ディズニーのCFO(上席執行副社長兼最高財務責任者)のクリスティン・マッカーシー氏が現地時間の月曜日に開催された「2022 Technology, Media & Telecom Conference」に出席し、消費者にサービス加入方法の選択肢を追加する方針である事を明らかにしました。
ディズニープラスを開始する前、「消費者が何を望んでいるのか、先入観があった」とマッカーシー氏は言います。氏によると、ディズニーが追加調査を行ったところ、広告付きストリーミングサービスを広告なしのサービスよりも好意的に見る消費者が多数いることがわかったとの事。「また、広告主からの要望も非常に多かった」と付け加えました。
同社は先週、ディズニープラスの広告付き定額制を2022年後半に米国で最初に開始する計画を発表しました。料金は明らかにはなっていませんが、米国では月額7.99ドルの通常の広告なし版より安くなることだけは明らかにしました。
先週、広告付きバージョンのディズニープラスを発表した際、同社は、2024年度末までに全世界のディズニープラス加入者を2億3000万〜2億6000万人にすることを目指すための「ビルディングブロック」であると述べています。2021年末の有料顧客数は全世界で1億2980万人で、2022年1月1日締めの四半期には1180万人を獲得しています。
ディズニーメディアアンドエンターテインメントディストリビューションの会長であるカリーム・ダニエル氏は、「より多くの消費者が私たちの素晴らしいコンテンツにアクセスできるようになります。広告主はより多くの視聴者にリーチできるようになり、私たちのストーリーテラーは彼らの素晴らしい作品をより多くのファンや家族と共有できるようになります。」と述べています。
広告なしユーザーと広告ありユーザーでウォッチパーティーした場合にどうなるかなどの詳細は分かっていません。
日本でのサービス開始時期や料金は不明です。
ソース:Disney Plus With Ads Is Not a ‘Hail Mary’ Strategy, CFO Says