「ヴェノム:ザ・ラストダンス」ファイナルトレーラーから見られる残念な原作改変と期待される今後の展開

昨晩公開されたSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」では約3分の映像で、ヴェノム映画シリーズの完結編となる物語をほのめかしています。今回の記事ではこの予告映像から気になる点をいくつかピックアップしていきます。

※これより先は原作コミックのネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

SSUのヴェノムシリーズは最初から原作に忠実ではなく、もっとも大きなところでは胸にクモのシンボルがないという根本的な部分から改悪だと当初から指摘されていました。今回の予告ではそれに比べると小さな部分ではありますが、原作のヴェノムからは考えられないシーンが含まれています。

それが「まずは着替えだ」と言ってタキシードの男性を殴り飛ばすシーン。変装のために服を奪うという流れのようですが、コミックのヴェノムは服装などを含む外見を自在に操り、変身出来る能力を持っています。スクラル人のように声まで変化する事はありませんが、他人から服を奪うだけの変装ぐらいは本来の能力で十分可能なはずでした。

変身は原作のようにささっとすませて一秒でも長く物語を描いて欲しい所ですが、映画でシリアスな展開が続く中で、お口直し的なギャグシーンとして取り入れられているのかもしれません。

次にトレーラーはシンビオートの創造主である邪神ヌルについて言及しています。映像ではヌルらしき人物の姿も登場していますが、演じている役者さんについては公式発表されていません。海外ではノーマン・リーダスさんではないかとも噂されています。

コミックのヌルはエディの息子ディラン・ブロックを求めて地球に来訪。ブロックを出せば痛みなく迅速に地球を破壊してやると宣言するヌルに対して、アベンジャーズやX-MENたちが抗戦しましたが、ヌルは彼らをシンビオートで支配し争いにもなりませんでした。

絶望したヴェノムは地球が助かるならヌルに仕えると申し出ましたが、ヌルは、自分が興味を持っているブロックはディランだと言って拒否し、ヴェノムシンビオートをエディから引き剥がしてエンパイアステートビルの屋上から投げ落とし、エディは死亡、ハイブにコーデックスされました。

息子のディランと光に弱いシンビオートに対して雷で対抗できるソー、ヴァルキリーがかろうじてヌルに抗う中、ハイブマインドの中でエディ・ブロックはフラッシュ・トンプソンとアンチヴェノムシンビオート、レックス・ストリックランドとティラノサウルスシンビオートのコーデックスと再会しました。

ディランとソーがヌルを傷つけたことを利用して、エディたちはハイブマインドの中心であるゴッドハイブに侵入。エージェントアンチヴェノムのコーデックスがヌルが制御できないシンビオートの1つに結合し、白いシンビオートドラゴンとして生者の世界に生まれ変わったとき、ヌルは状況を理解して激怒、ティラノサウルスのシンビオートをハイジャックし、エディを完全に殺すつもりで再び彼と対峙しました。しかし、エディはヴェノムシンビオートの助けを借りてハイブマインドから脱出し、ヌルと対を成す光の神エニグマフォースの新しい宿主として選ばれました。

ヌルはこれに対抗するためにシルバーサーファーを狙いますが、エディがこれを阻止。ソーのムジョルニアとシルバーサーファーのサーフボードをシンビオートで結合させたアックスを生み出し、ヌルの野望を食い止めました。その後はヌルの身体を太陽の中心核にまで飛ばして、ユニパワーで破壊しました。

「ザ・ラストダンス」でこの物語を描くのは無理があると考えられますが、少なくともヌルが地球に目をつける所までは予告に含まれています。

SSUのエディには息子のディランがいないため、ヌルはディラン・ブロックではなく故郷から逃げ出したシンビオート(ヴェノム)の回収に来たという線が強いと考えられます。

「ザ・ラストダンス」のヴェノムが一人で太刀打ちできる相手とは考えにくく、今作で登場すると思われているトキシンと手を組んだり、カーネイジを蘇らせてすら難しそうであり、映画のラストでヴェノムやエディが殺されて吸収されてしまう可能性は十分にありそうです。しかしこれはSSUがより面白くなるチャンスでもあると考えられそうです。

