マーベル・スタジオ元副社長の退社はディズニーによる解雇だと報じられる

マーベル・スタジオのフィジカル&ポストプロダクション、VFX、アニメーション制作の社長を務めていたヴィクトリア・アロンソ氏が3月17日にスタジオを去っていたと報じられた件について、海外メディア Variety は、これがディズニーによる解雇だったと報じています。

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記事によると解雇理由は正確には不明としながらも、スタジオの親会社にあたるディズニー・エンターテイメントの共同会長であるアラン・バーグマン氏を含むディズニー幹部のグループが最終決定を下し、アロンソ氏を解雇するに至ったと伝えています これに関して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も関与しておらず、また、介入も出来なかったとの事。アロンソ氏はこの通告を受け止め、退社する事を受け入れたと報じています。

アロンソ氏はディズニープラスの加入者を拡大するために、マーベル・スタジオが過去最高の出力を達成しなければならなかった時期に、作品の視覚効果と撮影後の作業を担当していました。Variety によると、このプレッシャーが社内での品質問題につながり、最終的にアロンソ氏の解雇につながったと伝えられています。

2022年にはネット掲示板にVFXアーティストを名乗る人物があらわれ、現場の現状として過酷な労働環境の告発が相次いでいました。作品数の増加に対して人手の確保が間に合っておらず、結果としてVFXクオリティの低下やアーティストの残業時間の増加に繋がり、この現状がアロンソ氏の責任だと判断されたようです。

過去、MCU作品は制作現場からのリーク問題に苦しんでいた事があり、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でリークされたアンドリュー・ガーフィールドさんの映像素材などはその最たる例でした。そういったトラブルの経験からか、信用出来ないアーティストや会社名を書き込んだブラックリストの存在があるとされていました。スタジオは「技術力」以外の条件として「信用出来る」かどうかも加味しなくてはならなくなった結果、人手を集めるのが困難になったのではないかとも考えられています。

アロンソ氏の退社の影響として、2023年のディズニープラス配信予定作品である「ロキ」シーズン2、「シークレット・インベージョン」、「エコー」、「アイアンハート」、「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、そしてアニメ作品の「X-MEN’97」と「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のスケジュール変更の噂の一因となっている可能性も指摘されています。

先週の段階ではアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2が本来2023年初頭の配信予定だったものが未だに達成出来ていないにもかかわらず、公式に明確なアナウンスがないまま、ウェブページはこっそりと「Coming Soon」と時期不明瞭なものに変更されているのが発見されていました。その後全てのディズニープラスプロジェクトがコミコンで発表されていたものから同様に近日公開へと変更されています。これらに関して、近々、あるいは2023年夏のコミコンなどでスケジュール変更に関する発表があるかもしれません。

ソース:Inside Victoria Alonso’s Shocking Exit From Marvel Studios

映画「サンダーボルツ」、フローレンス・ピューさんはエレーナ再登場に感謝していると語る

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ」でエレーナ・ベロワを再演するフローレンス・ピューさんが、海外メディア Total Film とのインタビューで本作への思いを明かしました。

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ピューさんはエレーナの再演について「実際どこまで言っていいのかわかりません!でもこのトピックについて言っておきたいのは、MCUを前進出来ることにとても感謝しているという事です。以前のキャラクターで再びその世界に足を踏み入れる事が出来たことに、信じられないほどの感謝でいっぱいです。」と語りました。

また、「サンダーボルツ」の撮影について「何を撮影するのか、どんなストーリーなのか、あまり知りませんが、このポジションにいる事はとても幸運な事です。あの家族はとても協力的で、支えになってくれます。彼らが与えてくれるものは何でも、全力で演じるだけです。」と内容についてはまだあまりわかっていない事を明かしました。

本作のエレーナについて、エレーナの父アレクセイを演じる共演者のデヴィッド・ハーバーさんは以前のインタビューにて「(ジェイク・シュライアー監督が)フローレンスのキャラクターでやりたいことはとても興味深いし、僕たちの関係をどう発展させていくかに僕がどう絡んでいくかもとても興味深いものです。そして、ジェイクとエリック・ピアソンの作ろうとしているものを見ると、本当に巧妙です。つまり、この映画は、ある種のゴタゴタがあるんです。」と注目すべき部分があると明かしています。

