マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」で発見された新しいイースターエッグが、映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームと何らかの関係があるのではと話題になっています。
とあるファンが「アイアンハート」のラストで、(見にくいですが)リリがアイアンアーマーにザ・フッドが使っていたメフィストによるマントを被せていると指摘。
Wtf I just noticed Riri kept the hood and is wearing it over her armor pic.twitter.com/alZJcMFeUP
— Daily MCU Spider-Man (@mcuspideydaily) July 4, 2025
アイアンアーマーにこのマントを被せるとどうなるかというと、ドクター・ドゥームのような外見になる事を意味しています。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でドクター・ドゥームを演じるロバート・ダウニー・Jrさんは、アンソニー・ラモスさんが演じるザ・フッドがドクター・ドゥームに似ている事を指摘していました。
また、「アイアンハート」の製作総指揮として参加した「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督は Deadline とのインタビューで「最初はドクター・ドゥームとアベンジャーズになるとは思っていませんでしたが、彼はコミックでテクノロジーと魔法を融合させることで最も有名な人物です。ですから、このドラマはおそらくマーベル史上最大の映画になるであろう作品の素晴らしいサンプルなのです。」と、こちらも相似性を指摘していました。
先日はトニー・スタークがフォーブスの長者番付の常連である可能性を探求しました。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームは、別の世界のトニー・スタークがマルチバースを救うためにメフィストに魂を売った末路の姿なのでしょうか。
コミックに目を向けると、アイアンマン/トニー・スタークとドクター・ドゥーム/ヴィクター・フォン・ドゥームはそれぞれ肉親の魂をメフィストに取られています。また、「インファマス・アイアンマン」ではトニー・スターク不在の時期にヴィクター・フォン・ドゥームがアイアンマンを務めた事もありました。立派にヒーロー活動していたドゥームでしたが、彼を打ち負かしたのはあろうことかザ・フッドでした。彼らはみなコミックで因縁を持っているキャラクター達と言えます。
なかなかエキサイティングな考察ですが、「アイアンハート」の撮影が終了したのが 2022年11月 で、この時点では「アベンジャーズ5」は「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として開発されていました。「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」へと舵を切ったのは 2024年 になってからで、かなり最近の出来事になります。
従って偶然の一致である可能性が高いように思える所ですが、マーベル・スタジオが「ドゥームズデイ」のドクター・ドゥームをどのように描いていくのか、この偶然を利用するのかしないのか注目です。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。
公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。
また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。
映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。