映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、カーンのラストについて監督が言及

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のペイトン・リード監督が、海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、クライマックスの対決の結果、征服者カーンが死んだかどうかについて回答しました。

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カーンの生死について質問された監督は「まあ、それが本当の所疑問だと思います。スコット・ラングがその疑問と闘っている姿を見ることができると思います。そしてそれは、『死体がなければ、死んだとはいえない』、という堅い堅いルールがあることを、実は私は知らなかったのです。」と述べました。

これはマーベル映画でも暗黙のルールとして利用されているもので、最近でいうと「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のワンダの結末について、脚本家は死体がないから分からないと回答していました。

ペイトン・リード監督はさらに「カーンとカーンの変異体は、フェーズ5全体において存在感を示すと思います。『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』、という映画が予定されています。どういう意味でしょうか?よくわかりません、僕の映画じゃありませんよ。いずれ分かることです。でも、僕にとっては、征服者カーンと、このヒーローたちが対決して、量子世界から出るのを阻止するような話なんです。」とこの後のカーンについての計画は知らないと語りました。

そして、もう一度カーンの生死を尋ねられた時、監督は「本当に答えを望んでいるわけじゃありませんね。そう思っていても、そうじゃないでしょう。」とはぐらかすに留めました。

アントマンとワスプのタッグとカーンの戦いは、カーンがコアに吸い込まれることで決着しました。これは1作目のイエロージャケット/ダレン・クロスの結末と非常に似ており、彼がその後どうなったかは言うまでもありません。また、そもそも論としてもアントマンとワスプは「クアントマニア」作中でコアからの脱出を果たしているわけで、カーンが中でピム粒子を入手するか、代替品をついに自作するような事があれば脱出してくる可能性も考えられそうです。

しかし監督が指摘したように、「クアントマニア」のカーンがどうなったのかはMCU上重要ではない事はポストクレジットシーンを見ても明らかです。カーンは無数に存在しており、「クアントマニア」のカーンの生死に関係なく、フェーズ5の様々なシーンで問題を起こすと見られています。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

ソース:‘Ant-Man and the Wasp: Quantumania’ Director on If Kang the Conqueror Is Really [SPOILER] (Video)

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」監督がルイスが登場しなかった理由を説明

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のペイトン・リード監督が、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で、前作までで人気だったルイスが本作に登場しなかった理由について言及しました。

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監督は「この映画にルイスが登場するバージョンはありませんでした。本作にはたくさんのキャラクターが登場します。ラング、ヴァン・ダイン、ピムファミリーはもちろん、カーン、モードック、フリーダム・ファイターのキャラクターも登場します。だから、どのようなストーリーを語って、どのようなストーリーを語らないかということを、早い段階で決断しなければならなかったんです」と、最初からルイスの登場計画がなかった事を明かしました。

そして「私はルイスたち(スコットの泥棒仲間)が大好きです。彼らは本当に、本当に楽しくて、ラング家の一員だったんだけど、(開発が)どんどん進んでいって、映画のかなり早い段階でファミリーを量子領域に連れて行きたいと決まったので、(ルイスたちを)登場させるのは意味がありませんでした。」と語りました。

ルイスを演じるマイケル・ペーニャさんはパンデミック前のインタビューで3作目への意欲を示していましたが、その時からすでに最新作の物語の性質上呼ばれないだろうともコメントしていました。また、「クアントマニア」の撮影期間中にペーニャさんは別の映画2本に出演しており、スケジュールの調整も折り合いがついていなかったようです。

スケジュールがあいていればカート役デヴィッド・ダスマルチャンさんのように、ペーニャさんもルイス役ではなくフリーダム・ファイターの誰かを演じていたかもしれません。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

ソース:‘Ant-Man and the Wasp: Quantumania’ Director Peyton Reed Talks Scratching His ‘Fantastic Four’ Itch and Paying Tribute to ‘Back to the Future Part II’

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」、アントマンの編集ミスについてポール・ラッドさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の主演を務めたポール・ラッドさんが、海外メディア BBC Radio 1 に出演し、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について言及しました。

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動画の5分ごろから、「エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について質問されたポール・ラッドさんは、「そうですね、新しいアントマンの映画を見ると、複数のアントマンが登場する瞬間があり、おそらく似たようなものであることがわかります。」と延べ、「未来を垣間見た可能性がありますよ」と編集ミスをクアントマニアジョークで返しました。

