米ディズニーがデジタル配信戦略を変更か、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」配信への影響は?

ディズニーがオンライン上でのデジタルリリースに関する戦略を変更している可能性を複数の海外メディアが指摘しています。それによって、先日、デジタル配信やBlu-rayの発売日が明らかになったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のディズニープラスリリースにも残念な影響があるだろうと伝えられています。

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3月の頭にディズニーが公式発表したとおりに、映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のデジタル購入版が3月28日より開始されました。しかし最初の発表から一ヶ月、デジタル版リリースから10日ほど経過した記事執筆時点で、Blu-rayやディズニープラスのリリース日はアナウンスされていません。海外メディア Gizmodo は、「最終的にはリリースされるだろうが、待つのは少しの間ではなさそうだ」と指摘しています。

また、海外メディア The Direct では、ディズニープラスのサービス開始以来、MCUの映画はいつもデジタル版とディズニープラスのリリース案内がセットで行われてきたと言及しつつ、アバター2の現状を考慮して「クアントマニア」からは過去の事例が通用しない可能性を指摘しています。

ディズニーは2022年11月に解雇された前CEOのボブ・チャペック氏の元で、パンデミック下でいくつかの劇場用アニメの公開をキャンセルし、ディズニープラスで配信するなど大胆な戦略を展開してきました。ディズニープラスユーザーにとってはエキサイティングなものでしたが、結局のところそれらはディズニーに大きな被害をもたらしました。

新しくCEOに就任にしたボブ・アイガー氏はこれらの損失を補填すべく、ディスク販売と配信に関する戦略のテコ入れを始めているかもしれないと記事は伝えています。

過去2年近くにわたって、デジタル版の販売とディズニープラスでのリリースが同日展開されてきたMCUの映画作品ですが、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のようにデジタル版のリリースのみが先行し、Blu-rayとディズニープラスのリリースは当分待たなければならないかもしれません。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年4月18日 に米国デジタル版がリリース、Blu-rayは 5月16日 に米国発売予定です。

【噂話】ドラマ「ロキ」シーズン2は9月、ドラマ「エコー」は11月配信か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の配信日が正式に発表され、その後に続くドラマ「ロキ」シーズン2とドラマ「エコー」の配信日に関する最新情報を、複数の海外スクーパーが報じています。

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2023年春予定から6月21日の配信が決定した「シークレット・インベージョン」につづいて、「ロキ」シーズン2は夏配信から9月配信、「エコー」は夏配信から11月配信へとスケジュールが変更されているといいます。また、「アイアンハート」は2024年に先送りになったとも報告しています。

「ロキ」の配信については出演者であるオーウェン・ウィルソンさんが9月配信となる事を示唆しており、少なくとも現時点での配信計画が9月に設定されている事に疑問の余地はないようです。

昨年のイベントで2023年の配信スケジュールが発表された際には「ロキ」と「エコー」が共に夏予定とされていたことで、「ロキ」が初夏、「エコー」が夏の終わり頃になるのではないかと予想されていましたが、それと比べると数ヶ月の遅れとなる見込みです。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」でからかわれた「ロキ」シーズン2まで、ファンはもうしばらくの待機が必要なようです。

ドラマ「ワンダーマン」の撮影が始まった事をプロデューサーが報告

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダーマン」の撮影がスタートした事を、本作のプロデューサーであり、映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などを制作したデスティン・ダニエル・クレットン監督が報告しました。

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クレットン監督は自身のインスタグラムに写真を投稿。

象徴的なハリウッドサインの前でカラーレンダリングチャートを手にし、「@brettsboのためにカードを持つのが大好きだ」とコメント、本作の制作に参加しているブレット・パウラック撮影監督のタグを付けています。

「ワンダーマン」は昨年の大型イベントなどでの発表は一切なく、長らく噂状態が続いていましたが、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の劇場公開のタイミングでプロデューサーがプロジェクトの存在を認めました。

