映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」、アントマンの編集ミスについてポール・ラッドさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の主演を務めたポール・ラッドさんが、海外メディア BBC Radio 1 に出演し、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について言及しました。

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動画の5分ごろから、「エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について質問されたポール・ラッドさんは、「そうですね、新しいアントマンの映画を見ると、複数のアントマンが登場する瞬間があり、おそらく似たようなものであることがわかります。」と延べ、「未来を垣間見た可能性がありますよ」と編集ミスをクアントマニアジョークで返しました。

ディズニーはここ数年だと「ミズ・マーベル」「ワンダヴィジョン」などを配信後にサイレント修正を行ってきました。それらはMCU作品に限らわずにディズニー作品全般で行われていますが、「エンドゲーム」のアントマンが二人いるエラーや、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のポータルエラーなど、そのまま放置されているものも存在しています。

もちろん修正のコストがそれぞれ異なるため、簡単に直せるもののみ対応している可能性はありますが、ポール・ラッドさんはアントマンに関するエラーを単にVFXチームのミスとするのではなく、アントマンシリーズ最新作と絡めてコメントしました。

「クアントマニア」は賛否両論の内容で海外レビューサイト Rotten Tomatoes ではMCUで下から2番目の位置にランク付けされています。一方で公開3日間の興行収入では1億ドルを超える売上を見せるなどかなり上位に来ており、アントマンシリーズ3作中でも1位になっています。ワスプの役割がジャネット以下だった事を考えると、本作はほぼ「アントマン&キャシー」と言った内容でしたが、特に征服者カーンの存在感も強く、フェーズ5の最初の作品として、またマルチバースサーガのクライマックスに向けて、いいスタートを切れたようです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

「アベンジャーズ5」でチームを率いるのはキャップではない?アンソニー・マッキーさんが否定的コメント─スパイダーマン説も

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の撮影の開始を間近に控える中、主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんが海外メディア Empire Magazine とのインタビューの中で「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」でのチームについて言及しました。

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「アベンジャーズが復活する時、リーダーが必要となります。サム・ウィルソンはそのような人物になれると思いますか?」と質問されたマッキーさんは「サムはスーパーパワーを持たない唯一のキャラクターです。彼は、超人たちとつるんでいる普通の男ですよ。ニューオリンズ出身だから、何度か喧嘩をしたことはあるでしょう。でも、心やカリスマ性なんて、戦いの中では何の役にも立ちません。いつもボコボコにされるんです。だから、サノスのような人物と戦うときには、それが問題になるかもしれませんね。」と暗に否定するような回答をしました。

そして、「彼はカウンセラーであり、たまたまアベンジャーズになった普通の男だということを忘れないでください。スーパーパワーも、スーパーソルジャーの血清もありません。彼はただの男なんです。彼がキャプテン・アメリカとして、破壊や物理的な力ではなく、平和と変化をもたらす人物として人生を歩むというアイデアが好きなんです。」とサム・ウィルソンというキャラクターについて語りました。

一方で海外スクーパーのMTTSH氏はトム・ホランドさんが「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」を含む複数の映画の出演に正式にサインしたと報告しており、「ザ・カーン・ダイナスティ」の中心人物になるとしています。

スパイダーマンがリーダーとして相応しいかは少し疑問が残る所で、あらゆる人達がピーター・パーカーの事を忘れている中で、正体不明のスパイダーマンを他のメンバーがリーダーとして認めるには説得力のある脚本が必要になってくる事でしょう。

1990年代からヒーロー活動をしているキャプテン・マーベルや、1000年以上の戦闘経験を持つソーなどはパワーや知識、経験などは申し分なさそうですが、地球に不在な事が多いため、「ザ・カーン・ダイナスティ」でも途中参加になる可能性が高そうです。

「エンドゲーム」でタイタン星でのシーンをリードしたドクター・ストレンジもまたインカージョン阻止のために次元移動したところで終わっているため、チームを牽引していくタイミングを逃す可能性が高そうです。

記事執筆時点、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」公開時点ではアベンジャーズたちのほとんどがカーンの脅威に気づいておらず、唯一カーンに抗おうと行動しているのはロキという奇妙な状態になっています。ロキはアベンジャーズリーダーのダークホース的存在ですが、キャプテン・アメリカやスパイダーマンなど、次のアベンジャーズを導いていくのは誰になるのか、今後の情報には注目です。

