映画「ソー:ラブ&サンダー」セカンドトレーラーのチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」の第2弾予告が公開され、待望のヴィランの姿も公式に確認されました。今回は2分少しのこのトレーラーからチェックしておくべき気になるポイントをピックアップして、予想や考察をお届けします。

※これより先は「ソー:ラブ&サンダー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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3、4年ぶり?

ソーとジェーン・フォスターの再会シーンを思わせる箇所では「3、4年ぶり?」と聞くジェーンに対してソーが「8年7ヶ月と6日だ」と応えています。

©MARVEL,Disney

二人が再会するのは2013年11月8日米国公開の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」以来であり、「ラブ&サンダー」の2022年7月8日との日数差3164日(8年8ヶ月)となっています。「ダーク・ワールド」の作中で明確にされていないものの何日かは経過しているため、わりと妥当な数字であると考えられます。

また、ジェーンとの時間感覚に5年の差があるのは、ジェーンがサノスの指パッチンによって消えていた事を示唆している可能性が高そうです。

オールブラック

次に映される剣はコミックのゴアが愛用しているオールブラックでしょうか。

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ネクロソードのオールブラックは元々ゴアのものではなく、シンビオートの神たるヌルが作り出したものでした。斬首したセレスティアルズの頭を鍛冶場として鍛え上げた最初のシンビオートで作られた剣でしたが、ヌルは神々との戦いの中でオールブラックを失い、ゴアがこの剣と出会いました。コミックではその後またヌルの手に戻っています。

シンビオートで構成されているためオールブラックは意思を持ち、再生能力、形状変化などヴェノムやカーネイジと同様あるいはそれ以上の能力を有した武器となっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」公開以前は権利関係によりオールブラックが登場しない可能性が高かったのですが、「ノー・ウェイ・ホーム」でMCUのアース616にシンビオートが持ち込まれたため、登場は可能になったと考えられています。

ゴア・ザ・ゴッドブッチャー

クリスチャン・ベールさん演じるゴア・ザ・ゴッドブッチャー(神殺しのゴア)の映像が初公開、本作のメインヴィランとされています。

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ゴアの後ろに蠢く触手はオールブラックの項目でもお話したようにシンビオートである可能性は高そうですが、今のところ「ラブ&サンダー」の公式概要にシンビオートという単語は登場していません。

ヴァルキリーの新武器

ヴァルキリーが前作のドラゴンファングとは違う光り輝く新武器を振るっています。

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ところがよく見るとこれはゼウスが手にしていた雷であり、これをヴァルキリーが持っていることはゼウスの悲しい結末を示唆している可能性があるかもしれません。ゴアと戦うために借りていったという穏便な展開で済む事を願うばかりです。

「ソー:ラブ&サンダー」1stトレーラーより©MARVEL,Disney

ウォッチャーやその他のイースターエッグ

マイティ・ソー/ジェーン・フォスターが雷を喚んでいる神殿のような場所にはいくつかの像が並んでおり、その中のひとつはアニメ「ホワット・イフ」などでおなじみのウォッチャーがあります。

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その他に「ロキ」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でもイースターエッグ的に登場していたリビング・トリビューナル、サノスの恋愛対象でありデッドプールの恋人でもあるデス、マルチバースの空間を司るインフィニティ、そしてコミックのインフィニティ・ウォーでサノスの計画をキャプテン・マーベルに忠告しに現れた時間を司るコズミックエンティティのイーオンが映されています(画像左からデス、イーオン、インフィニティ、ウォッチャー、リビング・トリビューナル)。像の配置のバランスから言って、ウォッチャーの奥、インフィニティの正面にもうひとつ像がある気がする所で、インフィニティの対となる存在のエターニティの像が置かれているかもしれません。

セレスティアルズと同様かそれ以上に高次元の存在である彼らの像が立ち並ぶこの場所が何なのか、単なるコミックファンに向けたイースターエッグにすぎないのか、映画館では要注目です。

雷神ゼウス

今作ではおなじみのソーの他に唯一無二の雷神となったジェーン・フォスターが登場しますが、それだけではありません。ファーストトレーラーでも後ろ姿のみ登場していましたが、ラッセル・クロウさん演じるギリシャ神話の雷神ゼウスが登場します。

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ゼウスを取り巻く女神たちは妻のヘラやデメテル、メティスたちなのかそれとも娘のアテナやアルテミスたちなのか気になる所です。ゼウスや彼女たちの何人かはゴアの犠牲者となってしまうのでしょうか?

