キャプテン・アメリカ対レッドガーディアンは実際にあったのか?「ブラックウィドウ」監督が解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」のケイト・ショートランド監督が、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイとクリス・エヴァンスさん演じるキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースとの対決が実際にあったのかどうか、海外メディア Inverse とのインタビューの中で説明しました。

「ブラックウィドウ」劇中でアレクセイが自慢していたレッドガーディアンvs.キャプテン・アメリカは実話なのか?見ていて気になった方も多いハズ。

監督はインタビューの中で以下のように述べています。

私はアレクセイとキャプテン・アメリカが一緒にいるところを見たいわ。もし今、2人が一緒にいるところを見たら、何が起こるかわかっていると思う。私はアレクセイが漏らすのを見たくありません。そうなってしまうと思うんです。隅っこで泣いている小さな男の子を見つけることになるでしょう。

現実に直面してもそれを処理できないほど、人は自分の嘘を信じてしまうのです。それは(彼らにとって)意味のあることではありません。アレクセイも同じようなものだと思います。彼は、他の人が見たり聞いたりしたこととは完全に無関係にこの現実を生きているのです

アレクセイを演じたデヴィッド・ハーバーさんも、この戦いの噂は「絶対に、100%本当だ」と冗談交じりに語っていますが、アレクセイはそれが起こったかどうかに関わらず、本当だと信じていると認めています。彼は、「アレクセイの面白さ」の一部として、「現実に興味がない」ことを挙げ、そのキャラクターは「自分が嘘をついていることにさえ気づかない」と説明しました。

明言は避けられましたが、要するにアレクセイが信じ切っている自分自身の作り話のようです。

実際の所、時系列を整理しても彼らが出会う機会はありません。

  • 1943~1945年:スティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカとなりヒドラと戦う。以降氷漬けに。
  • 1993年~1995年:「ブラックウィドウ」冒頭のオハイオ・ミッション。以降アレクセイは刑務所に。
  • 2011年:スティーブがS.H.I.E.L.D.に回収され目覚め、アベンジャーズが結成される。
  • 2016年:「ブラックウィドウ」劇中でのアレクセイ脱獄。スティーブはシビル・ウォーの真っ最中。

アレクセイは劇中、囚人との会話で「83年とか84年ぐらいの話だ」としていますが、囚人仲間に「まだ氷漬けの頃だろ」と突っ込まれています。

また、MCUにはもうひとり、ブラック・キャプテン・アメリカの存在がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で語られましたが、ブラック・キャプテン・アメリカことイザイアも30年間投獄されていました。いつからいつまで投獄されていたのか具体的ではありませんが、1951年の朝鮮戦争でウィンター・ソルジャーと戦ったと「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で語られていました。出所後にギリギリアレクセイと出会えるかどうかと言った所ですが、イザイアは盾を政府に取り上げられていますし、どちらにしてもアレクセイの話とは辻褄が合わないようです。

ドラマ「ロキ」を考えると変異体のスティーブが神聖時間軸にいたという考えもできそうですが、今の所は監督やキャストがいうように、「アレクセイがついた嘘を次第に自分で信じてしまうようになった」という所でしょうか。

デヴィッド・ハーバーさんはレッドガーディアンの単独映画への意欲も見せており、今後の物語で再びこの話に触れられるかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:DID RED GUARDIAN FIGHT CAPTAIN AMERICA? WE ASKED BLACK WIDOW’SDIRECTOR AND STAR

デッドプールとコーグが映画「フリー・ガイ」のPR動画で共演

20世紀スタジオの映画「フリー・ガイ」のPR動画で、俺ちゃんことデッドプールと、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」等に登場したコーグが共演しました。マーベル・スタジオが制作中の「デッドプール3」に先駆けてのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)コラボレーションとなっています。

動画はライアン・レイノルズさんのYoutubeチャンネルで公開されています。

レイノルズさんはX-MENシリーズの映画「デッドプール」(2016年)でデッドプール/ウェイド・ウィルソンを演じ、「フリー・ガイ」の主人公ガイを演じています。

一方コーグを演じるのはタイカ・ワイティティさん。「マイティ・ソー/バトルロイヤル」、「マイティ・ソー:ラブ&サンダー」の監督でもあり、「フリー・ガイ」ではアントワーヌというキャラクターでキャスティングされています。

