ドラマ「ワンダヴィジョン」、ドッティに別の魔女説が浮上

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」で、登場する魔女たちの魔法の色と花の色との関連性について先週から話題となっていました。その事は以前の記事でもお伝えしましたが、今回は海外ファンが新たに発見したキャラクターについてご紹介です。

ワンダが赤、アグネスが紫で描写されている中、ドッティが黄色い花と共に登場したことは前回ご紹介しました。その際はアルカンナ・ジョーンズというキャラクターを紹介しましたが、今回海外ファンが発掘してきたのはアビゲイル・ハークネスという魔女です。

©MARVEL

アビゲイル・ハークネスはかなりマイナーなキャラクターで、wikiによると2000年1月にリリースされたコミック「X-MEN:ヘルファイアクラブ」の1号に1度だけ登場しただけのキャラクターとなっています。アガサ・ハークネスとの関係が描かれることもなく、親戚なのかそうでないのかも不明のようです。

コミック上ではアガサもアビゲイルも17世紀に同じ町セーラムに住んでおり、同じ姓を持つことからMCUで再利用しやすいキャラクターである事は間違いありません。

しかし、ドッティを演じるエマ・コールフィールドさんは、本作の出演のためには「スタジオ代表のケヴィン・ファイギの承認が必要だった」と以前にコメントしていることから、ある程度強力なキャラクターを演じているはずで、そういった意味ではアビゲイルよりも前回紹介したアルカンナ・ジョーンズの方が可能性があるようにも思えます。

当然、アビゲイルでもアルカンナでもないまだ見ぬキャラクターの可能性もあり、ロキやドクター・ストレンジ、スクラルなど既知のキャラクターがドッティに変身しているといった可能性もあるわけで、残された8話と9話でのポイントのひとつになるかもしれません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第8話 は本日 2021年2月26日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」よりジミー・ウーのポスターが公開

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、ジミー・ウー捜査官にスポットを当てたキャラクターポスターが公開されました。ジミーのポスターは2000年代をベースにしたエピソード7をフィーチャーしたものになっています。

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ポスターには「SIGNAL IS SO CLEAR, THERE IS NO COMPETITON」と書かれており、これまでのキャラクターポスターに書かれているシグナルとは何を指すのか、議論を呼んでいます。

コミックのジミー・ウーはアジアンヒーローチーム「エージェント・オブ・アトラス」の中心人物。映画化自体が決定しているわけではありませんが、マーベル・スタジオのボス、ケヴィン・ファイギ氏はブラックパンサー、ファルコンのような黒人ヒーローに続いて、公開を控えているシャン・チーを軸としたアジアンヒーローをMCUに投入していきたい考えを以前にコメントしていたため、ジミーは今後も要注目のキャラクターとなっています。

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ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第8話 は 2021年2月26日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」第7話の挿入歌「〇〇のテーマ」の公式ミュージッククリップが公開

ディズニープラスで配信中のドラマ「ワンダヴィジョン」のエピソード7「第4の壁を破って」の中でとある人物の告白と共に劇中に挿入された曲「〇〇 All Along」(邦題:〇〇のテーマ)のミュージッククリップがワンダヴィジョン米公式Twitterでシェアされています。

※これは公式のツイートではありますが、ドラマ「ワンダヴィジョン」に関する強度なネタバレでもありますので、名前の部分は〇〇として伏せさせて頂きました。未見の方はこの先ご注意ください。

「ワンダヴィジョン」の音楽は映画「アナと雪の女王」の主題歌を担当したことで知られるロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が担当している事もあり、とてもキャッチーな音楽に仕上がっています。

執筆時点では米国のワンダヴィジョン公式アカウントで英語版が共有されているのみで、日本のディズニープラス公式等で吹替版は公開されていません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第8話 は 2021年2月26日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision: Disney Officially Releases “Agatha All Along” Music Video

