャースの変異体とするほうが導入はスムーズになるかもしれません。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に 日米同時公開予定です。

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」がさらに延期へ

ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の劇場公開日が 2027年6月4日 となる事が今年の4月に発表されましたが、さらに3週間延期され、2027年6月25日 となる事が報じられました。この変更は制作の遅れとは関係がないと言います。

海外メディア Variety の報告によると、スタジオ関係者はこの変更で全米のすべての学生が夏休みに入る事になるとしており、より多くの学生層を狙うための延期になったようです。

「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は当初、「アクロス・ザ・スパイダーバース」の1年後に公開すると発表したものの制作が難航。しばらくは公式発表がないまま無期延期が続いていました。

一時は「ビヨンド・ザ・スパイダーバースは 2027年 まで遅れるようだ」とも報じられましたが、その際、プロデューサーであるクリス・ミラー氏は噂についてSNSで即座に否定したにも関わらず、結果的には2027年公開と、今年の4月に発表されました。

3月のシネマコンで、もうひとりのプロデューサーであるフィル・ロード氏はファンに対し、三部作は主人公のマイルス・モラレスがマルチバースの他のすべてのスパイダーマンから逃げる逃亡者として始まると語り、「グウェンと彼の他の友人たちが、システム全体を主導してきた家族を救うのに十分かどうかはわからない」と示唆しました。

「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」は第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞し、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」も同部門にノミネートされました。1作目は全世界で3億8400万ドルの興行収入を記録し、2作目は6億9000万ドルという驚異的な興行収入を記録しました。

映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2027年6月25日 米国劇場にて公開予定です。

ソース:‘Spider-Man: Beyond the Spider-Verse’ Delays 2027 Theatrical Release By 3 Weeks

映画「スパイダーマン2.1」のポスターが公開

ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン2.1」の劇場用ポスターが公開されました。サム・ライミ監督のスパイダーマンとドクター・オクトパスとの対決を描いた「スパイダーマン2」のエクステンデッド版となる本作は以前にDVDという形でリリースされていましたが、今年の秋に4k版が米国で初の劇場公開を迎えます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/sony-spider-man-original-trilogy-returning-2025/”]

「スパイダーマン2.1」は日本では「スパイダーマン2プラス1 エクステンデッド・エディション」として 2007年にDVDが発売されましたが、数量限定のために現在での入手は難しくなっています。

「2.1」は以前から存在しているものであるためその内容は100%判明しており、「2」との違いは約8分にわたって追加された映像となっています。その内訳は3つの新しいシーン、11の拡張シーンとなっており、いくつかのシーンは同じ内容で別のテイクにもなっています。

米国での劇場公開発表から約3週間ほど経過しましたが、日本での劇場公開に関する発表は今のところありません。

ドラマ「ワンダーマン」に「スパイダーマン:NWH」、「ミズ・マーベル」に登場したクリアリーが再登場

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダーマン」に、アリアン・モイェドさん演じるアルバート・クリアリーが再登場すると、海外メディア Deadline が報じました。

クリアリーはダメージコントロール局のエージェントで、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の冒頭では逮捕されたピーター・パーカーの事情聴取を行い、「ミズ・マーベル」では能力者と判明したカマラ・カーンを捕らえようと追い詰める様子が描かれていました。

MCUのダメージコントロールは現状で主人公を邪魔する組織としての描写が続いており、「ワンダーマン」でもこれが引き継がれるとすれば、主人公のサイモン・ウィリアムズに対する当面の敵と言える存在として登場するのでしょうか。

ダメージコントロールは当初、「アーマー・ウォーズ」で再登場するとされていましたが、同作が凍結状態になった事が影響したのか、「ワンダーマン」という意外な場所での再登場となるようです。

ドラマ「ワンダーマン」はヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世さん演じる主人公サイモン・ウィリアムズが、ハリウッドを舞台に世界に挑む俳優として、そしてヒーローの原点を探求する作品。「アイアンマン3」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」からベン・キングズレーさん演じるトレヴァー・スラッタリーが再登場。「シャン・チー」「スパイダーマン:ブランニューデイ」のデスティン・ダニエル・クレットン監督と「ホークアイ」のアンドリュー・ゲストさんが脚本、製作総指揮を担当。

ドラマ「ワンダーマン」は 2025年12月 に米ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Arian Moayed Reprising As Agent Cleary In Marvel Television’s ‘Wonder Man’

ディズニーが「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」のブルーカーペットイベントをディズニープラスで生配信予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のレッドカーペットならぬブルーカーペットイベントを、ディズニープラスでライブストリームすると、ディズニーが発表しました。

「マーベルのファーストファミリーがブルーカーペットに登場する瞬間を見逃さないで。7月21日月曜日、午後7時(太平洋時間)に、Disney+で独占配信される『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』ワールドプレミアのライブストリームをご覧ください。」

