1年半ぶり2回目の報道、「ドクター・ストレンジMoM」ワンダはヒーローとして描かれる予定だった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場したワンダはいわゆる闇堕ち状態でありヴィランとして登場しましたが、初期の案ではヒーローとして描かれる予定だったと、海外スクーパーが報じました。

MTTSH 氏は「コンセプトアートを通じて初期情報を入手しました。それで、マルチバース・オブ・マッドネスの当初の計画はこうでした。」と始め、次のように述べています。

「この映画は、当初ワンダを悪役ではなくヒーローとしてスタートしました。当初の敵はナイトメアで、ワンダはドクター・ストレンジがナイトメアに到達して倒すのを助けるはずでした。」

「しかし、ファイギとウォルドロン(脚本家)はストーリーラインを変えることに決めました。『ワンダヴィジョン』を観ていなかったウォルドロンは、どうしてもワンダを敵役にしたかった。これがストーリーの完全な見直しにつながった。一時は、クトーンも映画で重要な役割を果たす予定だったが、ファイギはそれを後回しにしたいと考えていた(おそらくスカーレット・ウィッチの映画のために)。」

ワンダが本当はヒーローになる予定だった事は以前にも報じられており、今回の件はそれをもう一度念を押す形となっています。

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この映画はもともと1作目のスコット・デリクソン監督と脚本のC・ロバート・カーギルさんが構想していたもので、指摘の通り、ドクター・ストレンジとワンダが協力して夢を操るヴィランのナイトメアと戦う物語が想定されていました。

しかし、この話に難色を示したスタジオに対し、監督らは自主的に降板。この時のことについてデリクソン監督はインタビューで次のように述べています。

私たちが公に言ったことはまさに真実だということです。私たちは本当に創造力の面で意見が違っていました。私が作りたかった映画と、スタジオの意見は違っていました。私たちが互いに反発し合っているのは、どんどん明らかになっていきました。それは本当にひどい映画を作る方法だと思います。プロデューサーやスタジオと映画監督が別々の映画を目指していると、ひどい作品になってしまいます。だから私は降りざるを得なかったのです。

過去にはデリクソン監督版のメインヴィランだったナイトメアのアートなども公開

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もとの脚本では夢の世界でドクター・ストレンジの妹ドナ・ストレンジが殺される悪夢を見せられる予定であり、これはもともと1作目の映画で撮影されていましたが本編からはカットされていました。

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しかしそれの再利用もデリクソン監督らの降板によってまたもや見送られる事になりました。

二人が降板した後、サム・ライミ監督とドラマ「ロキ」などを手掛けたマイケル・ウォルドロンさんがヘッドライターに就任した事で新たな脚本となり、映画全体と特にワンダのポジションは大きく変化する事になりました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」におけるワンダの物語は賛否両論でしたが、少なくとも演じているエリザベス・オルセンさんはあまり納得がいっていない事が過去のインタビューからも明らかになっています。

当初批判の矛先が向けられていたマイケル・ウォルドロンさんは「アベンジャーズ5」の脚本を担当していましたが、今年の7月中頃に降板していると報道。その月の末に「アベンジャーズ5」が「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」になる事が発表され、ロバート・ダウニー・Jrさんの再登場、「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」のルッソ兄弟監督、そして脚本も「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」からスティーブン・マクフィーリーさんが戻る事が発表されました。

もしもマイケル・ウォルドロンさんがまだマーベル・スタジオ内で仕事をしているとすれば、「ドクター・ストレンジ3」を担当している可能性がありますが、現時点で3作目映画に関してはあまり情報がありません。今のところはアベンジャーズ映画の前に来ると噂されており、原作としてコミックの「タイム・ランズ・アウト」が参考にされているとも報じられています。

今回の報道は以前にアーティストが公開したコンセプトアートから得られる情報とさほど大差がありませんでした。脚本家の今後のプロジェクトについて以前とは状況が変わったので、今回の記事ではそのあたりを整理してご紹介。もし、スクーパーが手に入れたというアートが未公開のものでかつ今後新たに公開された場合は、さらに新しい発見があるかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

エリザベス・オルセンさんがワンダ再演の可能性について語る─「ワンダをうまく使えるなら」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」などでスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、アイルランドのラジオ局 FM104 に出演した中で、ワンダの再演の可能性について言及しました。