それでも現在わかっている事はあまりなく、メディアやスクーパーが報じた所によると、主人公ワンダーマン/サイモン・ウィリアムズ役に、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世さん、ウィリアムズのエージェント役にエド・ハリスさん、ヴィランで主人公の兄であるグリム・リーパー/エリック・ウィリアムズをデミトリアス・グロッセさんが演じる事になる他、ボブ・オデンカークさんの出演も検討されていると報告されています。

ハリウッド映画俳優でもある主人公サイモンを中心とした「ハリウッド風刺」作品になるとも言われており、MCUのキャラクターで元俳優の経歴を持つ「アイアンマン3」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場したトレヴァー・スラッタリーが登場するとも報道されています。同じく俳優を生業とする「エターナルズ」のキンゴが登場するかどうかは分かっていません。

本作が連続ドラマシリーズなのか1話限りのスペシャル・プレゼンテーションになるかも公式にはわかっておらず、配信時期も含めて今後の公式発表が待たれています。

ドラマ「ワンダーマン」はディズニープラスで配信予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の米国でのBlu-ray発売日、デジタル配信日が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の米国でのデジタル配信日及びBlu-rayの発売日について、インサイダーの Amit Chaudhari 氏が報告しました。

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氏によると、「クアントマニア」は 2023年4月18日 にデジタル配信され、Blu-rayはその一ヶ月後の 5月16日 に発売される予定との事。

MCUのフェーズ4からの作品で、パンデミックの深刻な状況下にあった「ブラックウィドウ」と「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、そしてソニーが主導権を持つ「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」といった特殊な作品を除いて、「エターナルズ」から「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」までの作品は、デジタル配信日と同日にディズニープラスにも登場しています。

これにより、米国での「クアントマニア」のディズニープラス版は 2023年4月18日 になる可能性が高く、劇場公開から約60日後と過去作の平均的な配信スケジュールとなっている事が予想されます。

これらはあくまでアメリカでの話であり、日本では異なる場合があるのでご注意ください。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年4月18日 に米国デジタル配信、Blu-rayは 5月16日 に米国発売予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」のポスターと概要が公開、オリヴィア・コールマンさんはヴィランに?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」のあらすじが、マーベルの公式ウェブサイトにて公開されました。また、本作のポスターも合わせて公開されています。

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マーベルによると本作は「スパイスリラー」作品になっているとの事で、公式概要は次のとおり。

「現代のMCUを舞台にした『シークレット インベージョン』では、フューリーは、変身するスクラルの一派による地球への極秘侵攻を知ることになる。フューリーは、エヴェレット・ロス、マリア・ヒル、そして地球で生活を営むスクラルのタロスなどの同盟者と合流。彼らは、迫り来るスクラル侵略を阻止し、人類を救うために時間との戦いに挑む。」

また、海外メディア VanityFair の独占インタビューによると、オリヴィア・コールマンさんが演じるMI6のエージェント、ソーニャ・ファルスワースはフューリーとは敵対する存在になると報じています。

表向きはこの危機の中でイギリスの国家安全保障上の利益を守ることを動機としているソーニャ・ファルスワースですが、フューリー役サミュエル・L・ジャクソンさんは彼女のキャラクターについて「彼女が演じるのは、これまで見たこともないような人物です。とても冷血で、そのような人物である事を楽しんでいるんだ。」と語っています。

ファルスワース姓はマーベル・コミックにおいて重要な名前のひとつで、MCUでも映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」にジェームズ・モンゴメリー・ファルスワースが登場し、スティーブ・ロジャースと共にH.Y.D.R.A.と戦うハウリングコマンドーズの一員でした。

また、コミックではファルスワース家はユニオン・ジャックと名乗るイギリスのヒーローの家系でもありますが、以前には「ファルスワースの姓が付けられているがユニオン・ジャックとは関係ない」との報道もありました。

ファルスワース姓にどのような意味が込められているのか、そもそも彼女は本人なのか、それともスクラルなのか、ドラマ本編での彼女の行動には注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2023年6月21日 にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」の新トレーラーが予告通り公開、米配信日も決定

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の新たなトレーラーが公開されました。トレーラーは先日の予告どおり、メジャーリーグの試合中にお披露目となりました。

