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「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の監督が「マーベルズ」に対するディズニーCEOの現場批判に反論

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ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のピーター・ラムジー監督が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マーベルズ」に対する批判について「全くのデタラメだ」だとして擁護しています。

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先週、ニューヨーク・タイムズのディールブック・サミットに出席したディズニーのボブ・アイガーCEOは「マーベルズ」の失敗の原因として「幹部による現場の監督が不足していた」と説明。

この発言はネット上で波紋を呼び多くのファンが眉をひそめていましたが、これに他社ライバル作品とも言える映画「アクロス・ザ・スパイダーバース」を制作したピーター・ラムジー監督がCEOを批判し、「マーベルズ」を援護する立場を表明しました。

スター・ウォーズの「マンダロリアン」、「アソーカ」のエピソード監督としてディズニー傘下でも仕事をした経験をもつラムジー監督は、アイガーCEOの発言に対して「全くのデタラメだ」とコメント。続く投稿でも、「(ファンが)映画を気に入らない原因が、監督にあるかどうかどうやってわかるんだ?」と疑問を呈し、「(CEOは)明確にわかる言葉で伝えなければならない」と指摘、「マーベルにおける問題は根が深い」と締めています。

ラムジー監督はMCUのヒットについて「ケヴィン・ファイギ社長らのおかげ」とマーベル・スタジオ幹部らの貢献があっての結果である事を認めつつも、彼らの関与なしにヒットしないというボブ・アイガーCEOの言い方には不満があるようです。

以前は小説家のスティーヴン・キングさんも「マーベルズ」の苦戦に対して自論を展開、擁護する立場にまわっており、意外な味方の登場が続いている状態ですが、だからといって興収が改善されているわけではありません。

Comicbook.com のレポートでは11月末時点の「マーベルズ」の成績と他作品の比較は次のようになっています。

※金額の単位は億ドル

タイトル米国米国外世界
マーベルズ0.81.161.97
インクレディブル・ハルク1.341.302.65
キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー1.761.933.70
ブラックウィドウ1.831.963.79
エターナルズ1.642.364.01

また、同記事ではディズニーはこれで「マーベルズ」の興収の報告を中止すると発表したと報告しており、劇場公開がまだ数週間残されているにも関わらず、ディズニーは「マーベルズ」に対してもはや何も期待していないようです。

ディズニーが劇場でのチケット売上に対して期待しなくなったのであれば、ディズニープラスでの配信日が予想よりも早くなる可能性はあるかもしれません。

スパイダーマンとマーベルズが新たなチームを組んで、アイガーCEOの考えを打ち砕いていく事が出来るのでしょうか?

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映画「マーベルズ」は 2023年11月10日 より劇場公開中です。

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。