ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」で主人公モービウスの親友マイロを演じたマット・スミスさんが、本作の否定的なレビューについて失敗を認め「乗り越えていくしか無い」と、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で語りました。
マット・スミスさんは「バスの下に投げ出されたようなものです。でも、それを乗り越えていくしかありません。他にどうするんと言うんでしょう?これはただの映画で、結局のところ、誰かの命を救うわけではないんです。どんな理由であれ、うまく行きませんでした。」と語りました。
また、ComicBook.com のイベントに出席した際、本作のネットミームを引用した司会者が「マット、イッツ・モービンタイム!」と呼びかけた際には「それ何?」との反応を示しました。そしてモービウスのファンの間で流行っている言葉だと説明されたマット・スミスさんは「そのファンたちは僕が出演したものとは別の映画を見たんじゃないかな」と、自身が出演した「モービウス」にファンはいないと自虐的なジョークを飛ばしました。
「モービウス」の興行収入は世界で約1.6億ドルとなっており、「ヴェノム」の8億ドル、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の5億ドルと比べると映画公開前の期待とはかなり低くなっています。また、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で最も興行収入が低い「インクレディブル・ハルク」の2.6億ドルにも届きませんでした。
本作にロドリゲス捜査官役で出演したアル・マドリガルさんはこの失敗の原因について「コロナのパンデミックによる公開延期が続く中で、映画をいじくり回し(編集し)すぎた」と考えている事を過去のインタビューにて明かしています。
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