「フリー・ガイ」の舞台はオープン・ワールド・アドベンチャーゲームの中。そこには銀行員をしているガイという人物がいましたが、ある時、自分自身がゲーム内のNPCキャラクター(モブ)にすぎないと気づきます。

しかもゲームは経営成績が良くないのか、近々サービス終了を控えている様子。このままでは自分自身の存在まで抹消されてしまうと感じたガイは、オープン・ワールドゲームの存亡をかけて外の人(管理者)に呼びかけようと奮闘するお話です。

※追加:2021年7月22日 20世紀スタジオより公式日本語字幕版

20世紀スタジオもマーベル・スタジオもディズニー傘下の会社ですが、こういったPRの手法が認められたのはなかなか驚くべき事です。

映画「フリー・ガイ」は 2021年8月13日 公開予定です。

ドラマ「ホークアイ」にサイモン・キャロウさんがキャスティングされたと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」にサイモン・キャロウさんがキャスティングされたと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。サイモン・キャロウさんはイギリスの舞台・映画俳優で、「アマデウス」、「恋に落ちたシェイクスピア」などに出演しました。最近では、ドラマ「Outlander」や、Netflixのドラマ「The Witcher」などで重要な役を演じています。

記事によると、キャロウさんの役柄についてはあまり明らかにされていませんが、シリーズの序盤で重要な役割を果たすこと、トニー・ダルトンさん演じるジャック・デュケインとの関係があることなどが語られています。デュケインは、マーベル・コミックのソーズマンとして知られており、ホークアイのメンターでもありますが、ヴィランとして登場すると報じられています。

「ホークアイ」は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界を舞台に、ジェレミー・レナーさん演じるホークアイ/クリント・バートンを主人公としたドラマ。二代目ホークアイとなるケイト・ビショップ役をヘイリー・スタインフェルドさんが演じ、その母親役をベラ・ファーミガさんが演じます。

また、エレーナ・ベロワを演じるフローレンス・ピューさんが「ブラックウィドウ」から再登場すると報じられています。

さらに今作には、エコー/マヤ・ロペスという新たなキャラクターが登場。コミックではろうあのネイティブ・アメリカンという設定で、敵の動作やファイティングスタイルを完璧にコピーする能力を持っており、新星アラクア・コックスさんが演じています。

「ホークアイ」はまだ制作中であるにも関わらず、マーベル・スタジオははやくもエコーを主人公にしたスピンオフを計画しているとも報じられています。

「ホークアイ」を制作するのは女性監督コンビのバート&バーティと、コメディ番組出身のリース・トーマス監督。脚本はジョナサン・イグラさん。バート&バーティ監督は5月にディレクターズカットが終了した事を報告しています。

ドラマ「ホークアイ」は2021年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Exclusive: Acclaimed British Stage and Screen Actor Simon Callow Cast in ‘Hawkeye’

映画「ブラックウィドウ」のサウンドトラックが無料公開 ─ その他音楽情報

現在公開中の映画「ブラックウィドウ」のオリジナル・サウンドトラックの楽曲リストがマーベル・ミュージック/ハリウッド・レコードより公開されました。Spotify や Youtube Music など各種音楽サービスでお楽しみいただけます。また、YoutubeのMarvelMusicVEVO公式チャンネルでも公開されていますので、環境に合わせてお選びください。

「ブラックウィドウ」の音楽を担当したロアン・バルフェさんは、スコットランドの作曲家で「パシフィック・リム:アップライジング」や「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」、「ミッション・インポッシブル7」などの楽曲を担当されています。また、ゲームの「アサシンクリード」シリーズでも活躍されています。

映画「ブラックウィドウ」 サウンドトラックリスト

Syfy Wire とのインタビューでバルフェさんは「ロシア音楽の流れをベースにして作曲した」と述べ、同じスパイ映画の「ミッション・インポッシブル」シリーズの影響を受けずに作ったことを明かしています。

公開された楽曲リストには他アーティストによる曲は含まれていません。以下、個別に挿入歌、挿入曲もご紹介。

American Pie(1971)