ディズニーはここ数年だと「ミズ・マーベル」「ワンダヴィジョン」などを配信後にサイレント修正を行ってきました。それらはMCU作品に限らわずにディズニー作品全般で行われていますが、「エンドゲーム」のアントマンが二人いるエラーや、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のポータルエラーなど、そのまま放置されているものも存在しています。

もちろん修正のコストがそれぞれ異なるため、簡単に直せるもののみ対応している可能性はありますが、ポール・ラッドさんはアントマンに関するエラーを単にVFXチームのミスとするのではなく、アントマンシリーズ最新作と絡めてコメントしました。

「クアントマニア」は賛否両論の内容で海外レビューサイト Rotten Tomatoes ではMCUで下から2番目の位置にランク付けされています。一方で公開3日間の興行収入では1億ドルを超える売上を見せるなどかなり上位に来ており、アントマンシリーズ3作中でも1位になっています。ワスプの役割がジャネット以下だった事を考えると、本作はほぼ「アントマン&キャシー」と言った内容でしたが、特に征服者カーンの存在感も強く、フェーズ5の最初の作品として、またマルチバースサーガのクライマックスに向けて、いいスタートを切れたようです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

【ネタバレ注意】映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ミッド&ポストクレジットシーン解説

先日劇場公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」。今回もミッドクレジットシーンとポストクレジットシーンのふたつが用意されており、この記事ではそれらについての解説や今後の予想などを書き連ねています。

※これより先は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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カーン評議会

1つ目のクレジットシーンはコミックを基にしたカーン評議会を描いていました。

©MARVEL

コミックでは2種類存在するカーン評議会、映画では上の画像と同じような構図が登場しており、コミックで Council of Cross-Time Kangs と呼称されている議会となっています。

ミッドクレジットではとりわけ3人の変異体がクローズアップされており、それぞれラマ・タト、イモータス、スカーレット・センチュリオンと思しきキャラクターを描いています。以下でコミックの彼らを少し解説します。

ラマ・タトは古代エジプトへタイムトラベルし、征服した時にそう名乗っていたカーンで、自身の後継者としてミュータントのアポカリプス(映画「X-MEN:アポカリプス」のヴィラン)を創造しています。ラマ・タトは過去へ来たファンタスティック・フォーと戦い一時は勝利をおさめるも、ドクター・ストレンジを中心とするアベンジャーズに敗れ、未来に逃走しました。

逃げた先でドクター・ドゥームと出会ったラマ・タトは彼を真似て自身をマスクとアーマーで守り、スカーレット・センチュリオンへと名前を変えます。スカーレット・センチュリオンは少し過去へ戻り、結成当時のアベンジャーズを征服し、正史世界のアベンジャーズと戦わせますが、作戦は失敗。この時代の息子が名前を引き継ぎ、彼自身は40世紀へ逃げ延び再びカーンを名乗りました。

その後カーンはリンボの研究に没頭し、リンボの支配者となった彼はイモータスと名乗るようになりました。最も強力な彼であるイモータスでしたが、アベンジャーズとカーンが協力して撃退する事に成功しました。

3人のうちスカーレット・センチュリオンだけ実際にそうであるかどうかは怪しく、フォルムは似ていますがスカーレットではなくシルバーのカラーリングになっていました。ラマ・タトとイモータスはコミックに準じたデザインとなっています。

彼らはすべてのカーンを集めたと発言していました。ドラマ「ロキ」に登場していた在り続ける者に似たキャラクターも映っていましたが、確実にそうであるかどうかは不明です。在り続ける者が他のカーンの侵略を恐れて神聖時間軸を守っていた事を考えると、議会に参加するために出向くのはかなりリスキーなようにも思えます。また、ヤングアベンジャーズを結成したカーンであるアイアンラッドも参加しているとは考えにくく、「すべてのカーン」というのは言葉の綾かもしれません。

カーンたちはカーンたちを殺したアントマンやシルヴィなどの存在を脅威とみなして議会の開催に至ったようです。カーンたちは単にタイムラインを征服し破壊しているのではなく、彼らもまたインカージョンを防ぎたいようであり、アベンジャーズたちヒーローがそれを闇雲に触れて乱しているのか気に入らない様子でした。