映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:Anthony Mackie Shuts Down Avengers 5 Captain America Theory

クリステン・リッターさんの新たな写真が再びジェシカ・ジョーンズとルーク・ケイジのMCUリターンをほのめかす

Netflix制作のマーベルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」(2015年)で主人公ジェシカ・ジョーンズを演じたクリステン・リッターさんが Instagram に投稿した写真が、ジェシカ・ジョーンズやルーク・ケイジがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場するのではないかと、再び憶測を呼んでいます。

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ストーリーに投稿された写真は一定時間で自動的に消えてしまいますが、写真を保存していたファンたちによってそれらは既に拡散されています。

写真はまたもやクリステン・リッターさんとNetflixドラマ「ルーク・ケイジ」や「ディフェンダーズ」でルーク・ケイジ役を演じたマイク・コルターさんとのツーショットで、写真を引用投稿した@LaChicaMarvel氏も「ジェシカ・ジョーンズとルーク・ケイジがまた一緒に!デアデビル:ボーン・アゲインでパニッシャーと一緒になるのかな?もしそうだったら最高だね!」とコメントしています。

マーベル界のおしどり夫婦の1ペアであるジェシカ・ジョーンズとルーク・ケイジを演じた二人の俳優はオフでも友人であり、クリステン・リッターさんは過去にもたびたびツーショット写真をSNSで公開しています。

クリステン・リッターさんは先日もデアデビルのTシャツ姿でのトレーニング写真を公開しており、間もなく始まる「デアデビル:ボーン・アゲイン」の撮影というタイミングとも相まって、二人のキャラクターの復活をファンは期待しています。

ジェシカ・ジョーンズ再登場はかなり以前から話題になっており、もともとは「シーハルク:ザ・アトーニー」で紹介されると言われていました。実際にそれが叶う事はありませんでしたが、シーハルクことジェニファー・ウォルターズのスマホのアドレス帳にはジェシカの名前もあった事で、やはりもともとはこのドラマで紹介される計画があったのではないかと考えられています。

二人とも過去のインタビューで再演については前向きな姿勢を見せているため、オファーさえあれば後はスケジュール次第と言ったところ。実際にジェシカ・ジョーンズとルーク・ケイジの夫婦が再登場するのか、撮影現場からの情報にも期待されています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

【噂話】映画「デッドプール3」は5月撮影開始か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」の撮影が5月から始まると、海外メディア Midgard Times が報じました。現在プリプロダクションの段階にある本作に出演するライアン・レイノルズさんやヒュー・ジャックマンさんは、最近も撮影のためのトレーニングの様子などを公開していました。

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記事によると、「デッドプール3」は2023年5月22日に英国ロンドンのパインウッドスタジオで撮影を開始する予定との事。ここは、マーベル・スタジオやディズニー映画のほとんどのタイトルを撮影するおなじみの場所でもあります。セカンドユニットの撮影は、カナダのブリティッシュ コロンビア州バンクーバーでも行われるとの事ですが、日付はまだ明らかにされていません。撮影は10月頃に終了する予定。

先日は主演のライアン・レイノルズさんが新キャストとしてエマ・コリンさんが本作に参加する事を発表、詳しい役割については分かっていません。

その他キャスティング関連の話題としては、レスリー・アガムズさんのリターンが示唆されている他、ドミノ役のザジー・ビーツさんが「何も聞かされていない」との発言から「何も話せない、そのうち分かると思います」とトーンを変換しています。

ヒロインのヴァネッサを演じていたモリーナ・バッカリンさんは2022年9月のインタビューで「まったくわからない」としつつも「復帰できれば素晴らしい」とコメント。

デップーと同じFOXのX-MEN映画シリーズやMCUの映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアを演じたパトリック・スチュワートさんはスケジュールを空けている事を示唆。

また、ソーを演じるクリス・ヘムズワースさんが「デッドプール3」にカメオ出演したいとも明かし、「デッドプール3」の脚本家も実現すればクールだと語っていました。

他には2作目からシャッタースターの再登場や、X-MEN旧シリーズからアンナ・パキンさん演じるローグのリターン、幻に終わったチャニング・テイタムさんのガンビットが登場するとの噂がある他、ドラマ「ロキ」からロキとメビウスが登場するとも言われています。

