マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のマット・シャックマン監督が、リード・リチャーズとスー・ストームの間に生まれた息子フランクリンが、もともとは映画の冒頭で誕生する予定だった事を明かしました。
※これより先は「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
海外メディア EW とのインタビューで監督は「長い間、赤ちゃんの誕生は映画の冒頭で描かれていました。」と説明。
「その後、赤ちゃんを安全に守る準備や、赤ちゃんを迎えるための準備の様子を見ることができたら素晴らしいだろうと気づきました。そこで、フランクリンの誕生を映画の中盤に移動することに決めました。そうすることで、他のシーンと組み合わせることも可能になったのです。」と変更した経緯について明かしました。
監督はフランクリンの変更点について「映画では宇宙船で生まれたキャラクターでしたが、初期では宇宙ステーションの救出現場で生まれました。ですから、中性子星の周りをスリングショットで飛び回りながらシルバーサーファーに追われている間に宇宙で生まれるという設定は、ただでさえストレスフルな出産という設定を、さらに千倍も増幅させたような感じで、まさに『ファンタスティック・フォー』らしいですね。」と語りました。
今回の映画ではフランクリンのパワーがコズミックパワーであるとギャラクタスによって説明されましたが、コミックの場合、彼はX-MENらと同じミュータントとしてそのパワーを発揮しています。
「ファーストステップ」の舞台であるEarth-828にはミュータントという種族がいないためにコズミックパワーと代替して呼ばれているのかは不明であり、MCUのフランクリンがミュータントであるかどうかは今後の作品でファンタスティック・フォーとX-MENたちが出会う日まで見守る必要がありそうです。
ギャラクタスの飢えを満たすほどのコズミックパワーがあるとされたフランクリンは、劇中で母親のスー・ストームを死から蘇生させるパワーも披露しました。ドクター・ドゥームがフランクリンの能力をどのように利用しようと企んでいるのか、多くの海外ファンが議論を始めています。
そしてフランクリンは自身の特別なパワーで急成長する可能性も当初は予想されていましたが、もうしばらくは赤ちゃんの姿で過ごす事になりそうです。
また、ポスト(ミッド)クレジットシーンに登場したドクター・ドゥームを演じていたのはRDJさんかという多くのファンの疑問に対して監督は「それは他の人が話すべき事です。」と、明確な回答を避けました。
監督は以前に「ルッソ兄弟は結局、『サンダーボルツ*」のポストクレジットシーンを監督し、この映画のポストクレジットシーンも手掛けました。『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の制作中に撮影されたものですから。あの俳優陣もセットも、すべてが理にかなっているんです。」と語っており、「ファーストステップ」で見た顔が見えないドクター・ドゥームは代役などではなく、RDJさん本人だった可能性が高いのかもしれません。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 より劇場公開中です。
ソース:The Fantastic Four: First Steps director explains ending and reveals alternate version of the movie