まべそく

マーベル速報。MARVEL関連の情報をまとめております

映画

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、原案との違いや変更の経緯について脚本家が解説

投稿日:

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は監督と脚本家の降板により、発表当初とは大きく計画が異なる作品でした。本作の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは、海外メディア Den of Geek とのインタビューの中で、脚本変更の経緯や元の脚本について語りました。

sponsored link
 

本作は1作目のスコット・デリクソン監督と脚本のジェイドバートレットさんが続投し制作が進められていましたが途中で降板、以降は映画「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督と、ドラマ「ロキ」のマイケル・ウォルドロンさんが脚本に入り制作される事となりました。

ウォルドロンさんは元の脚本のヴィランがワンダではなかった事を明かしつつ、次のように述べています。

当初は様々なものがありました。昔はナイトメアとかの話もあったと報道されていたと思います。でも、僕が参加したときは、既にマルチバースの話でした。だから、マルチバース的な敵が誰なのか、いつも考えていました。

続いてウォルドロンさんは当初ジェイド・バートレットさんから引き継いだ脚本が現在のものへと変更された経緯について説明しました。

2020年の2月に私が参加したとき、サム(監督)と私はスコット(前監督)とジェイド・バートレットが手がけたストーリーを受け継ぎました。そこには本当にクールなアイデアがたくさん詰まっていて、当初は5月の映画撮影に間に合うように、そのストーリーをアレンジして自分たちのバージョンを考えようと思っていました。しかし、その1ヵ月後に新型コロナウイルスのパンデミックに入り、映画の公開が延期されたため、私たちは映画の脚本をやり直し、自分たちの映画を再検討する機会を得ました。

その後さらに、MCUの公開順が「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と入れ替わったため、「ドクター・ストレンジ2」がドクター・ストレンジとマルチバースとの最初の出会いではなくなってしまい、大きな変更を余儀なくされたと言います。

スティーブンはすでにマルチバースを実際に経験している前提になってしまいました。いわば、これは彼の最初のロデオではないのです。そうすると、この件に対するアプローチの仕方も変わってきますよね。彼はその危険性をより理解しているのです。

さらに「ノー・ウェイ・ホーム」との公開順が入れ替わった事はソーチー・ゴメスさん演じるアメリカ・チャベスとの関係にも影響を与えた事を認めました。彼女は公開済みの初期アートからも判明しているように、もともとはスパイダーマン作品でデビューする予定でした。

ドクター・ストレンジはちょうどこの前に子供たち(ピーターやネッド、MJたち)と一緒に冒険をしていたので、それがアメリカチャベスとの接し方に一番大きな影響を与えたかもしれません。ティーンエイジャーとの関わり方に関しても、未知の存在ではありませんでした。

ウォルドロンさんの話によれば脚本の変更はパンデミックによるスケジュール変更が大きな要因という事で、最終的にはナイトメアの登場も見送られ、現在公開されているバージョンへと落ち着いたとの事。

ナイトメアはマーベルで最も危険な悪魔の一人でしたが、公開延期が決定し、また公開順が変更された事も加えて脚本が再考され、より多くのマルチバース的プロットが利用可能であることから、かなり早い段階でそのアイデアを断念したようです。

本作では夢は別のユニバースの自分の経験の断片である事が説明されましたが、本作のマルチバース上で起きたイベントの数々はもともとはナイトメアの夢の世界でのイベントだったのでしょうか。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Doctor Strange 2: How the Villain Changed During Rewrites

-映画
-, ,

執筆者:

関連記事

日本のディズニープラスで「Marvel Studios Assembled: The Making of Blackwidow 」が配信中

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。 マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の舞台裏を描いたドキュメンタリー番組「マーベル …

「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」、米チケット予約開始に伴ってスパイダーキャットの映像公開

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。 ソニー・ピクチャーズ制作の大人向けアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のチケット予約が米国で始まり、それに合わせて新た …

【噂話】映画「キャプテン・アメリカ4」にヘンリー・カヴィルさんのキャプテン・ブリテンが登場すると報じられる

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。 マーベル・スタジオが制作しているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に、ヘン …

SSU映画「マダム・ウェブ」はマーベル・スタジオも関与している?ダコタ・ジョンソンさんの新たな投稿が話題に

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。 ソニー・ピクチャーズが計画中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の主演の噂の中心になっているダコタ・ジョン …

【噂話】映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で世界はリセットされる?

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。 マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は原作コミックの「シ …

X-MEN’97関連記事

エコー関連記事

WhtaIfシーズン2関連記事

 ホワット・イフS2関連記事

ホワット・イフS2の関連記事一覧はこちら

◆2024年2月23日 SSU「マダム・ウェブ」(米2月14日)
◆2024年7月26日「デッドプール&ウルヴァリン」
◆2024年8月30日 SSU「クレイヴン・ザ・ハンター」(日本未定)
◆2024年10月25日 SSU「ヴェノム3」(日本未定)
◆2025年2月14日「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」(日本未定)
◆2025年7月25日「サンダーボルツ」(日本未定)





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。