映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が米国オープニング週末興行収入歴代3位に

先週公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が記録的な大ヒットをしていると海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。本作はオープニングウィーケンドで米国で2億5300万ドル、世界で5億8720万ドルの興行収入を達成したことが明らかになっています。

2021年に記録を樹立してきた「ブラックウィドウ」は劇場公開期間中に3億7960万ドルを売り上げましたが、こちらはディズニープラス プレミア アクセスで同時公開されたことで単純比較は出来ません。また、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は劇場公開期間中に米国内で2億2450万ドル、全世界で4億3220万ドルを稼ぎました。「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はオープニング週末だけでこの数字を上回る事になりました。

ソニー・ピクチャーズのモーション・ピクチャー・グループの会長兼CEOであるトム・ロスマン氏は、「今週末の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の歴史的な結果は、世界中で多くの困難に直面している中、劇場独占映画が展望と決意を持って製作・販売されれば、比類ない文化的インパクトを与えられることを再確認させてくれました。」とコメントしています。

なお、オープニングウィーケンド記録の歴代1位は「アベンジャーズ/エンドゲーム」で米国3億5700万ドル、2位が「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で米国2億5700万ドルとなっており、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はわずかに及ばず3位となりました。

しかしこの所は新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大が確認されており、オランダなどの国や地域で再度の劇場閉鎖が始まっています。そういった情勢も含めて、今後どこまで記録が伸びていくか注目が集まっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 に米国及びその他多くの国で公開、2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Box Office: ‘Spider-Man: No Way Home’ Soars to Record $253M U.S. Opening, $587M Globally

ケヴィン・ファイギ社長とエディ・マーフィさんが面会したと報じられる

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と俳優のエディ・マーフィさんが今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)プロジェクトのために話し合いをしていると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じました。

エディ・マーフィさんが役柄を演じるかについて話し合ったかは、現時点では明らかにされていません。主要な役を演じることもあれば、カメオ出演のような簡単なものである可能性もあると記事は伝えています。

さらに記事では、MCUでは、大スターであっても小さな役で登場するという状況は、これまでの作品やこれから公開される作品で確立されていると指摘しています。例えば、マット・デイモンさんが「ソー」シリーズで舞台役者版ロキを演じ、小さなコミカルな役柄で起用されたことがありました。さらに、ビル・マーレイさんが「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」に出演するという話も以前に報じられています。

MCUがスタートして10年以上が経過し、年間の公開数が4本を超えることも珍しくありません。さらにディズニープラスシリーズの展開も加速しているため、俳優さんはもちろん、制作クルーに関しても雇用のチャンスが拡大しているようです。

MCUの最新映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 から米国及びその他多くの国で公開中、2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Exclusive: Eddie Murphy Met With Kevin Feige About Joining The Marvel Universe

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、レクシー・レイブちゃんのシーンが削除されていた事が明らかに

現在世界中で公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」でトニー・スタークの娘、モーガン・スタークを演じたレクシー・レイブちゃんが出演していた事が明らかになりました。しかし、劇場公開版ではそのシーン全てがカットされていると、レイブちゃん本人が自身のInstagramにて明かしています。

レイブちゃんは先日ロサンゼルスで開催された本作のワールドプレミアでの写真を投稿し、「ここにすべての写真のティーザーがあります。近日中に全部掲載する予定です。私はこの映画が大好きです。私の役はカットされましたが、みんなに会えて最高でした!」とコメントを添えました。

また、別の投稿では「最高の夜! 自分のパートがカットされたことは気にしてません。マーベルファミリーに会いたかったんです。この映画は最高でした。またすぐにでも撮影を始めたいな!」と、今後もモーガンを演じる意欲を見せました。

レイブちゃんは2012年6月生まれの現在9歳。トニーの娘モーガンはコミックにはいないMCUオリジナルのキャラクターですが、今後も登場するとなれば二代目アイアンマンことアイアンハート/リリ・ウィリアムズとの共闘など今後有りえるのかもしれません。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 に米国及びその他多くの国で公開、2022年1月7日 に日本公開予定です。

