スタン・リー氏のドキュメンタリ番組「スタン・リー」2023年配信決定

現地時間の2022年12月28日、マーベルを支えてきた故スタン・リーさんの生誕100周年を記念して、2023年にドキュメンタリ番組「スタン・リー」が配信される事が発表されました。あわせて短い予告映像も公開されています。

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概要によると「夢見てきた100年。創造してきた100年。スタン・リーの100年。オリジナルドキュメンタリーの『スタン・リー』が 2023 年に Disney+ でストリーミング配信されます。」との事。

予告はこれまでにスタン・リーさんが出演してきた映像作品でのカメオ出演シーンが散りばめられており、本編にはその時に撮影された舞台裏映像などが盛り込まれると見られています。

2018年の11月に亡くなられたスタン・リーさんですが、今年の5月にはマーベル・スタジオとスタン・リー・ユニバースの間で20年間の契約が結ばれたことが発表されていました。

ドキュメンタリ番組「スタン・リー」は2023年、ディズニープラスで配信予定です。

ダナイ・グリラさんが映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のカットされた結末と今後のオコエについて言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でオコエを演じたダナイ・グリラさんが、海外メディア Deadline とのインタビューの中で、カットされたエンディングと今後のオコエについて明かしました。

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ダナイ・グリラさんはインタビューの中で、本作のオコエに関して次のように話しています。

クーグラー監督はあのカンフーの番組みたいに、男が地球を歩いていくようなものだと言っていたんです。オコエはただ去っていきました。オコエがどこへ行くのか、私たちにはわかりません。そして、彼女はある種の放心状態なのです。彼女はその地位を守るために戦っていたのに、それを手放したんです。それが彼女のアークのようなもので、手放すということです。それがどこにつながるかはわかりません。

オコエの最後の瞬間は、1970年代のテレビシリーズ「燃えよ!カンフー」のデヴィッド・キャラダインさん演じる主人公クワイ・チャン・ケインのように、世界を巡る旅に出かける予定だったと語りました。そしてこれは、自分探しの旅に設定された形で終了したと説明しました。

また、映画のエンディングではシュリ、ナキア、そして小さなティ・チャラだけでなく実際はオコエもいたと明かしました。

そして、オコエが一行と分かれる際にシュリが「ドーラに戻るの?」と尋ね、オコエが「いいえ。」と返し、「どこへ行くの?」と質問すると「私の青いスーツが連れて行ってくれるところならどこでも」と応えてそのまま歩き去っていくシーンがあったと説明しました。

グリラさんはこのシーンが「とても美しい瞬間だった」とし、「オコエのMCUでの未来がどうなるにせよ、ファンがそれを見るまでにはしばらく時間がかかるかもしれません。」と将来の物語について具体的な話が決まっていない事を示唆しました。

オコエは今後、ディズニープラスでのスピンオフ作品が計画されている事が、マーベル・スタジオとダナイ・グリラさんを繋ぐ弁護士のコメントから明らかになっています。

ブラックパンサーシリーズは複数のスピンオフが計画されている事が報じられていますが、そのどれもがまだ具体的には発表されておらず、監督は先日の「ブラックパンサー3」に関する質問で、「僕はマルチタスクが得意な人間ではない」とし、1作品ずつ丁寧に制作していく姿勢をみせていました。

オコエの物語が再開されるまで、ファンは今しばらく待たなくてはならないようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 より劇場公開中です。

ソース:20 Questions On Deadline Podcast: Danai Gurira Talks Tears And Laughs On ‘Wakanda Forever’ Set & The “Unexpected” New World Of Her ‘Walking Dead’ Spinoff

ドラマ「エコー」の配信が2024年初頭に変更されている可能性が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」が2023年夏の配信から2024年初頭へと変更されていると、海外スクーパーの Murphy’s Multiverse が報じました。先日は本作のショーランナーを務めるマリオン・デールさんが約1年後の配信を示唆していました。