今後のMCUでワンダが再登場する可能性について質問されたエリザベス・オルセンさんは「彼女をうまく使う方法がある場合は、このキャラクターをまた演じたいです。私が始めたときはうまく使われて幸運だったと思います。その後彼らは一瞬、私をどうしたらいいのか分からなかったんです。ワンダをうまく使う方法があるなら、いつでも喜んで戻ってきますよ。」と回答しました。

「マーベルが一瞬ワンダをどうしていいかわからなくなった」というのはおそらく「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の事を指しており、多くのファンも「ワンダヴィジョン」でのワンダの大きな決断の後、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」までにさらに闇落ちしてしまっていた事に関して戸惑う事となっていました。

オルセンさんは2023年でのインタビューで「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスには問題があった」とコメントし、この脚本家が「ワンダヴィジョン」を未視聴だった事を告白。脚本をオルセンさんが変えることは出来ないため、試行錯誤して演技に違いを取り入れたと語っていました。

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その後にもワンダを再演したい旨の発言はしていますが、今になってもやはり「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」での展開は気に入っていないようであり、今回のインタビューではワンダ再演の可能性は次の脚本次第という事になりそうです。

そんな中で、先月はドラマ「ヴィジョンクエスト」でワンダの再登場、あるいはMCU初登場となるヴィジョンの妻ヴァージニア・ヴィジョンをエリザベス・オルセンさんが演じる可能性が報じられていました。

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かつてはまたヴィジョンとのカップルを演じたいともコメントしていましたが、これが遠からず実現する事になるのでしょうか。

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ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

マーベル85周年を記念してMCUの象徴的な85のシーンをまとめたコンピレーション4k動画が公開

マーベル・コミックス創立85周年を記念して、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画、ドラマ、アニメの85の象徴的なシーンをまとめた4k対応の動画が公開されました。2008年に劇場公開された「アイアンマン」から、2023年にディズニープラスで配信された「ロキ」シーズン2までの作品をまとめた50分を超える特別な動画となっています。

「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」から始まるこの動画は公開順ではなく基本的に時系列順になっているようで、その次が「キャプテン・マーベル」となり、その後「アイアンマン」へと変遷。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の後には「ブラックウィドウ」が配置されています。

動画の概要欄には「これらはすべてDisney+でストリーミング配信されています」と記載されている事から察しの良い方はお気付きの通り、ソニー・ピクチャーズが権利を持つスパイダーマンが主人公の映画はこの動画には含まれていません。

動画に寄せられたコメントの多くは「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのスティーブ・ロジャースの「アッセンブル!」シーンがお気に入りのようで、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でこれを超えるようなシーンが見られる事や、MCU自体がコミックスのように85年続くようなコンテンツになる事が期待されています。

この動画に含まれなかったMCUの最新映画「デッドプール&ウルヴァリン」は12億ドルを超える大ヒット中で、ディズニープラスでは今月からドラマ「アガサ:オール・アロング」の配信が控えています。

「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」のクリエイターが「ヴィジョン」に関わっていないことを認める

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」の脚本、製作総指揮を務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで、「ヴィジョン」新作に関わっていないことを明かしました。

「ワンダヴィジョン」後のヴィジョンを描く新作について質問されたジャック・シェーファーさんは「私はもう関与していません。」と断言しつつ、「彼らの成功を心から願っています。ポールは私の大切な友人であり、素晴らしい人です。彼がこのキャラクターを所有しているので、私は関与していませんが、全面的に応援しています。」 と回答しました。

「ワンダヴィジョン」の脚本にも参加していたジャック・シェーファーさんですから、「ヴィジョン」にも関与していると考えられてきましたが、どうやらそうではない事が今回の質問で明確となりました。

コミック「ヴィジョンクエスト」を原作とすると噂されているこの新作ドラマは2026年の配信を目指していると報じられている他、エリザベス・オルセンさんとジェームズ・スペイダーさんが戻ってくるとも報じられています。

オルセンさんはワンダ再演の他、ヴィジョンの新しい妻となるヴァージニア・ヴィジョンを演じる可能性が噂されています。

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また、ジェームズ・スペイダーさんのウルトロンも単なるカメオではなく重要な役になると言われています。