ショーン・レヴィ監督は本作が「デッドプールらしいハードコアな作品になる」と予告し、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はR指定が維持されている事を今月のインタビューで語っています。

FOXのX-MENユニバースとMCUを直接結ぶ最初の作品として設定されているため、高い注目を浴びている本作。本作でもタイムトラベルが行われるようで、ウルヴァリンやプロフェッサーXは映画「ローガン」の結末を無視しての行動が可能なようです。しかしこの事は「ローガン」のキャラクターが「デッドプール3」に登場する可能性を低下させる事に繋がり、MCUでの再演を希望しているX-23/ローラ役のダフネ・キーンさんは(マルチバースを上手く利用しない限り)戻ってこれないかもしれません。

映画「デッドプール3」は 2024年11月8日 米国で劇場公開予定です。

ソース:‘Deadpool 3’ Filming Details – Schedule and Locations Revealed [Exclusive]

ジェレミー・レナーさんがインスタ更新で現在のリハビリ状況を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」で主人公クリント・バートンを演じたジェレミー・レナーさんが、元旦に起きた除雪車との事故から2ヶ月と少し、現在の状況を自身のInstagramにて報告しました。

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Instagramのストーリーに投稿された動画は以下のようなものになっています。

レナーさんは電気刺激で筋肉を鍛えるEMSトレーニングをしている動画を投稿し、リハビリが新たな段階に入っている事を明らかにしました。先日は映画「ハート・ロッカー」で共演し、MCUでもワスプ/ホープ・ヴァン・ダインとしてユニバース共演しているエヴァンジェリン・リリーさんが「彼は信じられないぐらい回復している」と報告していました。

ジェレミー・レナーさんは元日に除雪車との大事故にあい、入院、そして大きな手術が行われた事がすぐに報じられていました。事故後の家族の声明によると、レナーさんは胸部鈍的外傷と整形外科的損傷を負っており、30以上の骨折を確認。リノのダウンタウンから25分のマウント・ローズ・ハイウェイの自宅近くで事故に起因する手術を受けて集中治療室に入院していたとの事でした。

1月下旬にはベッド上で軽い運動療法を行う様子も公開しており、今回の動画でそれからまたある程度回復が進んでいる事が判明しました。

現在、「ホークアイ」に関する新プロジェクトは公開されておらず、ジェレミー・レナーさんの次の登場がいつになるか分かっていません。とはいえ多くのファンが映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」へ登場するだろうとして期待しています。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

レティーシャ・ライトさんが「ブラックパンサー3」に関する発言を訂正

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で主人公シュリを演じたレティーシャ・ライトさんが、海外メディア Buzzfeed との新しいインタビューで、先日の「ブラックパンサー3」に関する発言について誤解を招いたかもしれないと訂正しました。

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ライトさんは「私が言いたかったのは・・・はっきり言えませんでしたが、特にフランチャイズ映画では、別の映画を持つであろうという希望が常にあります。」と前置きし、「もし別の映画があるとしたら、私はそうなることを願っていますが、実際そうなると思います。でも新作を作るには時間がかかり、脚本のプロセスを経なければなりません。」と、まだ可能性の段階に過ぎないという事を明確にしました。

先月開催されたゴールデングローブ賞のレッドカーペット上で、レティーシャ・ライトさんは「既に作業が始まっていると思います。」と発言したことで、三作目の映画の作業がはやくも動き始めているかのように報道されました。

今回のインタビューではこれが自身の希望的観測であったと指摘し、訂正する事になりました。

前回のインタビューでは「少し休息が必要ですし、クーグラー監督は再構築のためにラボに戻る必要があります。」とも発言。監督は1作目、2作目を整理しつつもMCU特有の作業でもある他作品との連携など、あらゆる要素を整理、再考した上で再構築していくため、まだしばらくは時間がかかる事になるでしょう。

