新型コロナウイルスのデルタ株のパンデミックの影響が深刻となり、マーベル映画のさらなる延期の可能性を海外メディア Vulture が報じました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は予定通り9月3日にリリースされる見通しですが、その結果次第で11月予定の「エターナルズ」は延期する可能性があると伝えています。
ディズニーCEOのボブ・チャペック氏が「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開方式を実験的と称し、主演のシム・リウさんから反論の声が上がったことは記憶に新しいですが、ディズニーは文字通りシャン・チーの実験結果次第で「エターナルズ」の延期を計画していると記事は伝えています。「エターナルズ」が延期された場合、その後のMCUのスケジュールにどういう影響があるかは不明です。
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はプレミア上映されたあとの作品に対する高評価に反して、MCU史上下から2番めの興行収入になるとの見方が報じられています。
また、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は9月24日の公開から10月15日へとプッシュされる可能性が報じられていましたが、3週間程度で状況の収束が見込めず、「モービウス」のリリース予定だった2022年1月28日へとずれ込む可能性を指摘しています。
昨日公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の予告が話題を呼んでいる反面、リリース間近の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が CinemaCon にてあまりプッシュされていないのも延期を裏付けているようで、CinemaCon のイベント終了後に公式からアナウンスされるだろうとしています。
今後のスケジュール情報には要注目です。
映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定、映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年内に日本公開予定です。
ソース:Venom: Let There Be Carnage May Be Delayed Until 2022. Will More Fall Movies Follow?