※日本語字幕版を追加しました。

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公式の字幕をオンにすると、エミリア・クラークさんの役名ヴィランの名前などが報道どおりであることも伺えます。

配信日はディズニープラスの配信ページに記載があった後にすぐ訂正、削除されるなど再延期の可能性も報じられていましたが、予定通り6月21日に配信されるようです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2023年6月21日 米ディズニープラスで配信予定です。

【噂話】ディズニープラス向けに「パニッシャー」のソロ作品が計画中だと言う

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に、Netflixでパニッシャーを演じていたジョン・バーンサルさんが戻ってくると報じられて約1ヶ月。今度はそのパニッシャーのソロ作品がディズニープラス向けに計画中だと報じられています。

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海外スクーパーの MyTimeToShineHello 氏や Caiden Reed 氏を筆頭に複数のスクーパーが「デアデビルだけでなくパニッシャーもディズニープラスでのショーを取得している」と主張。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」を皮切りに、より多くのNetflix版のマーベルキャラクターが戻ってくる事を指摘しています。ただし、Netflixのマーベルドラマでダントツの暴力表現だった「パニッシャー」の作品のトーンが維持されるかどうかはまだわからないとの事。

「ボーン・アゲイン」ではそれら懐かしいキャラクターだけでなく、新ヒーローが紹介されるという噂も以前に報じられています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」、エミリア・クラークさんは「フューリーを恨んでいる」と語る

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に出演するエミリア・クラークさんが、海外メディア VanityFair とのインタビューの中で、本作で彼女が演じるキャラクターについて「父親とは大きく異る点」について語りました。

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エミリア・クラークさんが演じるキャラクターについて長らく秘密にされていましたが、それについてスクラルの将軍タロスとその妻ソレンの間にいる娘のギア(G’iah)を演じる事が先日判明しました。

ギアは2019年公開の映画「キャプテン・マーベル」で初登場、その頃にはまだ公式な名前が与えられていませんでした。しかしいくつかのセリフが用意されているなど、ある程度の人格、性格を伺うことは可能でした。

クラークさんはギアの歩んできた人生について、「それはたしかに彼女を鍛えました。この子から感じられるのは、ある種のパンクな感覚です。彼女はタロスを父に持つ難民の子供なんです、ご存知ですよね?」と述べ、「この時点まで彼に子供がいることをほとんど描かれなかった事実が、二人の関係について知る必要のあるすべてを物語っているのかもしれません。」とタロスとの関係がうまくいっていない事を明かしました。

そして「この人達(ニック・フューリーと父親のタロス)はずっと前にいろいろなことを約束したのに、たいしたことは起きていません。だから、当然のことながら、ある種の恨みが蓄積されているんです。彼女の中には様々な感情があり、状況に応じて対立する面もあります。彼女がなぜそのような感情を抱くのか、(ドラマ本編で)理解できるはずです。」と、父親ほど地球人と友好的になれていない事を示唆しました。

「キャプテン・マーベル」ではクリー人から隠れるようにステルス宇宙船で難民生活を送っていたタロスやギアたちスクラル人でしたが、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースの活躍によりクリーの追手は退けられました。ラストではフューリーやモニカ・ランボーらと食事をし、新たな住処を探すためにキャプテン・マーベルが宇宙へとギアたちを送り出していきました。

この時、マリア・ランボーは英語や日本語字幕で「They need their own home.(彼らには新しい家が必要だ)」と発言、日本語吹替のみ「新しい星」と表現されていますが、キャプテン・マーベルがスクラル人を別の星に連れて行ったのか、それとも「家」として「ワンダヴィジョン」で登場した宇宙基地が作られたのかは不明です。

いずれにせよ、この時スクラルの元難民少女が夢見た新しい生活は、新天地では叶わなかったと考えられそうです。

フューリーとタロスの間にどのような約束が交わされたのかは現時点で不明ですが、タロスや「ワンダヴィジョン」に登場したスクラル人が地球上での任務中もシェイプシフトを余儀なくされている事を考えると、ソーや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」でのマンティスやドラックスなどの宇宙人に比べてスクラル人は地球で受け入れられているとは言えず、むしろほとんどの地球人に認識されていない可能性があります。

