「アベンジャーズ/エンドゲーム」のジョー・ルッソ監督が最近のMCUの懸念点についてコメントする

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MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のメガホンを取ったルッソ兄弟のジョー・ルッソ監督が、海外メディア IGNとのインタビューの中で最近のMCUにおける懸念点を指摘しました。

監督は「企業の課題とは『チョコアイスは如何ですか?スプリンクルのチョコアイス、ファッジのチョコアイスもございます』といったようなものです。マネープリンタのスイッチを入れるのが企業の仕事で、『そんなの誰も欲しがらないよ』というのがクリエイターの仕事です。」と企業は売れ筋が分かると同じようなものを売りたがるのが本質であることを指摘しました。

そして、「そうですね、一つのことが多すぎるのは良くないことですが、このマーベルの世界には十分な数のクリエイターとイノベーターがいるので、サプライズを期待することができると思います。ただ、企業があなたを驚かせることは期待しないでください。」と語りました。

記事執筆時点では現在公開中の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と約2ヶ月後に公開される映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のマルチバース関連の話題でファンは大盛りあがりの最中です。

「ノー・ウェイ・ホーム」の大ヒットを受けて観客がこの「再利用」を求めている事が証明され、そして企業がより収益を求めてそちらに舵を切る事を、ジョー・ルッソ監督は心配しているようです。MCUのシリーズはマーベル・スタジオによって制作されていますが、その上にディズニーが存在しコントロールしようとしています。今の所はスタジオのケヴィン・ファイギ代表がしっかりと舵を握っていますが、万が一のときにはクリエイター達がノーと言えるかどうかが鍵になってくるようです。

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ルッソ兄弟監督がMCUに戻ってくるかどうかはまだ不明ですが、以前にはマルチバース間の戦争を描いたコミック「シークレット・ウォーズ」の実写に取り組んでみたい事を明かしていました。

ソース:Avengers: Endgame Director On Multiverse Trend: ‘Don’t Expect Corporations To Surprise You’