米ネットフリックスがソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」の配信が始まった事をアナウンスしました。コミックではスパイダーマンのヴィランでもある吸血鬼モービウスを主人公に、彼のオリジンストーリーを描く作品となっています。
Morbius starring @JaredLeto, Matt Smith, and Adria Arjona is now on Netflix! pic.twitter.com/hc8y4CfbdY
— Netflix (@netflix) September 7, 2022
2018年公開の映画「ヴェノム」、2021年公開の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に続くSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)第3弾にあたる本作は1.6億ドルの興行収入を記録。しかし本作はファンからの批判にさらされる結果となりました。
映画本編は決して悪いものではありませんでしたが、批判の対象となったのはそのプロモーション方法。映画公開の約2年前に公開された最初の予告からスパイダーマンをにおわせるシーンが多数含まれており、ファンはスパイダーマンの登場に期待しつつ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関連性などにも注目されていました。
しかし映画の公開直前に新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、映画は延期。以降幾度となく公開と感染の波が重なり、最終的には本来予定されていた時期よりも2年遅れの公開となりました。
その間にもリリースされていく新たな予告映像にはスパイダーマンのイースターエッグが含まれ、ファンの期待を煽り続けました。が、実際に公開された映画にはそれらのシーンがまったく含まれておらず、監督はあの予告が自分の撮ったものではなく、ソニーが制作したものだと説明しました。
また、ポストクレジットシーンがMCUと矛盾している点も指摘されていますが、こちらもソニーの意向で変更されたと説明されました。
SSUは2023年にヴェノムやモービウスと同じくスパイダーマンのヴィランを主人公とした「クレイヴン・ザ・ハンター」やスパイダーウーマン達の実写化となると言われている「マダム・ウェブ」の公開が控えています。
映画「モービウス」は米国のNetflixにて配信中です。