マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」ではこれまでにトニー・スタークを演じてきたロバート・ダウニー・Jrさんがドクター・ドゥーム役として起用された事で、様々な憶測を呼んでいます。
これまでに主流だったものは、「ドクター・ドゥームの正体がトニー・スタークの変異体」とするものでしたが、最近は「エンドゲームまでに見てきたトニー・スタークがずっとドゥームの変異体だった」のではないかとする説が登場してきています。
映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が公開される1年前の2017年にリリースされたコミック「Infamous Iron Man #1」では、ドクター・ドゥームがアイアンマンとなりヒーロー活動をしています。二人はコミック上でもともと似た存在であると認識されており、ここからインスピレーションを得ているのではないかとする説です。
MCUのアイアンマンがドクター・ドゥームの変異体だったという説の裏付けとして、ドクター・ストレンジがサノスに勝利するためにトニー・スタークの死を捧げたのは、トニーが実際はドクター・ドゥームである事を知ったからではないかとしています。ヴィランを生贄にして宇宙を救えるのであれば、ドクター・ストレンジにとって悪い話ではありません。
当時の脚本家が征服者カーン役の解雇を見越してドクター・ドゥームの仕込みをしていたとは到底考えられませんが、後付でありながらも十分に機能しそうな話だとして、最近有力になってきています。
また、コミックではトニー・スタークはスターク家の次男(養子)であり、長らく秘密にされてきた長男、アルノ・スタークが存在し、壮絶な兄弟喧嘩を繰り広げた「アイアンマン2020:ロボット・レボリューション」もリリースされています。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で過去の父ハワードから母マリアの妊娠について聞かされたトニーですが、あの時お腹にいたのは実はアルノだったのではと考えるコミックファンも少なからずいます。
このコミックを元にしたアイデアとしては、MCUのトニー・スタークとドクター・ドゥームのどちらかが本物のトニーで、どちらかがアルノではないかとする説です。
ただしこのふたつの説はどちらもこれまでのMCUのトニー・スタークの印象を大きく変化させるものになるため、過去を傷つけずに物語を進めるためにはやはり「ドクター・ドゥームの正体はトニー・スタークの変異体」とする説が有力視されています。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームが何者なのかはおそらく映画公開まで公式発表される事はなさそうですが、今後も注目のポイントである事は間違いありません。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。
公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。
[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-benedict-cumberbatch-retracts-his-statement/”]映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。