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「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」に続く三部作の完結編ともされている「ヴィジョンクエスト」ですが、ジャック・シェーファーさんが離れる事でどのような展開を迎えるのか注目です。

ソース:Agatha All Along Creator Jac Schaeffer Confirms She’s No Longer Working on Vision Series

MCU「スパイダーマン」ホーム3部作のジョン・ワッツ監督が4作目に戻らない理由をついに明かす

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督が、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、4作目映画に戻らない理由をついに明かしました。

ジョン・ワッツ監督はMCUでの自身の仕事を振り返り、特に「ノー・ウェイ・ホーム」に関して「あれは本当に特別な瞬間でした。あの映画に対する反応は信じられないほどでした。」と語り、 「こんなことは二度と起こらないだろう」と悟ったと説明しました。

ホーム3部作の制作を経て、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の制作に携わった後、「ファンタスティック・フォー」リブート版の制作を降板。監督はディズニー&マーベルを離れて、ジョージ・クルーニーさんとブラッド・ピットさんが共演し、ライバル関係のフィクサーを演じる新しいアクションコメディ「ウルフズ」を制作しました。

自身の最新映画とマーベル映画を比較して、監督が次のように語っています。

「マーベルのアクション映画を撮るときは、楽しいアクションシーンはすべてセカンドユニットの監督に任せることもあります。マーベル映画では、やるべきことがたくさんあるので、仕事を分担するのです。クリストファー・ノーランのようにすべてを自分でやれる機会はめったにありません。今回(ウルフズ)は、『すべてのショットを撮りたい』と思いました。」

そしてさらにもうひとつの決定的な違いについても説明しました。

「私はちょうど映画監督を始めたばかりで、マーベルからオファーをもらいました。幸運な事に私はそれらの映画すべての創作権を全面的に握らせてもらいました。しかしスパイダーマンはこれからもスタン・リーとスティーブ・ディッコの作品であり続けるでしょう。これは私にとって、自分の声、自分のヴィジョン、自分のスタイルに戻るチャンスでした。ウルフズは私のものです。それは本当にいい気分なんです。」

マーベルに限った話ではありませんが、原作が存在する作品を映画化する場合は、どうしても監督がすべてを思い通りにする事は出来ません。ワッツ監督は1からすべてを構築したいという欲求が大きくなった事で、マーベルを離れる決断をした事を明かしました。

しかし残念な事に監督が満足したという最新作「ウルフズ」は前売りチケットを販売していたにも関わらず日本での劇場公開が中止される事が、公開約一ヶ月前の8月頭にアナウンスされました。

米国では、予定どおり9月20日より劇場限定公開した後、わずか一週間の公開期間を経て、9月27日からApple TV+で配信。日本ではApple TV+での配信のみの予定となっています。

ジョン・ワッツ監督が「ファンタスティック・フォー」を離脱した際、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「関係悪化が原因ではない」と述べ、監督が休息を希望していたと説明しました。

ソニーは「スパイダーマン4」での監督のリターンを望んでいると報じられていましたが、それも叶うことはありません。

ジョン・ワッツ監督が再びマーベルに戻る可能性はゼロではありませんが、当面の間は自由にのびのびと自分の作品を撮る事に集中するようです。

「スパイダーマン4」は現在新たな監督を探している最中で、これまでにはドリュー・ゴダード監督(LOST、キャビン)、ジャスティン・リン監督(ワイルド・スピードシリーズ)、ジョン・ファヴロー監督(アイアンマン)、サム・ライミ監督(スパイダーマン)、ジェームズ・ワン監督(SAW、アクアマン)、アダム・ウィンガード監督(ゴジラxコング 新たなる帝国)、アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督コンビ(ミズ・マーベル)らが候補者として報じられてきました。

「スパイダーマン4」は2025年から撮影開始予定で、2026年公開予定が噂されています。

ソース:Why Director Jon Watts Turned His Back on Marvel to Make ‘Wolfs’ With Brad Pitt and George Clooney

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では映画版デアデビルのイースターエッグが含まれる予定だった

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にマット・マードック役で出演したチャーリー・コックスさんが、本作にベン・アフレックさん主演の映画「デアデビル」のイースターエッグが含まれる予定だった事を明かしました。