ドラマ「ワンダヴィジョン」、他にも魔女は存在する? ─ 鍵を握るのは花

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」が残す所あと2話となり、マキシモフ事変の真実に近づきつつある中、ファンの考察はあとを絶ちません。そんな中、とある説がSNS上で話題になっています。

※これより先はネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でマリア・ヒルから魔女と呼ばれた本作の主人公ワンダに続いて、先週配信されたエピソード7では「おせっかいな隣人」だったアグネスが、「魔法を使う女はこの町で自分だけだと思ってた?」と自身が魔女アガサ・ハークネスである事を明かしました。

ワンダの魔法は赤色で描写される一方で、アガサの魔法が紫色で表現されていることは以前にイースターエッグの記事でもお伝えしましたが、実は彼女たちの庭先にはそれぞれの色の花が咲き誇っている事がわかります。

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そして、エピソード7にはもうひとり、花にフォーカスを当てていた女性がいました。それが久しぶりの登場となったドッティで、黄色のバラが印象的でした。

フィル・ジョーンズの妻であり、「町内会の女王」と呼ばれたドッティはエピソード2でフォーカスされて以降は鳴りを潜めていましたが、今回一瞬の登場にも関わらず話題を呼んでいます。

花の色と魔法のオーラがリンクしていると考えれば、ドッティは黄色のオーラで表現される魔女という事になり、コミックではアルカンナ・ジョーンズという魔女が該当するのです。

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アルカンナはヒーローチーム「スコードロンスプリーム」のメンバーであり、ヴィランではありませんが彼女のパワーは魔法として表現されています。ジョーンズ姓が一致するのも奇妙なポイントです。

しかしながら実際にドッティがアルカンナである可能性は低く、制作側の遊び、単なるイースターエッグである可能性のほうが高いと考えられます。

というのもMCUフェーズ4、フェーズ5では新チーム「エターナルズ」が登場しますし、ヤングアベンジャーズの駒が揃いつつある他、ヴィランチームへの言及も考えられているため、スコードロンスプリームまで登場されられるのかという問題があるからです。

果たしてドッティは、ヒーロー、ヴィラン、あるいはただの町人、どれに属するのでしょうか。残る2話で明かされる事になるでしょう。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第8話 は 2021年2月26日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:Obscure WandaVision Detail Could Prove Dottie’s Identity

テヨナ・パリスさん、モニカ・ランボーとキャロル・ダンバースの関係性について明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」でキャプテン・モニカ・ランボーを演じる女優のテヨナ・パリスさんが海外メディアとのインタビューの中で、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースとの関係性について示唆しました。

パリスさんは ET Canadaとのインタビューの中で以下のように話しました。

私たちは2人(モニカとキャロル)の関係にもっと入り込むつもりであり、2人の間で何が起こっているのかを探ります。モニカは母親の大事な時期に支えることが出来ませんでした。それを受け入れるのは非常に難しいことです。モニカのその悲しみとトラウマはワンダ・マキシモフと非常に類似点があります。モニカはそのレベルに関してはワンダと繋がっています。

また、モニカは母親のマリアほど、キャロルとの深い結び付きがないことも明かしました。

モニカとキャロルについては映画「キャプテン・マーベル」(2019年)で描かれ、「キャロルおばさん」、「おチビ中尉(字幕版)、おてんば隊長(吹替版)」と呼び合う仲でした。そして、キャロルのコスチュームのカラーリングデザインをモニカに任せるようなシーンもありました。しかし、そこから20年余り後の時代が舞台のドラマ「ワンダヴィジョン」の第5話「問題エピソード」にて、モニカはキャプテン・マーベルの話題が出たときにナーバスな表情を見せ、会話を打ち切るようなシーンがあり視聴者を困惑させました。

現在制作準備が進められている映画「キャプテン・マーベル2」では二人の関係についてさらに描かれる事になりそうですが、「キャプテン・マーベル2」ではキャロル推しのヒーローオタク、ミズ・マーベルことカマラ・カーンも登場するため、数十年の時を経て少し冷ややかな関係になってしまったモニカと、熱い思いを持ったカマラと、その間にいるキャロルとの不思議な三角関係となりそうです。