ドラマ「ロキ」、レンスレイヤー役ググ・バサ=ローさんは今後の事はわからないと言う

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」でTVAの裁判官レンスレイヤーを演じたググ・バサ=ローさんが、海外メディア Digital Spy とのインタビューに応じ、今後のレンスレイヤーについて正確にはわからないとしつつも、楽しみであると話しました。

バサ=ローさんは「正直なところ、どこに向かって進んでいるのかわからないんです。特にレンスレイヤーのように時間を扱う場合は、とても多くの可能性があると感じています。」と述べています。

現在、バサ=ローさんはマーベル以外のプロジェクトの制作に深く関わっており、それがMCUでの役作りから遠ざかっている一因となっています。しかし、将来的に映画やテレビ番組で復帰する可能性についてはオープンな姿勢を示しました。

「私は本当に…私はオープンマインドを保つようなものです。この5ヶ月間、別のことに集中して取り組んできました。だから、わからないんです。次のチャプターに期待しています。そうですね。もちろん、(映画にも)オープンでありたいと思います。今はまだどうなるかわからないけど、そのうちわかると思いますよ」

レンスレイヤーはドラマ「ロキ」シーズン1の最終話にて真実が暴かれたことで、「自由意志を探しに行く」とTVAから袂を分かちました。コミックでは征服者カーンの生命を狙っている事から、カーンが登場する映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」に登場する可能性はありそうですが、今の所目撃情報などはありません。

ドラマ「ロキ」シーズン1はディズニープラスで配信中。シーズン2は2022年制作開始予定です。

ソース:Loki Actress Addresses Potential Return In Marvel Movie

トム・ホランドさん「ファンのおかげです」 ─ 映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」がMCU2番目のオープニング記録樹立

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が金曜日に日本と一部地域を除く世界中で公開され、大ヒットしています。「ノー・ウェイ・ホーム」は公開初日に米国内で1億2150万ドルの興行収入となり、MCU映画の中で「アベンジャーズ/エンドゲーム」の1億5700万ドルに次ぐ2番目の記録を達成しました。

この記録達成を記念して、主演のトム・ホランドさんがSNS上でファンに向けてメッセージと動画を公開しています。

「この数字は信じられません。皆さんのおかげです。皆さんの愛とサポートは僕にとってかけがえのないものです。ありがとう、ありがとう、そしてまだスパイダーマン・ノーウェイ・ホームを見ていない人は…メリークリスマス、どうすればいいかわかるよね♥️。」

なお、スパイダーマン映画としてはぶっちぎりの1位となり、「ホームカミング」は3日間で1億1700万ドル、「ファー・フロム・ホーム」は9200万ドルでした。

また、国際興行収入でも1億8100万ドルを突破しており、コロナ禍以前の数字と比べても遜色のない記録になっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 に米国及びその他多くの国で公開、2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Box Office Mojo

ヘイリー・スタインフェルドさんがドラマ「ホークアイ」のヴィラン俳優との共演にコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でケイト・ビショップを演じるヘイリー・スタインフェルドさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、第5話「ローニン」に登場したヴィンセント・ドノフリオさんとの共演した時の事について、その時の心境を明かしました。

スタインフェルドさんは「ヴィンセントの下に立って、彼の声を聞くというのは、とても変わった体験です。彼の前にいることは、本当に特別なことなのです。私は長い間、彼のファンでした。本当に尊敬している人たちと一緒に何かに参加するのは、いつだって素晴らしいことです。人々がその展開を見ている様子を見るのが楽しみです。」と述べました。

さらにこの”大物”ヴィランについて「あまり知らない人物ですが、ケイトは警告を受けています。クリントが『この人こそ、私がずっと心配していた人物だ』と言うのを聞いて、彼女はすべてを知ることになります。その言葉だけで、彼女は正気を取り戻し、この状況をどう扱うか考えなければならないのです。以前はリアルに感じなかったとしても、今はリアルに感じられる。これまでパートナーの話やジョークが飛び交っていたのに、今は彼女がステップアップする機会なんです。」と続けました。