映画冒頭、オハイオからの逃走シーンでエレーナが父アレクセイに「かけて」とせがむカセットテープの曲がドン・マクリンの「アメリカン・パイ」。

翌年1972年に北米で大ヒットを記録したこの曲は、マドンナさんが2000年にカバーし、自身が主演する映画「2番目に幸せなこと」の主題歌として世界的なヒットを記録しました。

この曲は、アーティストのバディ・ホリーさん、リッチー・ヴァレンスさん、ザ・ビッグ・ボッパーさんがオハイオ上空での飛行機事故で墜落死した事について歌われており、「その日が音楽が死んだ日」と言う歌詞が登場します。その後、「だからさよなら、ミス・アメリカン・パイ」、「今日は私が死ぬ日になるだろう」と歌われています。「ミス・アメリカン・パイ」とは、典型的なアメリカ人女性のことを意味しており、「音楽の死」と共に古き良きアメリカに別れを告げる内容になっている曲です。

この歌詞とアレクセイ一家のアメリカでの潜入生活の別れを重ねていますが、アレクセイとメリーナにとってはその後の飛行機での脱出を考えると縁起でもない選曲だったかもしれません。

その後「ブラックウィドウ」の中盤でもこの曲は登場し、エレーナの大事な家族との思い出の曲として重要な要因となりました。

Smells Like Teen Spirit(2015)

オープニングクレジットで流れる曲は Malia J による「Smells Like Teen Spirit」(2015)。ロックバンド、ニルヴァーナの名曲「Smells Like Teen Spirit」(1991) をカバーした一曲です。

オープニングクレジットはレッドルームに誘拐され、要らないと判断されれば捨てられる少女たちの映像とこの曲が重なることで、彼女たちの心の叫びのように聞こえる演出になっています。

Cheap Thrills(2016)

ナターシャがゴミ捨てに向かい、タスクマスターに襲撃されるまでの間に流れているのはシーアの「Cheap Thrills」。

歌詞的には、「安上がりの楽しみとしてラジオやダンスを愛する人と楽しもう」といった内容ですが、この曲がリリースされたのは2016年1月29日であり、シビル・ウォーからの逃走時の時系列と合致しています。カーラジオからこの曲が流れてくることは自然な演出です。

Rise, Ye Children of Salvation (The Song of the Soldier)

アレクセイが家族の食卓で口ずさむこの曲は、100年以上前に作られた曲。日本でも「いざたて戦人よ」として戦時中によく歌われた戦意高揚の歌です。現在でも合唱コンクールなどで採用されています。

原曲作者のジェームズ・マクグラハン氏はアメリカ人で、1907年に映画のキーロケーションでもあるオハイオ州で最期の時を迎えたそうです。

The Avengers(2015)

映画のエンディング、メイソンが用意してくれたクインジェットで飛び立つシーンに流れるのはアラン・シルヴェストリのアベンジャーズのテーマのアレンジバージョンです。「ブラックウィドウ」アレンジの公式音源が公開されていないので、下のリンクはインフィニティ・ウォー・バーションです。

映画「ブラックウィドウ」、ポストクレジットシーンの抑えておくべき4つのポイント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」が2021年7月8日(木)より劇場公開され、翌日にはディズニープラスでのプレミアアクセスも始まり、最初の週末を終えました。今回はその「ブラックウィドウ」のネタバレの領域に踏み込みつつ、ポストクレジットシーンの注目ポイントをピックアップしました。

※この記事は映画「ブラックウィドウ」の内容に関するネタバレを含んでいます。作品を視聴した上で御覧ください。

時系列と舞台

エレーナがナターシャの墓参りをしている事から「アベンジャーズ/エンドゲーム」の最終決戦の後である事が伺えます。西暦でいうと2023年以降という事になります。

エンドゲームは2023年の話ですが、もう少し厳密に考えるとエンドゲームから8ヶ月後を描いた「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が時系列の鍵を握っています。