ヴェノムシンビオートはエディが纏っているものだけでなく、今はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の神聖時間軸に一欠片が残された状態が続いています。

神聖時間軸のヴェノムシンビオートがエディの変異体やその息子のディランに寄生し、ヌルがそれを狙ってマルチバースを渡ってくるような展開になれば、かなりコミックに近い状態が再現される事になります。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」はSSUとMCUの壮大なクロスオーバーの始まりとなる可能性がありますが、ヌルが駆け足で倒されて小さくまとまって終わる可能性も残されています。

かつて「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のアンディ・サーキス監督は同映画が劇場公開される前に、クロスオーバーの可能性についてIGNに話していました。

「ほら、みんなが口にしているのはその疑問だ。みんなヴェノムがスパイダーマンに出会うかどうか知りたがっているが、個人的には絶対にないと思う。冗談だよ、もちろんそうなるよ。」

「それは、いつそこに行き着きたいか、そして、どれだけの需要があるかによるでしょう。人々がもっとヴェノムの物語を欲しがっているのに、いきなりスパイダーマンに飛びつくと、その間にたくさんの素晴らしいスーパーヴィランのキャラクターを見逃してしまうことになるかもしれない。だから、ある意味、急いでそこに向かえば、いろんな扉を閉ざしてしまうことになるかもしれない。」

スーパーヒーロー映画には魅力的なヴィランの存在が欠かせませんが、ヴェノムとスパイダーマンが共闘するためのピースとしてヌルが紹介される事になるのか、本作の展開には注目です。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

【噂話】スカーレット・ウィッチ単独映画は2026年公開か

マーベル・スタジオが開発中と噂されているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスカーレット・ウィッチソロ映画に関して新たな情報が提供されました。Production Weekly はこの噂の映画が2026年の劇場公開を目指して開発中だと報告しています。

PW によると、「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」の脚本家ジャック・シェーファーさんとミーガン・マクドネルさんが脚本を手掛けているとしており、2026年劇場公開予定だと記載しています。

PW は一般的に信頼できるキャストとクルーのデータベースですが、彼らが紹介するプロジェクトは変更されることが多いため、この情報どおりに実現されるという保証はもちろんありません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」以降姿を見せていないワンダに対して何らかの計画があると多くのファンは感じていますが、公式からの具体的な発表はありません。

来週からディズニープラスで配信される「アガサ:オール・アロング」の予告の中でワンダの名前は登場していることから、この作品で彼女の今後について何らかのヒントが提供される可能性があります。

以前にはワンダの息子であるウィッカンとスピードが母親を救うコミック「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」を原作とするソロ映画が計画されているとも報じられていましたが、これが今回の報道の映画にあたるのでしょうか。

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ディズニーのCEOは「MCUの映画は年間2本、最大でも3本」にする方針を発表。2026年は現状で「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のみがリストアップされており、ここにスカーレット・ウィッチ単独映画が入る可能性はありますが、「シャン・チー2」、「ドクター・ストレンジ3」、「アーマー・ウォーズ」、「ソー5」なども候補になっています。

ワンダのソロ映画での復活が実現するのかは注目ですが、映画より前にヴィジョンのドラマで再登場する可能性も報じられています。

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映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中、ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

映画「レッドソニア」、公式からビキニアーマーのファーストルックが公開

ミレニアム・フィルムズ制作のマーベルコミック原作の映画「レッドソニア」の公式Instagramが、本作の主人公ソニアを演じるマチルダ・ルッツさんのビキニアーマー姿を公開しました。コミック登場から約50年、前回の実写映画から約40年となる本作はどのような映画となるのでしょうか。

ビキニアーマーといえばちょうど日本でも「ドラゴンクエスト3」HD-2D版での変更で話題になっていますが、アメリカでも同様に原作どおりとは行かない様子。防具としての意味がほとんどないビキニアーマーを実写映画で使うのは説得力も下がるため、やむを得ない選択と言えそうです。