この記事に対してMCUでS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンを演じたクラーク・グレッグさんは記事を引用リツイートして「もちろん」と短くコメント。NetflixドラマからのMCU接続と次世代ヒーローの誕生を祝いました。

ヴィンセント・ドノフリオさんが演じるキングピン/ウィルソン・フィスクはコミックでは主にスパイダーマンやデアデビルのヴィラン。アイアンマンのようなテクノロジーやキャプテン・アメリカのような超人血清もなく、ミュータントやインヒューマンズのような特殊能力もないただの人間ですが、「大物」と呼ばれるその大きな身体と鍛え抜いた戦闘技術だけでなく、知力、財力も優れたマーベル屈指のヴィランの一人。

次週の最終話でクリントは決着をつけ、無事にクリスマスを迎えられるのでしょうか。それとも今後いくつかの作品に渡ってキングピンが立ちはだかってくるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2021年12月22日 配信予定です。

ソース:Hawkeye star Hailee Steinfeld on that major villain reveal and working with Florence Pugh

ドラマ「ホークアイ」、5話のイースターエッグをピックアップ

2021年12月15日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード5「ローニン」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

映画「ブラックウィドウ」のその後

冒頭はクリントでもケイト・ビショップでもなく、エレーナ・ベロワの過去から始まります。過去と言ってもさほど昔ではなく、舞台は2018年。映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と同じであり、映画「ブラックウィドウ」のラストシーンでナターシャと別れたあと、ポストクレジットシーンの前の時系列になります。

カメラがエレーナへたどり着くまでの間、「ブラックウィドウ」での会話やナターシャとエレーナの姉妹関係を表現する口笛などが引用されています。

エレーナはナターシャに託された「ウィドウズの解放」ミッションをこなしているようで、ソーニャを同行してアナの邸宅に侵入していました。なお英語版ではアナ(Ana)となっていますが日本語版ではなぜかアンナにされています。マルチバースを描いたコミック「ユニバースX Vol.1 #11」ではアンナ・ロマノフというナターシャの娘が登場していますが、おそらく関係ありません。なお、アナ役、ソーニャ役の女優さん達は映画「ブラックウィドウ」には未登場です。ソーニャは映画のあと、この冒頭シーンの前の描かれていない期間に洗脳から解放され、エレーナを手伝っていると推測出来そうです。ちなみにジャケットはナターシャにプレゼントしたため、新しく買い直したのでしょうか。「ブラックウィドウ」で着用していたものとは違うものですがなかなか似ています。

2万ドル(約200万円)もする絨毯を汚しながらもアナに解毒薬をかけましたが、そもそもアナは既に洗脳から解放されている状態でした。この理由については言及されません。「ブラックウィドウ」の冒頭でエレーナを生命と引き換えに洗脳から解いてくれたオクサナが既に解放していたか、エレーナと同じ任務を託されていたアレクセイやメリーナが行き違いで解放していたのかもしれません。

この後、トイレに入ったエレーナはサノスの指パッチンの影響でチリとなり、ハルクの指パッチンで戻ってくる様子が一連の流れとして描かれています。これはMCUでも初めてとなる視点であり、被害者目線での描画となっています。

5年後にチリの状態から戻ってきたエレーナはすっかり風変わりしたアナと再会。ソーニャとエレーナの復活にどの程度の時間差があったのかは言及されませんが、ソーニャはすでに状況を理解してここには居ない様子でした。

そしてこの後エレーナはナターシャを探しに出かけ、「ブラックウィドウ」のポストクレジットシーンへとつながっていきます。

なお、今回のタイトルロゴには1話、3話と同様に「a」の的に向かって矢が飛んできません。2本の矢は2話、4話のようなクリントとケイト・ビショップのコンビネーション・エピソードの時に入る演出のようです。6話では矢が飛んできてくれるのでしょうか?