コミックでインカージョンを起こしているのはビヨンダーというキャラクターであり、2023年3月から始まるアベンジャーズのコミック新シリーズの敵として久々に登場する事が予告されています。MCUのインカージョンの原因について、ビヨンダーの設定の一部をカーンに渡すのではないかとも考えられていましたが、このミッドクレジットシーンを見る限り、カーンもまたインカージョンを止めたい立場にあるようです。あるいは、在り続ける者がカーンの変異体という設定にされたように、ビヨンダーもまたカーンの変異体という設定にされる可能性はあるかもしれません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の最後でのストレンジとクレアの目的もインカージョンの阻止であり、目的は一致しているわけですから話し合いでなんとかなったり・・・はしないのでしょう、おそらく。

「ドクター・ストレンジ」3作目は思い切りカーンを倒せるように「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の前にインカージョン問題を解決するお話なのか、それとも勢いでカーンを倒したあと、事後処理としてインカージョンの阻止にあたるというシークレット・ウォーズ後日談のどちらになるのでしょうか。

ヴィクター・タイムリー

ポストクレジットシーンに登場し、「時間は作れる」と語っていたのは看板に書いていたようにヴィクター・タイムリーという男。顔でわかるように征服者カーンや他の変異体と同じくジョナサン・メジャースさんが演じており、彼もまたコミックに登場するカーンの変異体です。

ヴィクター・タイムリーは1901年にタイムトラベルした時に使用した名前で、ヴィクターはアメリカ・ウィスコンシン州にタイムリーという名の町を作ってそこの市長となりました。ヴィクターは工場を作り、タイムリー社としてこの時代にロボット工学の基礎をもたらし、現代でもその技術が使用されています。

そしてヴィクターの演説を見ているロキとメビウスの姿が描かれ、この映像がドラマ「ロキ」シーズン2へのブリッジになっている事を示し、カーンは帰ってくるのお決まりの演出で幕を閉じます。

「ロキ」シーズン1でロキは別のマルチバースのTVAに飛んでしまっており、そこには征服者カーンの像が建てられていました。ポストクレジットのロキたちはシーズン1の後からいくらかの時間が経過しているように見えますが、彼らがTVAとしてタイムキーパーあるいはカーンの指示でヴィクターの様子を見に来たのか、それともカーンを止めるために独自に、秘密裏に動いているのか、そのあたりはシーズン2の序盤で描かれる事になりそうです。

ポストクレジットシーンは1900年代でしたが、シーズン2の撮影現場の小道具からは1970年代を示すものなども発見されており、シーズン2でも様々な時代へのタイムトラベルがあると見られています。また、シーズン2は数種類のカーンが登場すると報じられている事から、ヴィクターがシーズンボスであるとは限らないかもしれません。

ロキはシーズン2での経験を経て、カーンを倒すための切り札として「ザ・カーン・ダイナスティ」や「シークレット・ウォーズ」に登場するのか、注目となりそうです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、ワスプの子供が登場する予定だった事が判明

先日、劇場公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」。本作の公開バージョンには含まれなかった、削除されてしまった脚本の一部として、エヴァンジェリン・リリーさん演じるワスプ/ホープ・ヴァン・ダインに息子と娘がいるというシーンがあった事が明らかになりました。

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息子役としてスクリーンに登場するはずだったルーカス・グラントくんの公式Instagramでは、本作の撮影の舞台裏写真などが公開。

共演のエヴァンジェリン・リリーさんとの写真や、ペイトン・リード監督との写真などと共に、ルーカスくんの母親は次のようなコメントを投稿しています。

 昨年、ルーカスは初めての映画、それもマーベル映画に携わるという最高にクールな経験をしました。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』でワスプ/ホープの息子を演じ、エヴァンジェリン(地球上で最もかわいい人間!)と一緒に働くのはとても楽しかったです。監督のペイトンも信じられないほどいい人で、ルーカスはこの映画のみんなと一緒に素晴らしい時間を過ごすことができました

残念ながら、時々あることですが、彼が撮影した後にストーリーが変更され、彼のシーンは映画の最終バージョンには入りませんでした。

それでも、彼はこの体験にとても感謝しています。そして、初めての映画出演は、一生の思い出になったそうです。🐜

ホープはアントマン/スコット・ラングといい関係に進展している事が映画の冒頭から描かれていましたが、母親になったホープというのがEarth-616のホープではない可能性もありそうです。