アメリカの高校生の夏休みが6月から8月にかけてなので、「ファー・フロム・ホーム」は2024年の6月から8月であると推測出来ます。

「ファー・フロム・ホーム」が高校生の夏休みを描いている事を起点として推測される時系列を整理すると以下のようになります。

  • エンドゲーム:2023年10月から12月
  • ワンダヴィジョン:2023年年末から2024年年始、エンドゲームから3週間後以降
  • ファルコン&ウィンター・ソルジャー:2024年4月から6月、エンドゲームから半年後
  • ファー・フロム・ホーム:2024年6月から8月、エンドゲームから8ヶ月後

※「ワンダヴィジョン」ではハロウィンが描かれましたが、同1話に登場したカレンダーは8月のため、ヘックス内の時間の流れは参考にできません。モニカがS.W.O.R.D.に復帰したのがエンドゲームから3週間後と明言されている事から上記の時期だと推測されます。

また、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが登場しましたが、ケヴィン・ファイギ社長が「本来はブラックウィドウで先に登場するはずだった」という発言を考えると、「ブラックウィドウ」のポストクレジットシーンはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で登場した時よりも以前に設定されている可能性が高いです。

シーンの舞台はヴァルが「中西部アレルギー」と話している事から、ここはアメリカ中西部であり、ナターシャとエレーナの思い出の地オハイオの可能性が高そうです。

休暇中のエレーナと次のターゲット

休暇中だというエレーナはギャラアップを求めるもさらりと流されてしまいます。この会話から二人がある程度の期間、仕事をこなしている事が伺えます。

本編のラストではナターシャから世界中のウィドウズを洗脳から解放するよう託されたエレーナたち家族ですが、その後何があったかはポストクレジットシーンでは語られませんでした。サノスの指パッチンの影響はどうだったのか、アレクセイとメリーナのその後も不明です。

ヴァルから次のターゲットとして「この男のせいであなたのお姉さんは死んだ」とクリント・バートンの写真をタブレットで渡されます。この一言がなければヴァルのチームメンバー勧誘のターゲットとしても受け取れましたが、復讐心を煽るあたりそうは思えません。

レッドルームの洗脳が解けたにも関わらず、エレーナが暗殺者としてヴァルの元で働いているのだとすると話はややこしくなりそうです。

家族がうち解けて終了した「ブラックウィドウ」本編とは裏腹に、インフィニティ・ウォーやエンドゲームで家族が登場しなかった事の語られていない理由があるのかもしれません。

このままエレーナが指示通りクリントを殺害してしまう事があれば、エレーナはアベンジャーズにとってヴィラネスとなってしまいます。

ドラマ「ホークアイ」はケイト・ビショップが二代目ホークアイとなる物語ですが、以前にクリントを演じるジェレミー・レナーさんが死を連想させるような写真を投稿していたのもここに来て不安材料となりそうです。

ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ

ヴァルの持っていたタブレットは iPad mini に見える製品で、思い返せば「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の6話で見せたスマホも iPhone13(あるいはiPhone12 ProMax) に見える製品でした。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも囁かれた「ヴィランはapple製品を使えない」と言ういわゆるアップルセオリーがMCUでも有効であれば、ヴァルはヴィランではないという事になるのでしょうか?

「ギャラをあげて」というエレーナに対して「やっぱり?私もそう」と答えるあたりは、ヴァルが組織のボスというより中間管理職のようなイメージを与えます。

また、クリントがナターシャの死んだ原因とするのも謎です。クリントがS.H.I.E.L.D.に誘っていなければヴォーミアで死ぬこともなかったと言えなくはないですが、それが通るなら他にもいくつも分岐ポイントはあったように思えます。

ヴァルの情報網も謎な部分が多く、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではキャプテン・アメリカの盾が政府のものではない事をジョンに伝えていました。政府のものだった盾はサノスに破壊され、ドラマで登場していた盾は過去からスティーブ・ロジャースが持ってきてサムに渡した盾なので、ヴァルの言うことは実際には正しいのですが、その真実をどうやって知り得たのかは疑問が残っています。

ナターシャの事を「この女性が何をしたかは想像もつかない」とコメントしたヴァルですが、本当はヴォーミアでの事も何らかの方法で知っていたのかもしれません。知っていてヴォーミアでの事をクリントのせいだとするのは悪意があり、クリントが次のターゲットにされる本当の理由はここではまだ明かされません。

「ホークアイ」でもヴァルは登場するのでしょうか?

