マーベル・スタジオが開発中とされていた「エターナルズ」などの続編映画のいくつかが、開発中止または一時停止されていると、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報告しています。これらに関しては以前より発表されていたディズニーの方針転換が影響していると見られ、「エターナルズ2」、「キャプテン・マーベル3」、「アントマン4」などが該当するようです。
氏は「エターナルズ2」について中断と報告。
‘ETERNALS 2’ is reportedly no longer in development
— ScreenTime (@screentime) March 13, 2024
(via: @DanielRPK) pic.twitter.com/SuooFLLgKn
マーベル・スタジオはリスクを減らし、より確実なヒット作に注力しようとしているとし、「キャプテン・マーベル3」、「アントマン4」は実現しないだろうと報告しました。
Marvel Studios is reportedly trying to take less risks and focusing on more guaranteed hits.
— The Hollywood Handle (@HollywoodHandle) March 13, 2024
Movies like ‘CAPTAIN MARVEL 3’ or ‘ANT-MAN 4’ won’t happen.
(Via: @DanielRPK) pic.twitter.com/bxshRDS2oH
こういう展開になった前の段階としてDisney+(ディズニープラス)のサービス開始に伴って、オリジナルドラマの制作が開始され、作品数を増やしすぎたためにリソースが分散し、作品の質が落ちたためだとされています。
これに対して親会社のウォルト・ディズニー社はMCUの作品数を減らし、より少ない作品に集中する方針を打ち出していましたが、そもそもディズニープラス加入者増のために作品数を増やさせたのもディズニーでした。
スタジオもファンも振り回された形になりましたが、現時点でこれら3作品の実現はあまり望めないようです。
しかし、2023年の「ザ・マーベルズ」でMCU史上最低の興行収入を記録して以降、ディズニープラスで配信された「ロキ」シーズン2、「ホワット・イフ・・・?」シーズン2、「エコー」などは上々の評判で、最低だと言われた「マーベルズ」でさえもストリーミングランキングで1位を獲得しました。
また、次のMCU映画に設定されている「デッドプール&ウルヴァリン」は「公開24時間で最も視聴された予告」で歴代1位を獲得。注目を集めています。
期待が大きい分だけ失敗した時の掌返しは「マダム・ウェブ」のように怖いものがありますが、デッドプールのヒーリングファクターがMCUを再生させるかどうかがこれらの作品の再スタートのカギを握っているかもしれません。