心も吹っ飛ぶ

予告公開の前日、ソーを演じるクリス・ヘムズワースさんは自身のInstagramに動画を投稿しています。

動画では「ソー:ラブ&サンダーの公式予告編が明日公開されます。見逃さないで、言葉と愛を広めて!この予告編はあなたの心を吹き飛ばします!!」と語っていましたが、心と同時にソーの衣装も吹き飛ぶというオチが用意されていました。

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MCUでモザイク処理が使われるのは二度目であり、前回は2013年公開の「マイティー・ソー:ダーク・ワールド」にてソーの友人でもあるエリック・セルヴィグ博士がストーンヘンジにて全裸で走り回るニュース映像の中でモザイクが使用されました。

しかし注目すべきはモザイクではなく、ソーの背中になっています。

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背中には弟ロキの象徴的な角とR.I.P. LOKIのタトゥーが施されており、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でのロキの死を文字通り背負っているようです。トム・ヒドルストンさんは本作への出演を否定していますが、この先のMCU作品で兄弟が再会する事はあるのでしょうか。


「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」の第2弾トレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」の第2弾トレーラーが先日の予告どおり公開されました。今回も2分ほどの映像で、主人公のソーとジェーン・フォスターとの再会などの映像が盛り込まれています。

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ヴィランのゴア・ザ・ゴッドブッチャーの映像も正式公開となりました。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

この夏、マーベルいち”ノープラン”なヒーローが帰ってくる!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界―。 アスガルドの王として、そして宇宙を救うヒーローとして、家族や恋人、人類を守るために戦い走り続けてきたソーだが、多くの大切な人を失い、いつしか戦いを恐れるようになっていた。そんな彼が“自分は何者なのか”と我に立ち返り、「ヒーローは卒業だ。」と、ゼロから新たな道を歩むことを決める―。
ハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み“自分探し”に迷走していたソー。ノープラン&お茶目なソーの、波乱万丈な冒険の予感させるロック・バトル・アドベンチャーが遂に始動!
“愛”と“雷”の力で宇宙を救う!?ノープランな雷神ソーの神バトル開幕!

監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、テッサ・トンプソン(ヴァルキリー)他

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のラップギフトが流出し、コミックからの変更点が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のラップギフトの写真が流出し、SNS上で話題になっています。そのギフトに描かれたものがコミックからの変更点を示唆しているのではないかとして、ファンは議論を交わしています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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ラップギフトとして贈られたのはキャップとセーターという事で、セーターにはワカンダ文字で「WAKANDA FOREVER」と記載されているようです。

気になるのはキャップに刺繍されたキャラクターで、投稿者はアステカの神テペヨロトルに似ていると指摘しています。テペヨロトルはアステカのジャガーの神ですが、ブラックパンサーのコミックにはアステカと関与するような主要ヴィランが存在せず、本作での登場が噂されているネイモア・ザ・サブマリナーがアトランティス人からアステカ人に変更されたのではないかとして話題になっています。

アステカもアトランティス同様に大洪水、水没都市などの伝説があり、パンサーに対比するようにジャガーの神が住まうアステカに変更されたのかもしれません。この変更が物語にどういった影響を与えるのか、注目となりそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

ドラマ「アイアンハート」のテスト撮影が始まっていると報告される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」の撮影が既に始まっていると、ツイッターアカウント @filming_chicago が報じました。昨年の報道では2022年4月から撮影が始まると報じられていましたが、今年に入って5月20日に別の海外メディア Screen Magazine がまだ撮影が始まっていないとし、早くても6月20日からの撮影開始になるだろうと報じていました。

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投稿によると「皆が週末を楽しんでいる間に、マーベルの新シリーズ「アイアンハート」の撮影がシカゴで行われていたとのことです。Screen Magazine によると、テストショットかBロール/プレートショット(補足映像や映像素材)をしていたようです。何か情報が入り次第、お知らせします。」との事。

これらの撮影には通常メインキャストは含まれておらず、本撮影は以前の報告どおり6月から始まるのかもしれません。

本作に関してあまり情報は公開されていませんが、アイアンハート/リリ・ウィリアムズはドラマの配信よりも早く、2022年11月公開の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でのデビューが公表されています。