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記事によると、「エコー」は「デアデビル:ボーン・アゲイン」と密接に関係しており、直接繋がるようにするために配信日を移動させる話を聞いているとの事。

つまり、デールさんが先日示唆していた配信延期は生産上の問題ではなく、話の順序を考慮しての延期になるようです。

「エコー」は2022年8月に撮影が終了しており、現在はポストプロダクションの作業中であると考えられています。今のところ大きな再撮影の報告はされていません。

制作スケジュール的には当初の2023年夏配信に十分間に合うものですが、噂通り延期となってしまうのか、公式発表を待つばかりです。

ドラマ「エコー」は 2023年夏、ディズニープラスで配信予定です。

ソース:The Hypothetical 2024 Marvel Studios Release Calendar, V4

ヒュー・ジャックマンさん、映画「デッドプール3」以降のウルヴァリンの可能性について言及

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」にウルヴァリン役での再登場が発表されたヒュー・ジャックマンさんが、The Empire Film Podcast に出演し、「デッドプール3」以降のMCUでウルヴァリン役を演じる可能性について言及しました。

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番組の中でMCUでのウルヴァリンが1回限りか質問されたヒュー・ジャックマンさんは、「どの映画も一度切りというイメージ、それが私の考え方です。正直に言うと、最初(X-MEN)は2本の映画の契約があったのですが、それでも1本で完結するものと思っていました。当時はコミック映画なんてなかったですからね。一回一回を大切にするんです。そういう意味ではラッキーで、その先を考える必要はないんだけど、それがベストだと思っています。」と述べました。

過去9作品に渡ってウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマンさんですが、その都度契約してきた事を明かし、MCU版のウルヴァリンが始まっても基本的には同じで「デッドプール3」以降は念頭に置いていない事を明らかにしました。

ヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンが登場する可能性のある作品はフェーズ6が終わるまでにいくつか存在していますが、まずは「デッドプール3」の制作に集中しているのが現状のようです。

噂ではウルヴァリンは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にも登場するとの事ですが、フェーズ5ではMCUにアダマンチウムが導入されるとも報じられており、ヒュー・ジャックマンさん演じるFOXユニバースのウルヴァリンとは別の、神聖時間軸あるいはEarth-616と呼称されているMCU版のウルヴァリンが導入される雰囲気も感じ取れます。

映画「デッドプール3」は 2024年11月8日 米国で劇場公開予定です。

映画「エターナルズ2」が制作予定、マ・ドンソクさん所属事務所が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の続編が開発中である事が明らかになりました。これは、「エターナルズ」でギルガメッシュを演じたマ・ドンソク(ドン・リー)さんの所属事務所が発表した今後の予定から明らかになりました。

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マ・ドンソク(ドン・リー)さんのマネージメント会社であるビッグ・パンチ・エンターテインメントは、2023年以降のマ・ドンソクさんの今後のプロジェクトを促進する公式声明を発表したと、海外メディア YTN が報じました。発表の一部を抜粋したものが次のようになっています。

マ・ドンソクはドラマ「ハイヴ」の制作が未定のまま、来年制作予定の映画やドラマの企画を進めています。現在、マ・ドンソクは「クリミナルシティ4」を撮影中。「デーモンハンターズ」、「荒野」、「クリミナルシティ3」の公開を控え、「エターナルズ2」など、彼が出演する世界的なプロジェクトも制作される予定です。

ギルガメッシュは「エターナルズ」作中で死亡しましたが、作中でも説明があったように続編では記憶をリセットされたギルガメッシュがワールドフォージにて再度作成されると考えられています。同様に命を落としたエイジャックたちも蘇ると見られ、記憶を維持しているセルシやセナたち生存組と新生組との衝突が起こるかもしれません。

「エターナルズ2」の公式発表はありませんが、1作目のエンディングの流れから誰もが続編があると思う内容で、今回の事務所リークもようやく来たかと言う印象です。

マ・ドンソクさんは2022年の夏にマーベル映画撮影のために渡米するとも報じられていましたが、これが何の撮影だったのかは不明です。

映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:YTN

【噂話】MCUのスケジュールに調整?「シャン・チー2」や「スパイダーマン4」について報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ5及びフェーズ6のスケジュールに調整が入る可能性が話題になっています。これには映画「シャン・チー2」と映画「スパイダーマン4」の新たな情報が深く関連しているようです。

