2011年にカプコンから発売されたXbox360向けのゲーム「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」から、スパイダーマンのヴィランとして知られているドクター・オクトパスの開発中データの発掘に成功したと、モッダーが報告しています。
モッダーの Xeno 氏はドクター・オクトパスのポートレート画像がデータ内にある事を発見し、その表示に成功したと報告。
Along with Both Frank (who we knew was supposed to be in vanilla but was pushed to ultimate), Doc Ock was also ment to be a fighter in Vanilla 3 but due to IRL events he had to be scrapped. he and his tentacles would have occupied Arcs 40 and 41 due to the arms being attached.
— Xeno – Coms Open 3/5 (@Xeno_TG) September 27, 2023
また、別の投稿ではドクター・オクトパスに関する作業中のステージ、未完成の音楽、未使用のセリフなども発見された事を報告していますが、これらの再現には至っていないとの事。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」がヒットする1年前にリリースされたこのゲームのオープニングシネマは、マーベルとカプコンの日米人気キャラクターがクロスオーバーするハイクオリティな映像として当時話題にもなりました。
その後キャラクターなどを追加した「アルティメット マーヴル VS. カプコン 3」が発売されたものの、ドクター・オクトパスはそこにも登場しておらず、幻のキャラクターとなっていました。
なお、本作のゲームタイトルは誤表記ではなく「マーヴル」が正式な表記です。1990年代までは「マーベル」「マーヴル」「マーヴェル」といった表記ゆれがあり3種類の表記が混在していましたが、2000年代に入って日本法人が設立された際に公式が「マーベル」表記にしたため、現在はほぼ一本化されています。このゲームは1990年代に1作目が制作されている事もあり、タイトルの表記は当時のもの継承しています。が、続編にあたる「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」はマーベル表記に変更されています。