失意のケイトとエレノア

クリントに拒絶されたケイトはトボトボと実家へ帰宅。母エレノアはケイトをなぐさめ、「それでも進み続けるしか無い」ともっともらしい事を言いますが、会話の中にはこれまで通り過保護というか、ケイトをコントロールしたいという思惑が感じられます。

ケイトは勇気を振り絞ってアーマンド殺害の容疑者として母の婚約相手ジャック・デュケインの名を伝え、エレノアはその調査を約束し、アパートにいって荷物をまとめてくるよう指示します。

ケイト・ビショップとエレーナ・ベロワ

アパートではマカロニを作ってエレーナが待ち構えていました。マカロニチーズはエレーナの好物であることが「ブラックウィドウ」でも示唆されていて、映画冒頭のオハイオにおける偽りの家族としての潜入任務中には幼いエレーナが母メリーナにマカロニチーズをせがむ様子が描かれていました。

なお、このシーケンス全体でエレーナは英語音声、英語字幕、日本語吹替で「ケイト・ビショップ」とフルネームで呼称していますが、日本字幕版では「KB」と表示されています。4話でケイトがクリントの事を「CB1」と呼称した事の影響でしょうか、原語にはない勝手なアレンジが加えられています。

仕事のついでに観光を希望しているエレーナは「新しい自由の女神が見たい」と発言しています。ドラマ「ホークアイ」と同じ2024年のクリスマスのニューヨークを描く映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では、女神像にキャプテン・アメリカの盾を取り付ける工事が行われているような事がトレーラーからも判明しています。

ロシア人のエレーナですが、「ブラックウィドウ」でも幼い頃、オハイオでのクリスマスを楽しんでいた事が言及されており、本作でも「アメリカのクリスマスは大好き」と過去の美しい思い出をそのまま引き継いでいるようです。

ケイトが犬を助けた事をクールだと表現しているのも、「ブラックウィドウ」で描かれたエレーナの犬好き設定に基づいています。エレーナは「ブラックウィドウ」の中で犬を飼いたかったと話しており、ラストの墓参りのシーンではナターシャの偽名「ファニー・ロングボトム」から名前をとった犬「ファニー」を連れていました。

ナターシャの死

視聴者には明確にわかっていることですが、ナターシャの死についてエレーナは大きな誤解をしています。「ブラックウィドウ」のポストクレジットシーンにてコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ、通称ヴァルによってそう吹き込まれている事も予想がつきます。

しかしヴァルが真実だと思いこんでいる情報なのか、意図的に偽の情報をエレーナに渡しているのか今のところははっきりしていません。

ただしヴァルはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の5話で、現存しているキャプテン・アメリカの盾が政府のものではない事を知っていました。サノスとの最終決戦までは政府管轄のものではありましたが、その盾はサノスによって破壊され、サム・ウィルソンが引き継いでいた盾は実際には過去へ戻りペギーと過ごした老スティーブがそちらのマルチバースから持ち込んだものです。

この事から、ヴァルはどういう情報源からかアベンジャーズがタイムトラベルをしていることも知っているようですし、クリントとナターシャがヴォーミアで何をしていたのかも知ってる可能性はあるかもしれません。

クリントとグリルス

突然押しかけたクリントを理由も聞かず迎え入れてくれるグリルス。基本的にはいいやつですが、2話のイースターエッグ記事でも触れたように火事場泥棒という重犯罪人だと思います。アメリカの消防士の活躍を描く人気ドラマ「シカゴ・ファイア」でも火事場泥棒について厳しく咎められる描写がありました。ファンタジーでありながらリアリティを重んじるMCUとしては珍しい描写のように思えます。

ホテルに泊まるぐらいならうちに泊まっていけばいい、と言ってくれるあたりもやはりいいやつなのですが、少しモヤる所です。

なお、クリントとケイトの新コスチュームが出来あがっていると明かされますが、そのお披露目は持ち越されてしまいます。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の新たなキャプテン・アメリカのスーツは5話にて手渡され、最終話で華々しくデビューしましたが、コスチュームに興味のないクリントは最終話で着用してくれるのでしょうか?

