映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、ハイエボリューショナリーの別の結末を撮影したと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でヴィランのハイエボリューショナリーを演じたチャック・イウジさんが、海外メディア Comicbook.com のフェーズゼロ ポッドキャストにて、別のエンディングも撮影した事を明かしました。

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番組の中でイウジさんは「ファンが拡張版や別のエンディングを見られる機会がある事を望んでいます。マーベルでは、誰かが死ぬのを見ない限り、必ずしも死んだことにはならないし、たとえ死んだとしても、マルチバースではどうなるのか、というのがポイントなんです。ここではロケットは僕を撃たないというのがポイントでした。なぜ殺さないんだ、という指摘をされて、いや、殺さないよと言う。そして、実際に僕が船と一緒に沈んでいくところは見ていないんですね。このあたりにしておきましょう(笑)」と述べ、別のエンディングも撮影していた事を明かしました。

ハイエボリューショナリーが実験の失敗として破棄したカウンターアースは、映画では街の一区画程度しか描かれていないためその詳細は不明ですが、コミックではヒーロー達が存在しない以外はほぼ完コピの地球という設定で人類だけでも数十億、その他の生物も含めると多数の命が存在する星でした。

そのようなヴィランを宇宙警察のような組織に渡すわけでもなく、まして殺すこともせずに運命に任せて見逃すという選択を取ったエンディングについて納得が行かないというファンもある程度存在しており、そういう人たちに取っては特に興味深い映像となっているかもしれません。

ハイエボリューショナリーに関する複数のエンディングが用意されていたと言うことは、現時点で将来的な彼に関する具体的な計画がない可能性が高いと考えられます。ハイエボリューショナリーが再登場するかどうかは、後続作品の監督や脚本家に委ねられていると言えそうです。

この別のエンディングを見る機会として、最も可能性が高いのはBlu-rayなどの特典映像ですが、いずれ監督のSNSやマーベル公式Youtubeなどで公開される可能性も考えられます。とはいえ、映画が劇場公開されている間にそういった機会はないかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:Guardians of the Galaxy Vol. 3 Alternate Ending With High Evolutionary Revealed (Exclusive)

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、新メンバー3人のコンセプトアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のポストクレジットシーンで紹介された新チームの中から、3人のコンセプトアートが公開されました。

※これより先は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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アーティストのクリスチャン・コルデラさんは自身のSNSにてコンセプトアートを公開。

コスモ、アダム・ウォーロック、クラグリンの新衣装のアートを紹介しつつ、「コスモのユニフォームを作るのはとても楽しかった。」とコメントしています。また、「チームのロゴもやりがいを感じました。」と以前のデザインをもとにリニューアルされたロゴが詳しく確認出来る画像も添えられています。

本作のラストでは、これまでチームとして活動してきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー達の何人かがそれぞれの道を歩むことになりました。ポストクレジットシーンでは新たなキャプテンとなったロケット・ラクーンの元、グルート、クラグリン、コスモ、アダム・ウォーロック、ファイラ(フィラ=ヴェル)の姿が今後のチームとして示唆されて幕を閉じました。

新チームの新たな物語がいつになるかは不明ですが、ジェームズ・ガン監督が「楽しみにしている」という「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.4」か、早ければ「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に参戦するかもしれません。また、ロケット&グルートが残留した事で、再びソーとのトリオが見られる可能性も残されています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の最も酷いシーンの舞台裏について俳優が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に出演したミリアム・ショアさんが、海外メディア The Direct とのインタビューの中で、本作における印象的で残虐なシーンの撮影時を振り返り、その舞台裏について語りました。

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©MARVEL,Disney

写真の左がショアさん演じる記録官のヴィム

ショアさんは本作における目を覆いたくなるような虐待シーンに関して「私には(マーベルの)大ファンの子供が2人います。2人ともですが、特に下の子は動物が大好きなんです。夫と私は『どうしよう、どうしよう』って感じでした。この映画はとても気に入っていますが、同時に動物好きにとっては、本当に、本当に、本当に暗いところに行くような映画だから、見るのは難しいと思います。」と述べました。