海外メディア PopVerse によると、タンパベイ・コミコン2024のステージに登場したコックスさんは「スパイダーマンでは、大好きなジョン・ファヴローと一緒にシーンを演じることができました。」と語っています。

「彼はあの映画(2003年公開のデアデビル)でフォギーも演じています。最終的に映画に採用されたかどうかはわかりませんが、ちょっとしたイースターエッグのようなダジャレを盛り込もうとしました。私が質問すると、ジョンの演じるハッピーが『うん、ちょっとよくわからない』と答えるというものです。映画に採用されたかどうかはわかりませんし、覚えていませんが、撮影した時はみんながそれに気付いてくれることを期待して、そのダジャレで遊んでいました。」

「ノー・ウェイ・ホーム」でハッピー・ホーガンを演じたジョン・ファヴローさんは、2003年の「デアデビル」にも出演、コックスさんが演じたマットの親友であるフォギー・ネルソンを演じ、共演していました。

2003年に公開された「デアデビル」 は、7800万ドルの制作費に対して1億7900万ドルの収益を上げて終わりました。これは立派な数字でしたが、スタジオが期待していた額ではなく、観客の評価も期待外れに終わりました。

この映画はスタジオはその後「エレクトラ」を制作しましたが、これは直接の続編ではなく、より少ない予算(4300万ドルから6500万ドル程と見られる)で、ジェニファー・ガーナーさん演じるアンチヒロインを独自のストーリーに仕立て上げました。結局、「エレクトラ」 は興行的に失敗し、その後は「デッドプール&ウルヴァリン」まで、同映画のキャラクターは登場する事はありませんでした。

チャーリー・コックスさんは2015年、Netflixのドラマ版「デアデビル」で主人公デアデビル/マット・マードックを演じ、その後MCUの「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、「シーハルク:ザ・アトーニー」、「エコー」への出演を経て、「デアデビル:ボーン・アゲイン」へとたどり着くことになりました。

マーベル・スタジオのTVドラマ部門の責任者を務めるブラッド・ウィンダーバウムさんは「ボーン・アゲイン」について、マーベル公式ポッドキャストにて次のように説明しています。

デアデビルは素晴らしいです。いくつかの点で「X-Men ’97」と似ています。ファンが愛するものを復活させると同時に、新しい方向に進んでいます。これらのキャラクターは成熟し、ユニバースも変わり、社会も変わっています。マットとウィルソンも変わり、これまで見たことのない方法で衝突することになるでしょう。お互いを殺そうとするだけではもう十分ではなく、政治的なゲームが展開されています。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」ではNetflixのマーベルドラマからデボラ・アン・ウォールさん演じるカレン・ペイジとエルデン・ヘンソンさん演じるフォギー・ネルソン、ジョン・バーンサルさん演じるパニッシャー/フランク・キャッスルが、「ホークアイ」で一足先に戻ってきたヴィンセント・ドノフリオさんのキングピン/ウィルソン・フィスクに続いて戻って来る事になります。

また、本作はこの後に予定されている「スパイダーマン4」などにも影響を与える物語になるのではとも考えられています。

ドノフリオさんは「シーズン2(パート2、後編の事)では大どんでん返しがある」とも語っていましたが、どのような展開が待ち構えているのでしょうか。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は前半9話が 2025年3月 よりディズニープラスで配信予定です。

ソース:Charlie Cox & Jon Favreau plotted to put a 2003 Daredevil movie easter egg in Spider-Man: No Way Home (but it was cut)

ダン・スティーヴンスさんが「エターナルズ」出演の噂の真相について語る

20世紀FOXのマーベルドラマ「レギオン」で主人公、プロフェッサーXの息子デヴィッド・ハラーを演じていたダン・スティーヴンスさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」への出演をほのめかしていた件について、その真相をかたりました。

「エターナルズ」の撮影中、ダン・スティーヴンスさんが「エターナルズ」のキャストであるクメイル・ナンジアニさんやブライアン・タイリー・ヘンリーさんらと一緒にいる写真がSNS上に公開され、スティーヴンスさんも出演しているのかと話題に。

その後のメディアインタビューではヴィランのクロを演じているかのような発言をし、メディアやファンを当惑させましたが、実際にはクロを演じたのはビル・スカルスガルドさんだった事が後に判明しました。