ファニー

本編で犬を飼いたいと言っていたエレーナですが、実際に飼い始めたようです。ファニーはコミックに起源がなく、MCUオリジナルのキャラクターです。

名前はメイソンがナターシャのために用意したパスポートの偽名「ファニー・ロングボトム」から来ていると推測できます。

ファニーが暗殺犬として訓練されているのであれば、ドラマ「ホークアイ」でクリントとケイト・ビショップの犬であるラッキー・ザ・ピザ・ドッグとの犬対決もあるかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のアガサが帰ってくる?ケヴィン・ファイギ社長が示唆

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したアガサ・ハークネスのリターンについて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューの中で明かしました。

ファイギ社長はインタビューの中「ファンがアガサを再び見るのはいつか」という質問を受け、「 いつの日か。キャスリン・ハーンは、次に『ナイブズアウト2』に出演するでしょうし、その後、いろいろな作品に出演するかもしれません。でも、MCUの中では、すぐには来ないでしょうね。そのように言っておきましょう」と述べました。

「ワンダヴィジョン」以降、MCUでアガサについて言及されていないため、彼女は現在もウェストビューでアグネスとして暮らしていると考えられています。社長のいう「すぐ」というのは映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」を指している可能性が高く、ワンダが登場する事が明かされている同作ですが、ここでアガサが登場することはないのかもしれません。

アニメ「ホワット・イフ…?」のトレーラーにそれらしき姿が確認されているシュマ・ゴラスが今後映画にも登場するような事があるかもしれませんし、その際にはドクター・ストレンジやワンダの隣にアガサが並べばより頼もしくなる事でしょう。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:KEVIN FEIGE PREVIEWS THE MCU’S UPCOMING PHASE 4: SHANG-CHIETERNALSNO WAY HOMEWAKANDA FOREVER, AND MORE

ケヴィン・ファイギ社長がMCUと「ヴェノム」の関係性についてコメント ─ 全ての噂は起こりうる

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューの中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にソニーの「ヴェノム」が将来的に加わるか質問され、コメントしました。その中でファイギ社長は「何も否定しない」と語りました。

ファイギ社長はインタビューで次のように述べました。

マーベル・スタジオがまだスクリーンに登場させていないキャラクターに関連して、何が起こりえて、何が起こりえないのかという噂や憶測については、明らかに話したくありません。しかし、私がいつも言っているように、マーベルに20年間在籍しているからには、何かを否定することはありませんし、何かを完全に排除することもありません。いつ、どのように、どこで、ということはまだわかりません。ネット上のどんな噂も、明日から絶対に起こらないとは言い切れません。

ヴェノムが「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に登場するかどうかは明言されませんでしたが、ファイギ社長はヴェノムに限らないあらゆるキャラクターが今後登場する可能性がある事をあらためて示しました。

ヴェノム/エディ・ブロックを演じるトム・ハーディさんは、以前に「スパイダーマンを噛み砕くヴェノム」の画像をSNS上にアップロードしすぐに削除した事があり、ファンの期待を煽っています。

今年公開予定の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」や「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でヴェノムとスパイダーマンの対決が実現するかは不明ですが、将来的に起こる可能性は期待していいのかもしれません。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年9月24日 より米国公開予定です。

ソース:KEVIN FEIGE PREVIEWS THE MCU’S UPCOMING PHASE 4: SHANG-CHIETERNALSNO WAY HOMEWAKANDA FOREVER, AND MORE

ドラマ「ロキ」から変異体ロキたちのポスターが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」から第5話「未知への旅」に登場した変異体ロキたちのポスターが公開されました。意外な活躍を見せたクラシック・ロキ、圧倒的な存在感を放ったワニ・ロキなど4人と1匹が一挙公開されています。

©2021 MARVEL,Disney

コミックではキッド・ロキはヤングアベンジャーズのメンバーでもありますが、今後ジャック・ヴィールさんが戻ってきて再演するかどうかは不明です。

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第6話(最終話)は 2021年7月14日 配信です。

映画「ブラックウィドウ」監督がナターシャの葬儀を描かなかった理由を説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」のケイト・ショートランド監督が、ナターシャ・ロマノフが全宇宙を救うために犠牲になったにも関わらず、葬儀が描かれなかったことについて、海外メディア Variety とのインタビューの中で説明しました。

