ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の全世界でのオープニング週末興行収入が2億860万ドルに達したと、海外メディア Deadline が報じました。前作「スパイダーマン:スパイダーバース」の8810万ドルを大きく越えて約2.8倍の記録更新となっています。
「アクロス・ザ・スパイダーバース」は現在59の国々で公開されており、まだ公開されていない日本と韓国での興行収入はここには含まれていません。
Deadline の別の記事によると、「アクロス・ザ・スパイダーバース」は公開初日に1億2050万ドルを記録し、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」の1億1840万ドルを越えたものの、週末全体としては及ばなかったようです。
米国内でのアニメ映画ジャンルで見ると、「インクレディブル 2」 (1億8260万ドル)、「スーパーマリオ ブラザーズ」(1億4630万ドル)、「ファインディング ドリー」(1億3500万ドル)、「アナと雪の女王2」 (1 億3020万ドル)、「トイ ストーリー 4」 (1億2090万ドル)に次ぐ6位にランクインしていると報じています。
※BoxOfficeProによる全米アニメ映画ランキングは以下の通りでDeadlineの報道とは異なっています。
- 2019年「ライオン・キング」(1億9170万ドル)
- 2018年「インクレディブル2」 (1億8260 万ドル)
- 2023年「スーパーマリオブラザーズ」(1億4630万ドル)
- 2016年「ファインディング ドリー」(1億3500万ドル)
- 2019年「アナと雪の女王2」 (1億3020万ドル)
- 2007年「シュレック3」(1億2160万ドル)
- 2019年「トイ・ストーリー 4」(1億2090万ドル)
前作の興行収入と比べると大きく躍進した「アクロス・ザ・スパイダーバース」ですが、歴代の強豪には一歩及ばずといった感じになっています。
しかし映画の内容に対する観客の反応は極めて好感触で、先日も記事にしたとおりIMDbユーザースコアで歴代ヒーロー映画のジャンルで1位を獲得。
フランスのAllocineでは批評家から5点満点中4.1、観客から4.5のスコアを獲得し、中国の Douban スコア は10点満点中9点となっていると記事は伝えています。
これらの高評価が今後の全体興行収入をどこまで押し上げるのか注目されています。
アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。
ソース:‘Spider-Man: Across The Spider-Verse’ Snares $209M Global Bow – International Box Office