監督は先日の「ブラックパンサー3」に関する質問で、「僕はマルチタスクが得意な人間ではありません」とし、1作品ずつ丁寧に制作していく事を示唆しており、映画3作目と噂のスピンオフドラマが数作品、今後ブラックパンサーやワカンダキャラクターに関する物語は長期的にゆっくりと展開されていくようです。

ワカンダとタロカンの同盟、シュリやオコエの新たな旅、小ティ・チャラなど期待する事は多いですが、それらの物語の続きが描かれるのはもうしばらく時間がかかるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Marvel Actor Letitia Wright Clarified Her Comments About “Black Panther 3” Already Being “In The Works” After Sending Fans Into A Frenzy

【ネタバレ注意】映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ミッド&ポストクレジットシーン解説

先日劇場公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」。今回もミッドクレジットシーンとポストクレジットシーンのふたつが用意されており、この記事ではそれらについての解説や今後の予想などを書き連ねています。

※これより先は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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カーン評議会

1つ目のクレジットシーンはコミックを基にしたカーン評議会を描いていました。

©MARVEL

コミックでは2種類存在するカーン評議会、映画では上の画像と同じような構図が登場しており、コミックで Council of Cross-Time Kangs と呼称されている議会となっています。

ミッドクレジットではとりわけ3人の変異体がクローズアップされており、それぞれラマ・タト、イモータス、スカーレット・センチュリオンと思しきキャラクターを描いています。以下でコミックの彼らを少し解説します。

ラマ・タトは古代エジプトへタイムトラベルし、征服した時にそう名乗っていたカーンで、自身の後継者としてミュータントのアポカリプス(映画「X-MEN:アポカリプス」のヴィラン)を創造しています。ラマ・タトは過去へ来たファンタスティック・フォーと戦い一時は勝利をおさめるも、ドクター・ストレンジを中心とするアベンジャーズに敗れ、未来に逃走しました。

逃げた先でドクター・ドゥームと出会ったラマ・タトは彼を真似て自身をマスクとアーマーで守り、スカーレット・センチュリオンへと名前を変えます。スカーレット・センチュリオンは少し過去へ戻り、結成当時のアベンジャーズを征服し、正史世界のアベンジャーズと戦わせますが、作戦は失敗。この時代の息子が名前を引き継ぎ、彼自身は40世紀へ逃げ延び再びカーンを名乗りました。

その後カーンはリンボの研究に没頭し、リンボの支配者となった彼はイモータスと名乗るようになりました。最も強力な彼であるイモータスでしたが、アベンジャーズとカーンが協力して撃退する事に成功しました。

3人のうちスカーレット・センチュリオンだけ実際にそうであるかどうかは怪しく、フォルムは似ていますがスカーレットではなくシルバーのカラーリングになっていました。ラマ・タトとイモータスはコミックに準じたデザインとなっています。

彼らはすべてのカーンを集めたと発言していました。ドラマ「ロキ」に登場していた在り続ける者に似たキャラクターも映っていましたが、確実にそうであるかどうかは不明です。在り続ける者が他のカーンの侵略を恐れて神聖時間軸を守っていた事を考えると、議会に参加するために出向くのはかなりリスキーなようにも思えます。また、ヤングアベンジャーズを結成したカーンであるアイアンラッドも参加しているとは考えにくく、「すべてのカーン」というのは言葉の綾かもしれません。

カーンたちはカーンたちを殺したアントマンやシルヴィなどの存在を脅威とみなして議会の開催に至ったようです。カーンたちは単にタイムラインを征服し破壊しているのではなく、彼らもまたインカージョンを防ぎたいようであり、アベンジャーズたちヒーローがそれを闇雲に触れて乱しているのか気に入らない様子でした。

コミックでインカージョンを起こしているのはビヨンダーというキャラクターであり、2023年3月から始まるアベンジャーズのコミック新シリーズの敵として久々に登場する事が予告されています。MCUのインカージョンの原因について、ビヨンダーの設定の一部をカーンに渡すのではないかとも考えられていましたが、このミッドクレジットシーンを見る限り、カーンもまたインカージョンを止めたい立場にあるようです。あるいは、在り続ける者がカーンの変異体という設定にされたように、ビヨンダーもまたカーンの変異体という設定にされる可能性はあるかもしれません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の最後でのストレンジとクレアの目的もインカージョンの阻止であり、目的は一致しているわけですから話し合いでなんとかなったり・・・はしないのでしょう、おそらく。

