マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」のエピソード4「番組を中断します」の内容から、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)におけるタイムラインが明らかになりました。本記事ではこれを詳しくご紹介しますが、このエピソードの内容に触れていきますので未見の方はご注意ください。
「ワンダヴィジョン」は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあとの物語であることは明かされていましたが、これまで具体的にどの程度後なのかは公開されておらず、「ワンダヴィジョン」の1~3話の中でも語られませんでした。
しかしこのエピソード4はサノスのインフィニティ・ガントレットによって灰状になっていたモニカ・ランボーが元に戻るシーンから始まります。これはエンドゲームでのハルクの指パッチンによって起こった現象です。インフィニティ・ウォーが西暦2018年、そこから5年経ったエンドゲームのサノスとの決戦は西暦2023年の話です。
そして「ワンダヴィジョン」はハルクの指パッチンから3週間後、モニカがS.W.O.R.D.に復帰したことが明かされました。そしてそのままウェストビューに向かうように指示を受けることになります。
不明な点は2点あります。サノス決戦から葬式日までの期間と、S.W.O.R.D.本部からウェストビューまでの移動時間です。ただし基本的には間隔はさほどないと考えて差し支えないと思うので、「ワンダヴィジョン」は2023年内の物語だと考えて良さそうです。
図にすると下図のような感じで、エンドゲームから約3週間後、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」よりも前の時系列に位置することになります。
空白の3週間
エンドゲームで最後に見たワンダは葬式の後、川辺でクリントと話をしていました。
©MARVEL
このシーンはどちらかと言えばワンダがクリントを慰めていました。この後最長で3週間ほど、もしくはもう少し短い期間でワンダはヴィジョンの遺体をウェストビューに持ち込み、あのような状況を作り上げてしまった事になります。
ちなみにヴィジョン役を演じるポール・ベタニーさんが、以前に米ComicBook.comとのインタビューにて「ヴィジョンの遺体に何が起こったのか、僕は知っていますし、みなさんもすぐに知ることになります」と語っていました。おそらく今後のエピソードで描かれる、この状況の原点がこの空白の3週間ほどにあると考えられます。
ちなみに「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてフューリーが「ドクター・ストレンジは忙しい」と話していましたが、「ワンダヴィジョン」の後半やその続編と言われている「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」と同時期になるのでしょうか?
ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。