上述のドラクエ3が炎上しているのとは異なり、レッド・ソニアのファーストルックはファンに歓迎されているのはかなり印象的です。

1985年に女優のブリジット・ニールセンさんと俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんの共演で実写映画化された「レッドソニア」から長い時間がたち、米ミレニアム・フィルムズはこの映画のリブート版の企画開発を10年以上前にスタート。

それから何度となく脚本は書き直され、監督や主演も変更しながらようやく映画が完成し、今年の後半にアメリカでの公開が決定するに至りました。

コミックではスパイダーマンとも共闘しているレッドソニアですが、本作はマーベル・スタジオ(MCU)でもソニー・ピクチャーズ(SSU)でもないため、特別なクロスオーバーはないと見られています。

映画「レッドソニア」は 2024年 内に米国で劇場公開予定です。

1年半ぶり2回目の報道、「ドクター・ストレンジMoM」ワンダはヒーローとして描かれる予定だった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場したワンダはいわゆる闇堕ち状態でありヴィランとして登場しましたが、初期の案ではヒーローとして描かれる予定だったと、海外スクーパーが報じました。

MTTSH 氏は「コンセプトアートを通じて初期情報を入手しました。それで、マルチバース・オブ・マッドネスの当初の計画はこうでした。」と始め、次のように述べています。

「この映画は、当初ワンダを悪役ではなくヒーローとしてスタートしました。当初の敵はナイトメアで、ワンダはドクター・ストレンジがナイトメアに到達して倒すのを助けるはずでした。」

「しかし、ファイギとウォルドロン(脚本家)はストーリーラインを変えることに決めました。『ワンダヴィジョン』を観ていなかったウォルドロンは、どうしてもワンダを敵役にしたかった。これがストーリーの完全な見直しにつながった。一時は、クトーンも映画で重要な役割を果たす予定だったが、ファイギはそれを後回しにしたいと考えていた(おそらくスカーレット・ウィッチの映画のために)。」

ワンダが本当はヒーローになる予定だった事は以前にも報じられており、今回の件はそれをもう一度念を押す形となっています。

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この映画はもともと1作目のスコット・デリクソン監督と脚本のC・ロバート・カーギルさんが構想していたもので、指摘の通り、ドクター・ストレンジとワンダが協力して夢を操るヴィランのナイトメアと戦う物語が想定されていました。

しかし、この話に難色を示したスタジオに対し、監督らは自主的に降板。この時のことについてデリクソン監督はインタビューで次のように述べています。

私たちが公に言ったことはまさに真実だということです。私たちは本当に創造力の面で意見が違っていました。私が作りたかった映画と、スタジオの意見は違っていました。私たちが互いに反発し合っているのは、どんどん明らかになっていきました。それは本当にひどい映画を作る方法だと思います。プロデューサーやスタジオと映画監督が別々の映画を目指していると、ひどい作品になってしまいます。だから私は降りざるを得なかったのです。

過去にはデリクソン監督版のメインヴィランだったナイトメアのアートなども公開

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もとの脚本では夢の世界でドクター・ストレンジの妹ドナ・ストレンジが殺される悪夢を見せられる予定であり、これはもともと1作目の映画で撮影されていましたが本編からはカットされていました。

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しかしそれの再利用もデリクソン監督らの降板によってまたもや見送られる事になりました。

二人が降板した後、サム・ライミ監督とドラマ「ロキ」などを手掛けたマイケル・ウォルドロンさんがヘッドライターに就任した事で新たな脚本となり、映画全体と特にワンダのポジションは大きく変化する事になりました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」におけるワンダの物語は賛否両論でしたが、少なくとも演じているエリザベス・オルセンさんはあまり納得がいっていない事が過去のインタビューからも明らかになっています。

