マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のニア・ダコスタ監督とプロデューサーのメアリー・リバノスさんが、海外メディア Total Film Magazine とのインタビューの中で、本作に関する噂に触れながら、MCUの今後について言及しました。
監督は予告でも確認できるカマラとは別のバングルについて、「ダー=ベンがどのように、そしてなぜバングルを手に入れたのか、そのストーリーを十分にお楽しみ頂けるでしょう」と言います。
そしてリバノスPは「ミズ・マーベルで私たちは、バングルが他の何らかのパワーと対になることで、時空に一時的な穴を開け、どこか別の場所に導くことができることを知りました。両方のバングルの力があれば、間違いなくそれ以上のことが可能になるでしょう。そして私たちは、この映画の中でその集大成を見ることになります。『アベンジャーズ』や『シークレット・ ウォーズ』のチームが何をしたいにせよ、それは間違いなくMCUの未来に多くの機会をもたらすでしょう。」と、バングルがもたらすものが今後影響していくと語りました。
ダコスタ監督は次の「アベンジャーズ」映画で何が起こるのかを質問されると「それはケヴィン・ファイギへの質問ですね。私はたくさんの予想をしています。でも実際、『アベンジャーズ』映画で彼らが何をするつもりなのか、私にはまったくわかりません。『アベンジャーズ』を作っている人たちは映画(ザ・マーベルズ)を見て、私達がやっていることを知っています。本当にやってほしいことはあるんですが、でも、確信はありません。」と「ザ・カーン・ダイナスティ」と「シークレット・ウォーズ」で何が描かれるかは聞かされていない事を明かしました。
一方でリバノスPは「 (ザ・マーベルズの)プロットは時間と空間の変動を扱っており、マルチバースに影響を与える可能性のある明らかな危険が進行中です。すべてがどこに向かうのかは少しネタバレになりますが、どのように展開するかは正確には決まっていません。アベンジャーズ映画の役割は現在検討中です。しかし間違いなく、多くのチャンスが得られるような終わり方になっています。」と語りました。
噂通り「ミズ・マーベル」に登場したバングルと「ザ・マーベルズ」に新しく登場するバングルは「ミズ・マーベル」で説明されていた通り対になる存在のもので、揃える事で故郷に帰る事が出来ると信じていたクラン・デスティンたちでしたが、実際にはマルチバースに何らかの影響をもたらすことになるようです。
マルチバースの危険性に関しては映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で描かれた他、秋から配信が始まるドラマ「ロキ」シーズン2でも描かれる事になっています。
今の所はドクター・ストレンジとロキが個別に対処しているマルチバース問題ですが、「ザ・マーベルズ」を通じてフューリーとアベンジャーズに共有されていく事になるのでしょうか。
現在、MCUはストライキの影響で再び遅延が発生し始めていますが、8月10日時点で判明している限りでは映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定を維持しています。
ソース:The Marvels team say the movie will likely have big implications for the upcoming Avengers films