映画「キャプテン・マーベル2」は 2022年11月11日 米国公開予定、ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:WandaVision’s Teyonah Parris Teases Monica Rambeau’s Dynamic With Carol Danvers in Captain Marvel 2

ドラマ「ワンダヴィジョン」7話のイースターエッグをピックアップ

謎が増え続けるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は、これまでに公開されてきた映画シリーズと同様イースターエッグがたくさんある作品です。この記事ではそれらについて取り上げて行きたいと思います。今回はエピソード7「第4の壁を破って」に注目。

この記事にはネタバレを多く含んでいますので、未見の方はご注意ください。

7話

エピソードタイトル「第4の壁を破って」

トレーラーでワンダがインタビュー形式で語るシーンがありましたが、今回はそのシーンを含むエピソードでした。

Previously on WandaVision

以前に紹介したイントロ部分のナレーションのトーンがさらに下がっています。吹き替えでいう所の「前回までのワンダヴィジョンは」という部分ですが、吹き替え版はどのエピソードも差を感じられません。英語版ではワンダの精神状態のさらなる悪化が表れているかのようです。

新たな六角形

マーベル・スタジオのロゴの直後に新たな六角形が表れます。掛け布団とヴィジョンのものと思われる枕がそうですが、ワンダの枕はそうではありません。

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WNDA

ワンダが朝食を用意するシーンではラジオ放送が流れています。しかしこれは吹き替え版には音声が入っていません。英語版ではラジオ放送のような音が流れており、日本語字幕をオンにすると内容がわかるようになっています。これは日本の吹き替え編集ミスの可能性があります。

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また、能力の制御が効かなくなっているのか、様々なアイテムが姿を変え、時代設定など逆行するケースが見られます。

ビタミンD牛乳

通常、牛乳にビタミンDはほとんど含まれていません。ビタミンDは骨の生成に不可欠な要素で、日本では馴染みが薄いですが、米国ではわりとビタミンD入の牛乳が流通しているようです。

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ただし、ここでいうDはDevilやDemonを表現している可能性もあります。

外界と遮断されているウェストビューではエネルギーから食料に至るまで自給自足が必要になりますが、我々視聴者はヘックス内で牧畜をやっている風景を見たことはありません。

そして牛乳を注ぐシーンでは、牛乳パックの側面が見え、子供が行方不明になっている事がわかります。これはアメリカで1980年代中盤から1990年代中盤にかけて実施されたプログラムで、これ自体はさほど不思議ではありませんが、ラジオからはタイミングよく奇妙なコメントが流れます。

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Snap

朝食は「Sugar Snaps」を摂るようです。Snapと言えばサノスの指パッチンでもあり、ワンダのトラウマがCMだけでなく現実にもにじみ出てきています。

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赤いボウル

本作において赤色は基本的によくない兆候です。本エピソードの結末を暗示しているかのようでした。

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122822 from オープニング

122822というのはスタン・リーの誕生日1922年12月28日を表していると考えられます。

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それとは別にソーシャルゲーム「Marvel Avengers Alliance」にてファンタスティック・フォー関連のイベント「The Pulse」でも使用されていたようです。「ワンダヴィジョン」のファンタスティック・フォーへの言及はとどまる所を知りません。

オープニングクリップはワンダで埋め尽くされており、ラストにヴィジョンが少しだけ入ってくる妙な表現になっています。

お見通し from オープニング

オープニング中に「お見通しだ」といメッセージが挿入されています。オープニングのラストにはワンダが制作したことが記されているにも関わらず、ワンダ宛のメッセージが含まれていることはとても奇妙です。

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そして思い出してください。これまでシットコムのスタッフロールにワンダの名前はありませんでした。この7話で何かが変化しています。