当初批判の矛先が向けられていたマイケル・ウォルドロンさんは「アベンジャーズ5」の脚本を担当していましたが、今年の7月中頃に降板していると報道。その月の末に「アベンジャーズ5」が「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」になる事が発表され、ロバート・ダウニー・Jrさんの再登場、「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」のルッソ兄弟監督、そして脚本も「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」からスティーブン・マクフィーリーさんが戻る事が発表されました。

もしもマイケル・ウォルドロンさんがまだマーベル・スタジオ内で仕事をしているとすれば、「ドクター・ストレンジ3」を担当している可能性がありますが、現時点で3作目映画に関してはあまり情報がありません。今のところはアベンジャーズ映画の前に来ると噂されており、原作としてコミックの「タイム・ランズ・アウト」が参考にされているとも報じられています。

今回の報道は以前にアーティストが公開したコンセプトアートから得られる情報とさほど大差がありませんでした。脚本家の今後のプロジェクトについて以前とは状況が変わったので、今回の記事ではそのあたりを整理してご紹介。もし、スクーパーが手に入れたというアートが未公開のものでかつ今後新たに公開された場合は、さらに新しい発見があるかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のファイナルトレーラーが公開

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のファイナルトレーラーが予告通り公開されました。3分ほどの動画の中では以前に公開されて削除された海外CMの映像が含まれる他、新たなシーンも収録されています。

「俺の故郷が・・・俺達を見つけた」とヴェノムはエディに警告。「送り込んだのは誰だ?」とエディが尋ねると「創造主」とヴェノムは答え「彼が必要としているものがある。」とも話しています。そして、予告の中ではコミックのシンビオートの創造神である邪神ヌールのような姿の人物も登場。

また、ジュノー・テンプルさんが演じる謎の科学者は「シンビオートは偶然ここに来たわけではない。」とも説明しています。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

このシリーズは、これまで2作で13億6千万ドルの売上を記録。ソニーはこれを三部作の最終作と宣伝していますが、邪神ヌールは今回は顔見せ程度とも報じられており、「モービウス」、「マダム・ウェブ」と落ち込んでいるSSUの状況を本作でどうにかできるかどうかで、新たな三部作やクロスオーバー映画が作られるのではとも予想されています。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月 米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

【噂話】映画「スパイダーマン4」はアベンジャーズ級の映画になると言う

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」では、アベンジャーズレベルのイベントが描かれることになると、海外スクーパーが報じています。

MTTSH 氏は「スパイダーマン4はMCUにおけるアベンジャーズレベルのイベントとなる」事をサブスクメンバー向けに報告。それ以上の詳細は不明ですが、スパイダーマンはまたもや大きな事件に巻き込まれる事になりそうです。

以前には「ソニーは4作目の映画で3人のスパイダーマンを再び登場させたいと望んでいる。」、「マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はMCUのスパイダーマンは大規模な事件に巻き込まれすぎた。コミック本来のようなストリートレベルのヒーローに戻したい。」と脚本の対立について報告されていましたが、その後は両者の意見の折衷案になるとも報じられていました。

「スパイダーマン4」がアベンジャーズ級のイベントを扱う以上は、やはりピーター・パーカーが一人で解決にあたるような展開にはならないのかもしれません。

MCUの世界ではピーター・パーカーがスパイダーマンである事を世界中の誰もが忘れてしまっているため、ピーターがアベンジャーズの助力を請うことは難しそうだという現状があります。そういった中でトビー・マグワイアさん演じるピーター2やアンドリュー・ガーフィールドさん演じるピーター3に手助けしてもらう事は理にかなっていますが、どのようにコンタクトを取るのかは不明です。「ノー・ウェイ・ホーム」で自力で思い出すと宣言していたMJがネッドのポータルを使う事がありえそうな展開になるのでしょうか。

一方で「スパイダーマン4」を「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が制作するとされている事で、シャン・チーの登場も期待されています。コミック上ではシャン・チーに弟子入りしたスパイダーマンがMCUでもコンビを組み、さらに何人かのシティ系ヒーローを集めてトラブルの解決にあたるという線もあるかもしれません。