コミックのアイアンハートはアイアンマンの後継的なキャラクターであり、アイアンマンがJ.A.R.V.I.S.やF.R.I.D.A.Y.といったAIを搭載していたように、アイアンハートはトニー・スタークをAI化したものを搭載しています。この点はコミックファンの大きな関心事である他、映画「アイアンマン」シリーズの主要キャラクターであるペッパー・ポッツ、ハッピー・ホーガン、ウォーマシン/ローディなどの登場にも期待が集まっています。

6月から本撮影が始まるとすると、過去のドラマシリーズの大まかなスケジュールから考えて秋には撮影が終了し、その1年後ぐらいには配信されると見られています。

ドラマ「アイアンハート」はディズニープラスで配信予定です。

米ディズニープラスで「A Fan’s Guide to Ms. Marvel」が6月1日配信へ

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のドキュメンタリー番組「A Fan’s Guide to Ms. Marvel」がドラマ開始1週間前の 2022年6月1日 に米国のディズニープラスで配信されると、海外メディア Whats On Disneyplus が報じました。これまで「Marvel Studios Assembled(マーベル・スタジオ・アッセンブル)」シリーズがシリーズ配信後に公開されていましたが、それとは異なるシリーズになるようです。

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記事が紹介している「A Fan’s Guide to Ms. Marvel」の概要は以下の通りです。

「A Fan’s Guide to Ms. Marvel」は、画期的なオリジナルシリーズ 「Ms. Marvel」の裏側を、そのコミック本の起源から、マーベル・スタジオの次のヒットシリーズとしてディズニー+で開発・制作されるまで、独占取材したドキュメンタリー短編映画です。受賞歴のある制作チームや、魅力的な新人スター、イマン・ヴェラーニのインタビューも収録されています。

詳細については不明ですが、アッセンブルシリーズと比べるとコミックにもより深く触れていくのかもしれません。また、記事執筆時点で日本での配信予定は不明です。

「ミズ・マーベル」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WHAT’S COMING TO DISNEY+ IN JUNE 2022 (US)

ドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」は2023年から2024年にかけて配信か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」にドラマ「ワンダヴィジョン」の脚本家やドラマ「ムーンナイト」の脚本家が加わることが明らかになりました。加えて配信時期が2023年から2024年にかけてとなる事も判明しました。

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Redditへの投稿によると、脚本家の雇用サイト Writers Guild of America West にて職歴に「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」を記載している脚本家を複数発見したとの事。

このサイトに記載された情報によると、「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」は2023年から2024年にかけて配信されるコメディ番組となっているようです。

本作のヘッドライターとして「ワンダヴィジョン」のヘッドライターを務めたジャック・シェイファーさんの名前が報じられていますが、その下に今回発見されたピーター・キャメロンさん、キャメロン・スクワイズさん、ローラ・ドンニーさんらが加わる事になるようです。

もちろんこれらは公式発表ではなく、今後のMCUの流れによってスケジュールが前後する事も考えられるため、これらはあくまで目安として頭の片隅に入れておく程度が好ましいと思います。

映画「ファンタスティック・フォー」のファンキャスティングは正解だった?ディズニープラスがファンアートを流用していると報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画として「ファンタスティック・フォー」がリブートされる事が発表されていますが、そのキャスティングや公開時期などは分かっていません。そんな中、海外メディア CinemaBlend の編集長を務めるショーン・オコンネルさんが奇妙なものを発見したと投稿し、話題になっています。

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オコンネルさんは以下のようなツイートを投稿。

投稿には画像が添えられており、コメントによると「ディズニープラスの利用者に今後のプロジェクトについて世論調査している外部の調査会社が、ファンタスティック・フォーにジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントを起用したのです。リードは髭まで剃って、ツナギ姿で、こめかみに白髪がある。希望的観測?それともそれ以上の何か?」との事。

この調査に使われたというファンタスティック・フォーのサムネ画像は2019年11月に投稿された精巧なファンアートで、マーベル・スタジオの公式画像ではありません。記事執筆時点ではMCU版ファンタスティック・フォーのロゴのみ公開されており、世論調査のミズ・マーベルの項目のようにロゴのみでも良かったはずですが、なぜこのアートが使用されたかは謎に包まれています。

もうひとつ奇妙な事に「ファンタスティック・フォー」は映画のはずで、そもそもディズニープラスシリーズではないはずです。投稿された画像に見える他の3作品「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」、「ミズ・マーベル」、「アーマーウォーズ」はディズニープラスのドラマやアニメプロジェクトになっています。