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モキュメンタリーとモダン・ファミリー

本エピソードは全体的にキャストがカメラに向かって話しかけるシーンが挿入されています。これはモキュメンタリーと呼ばれる手法で、フィクションをドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法です。擬似を意味する「モック」と、「ドキュメンタリー」を合成した用語であり、「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいい、日本では和製英語の「フェイクドキュメンタリー」が用いられます。2000年代後半のモキュメンタリー・シットコムとしてモダン・ファミリーが有名でした。

再びWiiへ

冒頭でビリーとトミーがWiiで遊んでいると時代が逆向しテレビゲームですらなくなってUNOまで退化しましたが、無事にWiiまで戻ったようです。

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前回はDDRで遊んでいた二人ですが、今回Wiiでは「スターフォックス ゼロ」(2016年)を遊んでいるようです。

ナダ ニエンテ

ワンダは子どもたちとの会話の中で、「何もかもが無意味に感じる」と話します。「ナダ」「ニエンテ」とはスペイン語で「何もない」「無」表すワードで、2000年代から日常会話に南米経由のスペイン語が入ってきている事を表現していると考えられます。

また、母親だからといって全能ではないことや、子供の意見を尊重する姿勢を見せるのも2010年代の思想的特徴を表しています。

グッドナー少佐

合流地点でモニカを出迎えたのはグッドナー少佐という女性でした。彼女がエンジニアなのか、運送を頼まれただけの人物なのかは不明です。

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もともと母親のマリアの部下だったような事が伺える会話をかわしました。腕にはS.W.O.R.D.のエンブレムがついていますが、胸にはU.S.AIRFORCEと刺繍されておりどういう所属なのかが判りません。ヘイワード臨時長官はこの動きに気づいていないのでしょうか?

ルイス博士の研究

ヴィジョンがマインド・ストーンのパワーを用いてダーシーの意識を回復させ、本名を聞いたときに、「研究を聞いたことがある」と言います。

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この後のシーンではヴィジョンがいつ生まれ、どのように死んだかを教えてもらうわけですが、研究を耳にしたタイミングがわかりません。ヴィジョンはウェストビューに来る以前の記憶がほとんどありません。ダーシーの本がウェストビューの図書館にでもあるのでしょうか。

また、ダーシーと車に乗り込んですぐにヴィジョンは「なぜピエトロは別人に?」と吹替版で尋ねます。ピエトロが別人という質問は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のピエトロを知っていないと成立しません。そしてこのヴィジョンにはその記憶がありません。英語では「ピエトロは詐欺師?」、日本語字幕では「ピエトロの正体は?」となっており、吹き替えの脚本ミスだと考えられます。

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フラガール

ダーシーとヴィジョンが乗り込んだファンネルケーキのトラックのキーは、フラガールの人形の下にありました。

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フラガールはドラマ「エージェント・オブ・シールド」でも度々登場したアイテムで、スカイとその父親を繋ぐものでした。また、この直後にサーカス団長が追いかけてくる際には、「エージェントがダブルブッキングを」と言い逃れをします。

「ワンダヴィジョン」がMCUで制作発表されている「ファンタスティック・フォー」を匂わせる事は不思議ではありませんが、「エージェント・オブ・シールド」を匂わせるのは何かがあるのかと勘ぐってしまいます。

廃屋

シーンがワンダの自宅に戻り、家の外観が維持できない様子が描写されます。

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時代が逆行してデザインがクラシックになるのとは訳が違い、電気コードは飛び出し、壁の向こうの景色が丸見えになっています。階段には白い雪のようなものが積もっている事から天井もないのかもしれません。ワンダは廃屋を温かい自宅だと勘違いしているのでしょうか?また、以前に登場したコウノトリも姿を現します。

ネクサスのCM

「世界から取り残された気分?」「それとも一人になりたい?」と呼びかけ、抗うつ剤の「ネクサス」のCMが入ります。「あなたを現実につなぎとめる抗うつ剤」と紹介され、「現実を選択可能」としながらも、副作用にも言及されています。実際に挙げられているのは以下の四つの副作用です。

・Feeling your feelings 感覚や感情をはっきり知覚してしまうこと
・Confronting your truth 真実に直面してしまうこと
・Seizing your destiny 運命に直面してしまうこと
・More depression さらなるうつ状態