最後にピューさんはマーベル映画を「コピペだ」と批判したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE」最新作に出演する噂や、映画「オッペンハイマー」でロバート・ダウニー.Irさんと共演した事などについて、「私は、それらの映画のすべてのタイプに美しさがあると思います。『デューン』、マーベル、『オッペンハイマー』のような、私が出演したような作品は、巨大で壮大なストーリーに美しさがあります。これらは素晴らしいメガ・ムービーです。そして、多くの人が目にするものでなくても、時に人に影響を与えるような、小さな作品にも美しさがあります。私はこれまで、1つのタイプの映画だけを作ろうと思ったことはありません。あらゆる分野に関わりたいと思っています。」と述べました。

本作はジェイク・シュライアー監督が制作、映画「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんが脚本を担当。ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタンさんが戻る他、映画「ブラックウィドウ」からエレーナ・ベロワ役フローレンス・ピューさん、アレクセイ役デヴィッド・ハーバーさん、タスクマスター/アントニア・ドレイコフ役のオルガ・キュリレンコさん、コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ役のジュリア・ルイス=ドレイファスさん、映画「アントマン&ワスプ」よりゴースト/エイヴァ・スター役ハンナ・ジョン=カーメンさんの再登場が予告されています。

最近はスティーヴン・ユァンさんの出演が追加され、ヴィランを演じるのではないかと噂されています。その他の噂として、アメリカとワカンダが戦争に発展するといった話や、X-MEN導入に必要なピースが描かれるとも言われ、6月頃から撮影に入ると見られています。

映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:A Good Person: Zach Braff and Florence Pugh on tragedy, working with Morgan Freeman, and writing original songs

ロキがアベンジャーズ・アッセンブル!コミック「アベンジャーズ・フォーエバー」最新刊はMCU版を示唆?

コミック「アベンジャーズ・フォーエバー」の最新刊 #15 が米国にて発売され、アベンジャーズ公式ツイッターがアベンジャー・プライムとして現在活動しているロキの勇姿を共有しました。ロキはメフィストに立ち向かうため、マルチバースを渡りアベンジャーズを結成しています。

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過去の償いの旅に身を投じたコミックのロキはアイアンマンではなくアントマンになったトニー・スタークヴィブラニウムマンとして活動しているブラックパンサーの変異体やスティーブ・ロジャースの変異体のみで構成されたマルチバーサル・ハウリング・コマンドーズなど変わったメンバーも組み込みながら、アベンジャーズとしてメフィストに対抗しています。

ここで気になるのは実写映画バージョンであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のロキの今後。

MCUでは映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」が2分割され、「シークレット・ウォーズ」と「フォーエバー」として制作されるとも報じられている事から、原作コミックとして「アベンジャーズ・フォーエバー」の何かが踏襲される可能性が高いと見られています。

MCUのロキはフェーズ4でいち早く征服者カーンの脅威を目の当たりにし、今年配信予定の「ロキ」シーズン2にてさらに深くカーンと絡み合っていくことが予想されます。さらにロキは「デッドプール3」に登場するとも報じられており、コミックのロキが様々なマルチバースからヒーローを集めて新たなアベンジャーズを結成しているように、トム・ヒドルストンさん演じるMCUのロキも新たなリーダーになる可能性はありそうです。

立ち向かう相手は違えど状況はかなりにているコミックとMCUのロキの現状。果たして今後の展開はどうなっていくのでしょうか。

なお、昨年はドクター・ドゥームもアベンジャーズをアッセンブルしていました。

アトランタで映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の撮影開始、原作登場のダイナーも目撃

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の撮影がアトランタで開始され、主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんが現場で目撃されました。

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セットで目撃されたスミスのダイナーはマーベル・コミックの長い歴史の中で数回登場しただけのロケーションですが、今回の映画に取り込まれている様子。コミックではメリーランド州にあるダイナーでしたが、壁飾りなどからMCU版はメリーランド州の隣に位置するウェストバージニア州に変更されている可能性が伺えます。

今後、ロケの現場写真などがオンラインにたびたび登場する事になりますが、本当に大事なものは映画の公開まで隠し通されると見られています。

ここ数年、マーベル・スタジオはリーク問題に苦しんでおり、先日は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の完全な脚本が映画公開前にリークされた事で、現在は法廷の準備が進められているとも報じられています。

