ライアン・レイノルズさんが主演をつとめた映画「デッドプール」シリーズは、2018年までに2作品が公開され大ヒットしました。 これらの作品は当時の20世紀FOXによって制作されました 。
その後FOXはウォルト・ディズニー社に買収され傘下に入り、現在は20世紀スタジオと名前を変えています。
異例のR指定ヒーロー映画としてヒットを続けた「デッドプール」は、続編やスピンオフの作品も予定されていましたが、この買収劇によって白紙となってしまいました。
現在ではMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への合流に向けて、マーベル・スタジオとライアン・レイノルズさんが協議をしているという話が出ていますが、具体的には何も公開されていません。
このような状況に、デッドプールの作者であるロブ・ライフェルド氏が不満をもらしました。
海外メディアcomicbook.comのインタビューに対して、ロブ氏は次のように話しました。
「私は未だに何も行動を起こさないマーベルを非難します。(中略)私達のビジネスはコミックも映画も、次、次、と求められるものなので、常に前進しなくてはなりません。ファンの熱量が落ちつつくに連れて、2016年の1作目と、2018年の2作目が2年以内に公開されたことに気づくでしょう」
映画「デッドプール2」の公開から約2年がたちながら、何の進捗もないことに苛立ちを覚えている様子のロブ氏。
ディズニー/マーベル・スタジオ側は人気キャラクターのデッドプールの権利が戻ってきた事で、いずれは組み込む算段をしているはずですが、MCUは緻密な計算のもとに各作品がクロスする映画史上にもなかった特殊なシリーズ。その調整は想像以上に大変なものと思われます。
ロブ氏は時間がかかれば、俳優さん達も歳を取ることも付け加えています。
たしかに映画ではコミックスと違い、長編シリーズになれば演じる俳優さんの老化問題も出てきます。映画「キャプテン・マーベル」に見られたような最新のVFXによる若返り加工もありますが、なるべくなら自然な状態を見たいものです。
ロブ氏はデッドプールの生みの親ですから、ファン以上にモヤモヤした期間が続いているようです。今はただ、ディズニーやマーベル・スタジオからの発表を待つしかなさそうですね。
ソース: Deadpool 3 Not Coming Soon, and Rob Liefeld Says Marvel Is to Blame