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「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、故ウィリアム・ハートさんはレッドハルクになるのを楽しみにしていた

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マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のプロデューサーを務めるネイト・ムーアさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、故ウィリアム・ハートさんとレッドハルクの計画について話し合っていた事を認めました。

2008年、ルイ・ルテリエ監督の「インクレディブル・ハルク」でサディアス・”サンダーボルト”・ロスとしてMCUデビューしたウィリアム・ハートさんは、その後もMCUを通して度々登場し、2021年公開の「ブラックウィドウ」への出演を最後に、2022年3月、前立腺がんが原因で死去。

ネイト・ムーアさんはハートさんが亡くなる前に、「キャプテン・アメリカ」4作目映画でロスがレッドハルクになる計画について話し合いを進めていた事を明かしました。

正直に言うと、彼はロスの復帰をとても喜んでいました。そして、彼が亡くなったときは本当に驚きました。

今あるストーリーを進める価値があるのか​​、それとも何か他のことを試す価値があるのか​​考えなければなりませんでした。その頃、たまたまハリソン・フォードがマーベル映画で何か役がないかとケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)に直接連絡を取っていたんです。

ムーアさんを始めとする制作陣はハリソン・フォードさんがロス役で出演する事について「誰も乗り気ではないだろうと考えていました。」と発言。実現しないと思いつつも打診してみた所、ハリソン・フォードさんは意外にも興味を示し、かなり驚いたと説明しました。この時の事についてムーアさんは「ハリソンは、ウィリアムの作品に敬意を表すると同時に、他の映画でとても興味深いとハリソンが考えていたあのキャラクターのストーリー展開を続けるチャンスだと考えたのだと思います。」と述べています。

こうしてキャプテン・アメリカ最新作でロスがレッドハルクになる計画の継続が決定。ウィリアム・ハートさんが亡くなった際にすぐに計画を破棄できなかったのは、このサンダーボルト・ロスを巡るこの物語に相当の魅力があったと説明しています。

私たちが気に入ったのは、最善を尽くそうとしているが、過去の悪魔から完全に逃れられない男という概念です。ハルクを狩ろうとした男をハルクに変えるということは、彼を単なる敵ではなく、悲劇的なキャラクターにしているのです。

こうしてハリソン・フォードさんがロス大統領と、そしてレッドハルクを演じる事になりましたが、大きな問題が一つありました。それは、ハリソン・フォードさんのほうがウィリアム・ハートさんよりもさらに高齢だった事です。

サンダーボルト・ロスを演じているぶんにはさほどアクションシーンはありませんでしたが、レッドハルクになればそういうわけには行きません。当初は別にモーションアクターを用意して撮影するプランも用意していたようですが、ムーアさんはハリソン・フォードさんが自分でやると主張したとし、とある撮影の一日を振り返りました。

あの朝、彼は全力でやっていました。ハリソン・フォードを傷つける人間にはなりたくないですよね。ある時、彼に着地してもらう必要があり、スタントマンにやらせようかと思ったんです。彼は『いやいやいや!僕がやる』と言いました。私は地面から2フィートくらいの高さにリンゴ箱を立てて、『地面に飛び降りてハルクのように着地してほしい』と言いました。彼は12回くらいそれをやりました。そのたびに私は息を止めていましたが、彼は全力でやってくれました。

現在82歳のハリソン・フォードさんは「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」に全力で取り組み、ウィリアム・ハートさんのサンダーボルト・ロスに劣らない演技にチャレンジしたとの事。

昨今はベテラン監督がマーベル映画を批判する事も続いていた中で、ハリソン・フォードさんは少し前のインタビューで「マーベル映画に出ない」という選択肢自体が馬鹿げていると一蹴していました。

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「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんが撮影現場で目撃されており、サディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演すると見られています。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年2月14日 、日米同時に劇場公開予定です。

ソース:Seeing red: How the new Captain America turned Harrison Ford into the Red Hulk (exclusive)

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◆2025年2月14日「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」
◆2025年5月5日「サンダーボルツ*」(日本はGW)
◆2025年7月25日「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」
◆2026年2月13日 タイトル未定
◆2026年5月1日「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。