マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は公開直前まで様々な変更を行ったと報じられていますが、2024年の10月にリークされた試写会の内容と比較すると、わずかな変更が行われています。
前回の記事では映画の昔のバージョンと比較して削除されたキャラクターなどについて解説しました。
今回は2つのシーンについてご紹介。
まずは、本作のタイトルが「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではなく「キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー」だった頃、撮影が開始して間もなくの時期に、以下のような葬儀シーンが目撃されていました。
誰の葬儀かは終にわからずじまいでしたが、参列者の顔ぶれからしてサディアス・ロスの葬儀だった可能性は高いと思います。実際にロスが死んだのか、あるいは死んだと見せかけるための偽装葬儀だった可能性も含めて細かいことは不明ですが、とにかくこのシーンは丸ごと削除されていました。
そして、昨年秋にリークされた試写会からもとあるシーンが削除されています。
記事に引用したソースの原文は削除済みで、別の場所で(5ヶ月前に)再掲載されていたのがこちら。
Plot leaks of BRAVE NEW WORLD (via r/LeaksAndRumor)
byu/Louis_DCVN inMarvelStudios_Rumours
この内容は実際の劇場公開版とほぼ同じである事から、試写会のリークとして本物だった可能性が極めて高いと言えそうです。
この中で僅かに公開版と異なるのが映画の中盤、キャンプエコー1でサム&ホアキンにルースが合流したあと、回収した薬を調べるために彼らはスターク・テクノロジーズ(スターク・インダストリーズの子会社なのか書き間違いかは不明)を訪れたと記載されています。
彼らはスターク・テクノロジーズに行き、そこで最も優秀なエンジニアであるアマデウス・チョに会う。(この俳優をどこで見つけたのかは分からないが、彼は全然良くない。)サムはペッパーについて何か言っているが、私たちは彼女を一度も見たことがない。
ブローン/アマデウス・チョ役の俳優が良くない、見たことのないペッパーという事で試写会時点では代役で撮影した映像が差し込まれていた事が想像できます。
公開版にこのシーンが無かったことについて、脚本上行く必要がなくなった、この先ブローンを演じ続けるための俳優を期間内に見つけられなかった、ペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトロウさんのスケジュールが取れなかった、などの理由で本撮影にこぎつけなかった可能性がありそうです。
スターク・インダストリーズの建物は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」以降登場しておらず、このシーンが実現していれば会社の現状を垣間見ることが出来たかもしれませんが、残念ながらこれは叶いませんでした。
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。
その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。
また、リヴ・タイラーさんがサディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演します。
映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2025年2月14日 より劇場公開中です。