※この先は映画「ブラックウィドウ」のネタバレが含まれています。ネタバレが嫌な方はご注意ください。

2019年公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではサノスに対抗するためにトニー・スタークがインフィニティ・ストーンの力を使い、その身を犠牲に勝利をおさめました。しかしその過程ではソウル・ストーンを得るためにナターシャ・ロマノフも自ら犠牲になっていました。

しかし、物語のエンディングではトニーの葬儀が行われたもののナターシャについては触れられませんでした。この事について、エンドゲームのジョー・ルッソ監督は当時のインタビューで「トニーはこれが最後の作品ですが、ナターシャはそうではありません。」と説明していました。

監督はVarietyとのインタビューの中で、「スカーレットが私にこの話しをしてくれたのですが、彼女のキャラクター(ナターシャ)の性格的に、公の場での葬儀は好みでは有りません。だから、彼女がどこか田舎の本当にプライベートな場所に埋葬されているという事実は、理にかなっているとおもいました。」と説明しました。

トニー・スタークは「アイアンマン」でデビューして以降、いつだって目立ちたがり屋でしたし、ナターシャはというとスパイとして世間から身を隠し、いろいろな意味で自分を偽って生きてるキャラクターでした。

ナターシャ達をよく知る仲間たちだからこそ、葬儀の有無が別れる結末になったという事のようです。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:https://variety.com/2021/film/news/black-widow-post-credits-scene-florence-pugh-julia-louis-dreyfus-1235015400/

映画「ブラックウィドウ」全世界で2億1,500万ドルの興行収入を記録し、2021年1位に

ウォルト・ディズニー・カンパニーは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」が全世界で2億1,500万ドルの興行収入を記録したこと、および30ドルのプレミア・アクセスを通じたディズニープラスでの興行収入を公式リリースで発表しました。

スカーレット・ヨハンソンさん主演の「ブラックウィドウ」は、米国内では8,000万ドル、米国とカナダではディズニープラス・プレミアアクセスで2,000万ドルの興行収入を記録しました。国際的には、興行収入7,800万ドル、ディズニープラス・プレミアアクセス経由で6,000万ドル以上を記録しました。

これは、2019年の「スター・ウォーズ エピソード9」以来、最大のオープニング週末となります。また、「ブラックウィドウ」は、2021年の首位であった「F9」(邦題:ワイルド・スピード/ジェットブレイク)よりも1,000万ドル多いオープニング週末興行収入を記録しました。

ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションの会長であるカリーム・ダニエル氏は、「今週末のブラックウィドウの好調なパフォーマンスは、フランチャイズ作品を映画館で真の映画体験ができるようにし、COVIDの懸念が世界的に続いている中で、Disney+での自宅視聴を好む消費者に選択肢を提供するという、当社の柔軟な配給戦略を裏付けるものです。」 と述べています。

また、ディズニー・スタジオ・コンテンツの会長であるアラン・バーグマン氏は、「ブラックウィドウ」のオープニングウィークの成功を祝う声明を発表し、「マーベル・スタジオの新作が2年ぶりに公開され、観客がブラックウィドウを楽しんでいるのを見るのは信じられないことです。この見事なオープニング・ウィークエンドは、ファンがこの愛すべきアベンジャーの物語をどれだけ待ち望んでいたかを示しています。」と述べました。

ケイト・ショートランド監督、主演のスカーレット・ヨハンソンさん、そしてマーベル・スタジオのチームは、「マーベル・シネマティック・ユニバースが拡大し、新たな時代に突入する中で、卓越した創造性の遺産を引き継ぐ優れた作品を提供してくれました」とコメントしています。

本作はまだ公開されていない中国を除く全世界で高い評価を得ており、RottenTomatoesのオーディエンス・スコアが94%、Certified Fresh Criticsのスコアが81%となっています。

映画「ブラックウィドウ」は劇場公開中 & ディズニープラス・プレミアアクセス配信中です。

ソース:Black Widow Is Already Breaking Records on Disney+ and In Theaters