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本エピソードのワンダを象徴しているかのような副作用で、「ネクサスは、ドクターが人生を次に進められると診断しない限りは服用するべきではない」という注意も伝えられます。

主成分とされる10.3%の「ネクサルプロモサイド」は現実にある成分ではないようです。ラテン語の接尾辞「-cide」は、殺すものを表し、全体として解釈すると、成分の名前は「ネクサスが殺害を促進する」という意味かもしれません。

ちなみにネクサスはMCUにおいて以前に登場したワードで、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にて、ノルウェーのオスロに位置するインターネットの世界的な中継地点の名前でした。「NEXUS Internet Hub」で、トニー・スタークは核の発射コードをウルトロンから守っていたのが、ヴィジョンの前身であるジャーヴィスであったという事実を突き止めた場所です。

その他コミックでもマルチバースを繋ぐゲートの名称としてネクサスが使われています。これはマーベル・コミックだけではなく、もともとネクサスという英単語が「つながり、結びつき、結合」を意味しているからで、様々なゲームや漫画、映画といった創作物と使われる言葉でもあります。

これまでCMはインフィニティ・ストーンを表している可能性が言及されていましたが、今回のネクサスはカプセルに入っている事からオーブ、すなわちパワー・ストーンを表しているのかもしれません。かなりこじつけ論ではありますが。

アグネスの夫

今回もアグネスは夫を話題に出してきますが、夫のラルフは1話から一度も登場していません。

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アグネスの”主人”は誰なのでしょうか。

覚醒するモニカ

コミックでは電磁波へと変身する能力を持つヒーローであるモニカ。スペクトラムやフォトンという名で活動するモニカですが、MCUのモニカも電磁波に関係するような能力の片鱗を見せました。

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また、今回の衣装も原作をオマージュしたデザインになっています。

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ダーシーはリケジョ?

ダーシーは自らをリケジョと言いますが、このブログでも度々取り上げている通り、ソーシリーズに登場していたダーシーは政治科学専攻の文系学生でした。

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MCU非公式の小説でダーシーが天文学へ転向する話もあるようですが、今現在どういう理由で天文学へと変わったのかは言及されていません。以前のエピソードで見せた天才的ハッキング技術も腑に落ちず、もしかするとソーに登場していたダーシー・ルイス本人ではない可能性もあるのかもしれません。

配達員

配達員が正面からはっきりと映る瞬間に、帽子にうさぎのマークがあることがわかります。

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アグネスのうさぎ、セニョール・スクラッチーと関係がある可能性があります。

子供向け番組

アグネスの家では「Yo Gabba Gabba」という番組が放送されています。これは実際に2007年から2015年まで放送されていた子供向けテレビ番組のようです。

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セミ

アグネスの家のカーテンにセミが止まっています。

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夜蝉は悪魔の化身と言われる事がありますが、これは昼間なのでどういう意味があるのかは不明です。

なお、噂のメフィストはコミックではハエの姿や少女の姿で登場したことがあります。つまり何にでもなれます。

アグネスの家の地下

子ども達は地下で遊んでいると聞かされ、階段を降りて地下に向かうワンダ。そこは木の根がびっしり張り巡らされており、いかにも悪魔的な山羊頭や頭蓋骨などを発見出来るようになっています。

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そしてクローズアップされる魔導書はオレンジ色のオーラがまとわりついています。インフィニティ・ストーンで言えばソウル・ストーンと同じ色あいです。

本と言えばまたもや「エージェント・オブ・シールド」にも登場した全ての知識が書かれた書物「ダークホールド」がありますが、外観のデザインはまったく異なっています。

アグネスの本名

アグネスがアガサ・ハークネスである事を名乗ります。

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アグネスが魔法をかけると紫色のオーラで表現されました。パワー・ストーンと同じ色合いですが、パワーソースは不明です。今回のネクサスのCMとの関連性もわかりません。