「ワンダヴィジョン」でモニカ・ランボーとキャプテン・マーベルの関係悪化が示唆されていたのも、こういった事が裏にあったからなのでしょうか。

幼かったスクラルの少女がどのような成長を遂げたのか、注目となりそうです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで近日配信予定です。

ソース:Secret Invasion Revealed: Inside Samuel L. Jackson’s Eye-Opening New Marvel Series

ドラマ「シークレット・インベージョン」の予告の予告が米TVCMで放送

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の新たなトレーラーの公開日を予告するTVCMが米国にて放送されました。次のトレーラーは米国時4月2日にお披露目される事になります。

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CMによると、4月2日(日)に放送されるESPNのサンデーナイト・ベースボール・プレゼンテーション、メジャーリーグのフィラデルフィア・フィリーズ対テキサス・レンジャーズの試合中に新しい予告編を公開するとの事。詳細な時刻は不明ですが、試合は東部標準時の午後7時(日本時間の4月3日午前9時)からの開始となっています。

「シークレット・インベージョン」は出演俳優さんたちのインタビューなど、配信スタートに向けてのプロモーションが始まっていますが、その配信日に関して最近は公式の動きが混乱を招いています。

明日公開されるという新たなトレーラーでは新公開となるシーンはもちろんの事、ドラマ本編の配信日についても注目されています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで近日配信予定です。

「シークレット・インベージョン」、フューリーはアイアンマンの死に動揺したと言う─ヴィランのグラヴィクについても言及

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の主演を務めるサミュエル・L・ジャクソンさんとコビー・スマルダーズさんが、海外メディア VanityFair とのインタビューに応じ、その中でニック・フューリーが友人の死を引きずっていると語りました。

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フューリーが「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、地球で起きている事を無視している最大の理由について、サミュエル・L・ジャクソンさんは「フューリーだって動揺する事はある、わかるだろ?何が起こったのか整理しようとしている所なんだ。彼の立ち位置、アイアンマンの死、ブラックウィドウの死。そういった中で、フューリーはただチェックアウトしてしまったんだ」とコメント。

また、予告編のフューリーが眼帯をつけていない事について「ただ着けていないだけです。眼帯は強いニック・フューリーの一部で、今は彼の弱さの一部になっています。フューリーが完璧に不死身な人間ではない事がわかり、彼自身もまたそのような人間だとは思っていません。」と明かしました。

共演のコビー・スマルダーズさんは本作について「スパンデックスのワンピースを着て、艶やかでアクションができる人なんて、この作品には登場しません。というか、私のワードローブだけでも、オリジナル映画からずいぶん変わりました。『アベンジャーズ』では、厚底ニーハイブーツに、スキンタイトのレオタードでした。今作では、ジーンズにTシャツというストレートなスタイルなんです。」と変化について語りました。

また、記事は以前にも報じられていたキングズリー・ベン=アディルさん演じる本作のヴィランのスクラル人グラヴィクについても言及。

コミックにいないキャラクターとして謎に包まれていたグラヴィクですが、タロスに与していたがそこから離反した過激派集団のリーダーとの事で、求める資源を奪うためにタロスを裏切ったとの事。

「シークレット・インベージョン」のエグゼクティブプロデューサーを務めるジョナサン・シュワルツさんは「スクラルは放射能に強く、ロシア国内には廃棄された放射性サイトがたくさんあります。グラヴィクが作戦基地を設置した場所です。」と補足しました。

コミックの「シークレット・インベージョン」ではスクラル人は地球を新たな居住地にする事が目的でしたが、MCU版ではグラヴィクが求める資源、原発エネルギーを何に利用するつもりなのかは明らかになっていません。このあたりの秘密につていは、今のところ本編の配信を楽しみに待つ必要があるようです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで近日配信予定です。

ソース:Secret Invasion Revealed: Inside Samuel L. Jackson’s Eye-Opening New Marvel Series