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【映画紹介】「アントマン&ワスプ」さらに小さな世界へ【MCU Vol.20】

投稿日:2020年4月19日 更新日:

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※この記事は本作の予告編程度の軽微なネタバレ、及び前作までのネタバレを含む可能性があります。あらかじめご了承いただける方のみ続きを御覧ください。

2018年公開の映画「アントマン&ワスプ」(原題:ANT-MAN AND THE WASP)

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の20作目で、
フェーズ3の11作品中の8番めの作品です。

冒頭のあらすじ

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)でソコヴィア協定に反発するキャプテン・アメリカに加担したスコット・ラングは、再び犯罪者となってしまい、その後ラフト刑務所に収容されました。

ドイツ政府と司法取引の末、スコットはアメリカへ帰国。FBIの監視のもと、監視装置を足につけられ2年間の軟禁状態でしたが、愛娘キャシーとアントマンごっこで遊んだり、友人のルイスがやってきたりとそれなりに退屈のない生活を送っていました。

一方、ピム博士とホープ父娘は、スコットに協力した容疑でFBIに捜査されていましたが、身を隠しながらジャネットを量子世界から救出すべく研究を重ねていました。そして現実世界と量子世界をつなぐ扉となる量子トンネルの実験をした頃、スコットは奇妙な夢を見るのでした。

あまりに不思議な内容の夢を見たスコットは、禁じられていたにも関わらずピム博士に連絡。話を聞いた父娘はスコットとジャネットが量子もつれの関係にあると確信し、スコットを秘密裏に連れ出してしまいます。

3人は量子トンネルの完成に必要な部品を手に入れるため、ソニー・バーチとの取引場所に向かいます。しかしバーチは父娘の研究を狙い、交渉は決裂。金だけ置いていけというバーチと戦闘になる最中、物体をすり抜ける「ゴースト」が乱入し、ピム博士のモバイル・ラボを奪って逃走。事態は思わぬ方向に動き出すのでした。

見どころ

本作は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)とほぼ同じタイミング、ブラックオーダーがニューヨークにやってくる少し前の時系列でお話がスタート。

今作もコメディ色豊かなアントマンは、2代目ワスプも本格的に参戦となるダブル主人公のバディムービー。ホームドラマ、SF映画、そしてもちろんヒーロー映画の要素をミックスした作品になっています。

アクションシーンがかなりパワーアップしていて、ワスプが参戦したことにより羽根のある戦いはアントマンとは違った様相を見せてくれます。一方でヴィランのゴーストは物体をすり抜けるという、三者三様の戦い方で画面を彩ってくれる映画になっています。

もちろんピム粒子を駆使して、色んなものを大きくしたり小さくしたりするアクションは今回も活躍。あったら便利なのにな、と思わずにはいられません。

スコットとホープ、それぞれの家族も勢揃い。スコットと、元妻と、現夫との奇妙な関係が描かれ、相変わらずパパ大好きすぎる娘キャシーは立派なヒーロー魂を宿す成長ぶり。この先どうなっていくのか楽しみでもあります。

忘れてはならないアントマンシリーズの名脇役、泥棒仲間のルイスたちも健在。前作にも増したやりとりを展開してくれます。

そして今回本格的に描かれる量子世界クアンタムレアルム。時間の流れすら違うと言われる世界がどのような姿なのか、ご自分の目で確認してみてください。

そしてポストクレジット映像で、インフィニティ・ウォーのラストシーンと合流。物語は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」へと続きます。

キーワード

ソコヴィア協定

映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)において、国連委員会が提唱し樹立された協定。
協定に反対したキャップに加担したスコットは、この協定の第16条3項に違反したと見なされて、逮捕されました。このことで公になったアントマン・スーツとピム粒子をスコットに与えたピム父娘も追われる身となり、潜伏活動を余儀なくされています。

S.H.I.E.L.D.

ニック・フューリーを長官においた国際的平和維持組織、でした。
映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)においてヒドラに乗っ取られ、解体されました。ハンク・ピム博士は設立当時の幹部です。

量子世界(クアンタムレアルム)

物理的法則や時間の概念が通常とはことなる、亜原子サイズの世界。

キャラクター

スコット・ラング(アントマン)/演:ポール・ラッド

元SEの泥棒。前作で足を洗い、2代目アントマンとしてヒーローとなったものの、ソコヴィア協定に反対したキャップに加担したため再び犯罪者に。現在FBIの監視下で、自宅軟禁中。

ホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ)/演:エヴァンジェリン・リリー

アントマンの要であるピム粒子を開発したハンク・ピム博士の一人娘。前作で母親ジャネット・ヴァン・ダインが亡くなっていたと聞かされて育ってきましたが、実は量子世界へ入り込んで30年ほど行方不明の状態であることが判明。現在ハンクとともにジャネットを捜索中。

ルイス/演:マイケル・ペーニャ

スコットの泥棒仲間で親友。今回も無駄なおしゃべりとお調子者ぶりは健在。自分もスーツが欲しい。

ソニー・バーチ/演:ウォルトン・ゴギンズ

表向きはレストランなどの経営者、裏ではブラックマーケットを取り仕切って暗躍する武器ディーラーで今作のヴィラン。ナノテクやAIなどはもう古く、量子テクノロジーこそ次の金脈とし、ピム父娘の研究を兵器として売り捌くべく、モバイル研究所とその成果を狙っています。

キャシー・ラング/演:アビー・ライダー・フォートソン

スコットの愛娘で、キャシーもパパが大好き。パパのパートナーになって悪者をやっつけたい。

エイヴァ・スター(ゴースト)/演:ハナ・ジョン=カーメン

バーチとは別に、ピム父娘の研究を狙うもうひとりのヴィラン。全身の分子が分離・結合をすることで幽霊のように物体をする抜ける量子フェージングの能力をあやつります。

ビル・フォスター/演:ローレンス・フィッシュバーン

元S.H.I.E.L.D.の科学者で、ピム夫妻とかつての仕事仲間。ピム博士とは仲が良くありません。

ハンク・ピム/演:マイケル・ダグラス

ピム粒子を発明した科学者で初代アントマン。前作でスコットが量子世界から帰って来られたことをきっかけに、ジャネットを救うべく研究中。

ジャネット・ヴァン・ダイン/演:ミシェル・ファイファー

ピムの妻でホープの母親であり、初代ワスプ。30年前、ピムと共にソ連の核ミサイルを食い止めるために、原子より小さくなり続けた結果、量子世界へと入り消息不明になっていました。

ジミー・ウー/演:ランドール・パーク

スコットを監視するFBI捜査官で、元はS.H.I.E.L.D.のエージェント。スコットの監視装置に異常があればすぐに飛んできてチェックします。

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©MARVEL

シビルウォーを復習しておくと、よりGood!

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。