本作ではジャネットがカーンの意識に触れた際に様々なマルチバースが征服、破壊されていくヴィジョンを見ていましたが、同じようにワスプも別のユニバースを見せられたり、あるいはパワーコア内で描かれたアントマンたちのように、ワスプもあらゆる可能性の自分にもっと阻まれる展開があったのかもしれません。

今回のInstagramでの投稿でも「ワスプの息子」とされているだけで「アントマンとワスプの息子」とはなっていない事が、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でEarth-838のワンダと息子たちの父親であるヴィジョンが不在だった事と似ていると言えます。

あくまでもこれらは推測にすぎず、実際にどんな脚本だったのかは今後の制作陣インタビューなどに期待するしかありません。あるいは撮影自体はされたようですから、Blu-ray特典などの削除シーンとしてのお披露目に期待です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 より劇場公開中です。

ディズニーが「Marvel Studios LEGENDS」をYoutubeで配信へ

ディズニーがディズニープラス向けコンテンツ「Marvel Studios LEGENDS」(邦題:知られざる秘密)の最新話をYoutube上で配信開始しました。この動画は2023年2月10日にディズニープラス上でリリースされているもので、ディズニープラス加入者でなくともYoutube上で無料で視聴できるようになりました。

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映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の劇場公開の直前にディズニープラスでリリースされていた「知られざる秘密」の最新3話は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)がフェーズ5に入るこのタイミングでシーズン2へと更新されています。

現在のところ、シーズン1はYoutube上で視聴する事は出来ません。

ディズニーはディズニープラスのコンテンツを競合他社へ貸し出す計画を検討していると以前に報じられていました。「知られざる秘密」はいわばダイジェスト動画であり、新しい物語があるわけではありません。今回の件が皮切りとなって他のコンテンツも登場するのかは不明です。

映画「アントマン3」キャシー・ラング役キャスリン・ニュートンさんは意外なキャラクターとのチームアップを望んでいる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」で主人公スコット・ラングの娘キャシーを演じるキャスリン・ニュートンさんが、Fandango とのインタビューの中で、今後チームを組んでみたいキャラクターを明かしました。

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コミックでヤングアベンジャーズのメンバーであるキャシーを演じている事で、今後のMCUでチームを組みたいキャラクターを質問されたキャスリン・ニュートンさんでしたが、それはケイト・ビショップやアメリカ・チャベス、シュリといった同世代のヒーローではなく、「グルートに会ってみたいわ、かっこいいでしょう?それかネビュラ?ネビュラとキャシーならお似合いだと思います。」と意外な回答をしました。

キャシーからの指名を受けることになったガーディアンズですが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督は本作でメンバーの誰かが退場すると明かしており、キャスリン・ニュートンさんの希望が叶うかどうかは少し怪しい気配も漂っています。

フェーズ4では多くの若手キャラクターが紹介されましたが、本格的なクロスオーバーはまだ始まっておらず、「クアントマニア」からのフェーズ5の展開に期待がかかっています。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

【ネタバレ注意】映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のサントラが無料公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のサウンドトラックが音楽ストリーミングサービスのSpotifyにて公開されました。また、MarvelMusicVEVOでも同じく全22曲が公開されています。ただし、その楽曲名のいくつかは物語の展開をにおわせているため、ネタバレが嫌なファンは取り扱いに注意が必要です。

※これより先は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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Spotifyの曲順が映画の進行に沿っているかは不明ですが、3曲目のタイトルが「What Is This Place?」となっており、わりと早い段階で舞台を量子世界に移す事をにおわせています。

11曲目、「Honey, I Shrunk the Energy Core」は1989年の映画「Honey, I Shrunk the Kids」(邦題:ミクロキッズ)へのタイトルオマージュとなっています。

14曲目、「Sting Low, Sweet Variant」はキャシー・ラングがコミックでスティンガー名乗っている事を考えると興味深いタイトルで、Variant、ドラマ「ロキ」において変異体と訳されていたワードが含まれているのも気になる所です。MCUはフェーズ4でいくつかのマルチバース作品をリリースしてきましたが、変異体というワードはドラマ「ロキ」においてTVAとその創設者である在り続ける者が使用していた名称であり、ドクター・ストレンジなどはそうは呼んでいませんでした。