また、前述の魔導書のオーラとは色が違うため、本には別の存在のパワーが宿っている事が考えられます。

その後、音楽が流れ黒幕がアガサ・ハークネスであることが知らされます。

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マジックショーでのトラブルも、ハーブの怪しげな態度も、ピエトロも、ヴィジョンをエリス通りに誘導したのも、スパーキーを殺したのもアガサの仕業だと明かされました。

この直後で7話は終了し、アガサの動機などは次回以降に持ち越されます。この時点でアガサが黒幕であるという断定が出来ません。

念の為、コミックのアガサ・ハークネスは中立的ポジションのキャラクターであり、ワンダの魔術の師匠でもある人物です。暴走したワンダに殺されながらも弟子であるワンダを心配し、たびたびアストラル体の状態で助言など手助けをする情の深いキャラクターでした。またファンタスティック・フォーのリーダー、リード・リチャーズとスーザンとの息子フランクリンの乳母を務めた事もあり、悪役というわけではありませんでした。

しかし子犬を殺してしまったこのアガサは立派な悪役と言えるでしょう。スパーキーは実際の犬ではなく、魔力で生み出された魔法の塊であったことを願うばかりです。

ポストクレジット

MCUとして久しぶりのポストクレジットシーンがありました。

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ワンダの家が2800番地なので2804だと2軒となりの家となるはずです。アグネスの家はすぐ隣の家だと思っていましたが違ったのでしょうか。モニカが地下室への入り口を開けると、地下は紫のオーラを放つ植物の根が張り巡らされていました。アグネスの家なのか、あるいはアグネスの隣の家までも侵食しているという事なのでしょうか。

そしてモニカの背後にピエトロが近寄り、「詮索好きか」と声をかけた所で終了します。英語では「snooper’s gonna snoop」となっており、日本語字幕では「また詮索か」となっています。ピエトロとモニカは初対面のはずなので、「また」という表現はそぐわないものになっています。ここは吹替版のほうが元の英語と物語の流れにあったものになっています。

しかしピエトロの正体がモニカの知り合いである可能性もあるのかもしれません。翻訳作業がこの先の展開も分かった上で行われているのであれば、「また」という表現をうっかり使ってしまった可能性もあるでしょう。


以上が気づいたポイントです。他にも何かあれば追記するかもしれません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、モニカが連絡した謎の航空技術者は誰なのか

現在配信中のドラマ「ワンダヴィジョン」の第5話「問題エピソード」にて、モニカはヘックス内に再び戻るための装置を開発してもらうよう、とある技術者に連絡をしていました。続く第6話にて装置が完成したという連絡を受け、装置を受け取りに行くといった展開になりましたが、その相手が誰であるかは不明となっています。この記事では、その技術者について可能性のある人物をピックアップして行きたいと思います。

まず前提として、英語では aerospace engineer とされており、単なる技術者ではなく「航空宇宙技術者」とされています。MCUにおいて航空宇宙技術者として紹介された人物はおらず、トニー・スタークも天才メカニックとした曖昧な表現でしたし、このワードの重要性は今の所わかりません。

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また、最近のモニカ役テヨナ・パリスさんのインタビューでは「技術者のMCUデビューが待ちきれない」との事で、既に登場しているキャラクターである可能性は極めて低いと見られています。

さらにヴィジョン役ポール・ベタニーさんに「ずっと一緒に仕事をしたかった」と言わせるサプライズキャスティングがあるようで、この技術者役にはある程度キャリアの長い人物がキャスティングされている可能性が高いです。

補足程度ですが、各国の翻訳によって男性代名詞、女性代名詞が使われているケースがあるようで、英語は guy となっているため男性の可能性が高いですが女性もピックアップしております。

