MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の興行収入が10億ドルを突破する見込みであると、海外メディア Forbes が報じました。現地時間24日の金曜日の時点で米国内で約4億6000万ドル、世界で約9億2200万ドルの興行収入を上げている本作は、クリスマスには10億ドルの大台を振り切ると伝えています。
本作は、2021年最大の世界興収(ほとんどが中国での興収である中国映画「長江湖畔の戦い」の9億400万ドルを上回る)であると同時に、2019年12月の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(10億7300万ドル)以来の10億ドル稼ぎの作品となります。
さらに、「探偵チャイナタウン3」(6億9000万ドル)、「ハイママ」(8億3700万ドル)、「The Battle at Lake Changjin」などの中国映画が、もはや大量のハリウッド・テントポールを必要としない中国の姿を示していますが、スパイダーマンはすでに、中国から1円も出さずに10億ドルを超える珍しいブロックバスターと化していると記事は伝えています。この「ノー・ウェイ・ホーム」は、世界興行収入で10億ドルを突破した史上49番目の映画ですが、中国抜きでは5番目の映画となります。
昨今の中国映画市場は無視できない大きさになっており、今後「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が中国での上映を認可されればさらに興行収入を伸ばすと見られています。そうなれば、単独のスーパーヒーロー映画で13億4700万ドルを稼いだ「ブラックパンサー」を追い抜く可能性が高く、クロスオーバー映画である「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」のように20億ドル近くになる可能性も出てきています。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。