ファンタスティック・フォーのリーダーであるミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズにジョン・クラシンスキーさん、そしてリードの妻であるインヴィジブル・ウーマン/スーザン・ストームにクラシンスキーさんの妻であるエミリー・ブラントさんを配置したこのファンアートですが、奇しくも現在公開中の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で別のユニバースのリードが登場し、それをジョン・クラシンスキーさんが演じています。

今回取り上げられたディズニープラスの調査に使われた画像がどういった経緯で使用されたかは不明ですが、インヴィジブル・ウーマン役にエミリー・ブラントさんを望む声が高まっています。しかし、キャスティングの真相の判明にはまだしばらく時間がかかる事になりそうです。

MCU版「ファンタスティック・フォー」の公開時期は未定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ヴィランの外観がリークか

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のヴィランとしてデビューする事が噂されているネイモア・ザ・サブマリナーの実写版の外観のヒントとなる画像がリークされました。

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今回リークされたのは精細な画像ではないため、なんとなくのイメージに留まるものですが、おおよそコミックの外観を踏襲しているようです。

別のインサイダーがMCUネイモアを手描きしたのとコミックとの比較がこちら。

テノッチ・ウエルタさんが演じると報じられているネイモア・ザ・サブマリナーは1939年にコミックデビューした古参キャラクター。ファンタスティック・フォーやアベンジャーズとは比較的仲がいい反面、ネイモアが統べるアトランティスとブラックパンサーのワカンダは敵対状態にあり、登場する作品によってヒーローにもヴィランにもなるキャラクターです。

ドクター・ストレンジと「ディフェンダーズ」を結成したり、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場したイルミナティのコミック版のメンバーでもあり、MCUのネイモアがどういう道を歩むかは不明ですが、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」以降も登場する可能性が高そうです。

MCUの平均的なファーストトレーラー公開の時期は160日~170日前であり、公開日から逆算すると6月中にはトレーラーが公開されそうですが、7月8日公開の「ソー:ラブ&サンダー」と同時に公開される可能性もありそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

サッシャ・レインさんは映画「スパイダーマン:ホームカミング」のオーディションを受けていたという

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」に出演したサッシャ・レインさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、「ロキ」のオーディションは受けておらず、「スパイダーマン:ホームカミング」のオーディションを受けて落ちていた事を明かしました。

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ドラマ「ロキ」シーズン1でTVAのハンターC-20を演じたサッシャ・レインさんは、過去にマーベル・スタジオのオーディションを受けた時の事を振り返り、次のように語りました。

何役のオーディションを受けたのか忘れてしまったわ。作品はスパイダーマンだったと思います。そして、これはずっとずっと前のことで、私はオーディションの準備ができていなかったし、特にマーベルの準備ができていませんでした。私はどちらかというと、目や繊細さを表現するタイプで、当時のマーベルはその対極にありました。その時、彼らは『ああ、もっとエネルギーを出してくれないか』と言ったんです。『もっとエネルギーを出して、もっと盛り上げて、もっと声を出して』と言われました。ええ、違います。あれは私じゃない。すぐに分かりました。ああ、これはかわいい経験だけど、私には無理だなって思ったわ。

役については覚えていないと言うことでしたが、その役に対してエネルギッシュな演技を求められ、自分の演技に向いていないと感じたと説明しました。そしてその後、「ロキ」については、オーディションは受けなかったと明かしました。

でもね、何が素晴らしかったって、ロキ出演の機会を得る数ヶ月前に出産したばかりだったんです。ニューヨークでミュージックビデオを撮影していたときに、その話をもらって、監督のケイト(・ヘロン)と話すことになったんだけど、彼女がこの世界について少し話してくれて、彼女がこの作品で何をしたいのか、マーベルのアンダーグラウンド版のような感じがして、『(スパイダーマンより)こちらの作品の方が私にあっているわ』って思ったの。やっとこの世界に飛び込むことができるんだって思いました。

そしてレインさんは当初、ケイト・ヘロン監督が「ロキ」での自分の演技に興味を持ったことに少し驚かされたそうです。

彼女が最初に私を必要としてくれたこと、彼女にとって大きな意味があったことに、私は興奮しました。私はちょうど子供を産んだばかりで、またこの世界に戻りたかったんです。『なんてクールな方法なんだ』って思いました。その時、私はただただ光栄に思いました。『本当に私が必要なの?』という感じでした。オーディション会場で『ごめんなさい、ここで何をしたらいいのか分かりません』みたいな感じだったのが、大きく飛躍したと感じました。