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以上の事を踏まえて、可能性のある人物を以下にご紹介。

シュリ

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シュリはワカンダの天才科学者で映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではヴィジョンの脳構造について一瞬にして把握するなど、ブルース・バナーやトニー・スタークを上回る頭脳を見せてくれました。また、ワカンダで死んだはずのヴィジョンの死体をS.W.O.R.D.が回収していた事実から、ワカンダとS.W.O.R.D.はある程度協力関係があるものと考えられ、モニカの連絡先としては妥当なものでした。しかしパリスさん、ベタニーさんのインタビューを考えると可能性は低いと考えられます。

ハーレー・キーナー

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ハーレーくんは映画「アイアンマン3」でトニー・スタークをサポートしたメカニックの男の子です。MCUのトニーが認めた天才で、当時は彼がアイアンハートになるのではとも言われていましたが、2020年末に発表されたアイアンハートはコミック同様に少女のリリ・ウィリアムズが主人公であることが判明しました。しかしながらハーレーくんは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の葬儀シーンにも呼ばれているため今後のMCUにおいて意味がある人物であることは間違いなさそうです。とは言え、モニカの協力者である可能性は低いでしょう。

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ノーレックス(スクラル)

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映画「キャプテン・マーベル」に登場したスクラル人の「科学オタク」。クワドジェットを改良し、宇宙に出られるようにした人物で、モニカとも面識があるため設定としては文句がありません。しかしながらやはり両名のインタビュー内容とは合致しないキャラクターだと考えられます。

アイアンハート/リリ・ウィリアムズ

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二代目アイアンマンことアイアンハートとなるリリ・ウィリアムズは、コミックにおいてトニー・スタークが認めた天才技術者です。15歳でアイアンマンのアーマーを自作し、死んでしまったトニーのあとを継いでヒーロー活動をしていました。アイアンハートはドラマ制作が発表されたため紹介のタイミングとしてはアリですが、リリを演じるドミニク・ソーンさんは1997年生まれの若手俳優です。ベタニーさんのインタビューには少しそぐわないキャラクターと言えます。

アビゲイル・ブランド

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アビゲイルはコミックにおけるS.W.O.R.D.の長官です。MCUのS.W.O.R.D.にアビゲイルが不在なのは、S.H.I.E.L.D.にニック・フューリーがいないのと等しいコレジャナイ感があります。現在の臨時長官タイラー・ヘイワードがどうにも臭うため、アビゲイルと交代する時期が来ても不思議ではありません。ただしアビゲイルは技術者でもなんでもないため、やはり可能性は低そうです。

レオポルド・フィッツ

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ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場するS.H.I.E.L.D.のエンジニアで、宇宙船だろうがタイムトラベル装置だろうが作り上げてしまう人物です。フィッツに任せておけば問題はありません。彼が正式にMCUのスクリーンに登場するのであればパリスさんの興奮もわかるものですし、ポール・ベタニーさんとの俳優歴も同じぐらいなため、両名のインタビューにもかなり合致しています。問題は今の所、MCUと「エージェント・オブ・シールド」の関係がはっきりとしていない所です。

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ブルー・マーベル/アダム・ブラシアー

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コミックに登場したのは2009年と比較的最近のキャラクターですが、朝鮮戦争に兵隊として参加していた年配のキャラクターです。電気工学と理論物理学の博士号を取得しており、ネガティブゾーンと呼ばれる世界の反物質を利用して無限のエネルギーを得る研究をしていましたが、実験失敗した結果スーパーパワーを手に入れました。

知名度はあまり高くありませんがマーベル・ユニバースにおいてはなかなか重要なキャラクターで、マイティ・アベンジャーズの一員であり、ギャラクタスと戦う際にはモニカ・ランボー、キャプテン・マーベル、ブラックパンサー、アメリカ・チャベス(ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネスで登場予定)とチームアップした事もあり、センターに描かれるほどのキャラクターでした。知名度の低さに目を瞑れば、キャラクター設定などに申し分はなく、ある程度年配の俳優さんもキャスティングされると考えられます。

ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ

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現状でブルー・マーベルと同じくらいの可能性と考えられるのがリード・リチャーズです。ファンタスティック・フォーのリーダーである彼は物理学と航空力学の天才で、本件のような装置を作るのは造作もないと考えられます。

