マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の主演を務めるチャーリー・コックスさんが、海外メディア NME とのインタビューに応じ、その中で本作がドラマ「ワンダヴィジョン」から始まったMCUドラマ史上、最も長い期間の撮影となる事が明らかになりました。
本作は18エピソードという過去最高のエピソード数である事も発表されていましたが、それに伴って撮影期間も長く設定されているようで、チャーリー・コックスさんは「スタジオは私に、『2023年に撮影するつもりだ』と言いました。私は『いいね、いつからいつまで?』と聞くと、彼らは『2023年すべてだよ』と言ったんです。具体的には2月に撮影を開始して、12月に終了する予定です。」と語り、 まだ脚本や概要を見ていないことを明かしつつ、「なぜ18話もやることになったのか、その理由が知りたくなっています。」とも付け加えました。
これはMCUドラマが平均5ヶ月ほどで撮影されている事や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」が11ヶ月かけて同時撮影された事と比較すると、明確に長い撮影期間の設定になっています。
そして、コックスさんは、「この番組には、昔ながらの番組のような要素があると想像しています。必ずしも毎週事件を扱うのではなく、弁護士としてのマット・マードックに深く入り込み、彼の人生がどのようなものかを見ることができるようなものです。スーパーヒーローの日常生活に多くの時間を費やすことで、彼がスーツを着る瞬間が本当に面白くなると思います。」と自身の予想を述べました。
「ボーン・アゲイン」が18話になると発表された際、従来の1話30分~1時間のドラマではなく、1話15分前後になる可能性も考えられていました。しかし今回明らかになったMCU最長の撮影期間を考えると、本作はやはり30分~1時間の連続ドラマスタイルになると考えて差し支えなさそうです。
チャーリー・コックスさんはまだ脚本を読んでいないという事で、その内容についてはまだ発表されていませんが、キャスティングに関する報道ではヒーローやヴィランの恋愛関係についても描いていくのではないかと指摘されています。
懸念としては撮影終了から配信日までの間隔が非常に短い事で、他のMCUプロジェクトと比べるとポストプロダクション、いわゆる編集作業の期間があまりありません。配信延期の覚悟もしながら、続報に注目となりそうです。
ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。
ソース:Charlie Cox: “If the ‘Daredevil’ reboot doesn’t hit the spot, then that might be it”