米ディズニープラスの公式SNSはこのように告知し、日本時間の 7月22日午前11時 頃から何らかのライブ配信が行われる事を発表しました。

これまでのMCUの映画やドラマのレッドカーペットイベントの様子は Youtube で無料配信されていましたが、Youtubeでの配信が廃止されたのかは分かっていません。

また、ディズニープラスでのライブ配信が史上初でもあり、これに関する詳細もよく分かっていません。もちろん、日本から視聴出来るのかどうかも不明です。見逃してもアーカイブとして後から視聴は可能なようだと海外メディアは伝えています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に 日米同時公開予定です。

【噂話】ヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」後の計画があると言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はマルチバース・サーガの集大成として位置づけられており、この映画でサーガとフェーズ6が終了、次のフェーズとサーガが始まる予定となっています。

「シークレット・ウォーズ」を区切りとして何人かのヒーローが引退するのではないかと予想されていますが、ヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンはまだその先の計画があると、スクーパーの MTTSH 氏が報告しました。

「ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが、ライアン・レノルズのデッドプール次回作の脚本に登場します。これは、彼がシークレット・ウォーズ後にその役を引退しないことを意味します。」

この話は昨年、ダニエル・リヒトマン氏もヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンが引退しないと報告していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-hugh-jackman-wolverine-future-rumor/”]

MTTSH 氏の投稿で新たに明らかになったのは、デッドプールの次回作に登場するという部分。

ライアン・レイノルズさんがデッドプールの新作を執筆しているというのもまだ噂の段階ですが、「X-FORCE」を描くのではないかともされています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-x-men-team-up-movie-rumor/”]

レイノルズさんは「デッドプール」3作目の制作の苦労を語っており、今後は脇役にしたいともコメントしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-ryan-reynolds-tease-future/”]

「デッドプール&ウルヴァリン」と同程度の制作期間となれば、4作目の公開は2030年ごろになりそうで撮影中にヒュー・ジャックマンさんが60歳を超える可能性も。ウルヴァリンとしての肉体を維持出来るのかも注目となりそうです。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」はディズニープラスで配信中です。

【噂話】ウィッカンが映画に参加中?アベンジャーズのリーダー、メフィストに関する新情報

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」におけるアベンジャーズのリーダーがファンタスティック・フォーのリード・リチャーズになると監督が発言し話題となりましたが、スクーパーはそうではないと新たに報告しています。

スクーパーの MTTSH 氏は監督の発言について情報源に確認してみたと、次のような報告をしています。

「情報源に確認したところ、リード・リチャーズは『ドゥームズデイ』や『シークレット・ウォーズ』でアベンジャーズのリーダーではないと教えてくれました。サムとエレーナがチームを率いています。」

したがって、監督の発言は言葉通りの意味ではなかったようで、アベンジャーズとニューアベンジャーズのリーダーはこれまでどおりサムとエレーナが務めると、氏は主張しています。

そして「アガサ・オール・アロング」に登場したジョー・ロックさんが演じるビリーについての興味深い情報を海外メディア CBM が報告。

ブロードウェイ作家のスティーブン・セイターさんが「春のめざめ」の再演の可能性について質問された際に、「彼に会っていません。連絡もしていません。彼がマーベル映画に出演していて、『ハートストッパー』にも出演していることは知っています。だから彼は忙しいんです。それに、私の友人たちが彼がウエストエンドで上演する予定の舞台をプロデュースしているので、彼のスケジュールがどれだけ忙しいか分かっています。だから彼を放っておいたんです。」とコメント。

映画となると現在撮影中のものは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と来月開始予定の「スパイダーマン:ブランニューデイ」しかなく、ウィッカンとしてはどちらも関連性は低い状態。アベンジャーズ映画に登場するような道筋は敷かれていないように思える所です。

可能性としてはセイターさんがMCUについて明るくなく、映画と発言したものは実際にはドラマで、「ヴィジョンクエスト」の撮影に参加していると解釈するほうが理にかなっている所。どちらにしても、近々再登場が期待出来るのかもしれません。

そして、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏はメフィストは「ミッドナイトサンズ」に登場すると予告。今回、氏はタイトルを「Midnight Sons/Suns」としており、コミックでも紛らわしい同音異義語のタイトルのどちらになるかまだ分かっていない事を示しました。

1992年のコミック「ゴーストライダー」で初登場した Midnight Sons はブレイドやモービウス、ゴーストライダーを中心に結成されたチーム。Son(息子)の名前が示すとおり、すべて男性で構成されていました。

ダムネーション事件のあと、チームを再編成して Midnight Suns が結成。ブレイドら以前からのメンバーも維持しつつ、クレア・ストレンジ、マジック、ニコ・ミノル、アガサ・ハークネスなど女性を加える事になったこの新チームは Sons ではなく Suns(太陽)を名乗るようになりました。2022年にリリースされたゲーム版も英語タイトルは「Marvel’s Midnight Suns」となっています。

