先日行われた DisCon III で、2021年度のヒューゴー賞の最終候補作品が発表され、「GHOST-SPIDER VOL. 1: DOG DAYS ARE OVER」が最優秀グラフィックストーリー部門にノミネートされました。ヒューゴー賞は、SFとファンタジーの分野で最も優れた作品に贈られる賞で、1953年に初めて授与されて以来、1955年以降は毎年授与されています。
今回ノミネートされたコミックの公式概要は以下のとおりです。
「GHOST-SPIDER」では、Earth-65のスパイダー・ウーマンだったグウェン・ステイシーが、マーベル・ユニバースに登場します。故郷での悪評が頭をよぎる中、グウェンはスーパーヒーロー活動のために、そして学校のために、マーベル・ユニバースのプライム・エリアにやってきたのです。ESUの新入生は、大好きな世界と知り合いになったばかりの世界を行き来しながら、マルチバーシティの猛特訓を受けることになります。しかし、グウェンの旅に目をつけているヴィランはいるのだろうか?新生ゴースト・スパイダーは次に来ることに備えることができるのか?
グウェン・ステイシーを書いたことについて、ショーナン・マクガイア氏は次のように語っています。
「ゴースト・スパイダー」を書いていて純粋に気に入ったことはたくさんありますが、2つのお気に入りは、a)グウェンが父親と話すとき、b)グウェンがもう洗濯をしなくてもいいとわかった途端に、ただ…やめてしまったことです。グウェン・ステイシーを書く機会があるとは思ってもみませんでしたし、ましてや2つの異なるタイトルで主役を務めるとは思ってもみませんでした。今でもとても興奮しています。このプロセスのすべてのステップがエキサイティングです。
©MARVEL
Earth-65のグウェン・ステイシーはもともとスパイダーウーマンと名乗って活動をしていました。その後正体がバレた彼女は市民からスパイダーグウェンと呼ばれるようになります。そしてマーベルの正史世界とも言えるEarth-616に渡った際に再び正体を隠して活動出来るようにゴースト・スパイダーを名乗るようになりました。
なお、2015年にはコミック「Ms.マーベル:もうフツーじゃないの」がヒューゴー賞最優秀グラフィック・ストーリー部門を受賞しています。
2021年ヒューゴー賞の受賞者は、2021年12月15日~19日にワシントンD.C.で開催されるDisCon IIIでの授賞式で発表されます。
ソース:公式サイト