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映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、当初は2時間40分ほどあったと監督が明かす

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作のポストプロダクションの裏側について語りました。

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ライミ監督は「最初のカットは…実ははっきりと長さを覚えていません。おそらく2時間40分くらいだったと思いますが、再撮影をしながらも徐々に短くなっていきました。素材を取り除いていったんです。それで最終的に2時間5分くらいになったんです。」と当初はかなり長い時間の作品であった事を明かしました。

また、監督は「彼ら(マーベル・スタジオ)は、私と編集者のボブ・ムラウスキーとティア・ノーランにとても協力的でした。彼らはノートを持っていて、提案もしてくれたし、本当にいい会社でした。メモは本当に素晴らしいところから来るんです。スタジオのためにもっとお金を稼ぐということではないんです。『いや、ドクター・ストレンジならこう言うだろう。いや、これは前作のアベンジャーズで起こったことで、これはそれに反している。同じ意見でなければならない』ということです。彼らのノートは、本当に素晴らしいファンと同じ目線から来ているんです。」とスタジオとの共同作業について語りました。

さらにポストプロダクションについて、2000年代前半に制作した「スパイダーマン」と比較しながら「スパイダーマンの頃は、ツールをたくさん作らなければなりませんでした。実際、ジョン・ダイクストラは私に、『サム、我々が話しているような、CGIのスパイダーマンを作るためのツールは存在しないんだ』と言っていました。『でも、今から始めれば、1年半後に必要なときにすぐに使えるように技術を開発できる』と言われたんです。私は、「今まで聞いた中で一番クールな話だ。そうしよう」と思いました。そうしたら、その技術は私たちのために用意されたのです。その頃と比べれば、確かに今はずっと簡単になりましたよ。」と当時の苦労を明かしました。

「CGIキャラクターを作るために設立された会社があります。新しい素晴らしいプログラムを導入しています。パイプラインも敷かれています。だから、最新のツールは、技術的には、例えばZoomのような通信ツールに助けられたと思います。世界中の100人のクルーと同時に会話して、ストーリーボードを共有することができます。ストーリーボードをアップしてもらって何かを説明したり、アート部門にデザインをアップしてもらって、それを撮影監督と一緒に見て、どのように照明を当てるかを話し合ったりできます。また、編集者に部分編集されたシーンの映像を見せてもらい、このインサートはどのショットとショットの間のどこに入るのかを理解することもできます。このツールは非常に便利で、映画制作における新しい大きな進歩です。」と今作の制作の進め方についても語りました。

2時間半を超える長編が増えてきていたMCU映画の中で、事前に明かされていた内容に反して2時間6分という上映時間がどう出るか、不安な声も出ていました。

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実際に映画を見てみるとギュギュっとまとめられている感じがあり、ジェットコースターのようなハイスピードな展開の映画となっています。個人的にはワンダの心情変化に対する描写が不足気味でしたが、劇場公開が落ち着いたころの削除シーンの公開やディレクターズカットの配信などに期待したい所です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Sam Raimi on ‘Doctor Strange in the Multiverse of Madness’ and His Much Longer First Cut

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。