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CosmicCircusの記者2024年7月公開予定と報じられていた「スパイダーマン4」が2024年冬から2025年頃に延期になるだろうと報告しました。「スパイダーマン4」のリリースに関してはもとが公式情報ではないためさほど深刻ではありませんが、ソニー・ピクチャーズが展開するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)もたびたび延期を繰り返しているのが気になるところとなっています。

また、Murphy’s Multiverse は2025年5月公開予定の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の前に「シャン・チー2」のリリースが計画されていると報じました。

記事によるとアベンジャーズ最新映画でカギを握るとされているシャン・チーは「ザ・カーン・ダイナスティ」の前にアベンジャーズに向けたセットアップが必要で、2作目公開の準備がされているとの事。そして2025年5月2日が「アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ」から「シャン・チー2」になり、その後の無題の映画とされていた7月25日の公開枠にアベンジャーズが押し出される形になりそうだと報告しています。

Murphy’s Multiverseでは以前に「シャン・チー2」が2025年2月14日になる予定だと報じていましたが、その後「ブレイド」の延期に伴って各作品の公開がずれ込んでいました。

気になるのは「シャン・チー2」も「アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ」も「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が手掛ける事で、約3年で大作2作品を完成させられるのかと言った部分も少し不安視されています。

コミックでは一種の師弟関係にもあるシャン・チーとスパイダーマンですが、カーンとの決戦の前に再びMCUに再登場する事になるのか、今後の公式発表には注目です。

【噂話】映画「エターナルズ」がX-MEN導入の重要なピースになっていると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」(2021年)がX-MENのデビューに向けて大きく関わっていると、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏がPatreonにて報じました。

※これより先は今後のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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リヒトマン氏は「エターナルズ」に登場し、セルシ達によって誕生を阻止されたセレスティアルズのティアマットが、コミックにおけるミュータントを奴隷とする国家ジェノーシャになっていくと聞いていると報じています。

そして「サンダーボルツ」ではアダマンチウムを求めてこの島に入り、サンダーボルツのメンバーであるセントリーが謎の声に翻弄され心を失い、エレーナたちは全力で彼を止めなくてはならなくなると伝えています。

マーベルコミックの中でアダマンチウムはヴィブラニウムの人工精製の過程で誕生した合金。MCUでは「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でヴィブラニウムを求める各国の様子が描かれていましたが、ラモンダは供給しないとも宣言しています。そのため、MCU版アダマンチウムはヴィブラニウムなしで精製されるか、あるいはワカンダ以外から供給される可能性が考えられます。

MCUにウルヴァリンを始めとするウェポンX関連のミュータントを登場させるにあたってアダマンチウムの紹介は必要不可欠であり、その部分は「サンダーボルツ」で描かれて行くというのが現状の計画のようです。

ただし、別のスクーパーはアダマンチウムとティアマットの関係には同意しつつも、これらは「キャプテン・アメリカ:ニューワールドオーダー」で紹介されると報じています。

「エターナルズ」では地球規模のイベントが起こりつつもフェーズ4の他作品ではほとんど言及されていませんでしたが、フェーズ5から徐々に関連し、今後のミュータント、そしてX-MENへと繋がっていくことになるようです。

映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

ジェームズ・ガン監督、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」での誰かの退場を再強調

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、来年公開予定のシリーズ最新作の中でチームメンバーの誰かが退場する事を再度強調しました。

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ガン監督は「Vol.3」のポスターを自身のInstagramで公開し、「3部作の完結編、時代の終わり」とコメントを添えて投稿。

