MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したクリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんは海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、脚本から「大物キャラクター」が削除された事を明かしました。
インタビューの中でマッケナさんは「正直なところ、話していいものかどうかわかりませんが、大物キャラクターがいました。大物すぎるほどです。素晴らしきヴィランたちと繰り広げる物語だけでなく、この映画に登場させたいと思っていたおなじみのヴィランをどのように伝えるか、バランスを取ることが常に重要でした。同時に、あくまでピーター・パーカーの物語として、トム・ホランドの影が薄くならないようにするにはどうすればよいのか、ということも考えなければなりませんでした」と語りました。
マッケナさんの言う大物キャラクターが誰なのかは結局明かされませんでしたが、本作にはすでにキャラクターが十分用意されていたために削除される事になりました。過去のシリーズからのヴィランとして、グリーンゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマン、リザード、エレクトロが登場しましたが、2時間半を超えるスクリーンタイムを持ってしてもサンドマンとリザードに関する描写の時間はあまりなく、大物キャラクターを描く余地がなかったのは明白です。
「結局のところ、感動的なピーター・パーカーの物語でなくては、それは素晴らしいスパイダーマン映画にはなりません。今回、私たちには取り組まなければならない素材がありました。すべての素晴らしい俳優たちと実現しなければならない、壮大なアイデアです。しかしそれでも、私たちは主人公のために、ちゃんとパーソナルなものとして感じられるような物語を紡がなければならなかったのです。」とマッケナさんは付け加えました。
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。
ソース:‘Spider-Man: No Way Home’ Screenwriters on Wrangling the Superhero Epic