海外メディア TCC は最近「スパイダーマン4」に関して、「映画はマルチバース的要素を持ちながらも、ストリートレベルの物語であり得る」と指摘し、このプロジェクトを「両者の融合」としています。また、ハンマーヘッドが登場予定だとしつつ、より重要なのは、ドクター・ストレンジの呪いがさらに探求され、「最終的には解かれる」とも報告しています。

「スパイダーマン4」は 2025年から撮影予定で、2026年から2027年にかけて劇場公開が予定されているとも報じられています。今後数ヶ月でさらに多くの噂が出ることが予想され、来年に撮影が始まることでさらなるヒントが目撃される事になります。

【ネタバレ注意】ドラマ「アガサ:オール・アロング」、ティーンの本名が公式予告より判明

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」にはジョー・ロックさんが演じる謎の少年”ティーン”が登場する事がこれまでに公開されている予告でも紹介されていますが、新たな予告でこの少年の本名が明らかになったと話題になっています。この秘密をドラマ本編で知りたいという方のために、念の為にネタバレ注意です。

※これより先は「アガサ:オール・アロング」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ディズニープラス上で公開された公式予告では字幕が選択出来るようになっていますが、このうちスペイン語とポルトガル語版でティーンの本名が記載されているとの事。

大方のファンの予想どおり、「ティーン」はビリーという事になるようです。ただし、このキャラがコミックのビリー・カプランであるのか、MCUのビリー・マキシモフなのかはここからは判断できず、ドラマ本編に注目であるのは変わりありません。

なお、この字幕はすぐに修正されたのか、少なくとも日本のディズニープラス上では確認する事が出来ません。

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女リオ・ヴィダル、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じるとされています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

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さらに、マイルズ・グティエレス=ライリーさんがビリーのボーイフレンドのエディを演じるとされています。エディはコミックのビリーの恋人でスクラルとクリーのハーフであるテディ(ハルクリング)とは異なるとも報じられています。

ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

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そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

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ドラマ「アガサ:オール・アロング」は 2024年9月19日 よりディズニープラスで初回2話配信予定です。

マーベルがMCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の前日譚コミックのリリースを発表

マーベル・コミックスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」の前日譚となるコミックのリリースを発表しました。アニメはディズニープラスでの配信がアナウンスされているものの、リリース時期の公式発表はありませんが 2024年内の配信が予想されています。

米マーベルの公式サイトによると、ライターのクリストス・ゲージさんとアーティストのエリック・ガプスターさんがこのコミックの制作を担当しているとの事。

コミック「YOUR FRIENDLY NEIGHBORHOOD SPIDER-MAN」は、若き日のピーター・パーカー、彼をサポートするキャスト、そしてスパイダーマンの伝説の悪役の一部を紹介する5号限定シリーズで、ピーターがスパイダーマンになったばかりの頃に起こる、待望のMCUアニメで起こる素晴らしい冒険の一部が紹介されています。

MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」では、ピーター・パーカーは、これまでに見たことのない旅と、キャラクターの最も初期のコミックのルーツを称えるスタイルで、ヒーローになるための道を歩んでいます。この新しいコミックシリーズでは、彼が自分の力を発見し、ヒーローになることを決意し、名前とコスチュームを選ぶまで、ピーターと一緒に最初の一歩を踏み出すことができるとの事。ピーターは、犯罪と戦う新人自警団員として、1年生の1年間を生き抜かなければなりません。このストーリーの結末がどうなるかわかっていると思っているなら、驚きの展開が待っています、と予告しています。

「コミックとインソムニアックのビデオゲームの両方で、スパイダーマンの冒険をたくさん書く機会に恵まれましたが、ピーター・パーカーの初期の実績を語る機会がなかったのです。」とゲージさんは語ります。

「この本の面白いところは、その形成期をまったく新しい視点で描いているところです。これは間違いなく、私たちがよく知っていて愛しているピーター パーカーですが、ランナウェイズでご存知のニコ・ミノルを含む新しい脇役たちと、意外な展開もあります!」