「ニューワールド・オーダー」はかなり厳重なネタバレ防止の施策が取られていると報じられており、先日もアンソニー・マッキーさんが台本がいかに厳重に守られているかを明かしていました。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国公開予定です。

マーベル・スタジオのヴィクトリア・アロンソ共同社長が退社

海外メディア The Hollywood Reporter がマーベル・スタジオのフィジカル&ポストプロダクション、VFX、アニメーション制作の社長を務めていたヴィクトリア・アロンソ氏が、2023年3月17日(金)をもって同社を退社していると報告しました。

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アロンソ氏は2005年にビジュアルエフェクトとポストプロダクションのエグゼクティブ バイスプレジデントとしてマーベル・スタジオに入社、2008年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品1作目となる「アイアンマン」以降、「アベンジャーズ」まで活動、その後のディズニープラスドラマを含む全てのMCU作品にエグゼクティブ・プロデューサーとして関与してきました。

アロンソ氏は2015年にマーベル・スタジオの制作担当副社長に昇進、そして2021 年、フィジカル&ポストプロダクション、VFX、およびアニメーション部門の社長に昇進しました。

退社の理由については判明しておらず、自主退職か解雇どちらなのかも分かっていないようです。

過去の報道では、マーベルスタジオはVFXアーティストのブラックリストを作っていると非難され、匿名クリエーターは、彼女が「キングメーカー」と評される一方で、アロンソ氏のせいでリストが存在していると指摘しました。

「みんながかなり恐れている主なものは、ビクトリア・アロンソです。彼女は業界ではキングメーカーと呼ばれています。彼女に気に入られれば、仕事が舞い込んできて、業界内で出世することができる。もし彼女を少しでも怒らせたなら、凍結されることになるでしょう。」

MCUの最新映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」にもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加していましたが、同作のメディアインタビューのほとんどは過去作とは異なってプロデューサーのステファン・ブルサードさんが対応していました。

ケヴィン・ファイギ社長の片腕の退社により、マーベル・スタジオおよびMCU作品は今後どのような影響を受ける事になるのでしょうか。

ソース:Shocker: Marvel Studios Veteran Victoria Alonso Exits (Exclusive)

【噂話】映画「ブレイド」の脚本からブラックナイトが削除されたと言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」の脚本が大きく変更されたと、The Hot Mic ポッドキャスト に出演したインサイダーのジェフ・スナイダー氏がレポートしました。「ブレイド」は2022年11月に新監督と脚本家の名前が報じられ、現在再開発されています。

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放送によると、「とある人が、『ブレイド』で、状況が少し良くなったと連絡をくれました。物事の形が整い、脚本は無駄がなく脂肪を削ぎ落としたのですが、私が聞いた脚本は87ページくらいで、骨まで削ぎ落としたようでした」と述べ、その脂肪にあたる部分として「彼らがカットしたのは、『ブレイド』が『エターナルズ』とキット・ハリントンのブラックナイトとタイアップする予定だったという部分です。」と報告しました。

さらに「ブラックナイトはもう『ブレイド』とはあまり関係ありません。また、いくつかの役をキャスティングし直すかもしれません。ブレイドの娘は14歳でしたか?それを再キャストするかもしれない。」と俳優の何人かがリキャストされる、とりわけ娘役ミラン・レイさんのリキャストの可能性について指摘しました。

「ブレイド」はフェーズ5作品としていち早く発表され、当初から主演が決まっていた作品でしたが、開発は難航し、監督の変更や数度の脚本変更を経て、現在はフェーズ5のラストの映画に位置づけられています。この開発難について、主演のマハーシャラ・アリさんが脚本に妥協を許さないとも報じられています。

「エターナルズ」に登場したセルシの恋人であり自然史博物館の職員デイン・ウィットマンは、ポストクレジットシーンでエボニーブレイドからの囁きを耳にした所でブレイドに声をかけられて終了しました。

「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督のインタビューによると、デインはコミックと同様にブラックナイトとして計画されているようですが、今の所単独の映画やドラマ作品の発表はされていません。そのため、次の登場は「ブレイド」になると考えられていました。

