ミレニアム・フィルムズ制作のマーベルコミック原作の映画「レッドソニア」のリブート版のプロデューサーを務めるレス・ウェルソンさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中でトレーラーのオンライン公開が近いことを予告しました。
「エクスペンダブルズ ニューブラッド」のプロモーションの最中に「レッドソニア」について質問されたウェルソンプロデューサーは「編集はほぼ終わったところです。この映画はとても根深く、言ってみれば非常にリアルですが、CGI を正しく調整する必要があるシークエンスがいくつかあります。皆が見た時に『 ああ、あのクリーチャーはそこにいなかったんだな。』なんてことがないようにしなくてはなりません。こうして映画は完成し、次の作業に入る準備が整っています。」とコメントしました。
「レッドソニア」のリブートの話題が出て15年、2022年の時点でも暗礁に乗り上げているとの報道がありましたが、トレーラーのオンライン公開がようやく近づいてきたようです。なお、今年のサンディエゴ・コミコンでは一足先に公開されているとの事。
1985年にブリジット・ニールセンさんとアーノルド・シュワルツェネッガーさんの共演で実写映画化された「レッドソニア」のリブート版となる本作では、マチルダ・ルッツさんが主人公のレッドソニアを演じる事になるようです。
一時期はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ」のゴースト役としてマーベル映画ファンには知られているハナ・ジョン=カーメンさんがキャスティングされていると報告されていましたが、降板となっています。
※1985年版のトレーラー
この投稿をInstagramで見る
コミック版のレッドソニアは元々平穏な家庭で暮らす娘でしたが、ある日訪れた傭兵グループに家族を殺され、家を焼かれ、強姦され殺されました。そこへスカアハが現れ、ソニアに復讐のための戦闘スキルを与え蘇らせました。
しかしプロデューサーは2022年のインタビューで「私は、動機の原動力として(レイプを)利用する架空の女性には興味がありません。彼女は女性性の世界にいるただの人間です。」とコミックの背景とは異なる作品になる事を予告。
ただし本作の監督を務めるM・J・バセット監督はソニアの大ファンである事を認めつつ、彼女の特徴的なビキニチェーンメイルを残したいとも語っていました。
©MARVEL
なお、レッドソニアはマーベルのキャラクターですが、映画はマーベル・スタジオ制作ではなくミレニアム・フィルムズ制作であり、MCU作品ではありません。MCUでおなじみのキャラクターが登場することはないと考えられますが、逆に言えばMCU作品を見たことがなくても問題のない作品です。
映画「レッドソニア」リブート版は 2024年 米国劇場にて公開予定です。
ソース:‘Expend4bles’ Producer Les Weldon on the Upcoming ‘Red Sonja’ and ‘Hellboy: The Crooked Man’