サッシャ・レインさんが演じたハンターC-20は物語の謎の鍵を握っていましたが、作中では死亡したことがレンスレイヤーにより語られました。しかしそれはあくまで口で説明されただけであり、さらに言えばロキは物語のラストでMCUのアース616から違うユニバースへと移動してしまった事が描かれていました。

ケヴィン・ファイギ社長は先日開催されたディズニーアップフロント2022のプレゼンでシーズン2は「 “[see] the whole cast returning”」(全てのキャストが戻ってくる)と発言しており、別ユニバースのC-20や、実は死んでいなかったとして登場する可能性は残されているかもしれません。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信予定、配信日は未定で、2022年6月から撮影に入る事が報じられています。

ソース:Sasha Lane on Auditioning for ‘Spider-Man’ But Finding the Right Fit in ‘Loki’

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の削除されたソーの兄弟についての詳細が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場予定だっというソーの異母兄弟バルダー・ザ・ブレイブのシーンの詳細について、YouTubeチャンネル Heavy Spoilers が報じました。

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動画の中で氏は削除されたカメオシーンの要素を確認していると明かしています。

バルダー・ザ・ブレイブの登場も予定されており、私はそのためのある種の要素を見てきました。イルミナティのシーンでは、もちろん6つの椅子とプロフェッサーXのスペースがありました。バルダーはもともと7人目のメンバーだと思われていましたが、今では空いた椅子はスプリーム・ストレンジのものということにされています。しかし、モルドがその地位を追い抜き、これは彼が事前にイルミナティに所属していなかったためで、他のメンバーと共にタイタンに現れなかったのはそのためです。

Heavy Spoilersはさらに、ブラックボルトがブレイブの変わりの役割を担ったと語っています。

ワンダとの戦いの間、バルダーは魔女に自殺するように説得される予定だったが、この焦点はブラックボルトに与えられるように、どうやら取り除かれたようです。また、その方が良い方法でしょうし、イルミナティメンバーはすでに十分いるので、最終カットのために削除された理由もわかります。

また、ダニエル・クレイグさんがバルダーを演じる予定があったと報道された事と、クレイグさんはリード・リチャーズを演じる予定だっという別の報道について、見解を以下のように述べました。

今日、Deadlineからの報道がありましたが、それによるとダニエル・クレイグは当初リード・リチャーズ役を演じる予定だったそうです。しかし、私の情報筋は半年ほど前に、彼は実はバルダーを演じていると言い、その証拠として小道具の写真を送って来てくれました。私は、クレイグがソーの弟であるバルダーを演じる方がずっと理にかなっていると思うし、最近、ネタがカットされたとき、私の情報筋は、彼はとてもビッグネームなので、なぜそうなるのか理解できなかったと言っていました。しかし、どうやらクレイグの降板はイギリスのパンデミック患者の急増が原因だったようで、そのために削除され、また交代させられたのだと思います。

バルダーの登場は1年以上も前から噂されており、ここ最近の報道はそれが事実であった事を裏付けていますが、新型コロナウイルスの影響か、はたまた別の理由かはともかくとして、幻のカメオとなりました。

イルミナティの部屋には6つの椅子が用意されており、映画に登場したイルミナティのメンバーはプロフェッサーX、ブラックボルト、キャプテン・マーベル、キャプテン・カーター、ミスター・ファンタスティック、モルドの6人。しかしプロフェッサーXは自身の車椅子に座っているため、ひとつ座席が多い計算になっています。

この事について脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で「答えられない質問ですが、私たちはイルミナティについてかなりの話し合いを重ねてきました。多分それはただの間違いです。最終的に椅子が多すぎたかもしれません(笑)」と語っており、最終的なメンバーと椅子の数が違う事について間違っていることを認めています。これは制作の途中ではもっと人数が多かった時期がある事の証明でもあり、バルダーの登場計画はかなり進んでいたと考えられるようです。

バルダーを見ることが出来なかったのは残念な事ですが、登場していたとしても本作では即退場になっていたのは確実であり、MCUのアース616での正式な登場とクリス・ヘムズワースさん演じるソーとトム・ヒドルストンさん演じるロキとの3兄弟のシーンの実現に期待したい所です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。