現在設定されている公開日から逆算して必要な撮影開始日にはまだ少し余裕がありますが、今度こそ無事に撮影に入れるのか、そしてブラックナイト/デイン・ウィットマンの未来がどうなるのか、続報に注意が必要です。

映画「ブレイド」は 2024年9月6日 に米国公開予定です。

ドミニク・ソーンさんがドラマ「アイアンハート」のリリは「ワカンダフォーエバー」とは大幅に異なると語る

マーベル・スタジオ制作の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でアイアンハート/リリ・ウィリアムズを演じたドミニク・ソーンさんが、海外メディア Teen Vogue とのインタビューで、次回作となるディズニープラスドラマ「アイアンハート」について語りました。

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ソーンさんは「私が思うに、『ワカンダフォーエバー』と『アイアンハート』のリリの表現は大幅に異なる可能性があります」と述べ、入手可能なアイアンハートのコミックに全て目を通した事を明らかにしました。

その上でソーンさんは「アイアンハート」の撮影について「私は、自分が選択したものがうまくいくかどうか、分かりませんでした。彼女の家族はどんな人たちなのか?彼女の家庭生活はどうなっているのか?彼女は神を信じているのだろうか?この少女が何者なのかという疑問はすべて、『アイアンハート』の脚本によってのみ答えが得られるものでした。どうすれば、完全な人間を表現し、描写しながらも、彼女の残りの人格を後から埋められるような余地を残せるか?ある視点を表現しつつも、それが変化する可能性があるため、あまり強くコミットしないようにするにはどうすればいいのか。」とずっと考えながら演技したと語り、撮影が終わった頃には自分がリリ・ウィリアムズのことを世界中の誰よりもよく知っていると信じるようになっていたと明かしました。

アイアンハートがデビューした「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ではコミックと大きくデザインが異なる事が予告動画等で判明し、当時は賛否両論を巻き起こしました。しかしながら映画のラストではアイアンハートのアーマーをワカンダに返した事で、ドラマでは刷新される可能性がある事が判明しています。

ドミニク・ソーンさんはアーマーが進化するだけでなく、リリ自身も「ワカンダフォーエバー」から変化している事を明かし、新たな面が描かれる事を強調しました。

「アイアンハート」は2022年11月にカメラマンが撮影終了の報告をしており、現在は映像編集などポストプロダクションの最中だと見られています。

ドラマ「アイアンハート」は 2023年秋にディズニープラスで配信予定です。

ソース:“Black Panther 2” Star Dominique Thorne Talks Ironheart and Learning to Be Still

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」プロデューサーが征服者カーンとテン・リングスの噂について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のステファン・ブルサードプロデューサーが D23 Inside Disney ポッドキャスト に出演し、征服者カーンと「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の腕輪に関する噂についてコメントしました。

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「シャン・チー」に登場した腕輪、ドラマ「ミズ・マーベル」の腕輪、「クアントマニア」に登場したカーンの都市のあちこちで見られたリングのデザインが似ていることについて、全てがカーンがもたらしたインフィニティ・ストーンのようなアーティファクトではないかという噂について質問されたブルサードさんは「答えるのが難しい」と次のように返答しました。

「今のところ、あまり深読みはしていません。答えるのは難しい質問だと思います。なぜなら、もし私が『お楽しみに』と言えば、皆さんそれについてもっと深読みを始めるかもしれませんからね。『クアントマニア』を作った時は、ただそれだけの事でした。」

そして「この先、どのようなつながりがあるのか、それがどこに向かっているのかよく分からないので、何とも言えません。でも、『シャン・チー』や『ザ・カーン・ダイナスティ』のような別の作品というよりは、この作品(クアントマニア)のための独立したアイデアです。純粋にこの映画のためのものでした。」と、あくまで「クアントマニア」に向けてデザインされたものであり、他作品に登場した腕輪に似せたわけではないとコメントしました。

テン・リングスもミズ・マーベルの腕輪も地球のものではない事が作中で描かれており、特にテン・リングスがポストクレジットシーンで発していた信号は、作り手ではないかと考えられている征服者カーンに対して何かメッセージを送っている可能性などが考察されています。

ただし、そもそもコミックでのこれらのアイテムの起源はカーンとは何の関係もなく、マーベル・スタジオがいつも通りコミックから変更してくるのではないかという前提のもとに考えられた説になっています。

