マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」で議員を目指していたウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズは映画「サンダーボルツ*」で実際に下院議員となっている事が描かれていました。しかし映画の結末を迎えた時点で、そしてこれからのMCUで彼はまだ政治家なのでしょうか?
※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
海外メディア EW とのインタビューでバッキーを演じたセバスチャン・スタンさんと、本作のジェイク・シュライアー監督がこの質問に対してコメントしています。
劇中では明言されていなこの問題の展開について、セバスチャン・スタンさんは「ええ、まるでせっかく引いた線を消していくような感じですよね?」と前置きし、「彼はまだ、これまでとは違う形で貢献する方法を模索しているんです。最終的に、彼は『いや、俺は俺だし、俺は自分のやり方でやっている。だから、俺はそうするべきだ』と悟るんです。」と説明。
そして笑いながら「でも、最近は変わった議員が多いですからね。」と付け加え、インタビューに同席していたジョン・ウォーカー役のワイアット・ラッセルさんは、バッキーがウィンター・ソルジャーとして行動するために技術的に、理論上は議員の地位を手放す必要はないと指摘しました。
スタンさんは「私が唯一疑問に思ったのは、『議員になるのに、なぜ髪を伸ばしているんだ?』ってことです。でも、私は伸ばしたかったから、『どうでもいい』って感じでした。」と、バッキーに対する新たな疑問も提示しました。
ジェイク・シュライアー監督は、「かなりうまく描かれていると思います。彼は自分にとってずっと納得のいく新しい場所を見つけたと思います。」とコメント。
作品の公式設定としては特に決めていない事項のようで、バッキーは議員とニュー・アベンジャーズの兼業状態を維持している可能性を制作陣は持論として展開しましたが、実際にどうなるかは今後のバッキーの登場作の監督と脚本家に委ねられることになりそうです。
「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。
ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。
制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。
チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。
映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 より劇場公開中です。