「ただし、動物好きにとって良いこともあります。」とショアさんは続けます。

「というのも、本作はロケットのバックストーリーについて描いています。自分がどんな存在なのか、自分は動物なのか、ということに取り組んでいるんです。彼の口癖は『アライグマじゃない』、なぜアライグマになりたくないのか?彼は何者なのか?彼は何に抗っているのだろう?でも、『この瞬間はPETAによってもたらされたのではないか』という瞬間があるんです。だから、この映画では動物愛好家も勝利の瞬間を味わうことができると思います。」

PETAは People for the Ethical Treatment of Animals の略称で、動物の倫理的扱いを求める人々の会です。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は残虐な動物虐待シーンが含まれているにも関わらず、同団体は最近、このMCU映画に対して「今年(2023年)最高の動物愛護映画としてこれを祝う」と述べ、この映画の本質が動物愛護になっている事を指摘しています。

これらのシーンについて、ショアさんは撮影時のガン監督ついて次のように語りました。

「彼はただ、『頑張れ。ここは酷いものでなければならない。ストーリーを成立させるためには、それくらいの賭けが必要なんだ。』と。私はファンとして、また、ファンのためにしなければなりませんでした。我々はパンチを繰り出すような悪役ではありませんから。でも、映画を観た後、子供たちが私を家に帰してくれるとは思えない、という瞬間は確かにありました。」

また、これらのシーンをリードしたハイ・エボリューショナリーを演じた共演者のチャック・イウジさんについて、「彼は、人間の中でも最も親切で、最も甘く、最も社交的な恋人のような一人という感じでしょうか。だから、彼が演じるのは「最悪な人間」かもしれませんが、本来の彼自身は本当に、出会った人全員が即座に恋に落ちてしまうような人間なのです。」と評価しました。

チャック・イウジさんの普段の顔については以前の記事もご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-gotg-3-high-evolutionary-chukwudi-iwuji-usual-face/”]

そして、「彼と一緒に仕事をするのはとても楽しいことでした。そして、それが楽しい時間を過ごすために必要なことなのです。そして、ファンのためになるように、いいものを作るんだと考えました。だから、ジェームズが『これはシェイクスピアのレベルまで持っていこう、スコットランドの劇をやるようなものだ、頑張れ』と励ます瞬間があり、私達は興奮していました。まるでキャンディストアにいる子供のようでした。」と舞台裏について明かしました。

ショアさんたちが心を痛めながら撮影したシーンは本作の質を高めることに成功しましたが、ヴィムやハイ・エボリューショナリーが今後のMCUで再登場するかどうかは不明です。ハイ・エボリューショナリーはコミックにおける知名度からも生き延びている可能性はありそうですが、ヴィムに関しては船の倒壊に巻き込まれて役目を終えたと見られています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:Guardians of the Galaxy 3’s Miriam Shor Says Divisive Animal Scenes ‘Had to Be Terrible’ (Exclusive)

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、アダム・ウォーロックの次の舞台はブラックパンサー?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でアダム・ウォーロックとしてデビューしたウィル・ポールターさんが、海外メディア GQ とのインタビューの中で将来的に望むクロスオーバーについて語りました。

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ポールターさんは「MCUに参加出来て、ガーディアンズという奇妙で奇抜な列車に乗れて本当にラッキーだと思います。」と語りつつ、将来望むクロスオーバーについては「ブラックパンサーとかアベンジャーズあたりかな」との希望を展開しました。

また、ScreenRant とのインタビューの中では「彼がどこに向かっているのか、僕にはわかりません。もし知っていたら、正直に言うだろうけど、知らないんです。彼が愛されるキャラクターであること、そしてファンが彼に会うことを楽しみにしてくれている事をとても光栄に思っています。私はただ、ジェームズが書いたものを正当に評価したいとずっと思っていました。願わくばアダムを再演し、彼の進化を探求してみたいと思っていますが、それがどのようになるかは正確にはわかりません。」と先の計画がまったく分かっていない事を明かしました。

アダム・ウォーロックは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でデビューしたばかりで、その戦闘力には目を見張るものがありましたが、生み出されたばかりの彼のキャラター像に関してはさほど丁寧には描かれませんでした。