コミック「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」は 2024年12月11日 米国にてリリース予定。MCUアニメ「Your Friendly Neighborhood Spider-Man」の配信時期は未定です。

SSU「スパイダー・ノワール」に2名の新キャストが追加

ソニー・ピクチャーズとAmazon MGMスタジオが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)のドラマ「スパイダー・ノワール」に新たなキャストが追加された事が報じられました。プライムビデオで配信予定の本作はコミック「スパイダーマン・ノワール」を原作とし、ニコラス・ケイジさんが主演を務める事が発表されています。

海外メディア Deadline はジャック・ヒューストンさんがニコラス・ケイジさん演じる主人公の対立役としてレギュラー出演すると報告。

ボディガード役を演じると思われる、とも記事は言及しています。

また、Variety がブレンダン・グリーソンさんが正式に起用されていると報道。この事は7月にスクーパーが報じており、その時からメインヴィランになるようだとされていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-spider-noir-title-and-cast-rumor/”]

キャラクター名などはわかっていませんが、以前に報じられていた登場キャラリストではメインヴィランはデルガドとされていました。

「スパイダー・ノワール」はソニー・ピクチャーズ TVとAmazon MGMスタジオの元、エグゼクティブプロデューサー兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルさんとスティーブ・ライトフットさんが参加。1930 年代のニューヨークを舞台に、運に見放された老いた私立探偵をニコラス・ケイジさんが演じ、街で唯一のスーパーヒーローだった過去の人生と格闘することを余儀なくされる物語です。

ほかラモーン・モリスさん、ブレンダン・グリーソンさん、エイブラハム・ポプーラさん、リー・ジュン・リーさん、ジャック・ヒューストンさんらがキャスティングされています。

配信日は現時点で不明です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、ほとんどの人が気づかなかったカサンドラ・ノヴァのディティールが明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」のメイクアップアーティスト、ビル・コルソさんが自身の SNS を通じて、本作のヴィランであるカサンドラ・ノヴァのメイクに関する詳細を明かしました。

コルソさんはコミックのカサンドラを再現するにあたって生命を吹き込んだエマ・コリンさんを称賛しつつ、次のように述べています。

「エマの見た目がとても素晴らしいので、それをいじる必要はない、禿げ頭を追加すればいいと判断しました。それだけで終わらせたくなかったので、まだ何か変わった楽しいものを付け加えたいと思っていました。」

そして、「カサンドラは手の動きがとても激しいので、指を長くしたら面白いかもしれないと気づきました」とした上で、 「問題は、爪を長くすると普通に見えてしまうことです。そこで、爪床を長くして、奇妙さと長さを強調することにしました。これが、@cce_inc と主任彫刻家 @rcstir に渡した私のテスト用の指の彫刻で、10 倍に増やしました。彼らとエマの素晴らしい仕事ぶりです。これらのショットのテスト用のメイクは、私とロブ・クレイファーが行いました。彼女の毎日の撮影時のメイクは、@monicahuppert @geoffredknap とロブが美しく施し、私が設定したメイクをさらに上回っています。常に最善を尽くす、それが私のモットーです。」とエマ・コリンさんが義指を装着して撮影していた事を明かしました。

多くの人が見逃したということに関してもう一つ、映画の冒頭シーンに登場するローガンのアダマンチウムの頭蓋骨 にシリアルナンバー「24601」が刻まれているのが発見されています。これは 、ヒュー・ジャックマンさんが2012年に映画化されたミュージカルで演じるレ・ミゼラブルの 主人公ジャン・バルジャン の囚人番号となっています。

ショーン・レヴィ監督は「レ・ミゼラブル」のイースターエッグが意図的なものであることを認め 、「誰が最初にそれに気づくのかとずっと思っていたんだ!」と最近コメントしました。デッドプールシリーズが24601に言及するのはこれで2度目で、 デッドプール2でウェイド・ウィルソンが手描きした地図にも24601が登場しています。  

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。