ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の謎に包まれたメインヴィランについて、続報がありました。また、いくつかの新たな要素も話題になっています。
※これより先は「スパイダーマン:ブランニューデイ」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
ジョン・ロチャ氏とジェフ・スナイダー氏がポッドキャスト The Hot Mic を通じて、「ブランニューデイ」に関する新たな情報を提供。
ロチャ氏は「制作に近い情報筋から連絡があり、最近ディズニーの映画発表会に出席した人物からも連絡がありました」としつつ、 「メインヴィランは女性のシェイプシフターだと聞いています。キャスティングは決まっていますが、誰なのかは言えません。カメレオンかどうかは分かりませんが、シェイプシフターであることは確かです」と主張しました。
以前にメインヴィランは日本人女性だとも報じられていましたが、これに関する続報はあまりありません。
シェイプシフターという点で言えば、本作には変装の達人であるカメレオンが登場する可能性が報じられたことがあり、カメレオンの妹であるカメリアであれば今回の条件には一致するところですが、コミックでのキャラクターの重要度から考えると、大作映画のメインヴィランにふさわしい候補はもっと他にいると言えそうです。
コミックで変身能力をもつヴィランとして、クモを捕食する天敵クモバチの化身で女神であるシャスラがスパイダーマンの天敵として存在し、Earth-001の神のひとりである彼女はマルチバースを通じた悪役として描かれています。初登場時、ハチのような姿をしたシャスラはスパイダーマンを捕食し、自分の子供に食べさせようと企み、シャロン・ケラーという女性に変身し、スパイダーマンと不倫関係にあったとメディアを通じて主張。メリー・ジェーンとの関係を悪化させ、スパイダーマンを怒らせて挑発する事でおびき寄せました。
怒りに任せてシャスラに挑んだスパイダーマンでしたが、シャスラの毒針によって瀕死の重傷となったスパイダーマンはエゼキエル・シムズ(映画「マダム・ウェブ」ではヴィランだった)に助けられ、アメリカからガーナに逃亡。エゼキエルが隠していたクモの遺跡の力を借りて、シャスラを倒しました。
シャスラがメインヴィランだとすればそれは映画のボスとして相応しい相手の一人と言えそうですが、「ブランニューデイ」が目指していたはずのストリートレベルの話ではなくなってしまうのが気になる所。
実際にだれがメインヴィランとなるかはもう少し情報のピースが欠けていると言えそうです。
また、氏は興味深い情報として「映画の中でスパイダーマンが戦う主な相手はハルクとパニッシャーだ」と言及。黒幕との直接対決がないかもしれないという不思議な展開を示唆しました。そしてトゥームストーンやスコーピオンもメインヴィランではないと断言し、ブーメランも登場予定だが彼もそうではないとしました。
そして、ゼンデイヤさんが演じるMJに新しいボーイフレンドがいるとし、「その事がピーターを少しキレさせ、映画をより暗く、現実的なものにしている」と付け加えました。
本作は「ブルーオアシス」のワーキングタイトルで制作されていることから、「スパイダーマン:ブルー」を原作のひとつとしているのではないかともされてきました。
ブルーな(落ち込んでいる)スパイダーマンを描いたコミックでしたが、これがMJの新しいボーイフレンドの存在と関係しているのでしょうか。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。
本作にはパニッシャーを演じるジョン・バーンサルさんも参加し、ハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんと、スコーピオン/マック・ガーガンを演じるマイケル・マンドさんが再登場予定です。また、アニメ「スパイダーバース」からマーヴィン・ジョーンズ3世さんがトゥームストーンを再演し、「サンダーボルツ*」よりエレーナ・ベロワが登場するとも報じられています。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は 2026年7月31日 に米国劇場にて公開予定です。