この投稿に対してとあるファン(mrsi6733氏)が 「マーベルは今後もガーディアンの映画を作り続け、ソー:ラブ&サンダーのような映画にキャラクターを登場させるので、時代が終わるわけではありません」と楽観的な反論を投稿しましたが、監督は「全員ではありません」と再登場出来なくなるキャラクターがいることを改めて強調しました。

監督は2020年のファンとのQ&Aの中で、3作目で誰かが死ぬことを予告していましたが、これがチームの主要メンバーなのかただのモブキャラのことなのかははっきりとしていませんでした。しかし今回のやり取りを見る限りでは、主要メンバーの誰かが3作目で退場すると考えて差し支えないようです。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのチームメンバーの中で、ロケット・ラクーンに関しては2014年の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の作中で寿命が短いという設定が語られているため、退場の第一候補として考えられます。

また、ガモーラはそもそも死んでおり、「Vol.3」に登場するのは「アベンジャーズ/エンドゲーム」で過去から来たガモーラであるため、彼女が過去に戻るようであればガモーラもまた再登場出来なくなると考えられます。

ドラックスを演じるデイブ・バウティスタさんは同役の引退の意向を明かしていますが、次回作以降では別の俳優が演じるだろうと語っており、生存フラグを示唆しています。

ネビュラ役カレン・ギランさんは「Vol.3」のあとに登場の余地があるかどうか分からないと、どちらともとれる結末になっているような事をコメント。

スターロードとマンティスの今後に関する事は不明ですが、「ホリデースペシャル」で彼らが兄妹であると判明してすぐにどちらかが欠けてしまうような展開は、ファンに大きなダメージを与えてしまう事が考えられます。そして、コミックでは両名とも死を経験しているので、そんな事はしないだろうと気を抜く事は出来ません。

クラグリンはメインと呼べるか微妙なポジションですが、ヨンドゥの遺産の一人でもあるため生き抜いて欲しい所ですし、「ホリデースペシャル」で新登場したばかりのコスモはコミックでは新ガーディアンズの中心人物でもあるため、比較的生存フラグが強そうです。

ポスターに描かれたメンバーが一堂に会するのは今回が最後という事で、注目の作品となるようです。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月5日 米国公開予定、日本公開は5月3日予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のスペシャルルック映像がXmasに米公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の最新映像をクリスマスに公開すると、米テレビ局のABCがFacebookにて告知しました。

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ABCは毎年放送している番組「Disney Chrismas Celebration」 の中でマーベルファンに向けた特別なイベントを開催すると告知。

番組中、視聴者はディズニーランド カリフォルニア アドベンチャーで、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役エヴァンジェリン・リリーさんとキャシー・ラング役キャスリン・ニュートンさんが「アベンジャーズ キャンパスを探索する様子」を見ることが出来るとの事。

そして来年公開予定の新作映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のスペシャルルック映像も放送すると伝えています。

番組は現地時間の12月25日、午前10時から12時まで放送で、米国のHuluでも視聴出来るとしています。この映像がオンラインで公式公開されるかどうかは不明です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、父と子の物語になる予定だったと監督が元の脚本の詳細を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のライアン・クーグラー監督と脚本を担当したジョー・ロバート・コールさんが海外メディア ニューヨーク・タイムズ とのインタビューに応じ、オリジナルの脚本とワカンダの今後について語りました。

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インタビューの中で「チャドウィックが亡くなる前の最初の脚本では、ストーリーをどのように見ていましたか?課題は何だったのでしょうか?」と質問されたクーグラー監督は次のように答えています。

”ブリップ”(サノスの指パッチン)をどうするかということでした。「インフィニティ・ウォー」では、ティ・チャラは突然消えた数十億人のうちの一人で、5年後にアベンジャーズによって復活します。それがチャレンジでした。私たちが作りたいと考えていたものとは全く違っていました。1作目は息子たちの視点から見た父と子の物語でしたが、今回は父親の視点から見た父と子の物語になる予定でした。