海外メディア Playlist とのインタビューの最中、当時の騒動について質問されたダン・スティーヴンスさんは「何が起こったかというと、僕がロンドンでユーロビジョン・ソング・コンテストの撮影をしていたとき、仲良しのブライアン・タイリー・ヘンリーとクメイル・ナンジアニがロンドンで『エターナルズ』の撮影をしていて、それで僕たちはカレーを食べに行ったんです。俳優の友達と遊んでいると時々あるように、みんなが『自撮りをしよう』って言って、誰かがそれを投稿したんです。インターネットならではですが、『彼はきっと出演しているんだ』って反応がありました。僕は『何言ってるの?』って感じでした。でもそれで、しばらくの間、ファンをからかって楽しんでいたんです。」

噂の起点となった自撮り写真はみんなでカレーを食べに行った際のものとして、単なるプライベートのワンシーンだった事が明かされました。

しかしあの発言のあと、様々なプレスツアーでMCUに関する質問攻めにあったとも説明しました。

「確かに、手に負えない状況になっていました。例えば、私がこのような全く関係のないイベントに出席し、人々が『それで、クロエ・ジャオと一緒に仕事をするのはどんな感じですか?』と聞いてくると、私は『ああ、聞いてください。ここで止めさせてください。これはもう手に負えなくなっています』と答えるのです。でも、ええ、結局、私たちはロンドンで親しい友人と夕食に出かけただけでした。」

MCUにどんな俳優が出演するのかという事はファンの楽しみのひとつですが、以前のように話題が単なる噂かデマかといったシンプルな話ではなく、ダン・スティーヴンスさんのように「出演していないのに出演しているフリ」をしたり、アンドリュー・ガーフィールドさんやダフネ・キーンさん達のように「出演しているのに『オファーがなくて胸が張り裂けそう』」だと悲痛を装った嘘をつくケースもあり、真実を見極めるのが非常に困難になってきています。

噂は噂として期待を膨らませすぎずに余裕を持って楽しむ姿勢が必要になってきているのかもしれません。

なお、ダン・スティーヴンスさんは今年の春のインタビューで、レギオンを再演する事について意欲があるともコメントしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/legion-dan-stevens-wants-to-return-marvel-cinematic-universe/”]

ドラマ「レギオン」はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Dan Stevens Explains Why He Was Rumored For Marvel’s ‘Eternals’ & Still Awaits A ‘Guest 2’ Greenlight

映画「アベンジャーズ5」の主人公はシャン・チーだった

マーベル・スタジオが開発中の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は当初「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として開発されていましたが、このバージョンではシャン・チーが物語の中心にいたと、海外メディア Inverse が報じました。

報道によると、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で一番期待されている映画の最新作には当初、シャン・チーが主人公の一人になるはずだった事を確認したといいます。

先日の記事でもお話したように、「アベンジャーズ」5作目の映画が「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」だった頃、マーベルは「シャン・チー&レックエイジ・オブ・タイム」という商標を登録。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-trademarks-filed-2022-07/”]

日本語で「時の残骸」という意味のサブタイトルをもつシャン・チー新作はコミックのタイトルではなく映画「シャン・チー」の続編だと考えられるようになっていました。そして「アントマン&ワスプ」と「アベンジャーズ:エンドゲーム」のように、「シャン・チー&レックエイジ・オブ・タイム」と「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」は重要な相互関係を持つ映画になる事が予想されていました。

しかし多くの方がご存知のように、征服者カーンを演じていた俳優の法的トラブルにより、「ザ・カーン・ダイナスティ」は事実上の消滅。この夏のコミコンで「ドゥームズデイ」の新たなサブタイトルを取得し、カーンではなくドクター・ドゥームが物語の中心にいる事が発表されました。

この大きな計画変更により、シャン・チーはアベンジャーズ5作目での役割とともにシャン・チー2作目の映画自体が再開発する必要に迫られ、現在に至ると見られています。

もともとシャン・チー続編映画は1作目の公開直後にケヴィン・ファイギ社長が制作すると話し、演じるシム・リウさんもコメントしていました。それから約3年が経過した現在も「シャン・チー2」に関する正式な続報はありません。