「vol.3」のラストでは新キャプテンのもと、その力を正しい方向へと使うようになった事が示唆されており、ジェームズ・ガン監督が「アダムは今後のMCUで重要になる」と語っている事、そして「Vol.4を楽しみにしている」とコメントしている事からも、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長の頭の中には既に何らかの計画がありそうです。

はやければ「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などでの再登場があるかもしれませんし、宇宙が舞台になるという映画「ファンタスティック・フォー」や噂のドラマ「ノヴァ」や「シルバーサーファー」などでもそのチャンスがあると考えられています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、スターロードの象徴的なマスクがなかったことについて監督が解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のスターロード/ピーター・クイルが、過去2作で着用していた象徴的なマスクや装備を使用していない事について、ジェームズ・ガン監督がSNS上で解説しました。

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「3作目でヘルメットがなかった理由はなんですか?」というファンからの質問に対してガン監督は「それはノーウェアの彼の机の引き出しにしまってあります。ご存知のように、スターロードはすぐに出発しなければなりませんでした! (そして、みんなが気になる次の質問、スターロードのブーツに装着するジェットは、ロケットが作ったジェット・パックよりもはるかに劣っているので、もうまったく使っていません)。」と回答しました。

その後、別のファンはマスクは「Vol.2」で壊れたんじゃないの?と指摘。「Vol.2」でのエゴとの戦い(1時間46分ごろ)でスターロードのマスクは破壊され、それが原因でヨンドゥは自らのスーツをピーターに託して散っていきました。

監督は壊れたままだと認めつつも、「その後、彼はどういうわけか『IW』に新しいものを持っていました。」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に自らが関与していない矛盾がある事を認めました。

ロケットを救うためにピーター・クイルが急いでいたのは事実ですが、地球人であるピーターにとって宇宙は危険に満ちた場所。酸素マスクを兼ねているマスクや移動のためのジェットを置いていくのはかなり無謀と言わざるを得ないようです。

ピーター自身の命綱でもある装備を準備する数分さえ急いでいた事に対して、オルゴコープやカウンターアースでピーターが浪費してしまった時間等を考えると、納得がいかないファンもいるようです。

とは言え「Vol.3」は全体的に好評であり、オープニング週末に全世界興行収入で2億8200万ドル(約380億円)のスタート。「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のオープニング週末3日間で稼いだ1億3700万ドルには届きませんでしたが、北米のにおいては2023年で2番目の売り上げの映画となりました。

映画のラストに表示された「レジェンダリー・スターロードは帰ってくる」の文字は単なる称号ではなく、マーベルコミックには「レジェンダリー・スターロード」というコミックが存在しています。

©MARVEL

そのコミックにも例のマスクは描かれていますし、今後のMCUでも2作目で壊れたまま保管されていると監督が説明したマスクが再登場する可能性があるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、ブラープの意外な事実が判明

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に登場した謎の宇宙生物。トレーラーにも登場していた彼(?)はその愛くるしいデザインのとおり劇中では無害な生物でしたが、ジェームズ・ガン監督はこの生物の意外な設定を明かしました。

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海外メディア Empire Online とのインタビューの中でこの生物にはブラープ(Blurp)という名が与えられていることを明かし、さらにこの近縁種が1作目から登場していると語っています。

ガン監督は「ブラープは毛の生えたフサキ(F’saki)です。最初の映画でオルローニのテーブルがあって、獣が他の動物を食べていたシーンを覚えていますか?大きい方が小さい方を食べていた場面です。毛がないあいつはフサキで、ブラープは毛があるフサキです。ブラープはペットなんです。」と説明しました。

劇中の画像だけでは少しわかりづらい事もあり、アンソニー・フランシスコさんによる1作めのコンセプトアートも引用してみましたが、どうでしょうか。

©MARVEL,Disney

毛のあるなしの違いと言われてもいまいち納得しづらい所はありますが、犬や猫でもその種の中ではかなり色んな見た目がある事を考えると、ブラープとフサキも同じ種として考えられる範疇であると言えるかもしれません。

日本語的感覚からするとフサフサのほうがフサキじゃない事に少し抵抗がありますが、そういう事のようです。

ちなみに説明の中で登場するオルローニとは、1作目の冒頭でスターロードがマイク代わりにしたり、2作目の冒頭でベビー・グルートが戦ったりした少しグロテスクなネズミのような生物。オルローニはコミック由来の生物ですが、フサキとブラープに関してはジェームズ・ガン監督のオリジナルの生物となっています。