ジャックの逮捕

翌日、エレノアの通報によってジャックはアーマンド殺害容疑で逮捕されました。ジャックは「誰かにはめられた」と容疑を否認しています。この物語ではそもそもアーマンドについてほとんど描写がないため、アーマンドを殺害して誰がどういう得をするのかが分かっていません。ジャックの場合は遺産のいくらかが分配される可能性はありそうですが、ジャックの言う「誰か」がいたとして、アーマンド殺害によってどういう利益があるのか、6話に期待するしかありません。

部屋に戻ったケイトは改めて決意し、クリントへの接触を再び試みます。

なお、ケイトの部屋にはこれまでの会話に登場していたビショップ・セキュリティのクリスマスパーティーの招待状が貼られており、2024年のクリスマスであることが明示されています。

©2021 MARVEL,Disney

マヤとローニン

ナターシャに詫びをいれつつローニンに戻ったクリントは、けじめを着けにマヤの元へ向かいます。一人で来るように指示したはずですが、マヤは案の定仲間を周囲に忍ばせていました。しかしクリントもそんなことは百も承知、あっという間にトラックスーツ・マフィアたちをのしてしまうと、マヤと対面し、素顔を明かすのでした。

3話のイースターエッグではローニンの刀の鞘に着目してみましたが、特に触れられる事もなく、マヤの父ウィリーを殺害したローニンはクリントで間違いないようです。この依頼主がマヤのおじさんであることもここで明かされました。

クリントはケイトにも話したように、クリントもマヤも武器、兵器であり、使い方、使われ方次第で変わってくると伝え、これ以上追ってこないように警告します。しかしクリントは予期しない反撃を受け、窮地に陥りますが、ケイトの援護射撃でこれを脱し逃げ延びるのでした。

マヤとカジ

クリントから真相を聞かされたマヤ。気絶から回復したカジはマヤの無事を確認し安心しています。

マヤは父親が殺された夜のことを改めて思い出し、父の右腕だったカジが現場に不在だった事を問い詰めますが、カジは連絡がなかったと言いのけます。作中ずっとマヤに寄り添う姿勢を見せつつも、何か隠し事をしているようにも見えたカジですが、ここでもやはり別の思惑で動いているように描かれています。

一方そのころ、中古車店から逃走したクリントとケイト。ケイトが昨日ビルの屋上で出会ったブラックウィドウが「ナターシャの妹」だと言っていたと伝えると、クリントは「エレーナか」とつぶやいています。この事から、クリントはエレーナの名前は知っていたものの顔は知らなかったと考えられるようです。ナターシャから名前だけは聞いていたという感じでしょうか。

キングピンとエレノア

グリルスの家で朝食を摂るクリント、ケイト、ラッキー。そのケイトのもとにメッセージが届き、エレーナを雇ったのが母エレノアである事が判明します。そしてそのエレノアはキングピンとも繋がっている事が明かされて5話は終了します。

エレノアがヴィランと繋がっているという設定はコミック版と通ずるものですが、コミックはブラックウィドウとは関係ありません。娘にヒーロー活動をさせたくないという親心は理解できなくないですが、娘の憧れの人を暗殺してまでとなると、常軌を逸しているのは間違いありません。

MCU初登場のキングピンを演じているのはヴィンセント・ドノフリオさんで、Netflixドラマ「デアデビル」でもキングピン/ウィルソン・フィスクを演じていました。Netflixのマーベルドラマキャラクターが俳優さんをそのままにMCUに登場するのは初めてのケースとなり、今後もこの例にならって登場する事を期待させる展開になっています。

ただしNetflix版とMCU版が全く同じキャラクターであるかは今の所不明で、ドラマ「ロキ」で紹介された変異体のような形になる可能性もありそうです。

コミックのキングピンはスパイダーマンやデアデビルの主なヴィランですが、「ホークアイ」を起点に新たなクロスオーバーが描かれていくのでしょうか?


ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2021年12月22日 配信予定です。

「ドクター・ストレンジ2」の再撮影は「スパイダーマン」と「ロキ」が関係していると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の再撮影が報じられて約2ヶ月、海外メディア The Hollywood Reporter は今週中にその再撮影が終わると報じました。そして、この再撮影が「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と「ロキ」に関係したものだと伝えています。

記事によると、「マーベルは、『ノー・ウェイ・ホーム』で多くの俳優が交錯し、『ロキ』では別バージョンのキャラクターが画面に登場する遊び心に魅了されたようです。そこで、ある情報筋によると、「多元宇宙をもっと楽しもう」と考え、『ドクター・ストレンジ2』ではカメオやキャラクター紹介をもっと盛り込むことにしたそうです。」との事。

「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」では以前からロキの登場が囁かれていましたが、実際に登場する事になるのでしょうか?

シルヴィ登場の噂について、ソフィア・ディ・マルティーノさんがインタビューに応じた記事はこちらです

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月6日 米国公開予定となっています。

ソース:THR HEAT VISION

映画「エターナルズ」の日本配信が米国と同じく2022年1月12日となる事が決定

日本で展開中のディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のサブスク会員向け無料配信を 2022年1月12日 から始めると発表されました。米国では11月の末に報じられていましたが、日本でも同様であることが公式に告知されました。映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と同じく、劇場公開から約70日程での無料配信となるようです

「エターナルズ」の公式あらすじは以下のとおりです。

数千年にもわたり、宇宙的規模の“脅威”から人類を守り続けてきた者たちがいた。
彼らの名は、エターナルズ──。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、地球に再び想像を絶する“脅威”が迫っていた。
その時、数千年の時を経て、エターナルズが人類の前に姿を現す。
地球滅亡まで彼らに残された時間は、あと7日……。
タイムリミットが迫る中、彼らは世界中に散らばった仲間たちと結集し、人類を守ることができるのか。
そして彼らを待ち受ける<衝撃の事実>とは……。

映画「エターナルズ」は 2022年1月12日よりディズニープラス会員向けに無料配信開始です。

MCU版「スパイダーマン4」は既に開発中であるという

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長とソニーのエイミー・パスカルプロデューサーが、海外メディア ニューヨーク・タイムズ のインタビューの中で、MCUの4作目となる単独スパイダーマン映画の開発に既に着手している事を明かしました。

ソニーとディズニーの協力関係について尋ねられたパスカルさんは、両スタジオが当面の間、主要プロジェクトで協力し続けることに期待を示しました。

私たちはプロデューサーなので、いつもすべてがうまくいくと信じています。ケヴィンと一緒に仕事をするのは大好きです。ソニーの経営者であるトム・ロスマンは、素晴らしいアイデアを持つ素晴らしいリーダーであり、私たちは素晴らしいパートナーシップを築いています。それが永遠に続くことを願っています。

続いてファイギ社長は、両スタジオがストーリーの開発に積極的に着手していることを認めました。

エイミーと私、そしてディズニーとソニーは、そう、私たちは物語が次に向かう場所を積極的に開発し始めています。私がはっきり言うのは、ファンの皆さんに「ファー・フロム・ホーム」の後に起きたような分離トラウマを抱えてほしくないからなんです。今回はそのようなことは起こりません。

パスカルさんはまた、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の終わりは、今後の映画に大きな影響を与えることになると予告しました。

私たちが作った映画(ノー・ウェイ・ホーム)の最後には、スパイダーマンが重大な決断を下すシーンがあります。それは犠牲です。そしてそれは、次の映画で働くために多くのことを与えてくれるのです。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は大ヒット上映中で、米国プレビューで5000万ドルを記録。Deadlineではオープニングウィーケンドで2億から2億5000万に達する見込みだと報じています。

本作は史上3番目に高いプレビューグロスであり、「アベンジャーズ:エンドゲーム」以来最高で、2021年最高記録の「ブラックウィドウ」の1320万ドル、2位の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の1160万ドルと比べて3倍から4倍ほどの記録に達しています。

ただし、新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大により、多くの国では再び劇場閉鎖の措置が取られつつあり、映画の全体的な興行収入がどの程度になるかは予測がつかないとの事。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 より米国及びその他多くの国で公開中、2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Marvel Studios Reveals Exciting Spider-Man 4 Update