そして監督は、本来想定していた2作目について以下のように説明しました。

脚本では、ティ・チャラは、息子の人生から5年間も離れることを余儀なくされた父親という設定でした。最初のシーンはアニメーションで描かれました。ナキアが息子トゥーサンに「あなたの父親について知っていることを教えて」と言うんです。彼は自分の父親がブラックパンサーであることを知らないことに気づきます。彼は一度も会ったことがなく、ナキアはハイチ人の男と再婚しています。そして、現実に戻り、皆がブリップから戻ってきた夜です。ティ・チャラは息子に初めて会うんです。

そして、3年後に切り替わり、彼は共同親権者となります。チャドにはクレイジーなシーンがいくつか用意されていました。 映画のコードネームは「サマーブレイク」で、子供が父親と過ごす夏を描いたものです。8歳の誕生日に、彼らは潅木地帯に出かけ、その土地で生活するという儀式を行う。しかし、何かが起こり、ティ・チャラは息子と一緒に世界を救わなければならなくなる。それが本来予定していたこの映画でした。

さらにインタビュアーが「ワカンダ・フォーエバーに登場した海底国家タロカンのリーダー、ネイモアはやはり悪役だったのでしょうか?」と質問すると、監督は「そうです。でも、コンビだったんです。ヴァルの方がずっと活躍しましたね。基本的には、ワカンダ、アメリカ、タロカンの三つ巴の対立でした。でも、それはすべて息子の視点が中心でした。」と明かし、ヴァルが「ブラックウィドウ」や「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場する前から本作に登場する事を決めていたと認めましたが、ティ・チャラの死を描くシーンを入れるために役割が縮小されたと説明しました。

続いて「ワカンダフォーエバー」のオープニングがティ・チャラの死から始まったことについて、なぜそこから始めようと思ったか質問されると、コールさんは「実質的に、皆がティ・チャラの死をどう処理するかを待っているわけですから、最初からそうするのが理にかなっていました。キャラクターの面では、シュリの違う側面を紹介する必要があったんです。私たちは、彼女が出会った人とは別人になる瞬間を見せるのです。彼女は世界で最も賢い人ですが、兄を救うことができないのです。そのことが何をもたらすのでしょうか。」と述べ、クーグラー監督は「私たちは、エモーショナルで知的な会話をしたかったのです。悲しみやトラウマがもたらす変容の質についてです。感情的なトラウマには、ただ時間が必要だという期待があります。「2週間ほど休ませれば、仕事に復帰して元通りになるだろう」と。でも、その人はある意味、まったく別の人なんです。変化が目に見えないので、わからないだけなのです。」と語りました。

そして、ティ・チャラが戦死ではなく病死だった事について「シンプルにしたかったんです。結局のところ、重要なのは、シュリがそれを解決できるという自己期待を持っていて、失敗したということなのです。そして、彼女の怒りの矛先をどこにも向けさせたくなかったのです。もし誰かがティ・チャラを殺していたのなら、シュリはその敵を探すでしょう。内側にしか行き場がない状況にしたかったのです。」と説明しました。

最後にワカンダの今後について質問された監督は次のように回答しました。

これらの映画に携わる機会に恵まれていると感じています。1作目の依頼を受けたときは、まるで走る電車のようでした。その列車に飛び乗ることができたこと、このような人々や俳優たちに出会えたこと、そしてチャドウィックの人生の最後の数年間に出会えたことを毎日神に感謝しています。私は、人々が私を必要とする限り、この仕事を続けるつもりです。しかし、これは私やジョーだけの問題ではありません。1作目と2作目で興行収入20億ドルを達成しました。企業にとって最も重要なことです。だから、それが続くことを願います。我々が去った後もワカンダの映画が作られ続けることを願っています。

監督の以前のインタビューでも、ティ・チャラの息子は本来もっと大きな役割だったと語っていましたが、今回のインタビューでは本作が息子の目を通して描かれる作品であった事が判明しました。最終的に小さな紹介で終わったトゥーサンでしたが、これから数年先にシュリからブラックパンサーを引き継ぐ時が来るのかもしれません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 より劇場公開中です。

ソース:The ‘Black Panther’ Sequel That Never Was