「Vol.3」でブラープの声を担当したのはディー・ブラッドリー・ベイカーさん。ベイカーさんは「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場したフサフサ謎生物のモーリスの声も担当しており、MCUにおけるフサフサ界のプロフェッショナルとしての道を拓き始めています。

本作でのブラープはラヴェジャーズの一員が飼っていたものですが、アダム・ウォーロックが飼い主の死後(そもそも殺したのがアダム)に気に入って連れ回していました。しかしながら本作におけるブラープは終始おびえ、にげまどい、おもらしするなど、凶暴そうなフサキと親戚とは思えない生物でした。そんな無害で無力なブラープでしたが今回の物語を生き抜き、最後には新生ガーディアンズとしてアダムの横に引き続き存在していた事から、将来的な再登場の可能性もあるかもしれません。

コミックではクリスタルの飼い犬ロックジョーやファルコンの相棒レッドウィングを代表とするペット・アベンジャーズが存在しますが、MCU版のペット・アベンジャーズとしてブラープやモーリス、コスモやグースがチームアップする事はあるのでしょうか。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:James Gunn Introduces Guardians 3’s Fuzzy Alien Friend Blurp: ‘Probably The Most Important MCU Character Going Forward’

ジェームズ・ガン監督は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.4」を楽しみにしている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ3部作のメガホンを取ったジェームズ・ガン監督が、海外メディア Esquire Middle East とのインタビューの中で、シリーズ4作目について言及しました。

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インタビューの中で監督は4作目について「Vol.4にこれまでのメンバーが戻ってくる事はないと思います。戻らない理由がたくさんあります。続編はもっとあると思いますが、このメンバーによるチームではないと思います。」と過去の発言と変わらず、「Vol.4」が制作されるだろうとの予想を示しました。

そして「新しい監督がこれまでのスタイルを真似るのではなく、自分自身をそこに持ってくる限り、それは本当に素晴らしいものになると思います。そうしてほしい監督はたくさんいます。ぜひ実現してほしいですね。」と「Vol.4」を楽しみにしている事を明かしました。

監督がシリーズ継続を望む一方で、「Vol.3」が最後になる事を予告した俳優さんたちがいます。

ガモーラ役のゾーイ・サルダナさんやドラックス役のデイヴ・バウティスタさんは「Vol.3」で役目を終えたと認識しており、次作からは別の俳優が演じるだろうと過去のインタビューでコメントしています。

スターロード/ピーター・クイルを演じたクリス・プラットさんはガン監督がいないガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに不安を感じつつも、再演にはオープンである姿勢を見せています

「Vol.3」のポストクレジットシーンでは新たなチームが示唆されましたが、そのメンバーがそっくりそのまま4作目に登場するのか、あるいはまた色々と変更されるのか、今後のマーベル・スタジオの動向には注目です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:Save the raccoon: James Gunn says goodbye to the Guardians of the Galaxy

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の頃からライラは紹介されていた

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」ではロケットの物語に焦点が合わせられ、ロケットの愛すべき仲間としていくつかのキャラクターが紹介されました。その中の一人、ライラは1作目の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の時点でも紹介されていました。

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ザンダー星で騒ぎを起こした結成前のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはノヴァ軍に逮捕され、その後投獄される事になります。

その投獄前のシーンでは彼らの情報がスクリーンに表示されており、ロケットの情報として「仲間:グルート、ライラ」と表示されているのが確認出来ます。

©MARVEL,Disney

「Vol.3」のマンティスのセリフによると、ロケットは故郷の事や過去の話を言いたがらないとの事で、ノヴァ軍がロケットの出生にかかわる実験体番号「89P13」やライラについて知っている事は矛盾を抱えています。また、ライラに触れつつもフロアやティーフスに触れていないあたりもそれを後押ししています。

単純に1作目の時点でジェームズ・ガン監督は初のMCU作品であり、コミックの情報をイースターエッグとして落とし込んだだけで、この時点で3作目の事など考えていなかったとするのが自然なようです。