日本語、カタカナ表記の場合どちらも「ミッドナイトサンズ」、これによって物語の解釈に困るような事があるわけではありませんが、原題がどちらを採用するかでチームメンバーに関するヒントが得られる可能性があるとして注目されています。

映画「サンダーボルツ*」の監督が「デアデビル:ボーン・アゲイン」との矛盾について説明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」、あるいは「*ニューアベンジャーズ」のジェイク・シュライアー監督が、ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の物語と矛盾しているのではないかというファンの考えに対して、インタビューで説明しました。

海外メディア CBM とのインタビューで、ジェイク・シュライアー監督はキングピン/ウィルソン・フィスクが自警団禁止を宣言したニューヨークでサンダーボルツが問題なく活動出来た事について次のように語っています。

もちろん、そのことは認識していました。でも、一つだけ気になることがありました…もちろん、こういう映画では必ず『なぜあの人はそこにいなかったんだ?』という疑問が湧いてくるんです。世の中には色々なことがあるのに、自分たちの映画はあまりにも限定的だと感じていたんです。

物語全体が数日以内に展開されるため、(ヴォイドの)脅威と問題は切迫したものになっています。ですから、この特定の敵対者(サンダーボルツ)がまさにその人物にとって最適な人物であるというストーリーを構築しようとしただけでなく、共通の目的、あるいはその人物が経験していることへの理解がテーマになっているのです。

そして、ニューヨークでの終幕は極めて短時間で決着がついていると明かしました。

つまり、あのような状況にたどり着くことなんて、誰にも予想できないんです。あの状況は、まさに特別な瞬間で、しかもあまりにも速く起こる。戒厳令とか、あれこれと、すべてが午後のうちに起こるんです。だから、私たちはそういう状況に囚われず、あの世界観の中では信憑性があると感じられた。それぞれの物語がそれぞれの道を進み、お互いを邪魔しているように感じさせなかったんです。

ある作品に特定のキャラクターが登場しない問題はMCUではよくある事で、今回の「サンダーボルツ*」はまだマシなほうで、「マーベルズ」でも「シークレット・インベージョン」の出来事に一切触れられる事はありませんでした。

またサンダーボルツは自警団ではなく、コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが組織した非公式の政府組織であるためにキングピンが手を出せないという見方も。

コミックに目を向ければ、ある作品では平和な街なのに、同じ時系列で描かれている別の作品では同じ街の半分が焼き払われているなんてことも珍しくありません。そしてその矛盾に対していちいち説明される事はほとんどありません。

今回の監督の説明で全てのファンが納得するかどうかは不明ですが、これがとりあえずの公式回答という事になるようです。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年7月1日から米有料配信、DVD、Blu-rayは7月29日に米発売、日本は9月リリース予定です。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、アベンジャーズのリーダーは意外な人物に、監督が発言

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で、意外な人物がリーダーを務める事がインタビューから判明しました。多くのファンは当然のようにキャプテン・アメリカがその責を負うと考えていましたが、MCU版はコミックとは異なる展開になるようです。

海外メディア Variety とのインタビューで「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のマット・シャックマン監督が「F4」最新作のキャスティングについて語る中で、リード・リチャーズ役にペドロ・パスカルさんを起用した事について次のように語っています。

彼は、研究室に閉じ込められたオタクな科学者から、家族を守るためなら何でもする夫であり父親、そしてアベンジャーズを率いる男へと成長していきます。私たちが作り上げているバージョンには、これらすべての要素が必要だと気づきました。

1961年に最初のコミックがリリースされたファンタスティック・フォーは以降60年あまり、アベンジャーズの友として時には手を貸し、時には対立もしてきましたが、リード・リチャーズがアベンジャーズの中心となった事はありませんでした。

シャックマン監督は「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」には直接関与していないはずで、アベンジャーズ最新作についてどの程度知っているのかは懐疑的な部分がありますが、今回のインタビューどおりであれば、「ドゥームズデイ」のアベンジャーズのリーダーはリード・リチャーズという事になるのでしょうか。

数ヶ月前、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のプロデューサーは「ドゥームズデイはキャプテン・アメリカを中心に展開する」と述べており、双方の発言にはやや矛盾も感じられる所。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-will-focus-on-sam-wilson-captain-america/”]

しかしこのプロデューサーのインタビューの少しあと、同時期から活動を開始したまだ実績がほとんどないスクーパーの Unlucky-Singer3047 氏は「アベンジャーズ最新作はそのタイトルにも関わらず、ファンタスティック・フォーが実質的な主役のようだ。」と投稿していました。

これは今回のマット・シャックマン監督の見解と一致しているようにも見えますが、どちらの主張が正しいのかは今のところ不明。「ドゥームズデイ」はまだまだ制作中であり、今後の展開にも注目が必要です。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-benedict-cumberbatch-retracts-his-statement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

ソース:‘Fantastic Four,’ Assemble: Director Matt Shakman on Casting Marvel’s First Family Without Auditions and ‘Corporate Pressures’ Not Being ‘My Burden to Shoulder’