全22曲の中でひときわ気になるタイトル名といえば、18曲目に登録されている「Threnody for a Reformed Dick」。スレノディとはギリシャ語でいう鎮魂歌の事で、「改心したろくでなしへの鎮魂歌」となっています。「クアントマニア」の登場キャラのすべてが明らかになっているわけではありませんが、義賊だったとはいえ元泥棒であるスコット・ラングがここで言う改心したクソヤロウの第1候補である事は言うまでもありません。

19曲目の「Lang vs. Kang」はラングとカーンの対決時の曲でしょうか。予告でカーンがスコットに「我々は似た者同士だ」と言っていますが、名前の英語綴も似ている事を表現しているようです。

21曲目の「Hymenoptera」はハチ目という意味の言葉であり、ハチ目にはスズメバチ科が含まれる他、アリ科も含まれるという本作にうってつけの曲名になっています。アントマンとワスプが最終的な困難に二人で立ち向かわなければならないと考えられます。

最後の曲「Holes」はボーナストラックでしょうか、本作でヴェブ役を演じるデヴィッド・ダスマルチャンさんが歌う楽曲となっています。

鎮魂歌は誰のための楽曲になるのか、それも明日には劇場で判明する事になるでしょう。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の予告にクリス・ヘムズワースさんがリアクション

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の予告動画に対して、「マイティ・ソー」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズでソーを演じるクリス・ヘムズワースさんがSNS上で反応しました。

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「クアントマニア」の予告で征服者カーンがハンマーを持ったアベンジャーをアントマン/スコット・ラングと間違っているシーンを引用しつつ、クリス・ヘムズワースさんは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のソーのセリフ「He’s never fought me twice.」を引用してリアクションしました。

これは「インフィニティ・ウォー」の1時間10分過ぎのあたりでロケットとグルート、ソーがニダヴェリアに到着する前のシーンで、日本語字幕では「次は勝つ」、吹替では「二度は負けない」と訳されている部分です。これはサノスとの再戦についての会話でのセリフですが、これを引用してクリス・ヘムズワースさんは早速カーンを倒す決意を顕にしました。

クリス・ヘムズワースさんは一時的な休業を宣言していますが、MCU最新映画の予告もしっかりとチェックして再び戻ってくるための準備をしているようです。

ソーの最新作である「ソー:ラブ&サンダー」では新たな敵としてハーキュリーズ(ヘラクレス)が登場しているため、「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」だけでなく「ソー5」の制作にも期待されています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、キャシー・ラングはコミックとは異なる?プロデューサーが言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のプロデューサーを務めるマーベル・スタジオのステファン・ブルサードさんが、海外メディア Inverse とのインタビューの中で、MCU版のキャシー・ラングがコミックのキャシーとは異なる可能性について言及しました。

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ブルサードさんはインタビューの中で「『アントマン』は世代を超えた作品で、この映画はとても意義深いものだと思います。アントマンのマントはハンクからスコットに受け継がれ、現在はキャシーに受け継がれています。キャシーは、新しいアントマンと呼ばれてはいないものの、新しいワスプというよりは、むしろ新しいアントマンのような存在です。」と述べました。

コミックのキャシーはスタチュアもしくはスティンガーという名前で活動するヒーローですが、「クアントマニア」のグッズ情報や今回のプロデューサーの発言を考えると、MCUのキャシーはそうではなく、三代目アントマンとして機能するのかもしれません。

しかし過去の作品を振り返ると、「ソー:ラブ&サンダー」ではジェーン・フォスターがレディ・ソーと呼ばれることを嫌っていましたし、「シーハルク:ザ・アトーニー」でもハルクありきの命名に対して異論を唱えるシーンが用意されていました。

とはいえそれらはポリコレ的な表現というわけでもなく、「ホークアイ」でのケイト・ビショップは自らのヒーロー名としてレディ・ホークを提案するなどしており、キャラクターの性格に合わせたシーンが用意されていると考えられます。

実際にキャシーが三代目アントマンやニュー・アントマンを名乗るとすればスコット・ラングが本作で引退、戦闘不能、死亡といった状況に追い込まれると考えられますが、スコットを演じるポール・ラッドさんは次のアベンジャーズ映画の出演契約を結んでいることも明らかになっており、単純に死んで退場するとも思えなくなっています。

今週の劇場公開を目前としながらも未だに判明していないキャシーのヒーローネームですが、どのような形に落ち着くのでしょうか。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

ソース:YOUNG AVENGERS? QUANTUMANIA PRODUCER TALKS “NEXT GENERATION” OF MARVEL HEROES