ブルサードさんが明かしたように、たまたまデザインが似てしまっただけなのか、それともこれらは何か関係のあるものなのか。「ザ・カーン・ダイナスティ」の監督が「シャン・チー」のデスティン・ダニエル・クレットン監督である事を考えると、関係ないと言われても結局は深読みするしかないようです。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は劇場公開中です。

6月からワシントンDCで映画「キャプテン・アメリカ4」の撮影開始

海外メディア The Cosmic Circus が「第 9 回年次マーチ マッドネス」と呼ばれる記者会見で、ケーブル テレビ、映画、音楽、エンターテイメントを担当するワシントンDCのオフィスディレクターである LaToya Foster 氏が、マーベル・スタジオが6月に市内で撮影を行うことを明らかにしたと報告しました。

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記事によると会見でフォスターさんは「そして、みなさんが興奮することは分かっています。ワシントンDCにマーベルがやってくるのです。あまり詳しいことは言えませんが、ダウンタウンでマーベルの大規模な撮影が行われますので、見逃せませんよ。」と語り、スライドショーではこれが6月に計画されている事が明らかにされました。

この撮影計画について、TCCは「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の撮影になるだろうと指摘しています。

ワシントンDCはキャプテン・アメリカと縁が深く、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の冒頭部分、のちに「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも登場した「On your left」のシーンもワシントンでした。

また、ワシントンDCにはホワイトハウスがあり、故ウィリアム・ハートさんに変わってハリソン・フォードさん演じるサンダーボルト・ロスが新たな米国大統領になる事も、この地域でのロケに関連していると見られています。

撮影は3月からとも報じられていましたが、少し遅延したか、もしくはメインユニットに先駆けて何かの撮影が今月行われるのかもしれません。

3月の頭には主演のアンソニー・マッキーさんが台本を貰ったことを報告していました。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国公開予定です。

ソース:Marvel Filming in Washington, DC next June

映画「サンダーボルツ」、6月から撮影開始か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ」が6月から撮影に入ると、海外メディア The Cosmic Circus のリジー・ヒル編集長がツイートしました。これは以前に Variety が報告していたものと一致するようで、撮影の開始が迫っています。

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ツイートによると「6月12日から撮影に入ると聞いた」との事で、元ヴィランの寄せ集めチームを描く物語が始動しはじめます。

「サンダーボルツ」ではフェーズ4でたびたび姿を現したコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌことヴァルに注目されており、コミックのヴァルがS.H.I.E.L.D.のエージェントであり、実際はH.Y.D.R.A.の、そしてリヴァイアサンの二重スパイであった事を考えると、複雑な物語が展開される可能性があります。

一方で「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ではヴァルがエヴェレット・ロスの元妻であり、現CIA長官になっている事が判明しており、コミックの設定があまり持ち込まれていない可能性もあります。

ヴァルを演じるジュリアルイスドレイファスさんはインタビューで、「戦闘シーンが欲しいと売り込みました。本当に戦いたいの、って。まだ台本は見ていませんが、入っているかどうか楽しみです。」と語っています。

コミックのサンダーボルツは複数のチームが存在し、それぞれで物語が異なるため、MCU版がどれを基準にしているのか、それとも完全なオリジナルチームになるのかもわかっていません。ケヴィン・ファイギ社長はバッキー・バーンズがチームリーダーになると語っています。

最近はスティーヴン・ユァンさんの出演が追加され、ヴィランを演じるのではないかと噂されています。その他の噂として、アメリカとワカンダが戦争に発展するといった話や、X-MEN導入に必要なピースが描かれるとも言われています。

本作はジェイク・シュライアー監督が制作、映画「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんが脚本を担当。ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタンさんが戻る他、映画「ブラックウィドウ」からエレーナ・ベロワ役フローレンス・ピューさん、アレクセイ役デヴィッド・ハーバーさん、タスクマスター/アントニア・ドレイコフ役のオルガ・キュリレンコさん、コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ役のジュリア・ルイス=ドレイファスさん、映画「アントマン&ワスプ」よりゴースト/エイヴァ・スター役ハンナ・ジョン=カーメンさんの再登場が予告されています。

映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。