シム・リウさんは先日のインタビューで「シャン・チー2」は「必ず実現する」とコメントし、新バージョンの開発が現在進行中である事をほのめかしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-shang-chi-2-sim-liu-update-status/”]

「シャン・チー2」は前作から引き続きデスティン・ダニエル・クレットン監督が手掛けることが判明しています。監督は現在、ディズニープラス向けのMCU作品「ワンダーマン」の編集作業中である他、日本の漫画「NARUTO」の実写映画の制作が控えています。

ソース:Marvel’s Most Underrated Hero Could Finally Be Getting His Due

キット・ハリントンさんが「エターナルズ」を振り返り、「やるしかないと思った」と明かす、続編映画は凍結でアニメ化か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でデイン・ウィットマンを演じたキット・ハリントンさんが、海外メディア GQ とのインタビューで同役が決まった時の事を振り返り、「やるしかないと思った」とコメントしました。

Variety によると、ハリントンさんは最近のインタビューで「エターナルズ」を振り返り、「あの役は他とは違っていて面白かったから引き受けたなんて言うつもりはありません。マーベルからオファーがあって、これはやるしかないと思ったんです。」と語っています。

4月のインタビューではデインの今後について何も知らされていないとしていたキット・ハリントンさんですが、「エターナルズ」のポストクレジットシーンの流れから「ブレイド」との関連性が期待されています。

また、以前にはマーベル・スタジオがイギリスのヒーローチームをデビューさせる計画があると報じられており、ここでデインがブラックナイトとしてデビューするのではとも考えられています。

一方で映画「エターナルズ2」は凍結中であるとされており、2023年12月には「エターナルズ」の続編がアニメ化される可能性が報じられました。先日も TCC がこれに関して、まだ企画段階のようだとしつつも計画が残っていることを示唆しています。

「エターナルズ」の公開から3年、彼らのその後についてほとんど分かっていません。キンゴのみ他作品にイースターエッグとして頻繁に登場する他、「ミズ・マーベル」では名前も引用されていました。

ケヴィン・ファイギ社長は今後のエターナルズについて「いずれ判明する事でしょう」と2023年末に話しており、忘れられているわけではありません。

来年公開の「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は「エターナルズ」の出来事を元に舞台設定されているため、「エターナルズ」もMCUの重要なパーツである事には変わりないようです。

映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Kit Harington Quips: ‘I’m Not Gonna Pretend I Took’ MCU Role in ‘Eternals’ Because ‘It Was Different and Interesting. If Marvel Calls, You Gotta Do It’

「シーハルク」シーズン2はどうなる?プロデューサーが言及─舞台はロサンゼルスか宇宙か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のプロデューサーを務めたウェンディ・ジェイコブソンさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューでシーズン2に関して言及しました。

撮影中の段階からシーズン2の噂があった「シーハルク」ですが、シーズン1の最終話が配信されてから約2年、公式からは特に何も発表がありません。

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ジェイコブソンさんはインタビューにて「その質問の答えはわかりません。」としつつ、「もしシーハルクの続編を作るなら、シーハルクの魅力はこのキャラクターの日常生活にあると思います。30代の女性が自分の生活、キャリア、友人関係をどう切り盛りするか、そしてハルクに変身できるというおまけつき。もっとその部分を探求したいですね。コミックでは彼女が宇宙に行って、リビング・トリビューナル(ソーロキ、ドクター・ストレンジなどでイースターエッグとして登場)のために裁判を行うという話もあるので、ロサンゼルスでの超現実的な生活か、マルチバースや宇宙に連れ出すかのどちらかをやりたいですね。」とベースのアイデアは存在している事を明らかにしました。

主演を務めたタチアナ・マスラニーさんは、今年はじめの生配信のインタビューにて「1シーズン目で予算を使い果たして、ディズニーがこれ以上はもういいって言ったんじゃないか」と考えていると述べていました。

シーハルクの次の登場作品は発表されていませんが、「シーハルク:ザ・アトーニー」のプレミアイベントの最中にマーク・ラファロさんが「『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』にキャスティングされていると聞いてるよ」とも発言していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-5-casting-spoiler/”]

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Marvel’s She-Hulk Season 2: Producer Teases Ideas for New Episodes