「ドクター・ストレンジ」3作目は思い切りカーンを倒せるように「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の前にインカージョン問題を解決するお話なのか、それとも勢いでカーンを倒したあと、事後処理としてインカージョンの阻止にあたるというシークレット・ウォーズ後日談のどちらになるのでしょうか。

ヴィクター・タイムリー

ポストクレジットシーンに登場し、「時間は作れる」と語っていたのは看板に書いていたようにヴィクター・タイムリーという男。顔でわかるように征服者カーンや他の変異体と同じくジョナサン・メジャースさんが演じており、彼もまたコミックに登場するカーンの変異体です。

ヴィクター・タイムリーは1901年にタイムトラベルした時に使用した名前で、ヴィクターはアメリカ・ウィスコンシン州にタイムリーという名の町を作ってそこの市長となりました。ヴィクターは工場を作り、タイムリー社としてこの時代にロボット工学の基礎をもたらし、現代でもその技術が使用されています。

そしてヴィクターの演説を見ているロキとメビウスの姿が描かれ、この映像がドラマ「ロキ」シーズン2へのブリッジになっている事を示し、カーンは帰ってくるのお決まりの演出で幕を閉じます。

「ロキ」シーズン1でロキは別のマルチバースのTVAに飛んでしまっており、そこには征服者カーンの像が建てられていました。ポストクレジットのロキたちはシーズン1の後からいくらかの時間が経過しているように見えますが、彼らがTVAとしてタイムキーパーあるいはカーンの指示でヴィクターの様子を見に来たのか、それともカーンを止めるために独自に、秘密裏に動いているのか、そのあたりはシーズン2の序盤で描かれる事になりそうです。

ポストクレジットシーンは1900年代でしたが、シーズン2の撮影現場の小道具からは1970年代を示すものなども発見されており、シーズン2でも様々な時代へのタイムトラベルがあると見られています。また、シーズン2は数種類のカーンが登場すると報じられている事から、ヴィクターがシーズンボスであるとは限らないかもしれません。

ロキはシーズン2での経験を経て、カーンを倒すための切り札として「ザ・カーン・ダイナスティ」や「シークレット・ウォーズ」に登場するのか、注目となりそうです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

海外メディア発表のMCU映画31作品ランキングに「ドクター・ストレンジ」監督が反論

海外メディア The Wrap が発表したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」から「アントマン&ワスプ:クアントマニア」までの全31作品の独自ランキングの記事に対して、「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリクソン監督がSNSでリアクションしました。

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The Wrap のMCU独自ランキングを抜粋したものは以下のとおりです。

  1. アベンジャーズ
  2. キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー
  3. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
  4. ドクター・ストレンジ
  5. スパイダーマン: ホームカミング
  6. ブラックパンサー
  7. アイアンマン
  8. キャプテン・アメリカ: シビル・ウォー
  9. ソー:ラグナロク
  10. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  11. シャン・チー/テン・リングスの伝説
  12. スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
  13. アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー
  14. アベンジャーズ:エンドゲーム
  15. ブラックウィドウ
  16. キャプテン・マーベル
  17. アントマン&ワスプ:クアントマニア
  18. アントマン&ワスプ
  19. ブラックパンサー:ワカンダ フォーエバー
  20. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
  21. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2
  22. エターナルズ
  23. アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン
  24. ソー:ラブ&サンダー
  25. アイアンマン3
  26. ソー:ダーク・ワールド
  27. キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー
  28. アイアンマン2
  29. ソー
  30. アントマン
  31. インクレディブル・ハルク

このランキングを見てデリクソン監督は6位の「ブラックパンサー」と27位の「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」が低すぎると指摘しています。

監督は「『過小評価』されていると思うMCU映画が1つあるとすれば、それは『ファースト・アベンジャー』です。最も豊かなオリジンストーリーの1つであり、マーベルの正史全体で最も美しく撮影された映画の1つです。」とキャプテン・アメリカ1作目の映画を援護しました。