好意的に考えるならノヴァ軍が自白剤等を使った可能性もありますが、ロケットに仕掛けられたキルスイッチの存在を考えると、そういったものが使われた時点で秘密保持のためにロケットは死んでいるはずです。ノヴァ軍にハイエボリューショナリーを超える技術等があれば別かもしれませんが、ザンダーは既にサノスに破壊されているため、その真相も不明です。

長らく噂されている「ノヴァ」が実写化された場合にこの矛盾を解決するようなスマートな設定が取り入れられる可能性はありますが、基本的には伏線ではなく単なるイースターエッグだったと考えるのが適切なように思えます。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」はディズニープラスで配信中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、監督が舞台裏映像を多数公開─冒頭のスターロードは人形だった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、撮影の舞台裏映像を自身のSNSに投稿し、ファンと共有しました。

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予告動画でも印象的だった「ネビュラがピーター・クイルを抱き上げて歩くシーン」はクリス・プラットさんに似せた精巧な人形だった事を明かし、「私たちの編集担当、フレッド・ラスキンはこのシーンの編集を始めて2週間ほどして『ワイヤーはどこなの?』と尋ねてきました。彼は、これがクリス・プラットではない事に気づいていませんでした。私たちの特殊効果チームとメイクアップ チームは、他のみんなと同じようにこの映画に心を込めています。」と裏話を投稿。

しかもこの人形は呼吸しているかのように見せるために、胸の上下運動までするような作りに。この完成度にはクリス・プラットさん本人も、ネビュラ役カレン・ギランさんも驚きの表情を見せています。

また、ラヴェジャーズが乗り込んでくるシーンのリハーサル映像も公開。

撮影の合間にDJで盛り上げるハイエボリューショナリーことチャック・イウジさん。

本作は「一本の映画に使用されたメイク装具の数」の世界記録を更新し、なるべくCGの使用を控えるようにしたそうですが、それでもまったく使わないというわけには行きませんでした。そんな本作のCGスクリーンテストの映像も公開。

ガン監督は本作を「この映画は、喜びと思いやり、自分の世界の縁を越えて見ることを学び、すべての生き物に共感することについての映画です。」と表現しました。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、ヴィラン役の普段の顔が正反対すぎると話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に登場したヴィランのハイエボリューショナリー。ハイエボリューショナリーはロケットを始めとした様々な生物の改造実験を行う非道なマッドサイエンティストとして登場しましたが、これを演じるチャック・イウジさんの日常が映画とは正反対すぎるとして海外で話題を呼んでいます。

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海外メディア Collider は「安心してください。チャック・イウジは動物を愛する飼い主です」との記事を公開し、残虐な実験を繰り返して観客のヘイトを急上昇させたハイエボリューショナリーとは大きく異るイウジさんの本来の姿を報告しています。

Cicero と名付けたシュヌードル(シュナウザーとプードルのミックス)を飼っている事をInstagramで公開しているイウジさんは、インタビューの中で「(改造実験を)終えたロケットを見ると……キケロと同じ目をしてるんです。本当につらかったですね。まったく同じ目をしているから、映画を観るたびに打ちひしがれてしまいます。」と自身とロケットのシーンの印象について明かしました。

また、ハイエボリューショナリーがシェイクスピア的であるとも説明。

イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにて20代から劇を演じ続けているイウジさんは、「彼には破滅的な欠陥があります。完璧な社会を作りたいのに視野が狭く、徹底的に無慈悲です。それでも本人は大いなる善のためだと信じているんです。」と悪役のキャラクター像について述べました。

コミックのハイエボリューショナリーとは少し異なるものになりましたが、イウジさんの迫真の演技によってハイエボリューショナリーは観客の神経を逆撫でし、MCUでも屈指の胸クソヴィランとしてスクリーンデビューする事に成功しました。

コミックではそもそもイギリス人であるハイエボリューショナリーは、ミスター・シニスター/ナサニエル・エセックスの教えを受け、ワンダ、ピエトロ、マグニートーとの関係など、どちらかといえばX-MENよりのキャラクターでした。

ハイエボリューショナリーが再びMCUに登場する事はあるのでしょうか。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:‘Guardians of the Galaxy Vol. 3’: Don’t Worry! Chukwudi Iwuji Is a Loving Pet Owner