「ファンタスティック・フォー」の映画も正式に発表されたため、リードがここで登場することは不自然ではなく、名実ともにブルー・マーベル以上に可能性が高いと言えるでしょう。

ただし技術者=リードの可能性を下げる要因として、ファンタスティック・フォーの再映画化がかなり前から話題にあったにも関わらず、何一つキャスティング情報がリークされていない事です。これだけ注目作で、しかもリード・リチャーズともなればMCUで多数のクロスオーバー出演の契約がされるはずで、現時点まで誰の名前も上がっていないのはなかなか不思議なポイントです。

名前だけ登場する、というパターンも考えられるのですが、それだとベタニーさんのインタビューとはいまいち一致しません。マーベル・スタジオがかなり上手く秘密裏にキャスティングを進められたのでなければ、可能性はいくぶん下がってしまうでしょう。


以上、謎の技術者候補の紹介でした。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第7話 は 2021年2月19日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、ゲーム機がどんどん退化していく”We’ve All Been There”トレーラーが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラーが公開されました。これまでのトレーラーにもあった、ワンダがインタビュー形式で誰かに語りかける映像のほか、新たなシーンも収録されています。

ビリーとトミーは相変わらず10歳を維持している様子ですが、遊んでいるゲーム機が退化していく様子が映し出され、ヘックス内の異変を感じるトレーラーになっています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第7話 は 2021年2月19日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

テヨナ・パリスさん、ドラマ「ワンダヴィジョン」は「今後さらにMCUらしくなる」と明かす

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」でモニカ・ランボーを演じている女優のテヨナ・パリスさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、今作が今後のエピソードで更にMCUらしくなっていくことを明かしました。

インタビューで「残りのエピソードで視聴者が楽しみにしておくべきポイントは何ですか?」と尋ねられたパリスさんは、「もっと素晴らしい、素晴らしいストーリーテリングが期待出来ると思います。このショーとクリエーターたちは、地に足の着いた親しみやすいショーを作ってくれたと思うし、MCUの要素を残しながらも、素晴らしい仕事をしてくれたと思います。そして、これからもっと大きなMCUらしさが出てくるでしょう。私はそれに興奮しています。」と返しました。

「ワンダヴィジョン」は配信前からシットコムが取り入れられている事が明かされており、実際に配信が始まった当日はこれまでのMCUと大きく異る映像に楽しみつつも困惑も大きなものでした。エピソードが進むに連れ、ファンが慣れ親しんだMCUの姿が散見されるようになりましたが、今作は依然として謎が多い作品になっています。

公式に明かされている今後のエピソードは3つで、約2時間ほどの物語で幕を下ろす予定となっています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、次回第7話 は 2021年2月19日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:Teyonah Parris Spills ‘WandaVision’ Secrets, From Mind Control To… Fish Pants

ディズニープラスの新コンテンツ「Marvel Studios’ ASSEMBLED」が発表

ディズニーが自社のストリーミングサービス「ディズニープラス」向けコンテンツとして「Marvel Studios’ ASSEMBLED」の配信決定を発表しました。米国で2021年3月12日から配信開始となります。

「マーベル・スタジオ・アッセンブルド」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマや映画の舞台裏を描いたドキュメンタリー番組で1話目は「ASSEMBLED:The Making of WandaVision」と題し、ドラマ「ワンダヴィジョン」の舞台裏を配信する予定になっています。

その後は、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、ドラマ「ロキ」、ドラマ「ホークアイ」、そして映画「ブラックウィドウ」などが予定されているとの事。

ドラマ「ワンダヴィジョン」が2021年3月5日に配信予定の9話で終了し、その翌週3月12日には「アッセンブルド」が配信、さらにその翌週3月19日から「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が始まることになります。記事執筆時点で日本配信に関するアナウンスはありません。

「Marvel Studios’ ASSEMBLED」は 2021年3月12日 ディズニープラスで米国配信開始です。日本での配信については続報をお待ち下さい。