また、「最後から2番目ですが、それは低すぎます。アントマンが本当に好きです」とこちらもランキングが低すぎるとして自身の意見を投稿しました。

今回のランキングは映画の興行収入やレビュー、ファンからのアンケートなどではなく、メディアの独自のランキングです。いずれにせよ自身の内にある私的ランキングと異なっていたとしても、それはそれで問題ありません。

重要なことは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で降板したスコット・デリクソン監督が、「ドクター・ストレンジ3」での復帰の意欲を示してから1年経過しても、今なおMCUへの興味を失っていない事です。

デリクソン監督の「ドクター・ストレンジ3」がこういったランキングの上位に来るような作品になることに期待です。

なお、今のところ「ドクター・ストレンジ3」の制作に関する公式発表はありません。

ソース:All 31 Marvel Cinematic Universe Movies Ranked, From Worst to Best (Photos)

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、ワスプの子供が登場する予定だった事が判明

先日、劇場公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」。本作の公開バージョンには含まれなかった、削除されてしまった脚本の一部として、エヴァンジェリン・リリーさん演じるワスプ/ホープ・ヴァン・ダインに息子と娘がいるというシーンがあった事が明らかになりました。

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息子役としてスクリーンに登場するはずだったルーカス・グラントくんの公式Instagramでは、本作の撮影の舞台裏写真などが公開。

共演のエヴァンジェリン・リリーさんとの写真や、ペイトン・リード監督との写真などと共に、ルーカスくんの母親は次のようなコメントを投稿しています。

 昨年、ルーカスは初めての映画、それもマーベル映画に携わるという最高にクールな経験をしました。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』でワスプ/ホープの息子を演じ、エヴァンジェリン(地球上で最もかわいい人間!)と一緒に働くのはとても楽しかったです。監督のペイトンも信じられないほどいい人で、ルーカスはこの映画のみんなと一緒に素晴らしい時間を過ごすことができました

残念ながら、時々あることですが、彼が撮影した後にストーリーが変更され、彼のシーンは映画の最終バージョンには入りませんでした。

それでも、彼はこの体験にとても感謝しています。そして、初めての映画出演は、一生の思い出になったそうです。🐜

ホープはアントマン/スコット・ラングといい関係に進展している事が映画の冒頭から描かれていましたが、母親になったホープというのがEarth-616のホープではない可能性もありそうです。

本作ではジャネットがカーンの意識に触れた際に様々なマルチバースが征服、破壊されていくヴィジョンを見ていましたが、同じようにワスプも別のユニバースを見せられたり、あるいはパワーコア内で描かれたアントマンたちのように、ワスプもあらゆる可能性の自分にもっと阻まれる展開があったのかもしれません。

今回のInstagramでの投稿でも「ワスプの息子」とされているだけで「アントマンとワスプの息子」とはなっていない事が、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でEarth-838のワンダと息子たちの父親であるヴィジョンが不在だった事と似ていると言えます。

あくまでもこれらは推測にすぎず、実際にどんな脚本だったのかは今後の制作陣インタビューなどに期待するしかありません。あるいは撮影自体はされたようですから、Blu-ray特典などの削除シーンとしてのお披露目に期待です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 より劇場公開中です。

MCUアニメ「X-MEN’97」、はやくもシーズン2の収録が開始

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「X-MEN’97」のシーズン2の収録が始まったことを、本作の英語版ウルヴァリンのボイスを担当するカル・ドッドさんが報告し、即削除しました。

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本人の投稿は削除されましたが、投稿された動画は素早く保存され、新たな所から拡散されています。

この動画によるとドッドさんは「昨日、スタジオでシーズン2、素晴らしいセッション。『X-MEN ’97』のウルヴァリンの声、カル・ドッドです。シーズン2は、ほんの始まりにすぎません。シートベルトを締めてください。ではまた後で」と報告しています。

アニメのシーズン2が予定されている事は公式でも明らかになっていましたが、シーズン1の配信前にシーズン2の収録が始まるとは予想されていませんでした。

MCUの最初のアニメプロジェクトである「ホワット・イフ・・・?」のシーズン2に関する情報は停滞していますが、X-MENのアニメはかなり順調に開発が進んでいるようです。

アニメ「X-MEN’97」は 2023年秋に米ディズニープラスで配信予定、シーズン2の配信予定時期は不明です。